2010年03月01日

2月28日 桃の節句に向けて

お茶の席はいつだって良いものですが、この時期は特別です。毎年の恒例となっている雛祭りは、通常のお稽古に加え、先生お手製の桜餅やお膳を頂くのが何よりの楽しみです。お料理はハマグリの汁物に茶巾寿司など、桃の節句を存分に味わいます。そしてお土産に、お正月のころから仕込み始める、ひなあられを頂いて、今年も無事にこうしていられることを深く想うのです。

…ってな感じにジンワリと幸せを噛み締めながら帰宅して、ガックシ。
さっきまでの麗しい空間とは大違い。わが家の乱雑なこと、まるで嵐でも吹き荒れたよう。忙しさを言い訳に散らし放題。
うわっ、いけねー。お雛様も出してないじゃん!お雛様が泣いちゃうよー。

慌てて大掃除!    で、頑張りました。

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この雛人形さんたちは、私が生まれるずっと前からわが家にあるものです。伯母に聞くところによると、少なくとも60年以上は前のものだとか。よくもまぁ、こんな状態で残ってくれているなと感心します。  
         
さすがにお人形さんのおべべは古くなってる箇所もありますが、お道具類は見事に健在です。蒔絵などもキレイなままで、まさに漆と職人技の底力。
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この箪笥なんぞ、私が使ってるものより使い勝手がよさそう。ミニチュアにしておくのがもったいない。


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帯もお雛様。花を雛人形に見立てた春らしい一本で、毎年この時期だけ登場します。

2010年02月26日

2月26日 春、スタート

春一番が吹き、真央ちゃんは銀メダルをとった。
時間はしっかりと流れ、世界は動いてるのですね。

去年の暮れあたりからグズっていました。いくら考えても答は見つからない。進むに進めず、引き返すにも道が無い。身動きとれないまま、ほとんど仮死状態で新年を迎え、節分に福を羨み、バレンタインをやり過ごし、梅の咲くのを横目で眺めていました。でも、いい加減にしなくちゃ。切り替える…というゆーか、切り替える努力をせねば!

オリッピンクの選手たちを見ていて、いつまでもグズグズしてる自分が鬱陶しくなった。誰だってみんな「それぞれの事情」を抱えて頑張ってるんだものね。

たとえ何があっても 「THE SHOW MUST GO ON」

窓辺に置いてある小さなサボテン。別にしょっちゅう水やりをするわけでもなく、まるで置物みたいに変化のないヤツだけど……

周りのケバケバを入れても、せいぜい2ミリぐらいしかない、小さな赤ちゃんを発見。サボテンの芽(?)。石にしがみつくようにして、ちゃんと生きてる。カワイイ!サボテンの仕組みはよく分からないけど、スゲー。ヤツなりに、ちゃんと前に進んでるのだ。

ずっと停滞してたけど、どうしようもないものは、どうしようもない。そんな合点もまずは一歩でしょうか。

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2010年02月17日

2月16日 green book

近年「紙メディア」をめぐる状況が変わってきています。本を読まない、本が売れない、というだけではない「何か」。全ては電子メディアにとって代わられてしまうのか。いや、それは無いんじゃないかな〜。…と、思いたい。
先日、森林伐採とチップについて書きましたが、無駄遣いではない紙の存在意義とは何でしょう。

面白い企画展に行ってきました。『papermore』

折戸 朗子さん、宮路 雅行さん、村山修二郎さん、村山 悟郎さん、ハーズ・ダンさんが紙メディアの可能性を探る実験的なアート展です。

中でもグッときたのは村山修二郎さんの「育てる本〜green book」です。
花屋さんで捨てられてしまう葉っぱや花と、製本屋さんなどで出る規格外の商品にならない紙とで作ります。直接紙に草や花を擦りつけると、植物の色がそのまま絵具の役割を果たします。そして出来上がったページは時間や環境の変化とともに色合いを変えてゆきます。本を手にした一人一人が、それぞれに育ててゆくのです。それは自然の風化であり、四季の巡りでもあります。
会期中、白い壁に植物を使って絵を描き続けるそうです。どんどん変わってゆく風景。いいね。
これって、すごく原始的で、すごく普遍的で、すべての衝動の根っこにあるものなんじゃないかな。

子供が落ちていた花びらで壁をゴシゴシしたら、黄色く色づきました。
「きゃー」とも「うわー」ともつかない、妙な声を発して、それは紛れもなく喜びの声だった。

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会期:2010/02/05 (金)〜20(土)
制作時間:12:00〜19:00
休み:月曜日

会場:プロジェクトスペースKANDADA
(千代田区神田錦町3-9 精興社1F)
アクセス:東京メトロ東西線竹橋駅1b出口より徒歩3分
都営三田線・新宿線・東京メトロ半蔵門線神保町駅A9出口より徒歩3分
入場無料

- ゲストトーク -
日時:2/20 18:00〜20:00
ゲスト:竹熊健太郎
http://takekuma.cocolog-nifty.com/
編集・執筆・漫画原作・評論・大学教授など、幅広く活動している竹熊健太郎氏による「紙とデジタルが共存する出版の未来」についてのゲストトーク

2010年02月15日

2月14日 加計呂麻の森林伐採

2月13日(土)、UAさんのライブイベントが行われました。
友人が企画している定例イベントで、私もお手伝いをしました。自分の出番が終わったら、仕事もたまっていたので早々に帰る予定でした。UAさんのライブは以前にも行ったことがあり、それはそれは素晴らしく、今回はライブパートまで残れないのが残念でなりませんでした。
ところが帰る前にちょこっと客席に行ったら、(やはり?!)それきり釘付け。
えーい、仕事は睡眠時間を削れば何とかなる。でもこの瞬間は今しかない! と、その場を動けないのです。この空間の中にもっといたい。次に何が起こるのか観たい。感じたい。ドキドキしました。きっとUAさん自身が瑞々しい気持ちでステージに立っているからこそ、こちらにも伝わるのでしょうね。

いろんなことが予定調和になっている世の中。自分も知らず知らずのうちに「はみださないよう」「おさまりのいい」ところに甘んじてしまってることがある。妙に熟れて、テキトーが通用してしまう。波風たたず、うまく機能していれば、それで正解なんだと細かいことに目をつぶってしまう。つまらないね。
それで合格ラインを越えられたとしても何の意味もない。

恋にはトキメキがある。100万回目の恋だって、それはいつも初恋なのです。決して同じ恋はなく、悩み、喜び、焦がれ、ときめく。
だから恋をするように仕事をしたい。恋をするように毎日を生きたい。そんな想いを揺り起こしてくれたライブでした。
旧暦の新年にして、聖バレンタイン。さぁ、ときめいて行こう!

さて、UAさんがステージで加計呂麻の伐採問題について話していました。35年の歳月をかけて、チップを作るために加計呂麻の森を伐採してしまう計画が進んでるそうです。
さっそくフェアウッドパートナーズなどと活動し、森林の事情に詳しい友人に連絡しました。彼曰く、島の半分の森をチップにする計画で、主導しているのは鹿児島の海運会社。屋久島のオペレーションもここが中心になってるらしいとのこと。

まだ私もリサーチしきれてないので、いたずらに騒ぎはしませんが、ゆゆしき問題ですね。関係者やよほど興味を持ってる人はともかく、普通に新聞やテレビでニュースを追っていても全然伝わってこない。こういうことが広く知らされないことも、実はとても恐ろしいことです。
興味がある方は検索してみてください。署名運動なども始まっています。私も引き続き動向を探ってみます。

そして、なぜそれほどにチップが必要なのかも考えなくてはね。まるで無限であるようにポイポイ使い捨てるティッシュ。ガラガラガラガラ、手クセだけで必要以上に引っ張りだすトイレットペーパー。過剰包装、etc.。
紙の一枚だって「いのち」であることを忘れたくないです。

2010年02月07日

2月7日 アバターと落語

朝から3Dメガネをかけて堪能した「アバター」。評判に劣ることなく、劇場で観る醍醐味を充分に味わいました。気がつけば、すっかりアバターの世界に入り込んでいて、自分も一緒にできごとを体感してしまうのは、3D効果のせいだけではない気がします。テーマ自体は何も新しいものではないけれど、世界にとってとても大事なもの。あらゆる言葉、あらゆる表現で問われ続けていることです。今回「アバター」という超・エンタテインメントを通じて、多くの人に投げかけられることでしょう。

そして夜、神楽坂の毘沙門天へ、久々に落語を聴きに出かけました。高座に上がったのは五街道弥助さん、柳家喜多八さん。「長屋の花見」「寝床」など、お馴染みの古典をたっぷりとそれぞれの持ち味で楽しませてくれました。身振り手振り、目配り、言葉と言葉の間の一瞬の沈黙…ワッと、頭上に満開の桜の花が咲き乱れ、冷めたお茶や大根の酸っぱさがノドを通ってゆく。熟練の芸が、何もなかったところに、瞬く間に色鮮やかな世界を創りだすのです。それはアバターの3D映像に決して引けを取らない素晴らしさ。ビバ、人間の想像と想像の力。裏を返せば、どんなに素晴らしいものがそこにあったとしても、それを受け止めることができなければ全ては無意味。どうか、豊かな感受性を無くさずに過ごしたいものです。

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2010年02月02日

2月2日 雪

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寒い寒いとは言え、まだまだ温かった今年の冬。東京にもようやく雪が降りました。陽が落ちると雨は雪に変わり、街は見る見るうちに白く塗られてゆきました。汚れも喧噪も、何もかも包み込んでしまう一時。完全無垢であることも美しいけれど、陰りがあるからこそ生まれる美もあるのですね。その内に秘めた哀しみも、戸惑いも、あらゆる歪みが作り出す陰影が美しさに奥行きを与えるのかもしれません。大自然の中の美しい雪景色も申し分ありませんが、都会の雪化粧は格別に味のあるものです。

私の胸の中にも雪が降ったならば、少しはきれいになれるだろうか。
雪と一緒にしんしんと静けさが積み上がってゆく夜でした。

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米油の石けんです。夕べ、窓の雪を見ながら作りました。

2010年02月01日

2月1日 雪を見ながら振り返る、、、初釜

お昼から降り出した雨が雪に変わって、頭の中には季節外れの「クリスマス・イブ」がヘビロテしております。この寒暖の差は一体なのぞや?! 先週はあんなに暖かだったのにー。まぁ、このお天気が初釜にぶつからなくて良かったです。

今年の初釜は1月24日、晴天に恵まれた日曜日に行われました。初釜とは新年最初に行う茶事。さぁ、これから今年もお茶をやりますよ〜、というお茶の世界の新年会とでも言うのでしょうか。引き締まる気持ちと、ワクワクする楽しさが入り交じる特別な日です。

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まず客たちは「寄付き」という場所で待機します。合図の後に、露地を通って手水鉢で手と口を清めてからお席入りします。そういえば、去年だったか、一昨年だったか…?雪が降ってました。そりゃ〜寒かった。今年は水が気持ちよく感じられるくらいでした☆

世間的にはすっかりお正月も過去となっていますが、お茶室の中はまさに「ザ・NEW YEAR」!初春を告げる掛軸やお花に迎えられて頂くお茶は、ありがた〜い気持ちにさせてくれます。
 
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お茶やご飯も頂き…う”、睡魔。いやいや、居眠りしてるのではありません。実は足が痛くて、痛くて。ジッと耐えているのです。去年の暮れから不摂生が続き、急激に体重/体脂肪が増えました。足にキテるのは、そのせいか?!
そろそろマジで拡張した胃を縮めねば〜。

何はともあれ、今年も切磋琢磨の茶の道です。

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2010年01月23日

1月23日 再会を待つ

久しぶりに友人を訪ねた。新幹線からローカル線に乗り継ぎ、少しずつ自分の日常から離れるにつれ、旧交が近づいてゆく。

日常というのは、つまりシガラミだったり、「やり過ごす」ことだったり、そこはかとない諦めが漂う。またそれは果てし無い、待ち時間でもあるように思う。夜に夜明けを待ち、誰かからの連絡を待ち、食事ができるのを待ち、寒さの中で温かな陽射しを待ち、給料を待ち、健康診断の結果を待ち、明日の訪れを待ち、やがて己の没するのを待つ。その待ち時間に何をするのか。仕事に没頭する人、趣味を満喫する人、色恋に身を焦がす人。何もしない人。

一年前に病気で夫を亡くした友人は、意外というか、やっぱりというか、とても元気そうだった。何かを失った人ではなく、むしろ何かを得た人に見えた。もちろん、最愛の夫が逝ってしまったことは哀しいことだけれど、2人は決して離ればなれではない。同じ屋根の下で暮らし、同じ食卓につきながら遠く離れている人たちをいくらも知っている。彼女からは、そんな虚しさが臭ってこない。死別でも離別でも、それぞれが生きるべき人生をしっかりと生きるために、前向きな別れというのが在るのだと改めて確認した。神の采配があるとするならば、それこそが神様が与えた「哀しみ」の意味なのかもしれない。

不在であることは、その人を消滅させることではない。友人の夫はやりかけの仕事や、年老いた両親や、思想やいろいろなものを残した。人は不在にしてなお、宿題を与え続け、後に残る人間の成長を促すのかもしれない。そしてどんなに遠く離れていても、想いを寄せれば、その人はいつでもまざまざと存在する。

たっぷりのおしゃべりと、美味しい料理をごちそうになって私は日常に戻った。以前より「もっとちゃんと、毎日を丁寧に生きよう」と思いながら、再び私は待っている。三途の川を越えた人。遠く海を渡った人。ワケあって会えなくなっちゃった人。

また、あなたに会えるのを私は楽しみに待っています。

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2010年01月22日

1月21日 さよなら公演

歌舞伎座の建替えに向けて「さよなら公演」が行われています。皆さん、今の歌舞伎座を心に焼き付けておきたいのでしょうね。かく言う私もその一人ではありますが、チケットは争奪戦状態で、はなから諦めていました。

ところが!

友人が急に行かれなくなったから…と、ご近所の方が私に声をかけてくださったのです。おぉ〜、なんと恵まれていることか。しかも当日はカウントダウン100日というキリの良い数字で、なおのことラッキー感が増しました☆

「春の寿」という美しい舞踊に始まり、「菅原伝授手習鑑」、「京鹿子娘道成寺」「与話情浮名横櫛」という演目でした。

「道成寺」は清姫が安珍を追いかけて日高川を越えてゆく場面が印象深いですが、今回はその後のストーリー。かつて焼かれてしまった撞鐘が再興されるところに、白拍子がやってくるが、実は彼女は清姫の怨霊だったのです。白拍子を演じる中村勘三郎さんの見事な舞いと、ヘビの脱皮のごとくに次々と衣装が変わる引き抜きにドキドキしました。どうしても踊りは船漕ぎタイムになりがちなんですが(ごめんなさい!)、今回は目が釘付けです。

そして「与話情浮名横櫛」の恋話にすっかり引き込まれました。お富と与三郎は激しく恋に落ちるものの、お富にはコワイ旦那がついています。引き裂かれた2人は互いが死んだものと思っていたところ… 

う〜ん、人は何故に恋をしてしまうのだろう。いっそ誰も好きにならなければ、こんなに苦しまなくていいのに。それでも、胸に灯る火を消すことができない。それどころか、その苦しみさえもが喜びのように思えてきてしまう。
はぁ〜。悶々。

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2010年01月16日

1月15日 森ガール meets キモノ のお知らせ

今、新宿伊勢丹7Fにて「森ガール」をテーマにして呉服売り場が楽しくなっているようです。 …と、云いつつまだ自分で確認していないんですが。ごめんなさい〜(汗っ)

聞いたところによると、森ガールセレクトのリサイクル着物がかなり可愛いとか。
そして、私の手作り石けんも参加させて頂いてます。初おめみえの新作石けんもありますので、よかったらチェックしてください。
ステキな着物momokoドールもありますよー。