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初めての着付けにチャレンジ!

 去る7月7日。Inter FM にゲスト出演した際にリスナープレゼントとして無料・着付け体験レッスンを提供させて頂きました。当選者のMさんは日本在住のウズベキスタン人。しばらく里帰りしていたために遅くなりましたが、ついに着付けにチャレンジすることに。
 
 実際の着付けを始める前に、私はキモノを単なる「キレイなおべべ」として広めたいだけでなく、それに宿る歴史やスピリットも受けとってほしいと伝えました。キモノは長方形に裁断した大小の生地から出来ているので、例えば古くなってヒザが抜けても上前と下前を逆さにして仕立て直せばまた生き返るなど、いかようにも融通がきくようできていること。どうにもキモノとしてはボロくなりすぎたものは座布団カバーにしたり、雑巾やおむつにしたり、果ては燃やして畑の肥やしにしたという「大事にする気持ち」のこと。衿合わせや背中心など、「中心」を意識することで自分自身の心身の中心もハッキリすること。限られた時間ではありましたが、Mさんは熱心に聞き入ってくれました。


Challenge4_1
ちゃんと出来るかしら…でも、自分で着られるようになりたい! 
不安と期待が入り交じるMさん。大丈夫、今日は腰紐一本、伊達締め一本だけの超・簡単着付けなんだから!


Challenge1
裾線を決めるのがなかなか難しい。短くなりすぎたり、長く引きずっちゃったり。あれっ、今度はフレアースカートみたい広がっちゃった…。あまり熱心に足もとを覗き込みすぎて、前はバッチリなのに、後がズルズルだ。はぁ〜。「裾線」はいつしか「裾戦」に…。頑張れ〜!

Challenge2
ちょっと苦労したけど、何度かトライしてるうちにコツが飲み込めてきました。一度つかんでしまえばこっちのモノ。後は「馴れ」ですから。

Challenge3
どう? まだ少しぎこちないけど…と照れるMさん。初々しくてカワイイですよね。
来週のベルギー出張には浴衣を持参して、向こうでも着ると張り切ってました。
お疲れさまでした!

 ウズベキスタンにも伝統的な衣装があったそうですが、今やそれを着る人は皆無。若い世代にはその存在すら知らない人もいるとか。ソ連に長いこと統治されている間に歴史の彼方に葬られてしまったそうです。民族的なものは全て「宗教」と見なされ、弾圧、奪いとられたのです。
「日本の西洋化は進む一方だけれど、それでも伝統や歴史を受け継ぐ人が多いからいいですね」と、Mさんは云います。
 そうかもしれません。けれど、同時に思います。「日本」という定規によって琉球やアイヌの人々がどんな仕打ちを受けたのか。周辺諸国の人々に何をしてきたのか。幾多の民族の歴史や文化が色とりどりの糸のように織り交ぜられながら世界は成り立っているのに、ほんの一部の人たちのエゴや欲によって誰かのかけがえのないアイデンティティーが強奪されるなんて…。8月15日。この終戦の日をもって、すべての「終戦」になればと願うばかりです。

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2006年08月15日 15:58に投稿されたエントリーのページです。

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