まだまだ続く残暑の中、それでも秋の気配が漂い始めました。さわやかな秋の空気はキモノのお洒落を一段と楽しくしてくれます。「暑くてもうダメ〜」と音を上げていた方も、いよいよシーズン・イン! ワクワクしますね〜。
お洒落のポイントとしてちょっと気になることを今日は一つ。裄の長さです。袖丈は、キモノの種類によって変えるという方、けっこういらっしゃるようです。けれど裄の長さはどうでしょう。きっといつも同じなのでは? 実は裄の長さによっても、手元の表情がかなり変るのですよ。(写真がいまひとつで申し訳ない!)
キモノを仕立てる際に、洋服の感覚があるためか、今は裄を長目にとる方が多いようです。その同じ寸法で浴衣を仕立てると、ズルッと暑苦しい印象になることも。ちなみに私は通常1尺8寸4分のところ、浴衣は1尺8寸で仕立てます。4分=約1.5cm。この微妙な差が大きな違いに。同様に、活発な印象の紬などは袖に丸みをつけたり、裄を"やわらかもの" よりも少し短めにすると個性が際立ちます。今から秋・冬ものを仕立てようかなと思ってる方は、参考にしてみてください。
「え〜、襦袢の都合もあるし、いちいち変えてられないわ〜」という方は、腕の加減で微調整ができます。その日のテーマとキモノとのベスト・バランスを探ってみてね。
いずれにしても肘が出るほどニョッキリと腕を出すのはNG。物を取ったり、つり革につかまったり…要注意ですよ!
