着物ってステキ!着物は楽しい!…はい、たしかにそうです。同時に、呉服業界のコワイ話も耳にするし、イヤな経験をした人も少なくないと思います。つい先きごろ潰れた業界大手の呉服屋さんは強引な売り方がずいぶんと問題になっていたそうですね。囲まれちゃって、買わないでは店を出られない…それでお客さんがトイレからケータイで警察に電話をかけた。。ウソかホントか、そんな信じられないような話も伝え聞いています。
インタビューもすっかり盛り上がり、話は尽きる事なく業界の裏側もチラリ。。。
*注:この「おまけ四方山」は単なる陰口ではありません。もちろん、特定の人物や団体を非難するものでもありません。ただ私自身、痛い目や悔しい目にもあってきました。それで多くの人が着物から離れてしまったり、或いは踏み込めないでいるのも事実。少しでも「イヤな気持ち」を未然に防ぎ、自衛の策に通じるならと思い掲載することにしました。
鈴:最近は展示会ばやりというか、大手百貨店などが開催する職人展なんかは毎回すごい人気だそうで。人気のある作家さんや工房は引っ張りだこで、肝心の制作する時間がなくて困るとか。
服:展示会もいろいろで。よく作家の先生による実演を呼び物にしてるとこありますね。昔ある展示会場で、金唐革(きんからかわ=なめし革の上に特殊な塗料で金属箔を貼り、金型で文様をプレスしたうえに彩色したもの。和装でもバッグや鼻緒、帯などに用いられる手法で高価)の先生がいて実演してるんです。刷毛みたいなもんでポンポン叩いてて。あんな風に作るのか…大変やな、と思って見てまして。それから3週間ぐらいして別の会場行ったら、その人が今度は綴れの機に乗って、綴れを織ってる。まぁ、織ってるといっても、そこに座ってしゃべってるだけなんですけど。私も確信もてないまま「たしかこないだお会いしませんでしたか」と尋ねたら、「いや、ワシな、西陣の問屋なんや。その場その場でいろんなことすんのや」と。結局フリだけ。でもそういう格好してたら普通は信じますわな。
鈴:誰がその場にいようと作品自体は問題ないんでしょうけど。でもそこで先生らしき人がもっともらしく云々してたら、ついこっちも多少高めでも買ってしまいそう。
服:とても腕の良い友禅職人さんがいまして。ある呉服屋さんの展示会でのこと。そこの奥さんが来た職人さんたちに色紙を渡して何か描いてくれと云ったんです。その友禅職人さんだけは刷毛で自分の着物と同じ花の柄をササッと描いたんです。実に見事でした。ところが他の上下着たような先生方はみんなか描けないんです。仕方ないから字書いたりして…「根性」とかね(笑)。
鈴:根性!あはは…、有り得ない。今度は展示会に行く時には色紙持ってゆくといいですね。記念に何か描いて、とお願いしてみて吟味します。
服:めちゃめちゃイヤなヤツですわ(笑)。そうそう、あの4ヶ月間無料で着付け教えます、という会社あるでしょ。CMにI.R.が出てて…今はだれだったかな。O.K.さんか。あれだって研修会というのがあって、普段ぼくらも知ってる問屋さんがいきなり着物に着替えて先生になっちゃうんです。
鈴:実は申し込んでみようかなと考えていたんです。新たな着付けの発見があるかもしれないし、無料だったらいいかなと思って。広告にも販売会はないと書いてあるし…
服:販売会はないです。研修会だから。つまりね。上場したときのデータを見ると60数パーセントが手数料収入。コミッションですわね。だいたい4ヶ月も無料でどうやって成り立つの、あの会社。
鈴:だって着る人がいないと始まらないから、呉服界の活性化のために頑張ってるんでしょ?
服:ギャラ高そうな有名人使って? 新聞の全面広告って、たしか何千万かですよ。フッフッフ。
鈴:あぁ、云われてみれば…。
服:ネーミングもひどいですわ。ちょっと前までは@@振興会と名乗ってたもの。わたしも「振興会」と付いてたときは騙されましたよ。
鈴:きっと行政と組んで、日本の伝統や文化を守る組織だと思いますよ。国からも支援があるんだろうな、とか。
服: 私も思ってました。でもそういうとこは上場しません。だから販売会はしないけど、勉強会? 研修会をやります。その会場には値札もついた品物が並んでいます。そして作家先生に扮した問屋の人は商品の説明をしてもいいけど、一切「お似合いですよ」とか「お値打ちですよ」と云って勧めてはいけないというマニュアルがあるそうです。そこで勧めるのは、誰だかわかります?
鈴:えっ、誰です?
服:着付けの講師。「あらー、あなたにビッタリ」とか「今度、訪問着の着付けをやるから一枚持っておくといいわよ」とかね。
鈴:信頼している先生だけに、う”ぅ〜、ぐやぢぃ〜。
服:いろいろカラクリがあるんですよ だから信用できるお店、きちんとしたところでお買い物をするようオススメするんです。
実はかくいう私も昔、@@校に通っていたときに同じ目にあいました。着物と帯のセットを定期預金を解約して購入。後に同じ帯がそれより半分の値段で売られているのを見つけたときはショックでした。
私たちが自衛することが、業界の健全化に繋がります。くれぐれも気をつけませうね!
あぁ、私もずいぶん高い授業料を払ってきたな〜。トホっ。
もっともっとモノを見る目、人を見る目を養わなくちゃ!
日々これ勉強なり…だわね。
さぁ、着物とのいいお付き合いをしてゆくぞ〜。
…そんな決心を新たなにするマユコであった。
某月某日、カフェにて。(イメージ写真)