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2007年02月 アーカイブ

2007年02月02日

ペン字と古布カード

 やろうと思うことはアレもコレも多々あれど、ままならないのが人の常。

 字がヘタなのが特大コンプレックス。通信講座にもなんど申し込んだことか…。それがダメなら『なぞり書き』だ、と本を買う。それもダメ。ペンを持つ、たった10分が捻出できない。ウォーキング、読書、ストレッチ…一日のサイクルの中に組み込んでしまえば何てことないことだろうに、どうして出来ないのか。そういえば去年の夏に、悩んで悩みまくってついに購入したミシン。まだ一度も使ってないや。あ”〜。

 何でもいっぺんにやろうとするからいけないのかも。一つずつ、クリアしていこう。千里の道もなんとやら、じゃ。そこで優先順位を決める。やはりペン字でしょう。大人として恥ずかしいもんね。
 気持ちを盛り上げるために目的を作ってみる。キレイな便せんやカードがあれば、誰かに送りたくなるのが人情ってもんです。

Card

 南青山にある「ちぇらうなぼるた」はアンティーク着物屋さんです。アンティークでも、状態の良いものが揃ってました。どさくさに紛れてボロを掴ませられるようなことはないでしょう。品揃えが全体的に「カワイイ」。さすがに私は見るだけ、って感じかな。もうちょっと若かったらね(涙)。でもこんなカードならOK!

Card4
長襦袢の生地でしょうか。面白い柄の良いところを使っています。持ってるだけでも楽しいけど、やっぱり誰かに届けたい。誰に送ろうかな。心を込めて書きつづければ、きっと字も少しは上手くなるでしょう…かも?…なるといいな。

2007年02月05日

また逢う日まで

 2月3日。お茶のお稽古の日はちょうど節分でした。神社の豆まきにも参加したかったけど、豆まきは家でやるとして…ちゃんとお稽古に行きました。うん、行って良かった。丁寧に流れる時間は、忙しさで狂った体内時計を調整してくれるのかもしれません。お茶室は春の慶びに溢れていて、疲れてヒリヒリした神経も安らいでゆくのを感じました。

 Hana1
  床の間のお花は大好きなユキヤナギと椿。

Back_2
  節分の帯もこの日で締め納め。また来年まで大事にしまっておきます。


Setsu
 新しい季節の訪れには新しい服が欲しくなりますよね。それなのに、ワードローブの中には古いものばかり。去年買ったものまで色あせて見えたりして…つまらない。きっとお洋服だとそんな気分になることがあると思います。ところが着物は不思議なことに、その反対なんです。例えばこの節分の帯のように『その時』しか使えない、極めて期間限定品があります。だからこそ、毎年それらに再会するのが楽しみなんです。「また会えたね」と云って巡る季節を実感する。無事にその時を迎えられたことを喜ぶ。『今日』を感謝する。それは本当にふっくらと、心が豊になる感覚です。着物をはじめ、和の世界が教えてくれた幸福感。
 ところで豆まきはしましたか? 私は小声で…。一人でちょっと恥ずかしかったから。

2007年02月06日

YEBISU

 着物雑誌のインタビュー&写真撮影のため恵比寿へ。今日の東京はビックリするほどの暖かさ。お昼には羽織もいらないぐらいでした。平日とは思えないような長閑さが漂い、私もついつい遊山気分。
 無事に(?)に仕事も終わり、記念写真だ!ということに。さて…カメラマンは先に帰ってしまったし、誰に写真をお願いしたものか。キョロキョロしてると、向こうから「おにいちゃん」が歩いてきました。ちょっとコワイかも…。ドキドキして躊躇っていると、そんな気配に気付いたのか、「おにいちゃん」がニコリ。その笑顔に勇気づけられてカメラを手渡しました。ああか、こうか。「おにいちゃん」は真剣に撮ってくれて、とても嬉しかった。ありがとう!時に殺伐とした世の中だけど、まだまだ捨てたもんじゃないですね。

Fuku


 インタビューを行ったレストランのレジ脇にいた福助さん。こんなに深々と頭を下げて、顔がまるで見えません。それでも誰か分っちゃうのって、さすがの存在感ですね。

2007年02月09日

CHICAGO

Chicago 2月8日〜3月4日、日生劇場にて上演のブロードウェイ・ミュージカル『シカゴ』。初日の今日、さっそく行ってきました。
 やたらと爆音を轟かせ、過剰演出された昨今のコンサートなどに慣らされてしまっているせいか、舞台の幕が上がったときは「こじんまりしてるな」という印象を受けました。ところがどっこい、生バンドの演奏と共に俳優たちが歌い踊る姿は圧巻。プロフェッショナルのプライドが炸裂しまくりで、アメリカン・ショービジネスの層の厚さに脱帽です。
 映画の『シカゴ』も面白かったけど、やはり生の舞台はいいですね。お鍋の中のスープがだんだんグツグツと音をたてて美味しくなってゆくように、演じる側も観客も熱が増すにつれて絡み合い、馴染み、一体となって深まってゆく。元来ミュージカルがすごく好きというワケではないんですが、これはアートです。
 ずいぶん昔に従姉妹に連れられて観に行った映画『オール・ザット・ジャズ』。まだ小学生だった私にはよく理解できなかったけど、何か興奮する「衝動」みたいなものを感じ取ったのを覚えています。その時に垣間見たボブ・フォッシーという人の怨念が今も力強く脈打ってるんですね。
 『シカゴ』は、スターを夢見る女が殺人を犯し、そのスキャンダルを利用してのし上がる…という筋。彼女は無罪を勝ち取るために正当防衛だったと主張するのです。
「あの男は拒む私に執拗に迫り、そして無理矢理キモノをつかみ…」と、そのときの様子を語るシーンでは何度となく【キモノ】という言葉を口にします。もはや【キモノ】は世界語(?!)なんですね。たぶん西洋人にとってはオシャレなガウンみたいな感覚なんでしょうけど、それでもなんだか嬉しいな。

2007年02月11日

【模様から模様を作らず】 

 3月11日まで世田谷美術館で開催している『富本憲吉展』に行ってきました。
すばらしい!の一言です。写真や映像の中でしか作品を見たことがありませんでしたが、実物に接することで、富本さんご自身が大好きになりました。よく目にする代表的な作品のあまりの見事さに、きっと少しの歪みや迷いも許さない完璧主義者なのではないか…、多大なる美への探究心は他人を置き去りにし、孤独な人間だったのでは…。そんな憶測をどこかへ吹っ飛ばした展覧会。
 スケッチ、未完品、友人たちへの手紙、版画などの陶芸品以外のものや、その他いろいろ試行錯誤がうかがえるものまで多岐に渡って紹介されていました。「作りたいよ〜」「好きなんだよ〜」といった彼の純粋な衝動とパッションに、激しく揺さぶられます。

Tommy
 紬の付け下げは、袖と裾にさりげなく横段の模様が織られてるだけで、ほとんど無地感覚。帯は牛首紬のしゃれ袋。私にはまだ少し地味な取り合わせなので、ともすると「仲居さん?」になっちゃうかも。でも今回の主役はあくまでも富本憲吉氏です。彼の見事な作品を邪魔しないような、「一歩引いた調和」をテーマにしてみました。

 

2007年02月12日

チョコ祭り

 先週のNHK「ミュージックプラザ」で、チョコレートの話題につい興奮してしまいました。恐るべし、チョコレート。その魔力には我を忘れさせるものがあります。その後「すごく食べたくなった」といったフィードバックと共に、「それはどこのチョコ?」「どこに売ってるの?」などの質問を頂きました。そりゃ気になって当然ですよね。
 友人は伊勢丹で開催されたサロン・ド・ショコラにて入手したようです。サロン・ド・ショコラ以外にも、デパートなどのバレンタイン・フェアで扱ってるものもあるようですが。

Bernachon2
  これがベルナションの¥7000ってヤツ。

Bernachon1
  箱を開けると… おぉ、金粉だ〜。苦みのきいた大人の味。濃厚なのに、スッと溶けて爽やかな後味。雑味の無さに、高級感が漂います。

Henri
  何種類か食べた中で一番の衝撃がコレ。キャラメル職人のアンリ・ルルー氏が特別に作ったチョコレートケーキ。上のツブツブはキャラメル。ケーキは至ってシンプルな昔懐かしい手作りケーキの味わい。そのスポンジの中に、キャラメルが流れ込んでいて、絶妙な塩味をきかせています。甘さと塩気のスクランブル。味と食感のタグマッチ。なんとしても、また食べたい逸品です。

Featherplan1
  チョコといえば、この冬のamamfwawaは、Hot Chocoが大人気。この色は特に洋服にもキモノにも似合いますね。Feather羽織に加えて、これまた人気のカーディガン・タイプFLUFFYにもHot Choco色が加わりました。まだチェックしてない方はamamfwawaのHP及び、呉服笠間さんのHP(http://park10.wakwak.com/~kasama/)へGo!

2007年02月14日

害虫? 病気?

 今日の放送の中でお話した我が家のナナカマドです。この2、3ミリのシラスみたいなものは何でしょう。こすると落ちます。カビなのか、害虫なのか、病気の症状なのか、わかりません。どなたか心当たりはありませんか。また対処法などご存知の方はぜひ教えてください。ちなみにこのナナカマド、夏にはかなり害虫に悩まされます。小さなハエのような飛ぶ虫が葉っぱにビッシリ付いてしまうんです。その羽虫がついたあとは、黒い点々になって、葉っぱもカサカサしてしまいます。その虫と、この白いモノは関係があるのでしょうか?Nanakamado_1
 ちなみに画像はかなり気持ち悪いので、ビッシリ系が苦手な方は見ないでください。サムネイルにしておきます。ご覧になる場合はクリックしていただければ、大きく表示されます。

Dsc06683
 気持ち悪い思いをさせて申し訳ありません。お口直しに…どうぞ。
梅の花をイメージした今月のお菓子です。

2007年02月16日

ちりめん細工

 渋谷にある「たばこと塩の博物館」にて4月8日まで【ちりめん細工の世界】という企画展が開催されています。江戸時代から現代のものまで、見事な作品の数々が展示され、和物ファンのみならず、多くの方が楽しめる催しだと思います。
 ちりめん(縮緬)は絹織物の一種で、17世紀末〜18世紀始めに普及し、古くは16世紀に中国から日本に伝わったそうです。そんな長い年月を経て今に至るというだけでも、いかに人々に愛されてきたかが分りますよね。
 私も縮緬が大好きで、気付くと縮緬の着物や帯を選んでいます。縮緬の独特の凸凹した面が自然と陰影を作り、そこに何ともいえない深みを生みだします。そんな縮緬のハギレで作られた小物の数々は実に独創的で可愛くて暖かい。デザイン、色彩、縫製、風俗、歴史…。この展覧会を通して、今まで考えたこともなかった、いろいろな角度からの縮緬の魅力を発見できました。中でもツボだったのが、ちりめん細工のお弁当。超ミニチュアのお重に詰められたお料理や和菓子!ぜひまた見にいきたいです。

Chirimen
 大きめの柄を配した小紋。少し滲ませて模様を描くことで、全体にやわらかい印象です。帯は春らしくピンクにしました。

*おまけ。ナナカマドの不調の件では、多くの皆様にご心配を頂き感謝しております。本当に有り難うございます。Nanakamado_2
アドバイスに従いケアしてみました。今、ナナカマドはこんなふうになってます。これでしばらく様子を見ることにします!(サムネイルです。木の画像をご覧になるときはクリックすると大きくなります)

2007年02月20日

suzuki…? No, suzume

 雀。すずめ。スズメ。ふっくらとしたボディ。チュンチュンと可愛らしい声。野性味。白・黒・茶の配色美。どこをとっても素晴らしいです。昔話の中で、雀は贅沢ばかりしていたから神様が怒って汚いベベを着せてしまったことになっています。でもそんなの全然懲らしめになってないと思います。思い切り可愛くて、どこまでも自由で…。舌きり雀にしても、何故か昔話の中の雀はクセがありますね。どうしてかしら。人間の暮らしと深く関わりあいながらも、ギリギリのところで一線を引く。そうした、「自分の自由にできない」ところが、人の感性を刺激したんでしょうかね。すずめのやうなじょせひ。私が男だったら捕まえてみたくなるかも。
 つい先日、白い雀が発見されたという新聞記事を目にしました。そしていつも通る道の途中には雀のお宿があって、賑々しくやっております。そんなこともあってか、俄然私の気持ちはいま雀でいっぱいになっています。

Teasalon


 引っ張りだしたのは祖母の着物。黒地に雀。全体にラメが入ったようなキラキラが。地味なようで、実はそうでもないところが祖母らしいな、と思ってみたり。
帯はサーモンピンクをベースにした紅型です。

Suzumes_1

2007年02月23日

風呂敷

 雨にも関わらず、銀座は今日も賑わっていました。やはり少しずつ景気は回復傾向にあるのかしら。それでも聞こえてくる会話の多くは外国語でしたけれどね。
 私は銀座の街を歩くのが大好き。ウィンドウを覗いてるだけで、いろんなイメージが広がって楽しくなります。実際にお買い物できたらもっと楽しいでしょうけれど…そこは、まぁ、先立つものが…ね(笑)。でもその時に買えなくても「いつか」という先々の目標みたいなものができるのも悪くないです。
 足を止めたのは老舗和装小物屋さん【くのや】の前。ウィンドウにはステキな風呂敷が並んでいました。2月23日〜26日は風呂敷祭りなんですって。2・2・3=つつみ。2・2・6=つつむ。分りますか? ふふふ。こんな語呂合わせもまた面白いですね!

Furoshiki

 ゴミ問題や資源保護が取りざたされる中で、風呂敷が見直されています。風呂敷ほど重宝なエコバッグはありませんものね。小さく畳んでバッグにいれておけば、いざというときにサッと出して使えます。包み方次第で、どんなモノにも対応できる。しかも美しい! 今日みたいに降ったりやんだりの気まぐれ天気のときは、スカーフや帽子にだって大変身。雨上がり、道ばたに捨てられているビニール傘をよく見ます。実にもったいない。きっとコンビニに飛び込んで買ったんでしょう。そんなときに風呂敷一枚持ってたら良かったのに!

2007年02月25日

和裁の初日

 ひょんな事から和裁に携わることになりました。ずいぶん前に「自分で縫えたらいいだろうな」という軽い気持ちで和裁教室の門を叩いたことがあります。その時は見学しつつ、運針の練習をしました。一時間もやったでしょうか。手がつりそうになって、這々の体で逃げ帰りました。その後「縫えたらいいな」と憧れながらも、自分には無理だと諦めていました。それが全くをもって、ひょんな事から…です。マユコの和裁格闘記!

Saidan
 写真は生まれて始めての「裁断の図」です。浴衣の反物から、まずは袖になる部分を切りました。たったこれだけなのに、ものすごく緊張しました〜。お稽古1日目はこれだけで終了。今日は一回目だったので、道具の説明、寸法を計ったり、予想以上に充実した内容でした。加えて袖を一枚切っただけでも大進展です。宿題は、なんでもいいからまずは直線を縫えるように、と運針の練習。そしてどんなふうに柄が配置されるのが良いか、柄合わせを考えることです。これがビックリするほど大変でした。
 今年の夏には自分で縫った浴衣を果たして着られるのでしょうか。

2007年02月26日

箸置き

 箸置きを集めるのが好きです。その日の気分に合わせて選んだり、季節やイベントを盛り上げたり、ちょっとしたことで食卓が華やぐ気がします。同じお料理でも、盛りつけるお皿が違うだけで味わいが変ってきます。同じように、箸置き一つで何かが違うんですよね。

Hashioki

 今日からお雛様の箸置きが登場。お雛様にお箸を担いでもらうのは恐れ多いようでもありますが、ここは二人で力をあわせて頂いて…。でもよく見ると、お雛様がすごく頑張ってる顔をしてるような…? やはり高貴なお方には重たいのでしょうか(笑)。箸より重いものを持ったことがない、って云うぐらいだから大丈夫なはずなんだけど。
 不思議なもので、お箸の使い方でその人の品性みたいなものがうかがえちゃうんですよね。どんなにキレイな女性でも、お箸の持ち方がヘンだったり、マナーが悪いと、とても下品に見える。反対に、ちゃんとお箸を使ってると、かなりの欠点をカバーしてくれる。私もあまりお箸使いは上手な方ではないので、よくヒヤヒヤしています。

和裁日記#2

 お裁縫は運針に始まり、運針に終わるそうです。普段も半衿を縫ったりはしてるんですが、とにかく今までいい加減に持っていた針をちゃんと進められるようにしなくちゃ! 
 実は去年の夏にクッションカバーを作ろうと思い、生地を買いました。そして「作るぞ!」気分が盛り上がり、悩んだ末にミシンも買いました。そしてそのままホコリを被ったままになりました(とほっ)。そこで(ミシン君にはもう少しお休み頂いて)まずはクッションカバーを作って運針の練習をしてみることにしました。今はちょっと休憩、その間にこのブログを書いてます。
 さて、運針もですが、宿題の柄合わせ。悩みます〜。

Gara1
  まずは白っぽい部分を合わせて中心に持ってくると…

Gara2
  反対に赤いところを中心にすると…

Gara3
  交互に置いても面白いかな。

 大事なのは衿の部分。顔の周りをすっきりと白でいくか。それとも赤で引き締めてみるか。あ”〜、やっぱり分らない〜。 
 それにしても着物は反物という長方形の生地を実に上手に組み合わせて、無駄なく仕立てるんですね。知識としては知ってましたが、実際に自分で寸法を計って配置して…しっかりとした実感がわきました。例えばクッキーを作る時。綿棒で延ばした生地を抜き型で抜いてゆけば、当然ながら間に無駄が生じます(だから最後はまるめて、それだけ他のとは違う形のを自分のつまみ食いように焼きますよね!)。きっと洋服だとそんな感じだと思います。ところが着物をクッキーに例えるならば、生地を棒状にしておいて、端から等幅に切ってゆく。すると全く無駄なく使い切ることができるのです。
 こんな説明でちゃんと伝わるのだろうか。。。?
 クイズ。マユコが伝えたいことは何か!
1)着物は知恵の宝庫だ
2)着物はエコだ
3)クッキ−が食べたい
                                                                                     正解:1、2、3

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