雀。すずめ。スズメ。ふっくらとしたボディ。チュンチュンと可愛らしい声。野性味。白・黒・茶の配色美。どこをとっても素晴らしいです。昔話の中で、雀は贅沢ばかりしていたから神様が怒って汚いベベを着せてしまったことになっています。でもそんなの全然懲らしめになってないと思います。思い切り可愛くて、どこまでも自由で…。舌きり雀にしても、何故か昔話の中の雀はクセがありますね。どうしてかしら。人間の暮らしと深く関わりあいながらも、ギリギリのところで一線を引く。そうした、「自分の自由にできない」ところが、人の感性を刺激したんでしょうかね。すずめのやうなじょせひ。私が男だったら捕まえてみたくなるかも。
つい先日、白い雀が発見されたという新聞記事を目にしました。そしていつも通る道の途中には雀のお宿があって、賑々しくやっております。そんなこともあってか、俄然私の気持ちはいま雀でいっぱいになっています。

引っ張りだしたのは祖母の着物。黒地に雀。全体にラメが入ったようなキラキラが。地味なようで、実はそうでもないところが祖母らしいな、と思ってみたり。
帯はサーモンピンクをベースにした紅型です。
