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2007年04月 アーカイブ

2007年04月01日

おしゃれ工房♪

 NHK「ミュージックプラザ」でも報告しましたが、3月28日(水)は朝から教育テレビでおなじみの【おしゃれ工房】の収録に立ち会ってきました。
 amamfwawaで一緒に活動しているニット作家&テクニカル・デザイナーの笠間綾(かさま・あや)がニットストールを提案するという企画。その中で、実は和のニットも作ってるんですよ…ってことで、amamfwawa製品も紹介されました。
 ボディ2体にキモノを着つけるために、amamfwawaスタッフの法眼&私も参加することに。みんなが打ち合わせやリハーサルをしてる横で、せっせと無言で着つけるのは楽しくも不思議な経験でした。いつも「しゃべり」を要求されるのに、その日は黙々とひたすら着付けに専念。自分の立ち位置が変ると、番組作りがまた違って見えてくるようでした。恋も仕事も…あらゆることに対し、視点を変えてことが如何に大事かを再認識。

Kitsuke
 人間に着せるよりもボディは難しい。人間の自然な凹凸や肉の弾力があってこそ、平面の着物は美しく仕上がるのですね。

Oshare1
 まずはこんな感じ!
左は桜と藤が咲き乱れる小紋。袋帯でちょっと重めの、よそ行きコーデ。
右は無地の紬に半幅帯。半幅でも丁寧に織ったものなので、カジュアルながらも安っぽくならず、ポップな大人の遊び心が覗きます。

Oshare2
仕上げにamamfwawaのニット羽織を着せて…できあがり!
 法眼&マユコが力をあわせ、二人三脚での着付け。いかがでしょうか。

この日の様子はamamfwawaブログにも載っています。

そしてこの日の主役、笠間綾のサイトかさま あやDiaryもチェックしてみてください。
                                                  

〜色で遊ぶニットストール〜  笠間綾  
NHKテレビテキスト「おしゃれ工房」4月号 3月16日発売 定価500円(税込)  
NHK教育テレビ「おしゃれ工房」 4月4日(水) 9:30PM〜9:55PM 放送予定

天下文明の心遣い

Yeah

 来客あり。誰かが訪ねてくれるのは嬉しいことです。そしてその方がお土産を持ってきて下さると、さらに嬉しいものです。何かを頂くことはもちろんですが、それだけではありません。お土産には、その方の想いが込められているから嬉しいんです。何が好きだったかな。これは喜ぶだろうか。お土産を求めるときに、少なからず相手のことを考えます。好き嫌い、身体の状態、季節など、あらゆるデータから「その人へ贈るもの」を割り出すのです。(そりゃ、テキトーに無難なものを見つくろう場合もあるでしょうけど…それにしても、です)

 今回のお土産は天下文明極上カステラ。予てより食べてみたいと、密かな憧れを抱いてました。ところがこれまで縁がなく、口に出来ずに悶々。何せ高い。だから買うには思い切りがいる。よし、今日は買うぞ!と意気込んでみれば品切れ。品がある時は、他のものをいっぱい食べた後。そうでなけりゃ金がない。それがついに!とうとう!今、目の前に…!
 すごい。上質の和紙に包まれ、真田紐がかけられています。それを開けると、焼き目のはいった木箱… 
きゃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜。
 Castella

 いつだったか「カステラは美味しいね」、それなら「例の極上カステラを食べたことがあるか」という話題が出たことがありました。それを覚えていて下さったんですね。その心優しさが、お土産のカステラをさらに美味しくさせるのでしょう。私も相手を想う気持ちを大事にしよう。形式だけのカラッポのお土産でなく、ちゃんと中身の詰まったお土産を持ってゆこう。
ありがとう。ごちそうさまでした。


Momobi
 少しくすみのあるローズピンクの紬。帯は祖母の愛用していた半幅です。帯板も入れず、家の中ではゆるく着ています。

2007年04月05日

おしゃれ工房〜に寄せて

番組をご覧になった方も、見逃した方も、皆様気にかけてくださってありがとうございました!
スタジオのライティングの影響でしょうね。着物を始め、ニットなども実物とはずいぶんと色みが違って放映されていました。やはり実物をお目にかけたくなります…。
とは云え、イメージは充分に伝わったのではないかと思います。
amamfwawaをどうぞこれからもヨロシクお願い致します。

2007年04月06日

還暦

 私の母は三姉妹の末っ子。その母が還暦を迎えた。三姉妹の母親、つまり私の祖母は六十歳を目前にして亡くなったので、彼女たちにしてみれば感慨深いものがあるのだろう。三人無事に生きながらえ、ついには母親の年齢を全員が越えたことになる。そんなわけで、今夜はささやかながらお祝いの席が設けられたのです。
 それぞれの生活を送りながら、会えば瞬時にしてとけ込み「娘たち」になってしまう。そのくせ、厳然と「個」が存在する。どんなに似ていても、どんなに仲よくとも相容れない何かがある。そしてやはり切っても切れない絆で結ばれている。つくづく姉妹とは不思議なもの。
 お祝いの気持ちを込めて、私は母が大事にしていた着物で出席。久しぶりに会った母は、私をみとめるなり嬉しそうに顔をほころばせた。プレゼントを渡した時より嬉しそうだったな。受け継がれ行くもの。脈々と流れ続けるもの。着物にはそんなものが宿るのかもしれない。

 Mb

2007年04月08日

お花見2007

 友人○○の家には見事な桜の大樹があります。でも今は仕事やら何やら、諸々の都合でその家では暮らしていません。生前、お母上が住まった家。そして愛でた桜。そのままにしておくのは何ともやるせない。そこで○○は毎年、お花見をすることを思いつきました。
 根っからの楽しいこと好きの○○。庭中に縁台を置き、ぐるりと取り囲むようにドリンクバー、焼き鳥、すし、おでん、ステーキ、焼そば、フルーツやオードブルのブッフェカウンターを用意。お昼からワイワイ、上野のお山にも負けないぐらいの大盛況です。
 今年はなかなか都合がつかず、延期々々でやっと4月7日の開催となりました。東京ではとっくにピークを過ぎ、中にはすっかり花の終わったところもあったので心配していましたが、○○んちの桜は満開絶好調!みんなのテンションも上がります。
 夜、そろそろお開きモードかという時になって急に風が出てきました。風に誘われるように雨も降り出して…おぉ、桜吹雪!
 「きっとお母様が今日まで桜を咲かせてくれていたんだね…」胸に暖かいものが流れました。
 ○○、今年も呼んでくれてありがとう。とても素晴らしいお花見ができました。

Hanami

肝心の桜が全然写ってない…(涙)。泥酔者も出るでしょうし、汚れることは必至。こんな時に重宝なのがポリエステル着物。突然の雨も問題ありません。お酒をひっかけられてもニッコリの余裕。周囲に気を使わせないようにするのも「和の心」です。帯は正絹博多半幅。こういう配色の帯は超お役立ちのお助け帯になりますよ。

2007年04月10日

どうする? ポリエステル?

 「お花見2007」の記事に、ポリエステルの着物に関するコメントを頂きました。これは着物好きにとっては思案のしどころかもしれませんね。実は私も迷うところが無いわけでもありません。ポリか絹か。着物に何を求めるのかで、大きく受け止め方も変わります。
 着心地や風合い、職人の技、仕上がりの美しさ、伝統などを楽しみたいならポリはオススメできません。それよりも扱いやすさ、ランニングコストなどを優先するなら良いと思います。

●ポリの良いところ
1. メンテナンスが楽。洗濯機でガンガン洗えて、アイロンも必要なし。
2. 縮み、色あせの心配がない。
3. 安価なものが多くある。

●ポリの困ったところ
1. 夏は暑く、冬は寒い。
2. 静電気でバチバチになりやすい。
3. 本物の織りや染めに比べて深みがなく、ペタッと見える。

●正絹の良いところ
1. 身体に馴染み、着心地が断然良い。
2. きちんと洗い張りをするとパリッと新品同様に蘇り、長くつきあえる。
3. 何といっても、美しい!

●正絹の困ったところ
1. 洗濯は専門家に任せた方が安心。よってお金がかかる。
2. 濡れると縮む心配あり。天気予報は見逃せない。
3. 値段は、上を見ればキリがない…。

 日常的に着物で過ごしている、または着なければならない方は、用途や状況で素材を選べた方がよいでしょう。けれどたまの「おしゃれ」や「気分転換」で着るなら存分に良さを味わえる正絹よろしいかと思います。また、絹に限らず色々な天然素材を楽しんでほしいです。
 さて、ポリと絹の間でどうにも結論が出ない場合は、両方の良いとこ取りをするのはどうですか。川越唐桟、久留米絣、会津木綿…etc。木綿の着物も種類が豊富です。そして盛夏には麻。どちらも家で洗えて気軽に楽しめるのが良いですよ。ご参考までに、天然素材は他にも和紙、藤布、しな布、パイナップルの繊維など、もっぱら帯に使用されることが多いですが、いろいろあってビックリしちゃいます。
 ところで、最近はポリの着物も技術の進歩で以前の安っぽさはかなり解消されているようです。加えてポリエステルという素材に小さいころから慣れ親しんでる世代は、年輩者よりも抵抗感なく受け入れられるのかもしれません。ただし、同じポリでも善し悪しがあるようです。それが何であれ、「値段は正直」ということに変わりはないのですね。
 ちなみに私はポリエステルの冬用の袷、春秋用の単衣、夏用の薄物をそれぞれ一枚ずつ持っています。あまり使用頻度は高くありませんが、何かの時に持っていると便利です。

 最後になりましたが、コメントを下さったとみ徳さま。男性用の商品がどのぐらいあるのか、お値段の相場など、勉強不足で申し訳ありません。ただ、お客の気持ちも汲み取らずワーワー買え々々攻撃するようなとこは良いお店ではないと思います。シレッと下見をするならデパートが良いかも。買う買わないはともかく、ちゃんとモノを見て、説明を聞くなり、吟味するなら専門店がよいでしょう。本当に良い呉服屋さんは購入商品で客を値踏みしたり、無理に押し売りしたいしないはずです。

Ooura
Poly

 染め物風に仕上げたポリエステル素材と、本物の染めを施した絹物。2つの違い、分りますか? 写真では分りづらくても、肉眼ならすぐ見分けがつくと思います。さらに袖を通せば違いは歴然です。

2007年04月11日

牡丹

Botan

 朝、表に出たら牡丹の花が咲いてました。年々開花が早まってゆくような気がして、環境問題やら、心配事は尽きません。でもこの美しさを前にしてると、ささくれた気持ちも潤ってきます。心配にくたびれているよりも、できることをやろう!そんなふうに発想が前向きになってゆくのは、植物が良いエネルギーを分けてくれているから。ありがとう。
 自然を征服するのではなく、自然と共に暮らしてきた日本人にとって季節はどれだけ大事なものか。四季があやふやになるにつれ、痛烈に感じます。衣食住のすべてにおいて、四季がなかったら、日本の暮らしはさぞ味気ないものになるのでしょうね。和菓子ひとつをとっても、花びら餅→うぐいす餅→桜餅→草餅→柏餅…
四季折々の楽しさです。いくら美味しくても一年中チョコレートケーキだけだったら、どんなに寂しいことか。世界的に見ても、突出して優れた色彩感覚や味覚。日本人のそれは、四季があるからこそ養われたんですね。

 Itagaku
 牡丹が咲くころまでには仕上げたいと思っていたんですが… 全然間に合いませんでした(トホっ)。牡丹を図案化した板額。彫りが終わったら、これに漆を塗ります。完成はいつになることやら。

2007年04月12日

CHAGE & ASKA~ Tastes Of Love

 4月から新番組【Tastes Of Love】がTokyo FM、 FM Osaka、 FM Aichiにて始まりました。聴いてくださった方々から「ドラマ仕立てで面白かった」「朝の雰囲気にあってて気持ちよかった」「家事をしながら楽しんだ」など多くの感想メールも頂き、とても感謝しております。
 さて、その番組にCHAGE&ASKAのお二人がツアーの合間を縫って駆けつけてくれることになりました。かれこれ15年ぐらいでしょうか。折りに触れ、お二人にはお世話になっています。…が、朝の時間にお会いするのは初めてなんです。いつも夜。なので勝手が違うというか、普段とは異なるテンションの中でどんなやりとりができるのか…? 何だかドキドキです。
 プレゼントのお知らせもあるようなので、ぜひお楽しみに。
 4月14日と21日(土)朝9:00〜9:30、2週に渡って登場してくださいます!

Ca

2007年04月13日

夢の越後上布

 Rakufu_1

 今日から3日間は呉盟会のご奉仕展。字の通り、沢山の呉服屋さんからなる呉服連盟会。その呉盟会が年に2回、一同に会して売り出しを開催します。お店の枠を越え、一つの会場に在庫を大放出するのです。お店にはそれぞれの好みといいますか、カラーがあるので私たちは自分に合ったお店の顧客となります。けれどたまには気分を変えたい。イメージを一新してみたい…でもなかなか行き馴れないお店には入りづらい。そんなこと、ありますよね。呉盟会はたくさんのお店をチェックする良いチャンス。
 1、2万円の大特価〜高級品までいろいろ出品されています。うまく掘り出し物を掴めればラッキー!そんな中、一目で心奪われた品がありました。触ってみると、しなやかで、吸い付くようにしっとりしていて、それでいてベタつかずサラッとしている。
「それはお買い得ですよ。これだけの品はなかなか出ないんですけど、目玉といことで半値になってます」と、売り子さん。
 白地に茄子紺の絣が入った麻の反物。越後上布。お見事。半値かぁ。。。
うわっ、値札を見て思わず声が出ちゃいました。
 ¥2,550,000→ ¥1,200,000 …たしかに半値には違いない。
一体どんな方がお召しになるんでしょうね〜(嘆息)。

Rakufuu2_3
Edokomon_1
呉盟会の前に仕事がありました。雰囲気的にあまり「ザ・きもの」じゃない方がよいかなと思い、スーツ姿の中でも馴染むような色合いの江戸小紋を選びました。パッと見はベージュの無地ですが、細い緑と小豆色の縞です。洋服感覚ということで、帯揚げはヒョウ柄のスカーフを使用。

2007年04月19日

お花の名前

 昨日あのNHK番組で「今はどんな花が咲いているか」という話題になりました。そのときに、名前が分らず言葉で説明しようと頑張ったのですが全然ダメでした。

 Sanyaso
 こんな植物です。そして…
【これだと、シラユキゲシ。多年草 ケシ科 エオメコン属
 English Snow poppy です(^。^)】
というメールを頂きました。ありがとうございました。

 どの花も好きだけど、白い花って特に惹かれます。
ちょっとキザに聞こえるかもしれませんが、今すごくハマってることは「生きること」です。
日に日に知らないことが増えてゆく。または、知らないことの多さを知って行く。
だから知りたい。ワクワク。ドキドキ。楽しい。

しばらく忙しさにかまけて縫いかけの浴衣をそのままにしていました。こんなことでは夏までに仕上がらないぞ!
自分にムチを入れて、今夜はチクチク運針、運針。絹用の針を無理に使ったらポキポキ、5、6本も折っちゃいました。ちなみに、指ぬきを変えたら、かなり縫いやすくなりました。道具って大事なんですね〜。

2007年04月22日

川越唐桟と和裁のハシゴ

 4/20〜23の間、代官山にあるギャラリー無垢里(03-5458-6991)にて【木綿きもの・川越唐桟展】を開催。今年のはじめにamamfwawaのフェアをやらせて頂いた川越の呉服笠間さんが東京にやってきたのです。もちろん、amamfwawaの全員もお祝いに駆けつけました。私たちがフェアをやった1月にはお目にかかれなかった夏物も展示販売され、またしても木綿の魅力にクラクラ!
 この日は笠間さんで作って頂いた川越唐桟のきものを皆で着ていきました。もちろん絹には絹の良さがあるけれど、木綿もまた格別な着心地。身体にフィットするというか、身体の一部になる…そんな感じです。何よりも木綿の気軽さが、行動をより自由にしてくれます。おっちょこちょいも笑って許されちゃうの。今、かなり木綿にハマってます。
 無垢里は一軒家をギャラリーにしています。ガラス工芸、焼きもの、木の器や家具など様々なアイテムを紹介。写真は無垢里の入り口で撮りました。良い雰囲気が伝わりませんか。そのまま住みつきたいぐらいでした。

Mukuri

 川越唐桟を堪能した後、和裁のお稽古に行きました。前にも書いたように、あぐらをかいたり、布をピンと張るために足の指ではさんでアクロバティックなポーズをとったりの作業です。なので着物をバッとめくって尻ばしょり、ステテコ丸出し。とても画像はお見せできません〜(笑)。

2007年04月23日

ビバ東北〜白瀑神社

 昔は仕事でどこかに行くと「仕事」をすることだけに集中していました。旅の記憶らしいものはほとんど無く、空港とホテルとスタジオの景色が頭の中で入り乱れるだけ。それがいつの頃からか、仕事だろうが遊びだろうが、ご縁があってそこに行かせてもらうのだからたっぷり満喫せねば失礼だと思うようになったのです。土地の人たちとふれ合い、恵みを頂き、そしてその地を踏むことを許してくれた自然に感謝するのが私の旅のスタイルになりました。

 今回は初めての秋田・青森。秋田の大館能代空港から最初に向ったのは薬師山麓にある白瀑神社です。お参りしてからお社の裏に回ると、おぉ〜!ゆたかな水がゴウゴウと流れる見事な滝。けっして大きいわけではないけれど、その姿は勇ましく、そして旅人をも癒してくれる優しさをたたえています。

Shirataki
 4月中旬。秋田はまだ春浅く、合羽の下にダウンのインナーを着ていても震えます。けれど寒さも忘れ、しばし水の音に包まれながら、厳かな時間に沈み込みました。秋田の神様たちにご挨拶をして、いよいよ旅の始まりを実感したのです。

2007年04月24日

ビバ東北〜酒蔵・その壱

 日本酒が好きな方ならご存知でしょうか。【白瀑】という秋田の銘酒。それはまさに白瀑神社の上流から湧き出る名水で作ったお酒です。白瀑神社がある薬師山から自家水道を使ってまっすぐ蔵に引き込んでいるというから、天然も天然、まじりっけ無しのモノホンです。ならば…ということで白瀑神社から名水を追いかけるように向ったのが【白瀑】を作っている酒蔵の山本合名。
 そのまま通り過ぎてしまいそうなぐらい質素な佇まいに軽く驚きつつ、敷地内に入ると…ややっ!ふわ〜っと、やわらなかなお酒の甘い香り。入り口からはわかりませんでしたが、中は想像以上に広くて奥が深い。巨大な樽やタンクが並んでいます。

 Kama
 お酒を作るために用いる道具は木製なので薬品が使えません。道具はこの大きな釜でグラグラ煮立つ熱湯で消毒します。

Ma
 テンションあがる〜!

2007年04月26日

ビバ東北〜酒蔵・その弐

 Shikomi
 大人が2,30人ぐらい入れそうなタンクの中で、お酒が元気に育ってます。タンクに顔を近づけると、まるでコーラを一気飲みしたみたいに息苦しくなってむせ返りました。
「この線より下に行ったら即死します」との言葉にヒェー!発酵時に出る炭酸ガスのせいで窒息死するそうです。それ故に毎年、全国で何人かの杜氏さんが酒樽に落ちて亡くなるという事故もあるとか… まさに命を張っての真剣勝負。


Tasting
 仕込んだ日付の順に味見をさせて頂きました。まだ日が浅いものはお砂糖をたっぷり入れた甘酒みたいに甘い。ところが同じものでも、日が経つにつれて甘味がすっきりと落ちて辛口になってゆくんですね。実は私、ほとんど下戸でございまして、ほんの少しのアルコールで胸はドキドキ真っ赤っか。そのくせ日本酒の匂いと味は大好き。ペロっと舐めちゃ出来上がっちゃうから困ったもんです。

2007年04月28日

ビバ東北〜豆腐と五能線

 酒蔵を後にして、少しするとお豆腐屋さんを発見。ん? 秋田の大豆? グリーン豆腐? 何やら美味しそうな気配がビシビシ伝わって来る。「秋田の大豆」は県産の有機・低農薬大豆を使った、農家と職人の意地の結晶。「グリーン豆腐」は秋田県産の青大豆を使った、ほんのり緑色の逸品。大豆本来の味が口いっぱいに広がるそうです。こりゃマズイわけがない!
 けれどそこでお豆腐を立ち食いすることもできず、チラシをもらって後からお取り寄せすることに。その場では豆腐ソフトクリームを頂きました。味はまさにお豆腐!豆乳とかの次元ではなく、と・う・ふ♪ 寒い。でもウマイ。そこにプ〜ンと甘い香りが… 何? 豆腐ドーナツ!!「今、奧で息子が揚げてるから」とオヤジさん。

 ヤバい。豆腐ドーナツが出来るのを待っていたらギリギリの時間になってしまった。Okara

 今回の旅の目玉のひとつ、五能線に乗るのである。しかし東京の山手線というわけにはいきません。なんたって本数がないんですから。しかもこんなシーズンオフに乗りそこなったら後がない。揚げたてアツアツのドーナツを抱えて走った、走った。セーフ! …ふ〜。

Shanai
 焦った自分がバカみたいなほど、車内はノンビリ。地元衆がポツポツ乗っているだけ。車掌さんも「そんなに慌てんでも、待ってるから」と云わんばかりにこちらを見ている。まるでバスのように乗車駅で券をとって、乗った分だけの料金を清算するのだが、システムがよく分らない私は券をとるはずもない。それでも車掌さんはちゃ〜んと心得てて、「はい、東八森からですね〜」と無事に降ろしてくれました。

Shasou

 時間の都合で全線乗車は無理でしたが、東八森〜十二湖間の五能線の旅。本当に素晴らしかった。ここがどこだとか、今がいつだとか、自分が誰だとか…いろんなことが車窓からの景色と共に置き去りにされてゆく。そしてそれらは案外どうでもいいことなのだと思う。

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