首尾よく五能線への乗車を果たしてホッとしたのも束の間。すぐに十二湖駅に到着。そこで降りたからには、当然十二湖を目指すわけですが、お天気と時間の都合で全部を廻るのは無理。楽しみは先に残しておくことにして、今回は十二湖の代名詞とも云える青池を訪れました。
青池に向う途中にもいくつか池があり、どれもステキなのですが、青池が見えた瞬間「あおーい」っと思わず声を洩らしました。そんな初心者の反応にも馴れているのでしょう。地元民はニヤリと「青池ですから…」。そりゃ、そうだ。けれど、この日は雨が降り日中でも薄暗い。お日様の光が力強く水中を貫いたならば、一体どこまで青くなるのでしょう。

その昔、外国人たちが日本にやってくると藍染めの美しさに魅了されたと云います。ジャパン・ブルー。当時は今よりももっと藍が普及していたでしょうから、きっとそこら中が青く、まるで青池の中の竜宮のように映ったのかもしれませんね。しかも合成染料ではなく、本藍の深く、清らかで、瑞々しく、生命力に溢れた色合いは独特です。自然は偉大な芸術家ですわね。
ちなみに藍はきれいなだけでなく、殺菌や防虫効果などもあるそうです。藍染めのキモノを一枚タンスに入れておけば、防虫剤は不要。野外でのアクティビティが増えるこれからの季節、藍染めの洋・和服がいいですね。肌荒れ・アトピー・水虫などにも良いらしく、藍染めの下着や靴下が静かな人気を呼んでるとか。