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鮎づくし

 Ayuzukushi

 四季のある国に暮らすことは、喜びに満ちあふれています。花を愛で、雨に打たれ、風に吹かれ、星を追い、そして舌鼓を打つ。まるで極上のレコードを聴くように、なんど同じ箇所が廻ってきても、色あせることなく、新鮮な刺激を放ち、私はうっとりとするのです。
 今年も新橋「鮎正」へ行って参りました。年に一度の鮎づくしの夜。前菜、お造り、塩焼き、煮付け、珍味、素揚げ、お椀、鮎飯、青梅氷…。来年までの分をたっぷり頂きました。
 ほとんど下戸のくせに何故か日本酒の香りと味は好きっていうから、質が悪い。この夜は「斗瓶囲い」なるお酒と出会いました。「斗瓶囲い」とは何か。横で親切丁寧に教えて下さる女将さんの言葉は……ごめんなさい、お酒の芳醇な酔いに包まれてどこかにいっちゃった。とにかく濃厚なのにサラリとノドを伝い落ちてゆく。そんなお酒でした。千鳥足。

Ayumasa

 予約の時間より少し早く着いてしまったので、お店の前でパチリ。キモノは黒い本塩沢の単衣。定番の蚊絣。塩沢特有のシボは、肌に張りつかず、何とも云えない気持ちよさ。帯はざっくりとした八寸。新橋という場所柄、「くだけた粋」を心がけてみました。

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2007年06月18日 02:44に投稿されたエントリーのページです。

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