雨の中、写真展に行ってきました。中藤毅彦さんと斎藤亮一さんの二人展。同じモノクロの世界で、ちょっと似ているようだけれど、まったく別の個性を放っていました。同じリンゴを煮て食べるのか、焼いて食べるのかほどに違う味わいなのが面白かった。
写真に限らず、全ての対象は、対峙する人間の気持ちの角度によっていかようにでも変化するってこと。あんがい真実ってのは頼りないもんだってこと。可能性は無限だってこと。水たまりに映る自分に雨粒が落ちるたび、にじんで、ボヤけて。揺らいで、歪んでゆく。それでもやっぱり自分なんだってこと。いつ止むとも分らない雨のように、とめどない思いがポタポタと私をいっぱいにしてゆくのでした。
(photo by 遠藤志岐子)