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熊野〜その三

 あづまやの女将さんから玉置神社のことを教えてもらって行ってみることにした。女将さん曰く、雨の後は幻想的なのだそう。朝一番に本宮でお参りをしてから玉置神社へ。しかしこれが、なかなかのドライブ。うねうねの山道はペーパードライバーには冷や汗ものでして。その上、道幅のないところに限って路線バスとすれ違うハメに!崖から落ちそうなほど、ギリギリの端っこまで寄って、そろりそろりと抜けて行く。ヒャー。

 ようやく辿り着いた玉置山。クルマを降りて、神社へは徒歩でゆく。標高1000m。空気がひんやりと寒いぐらいです。樹齢3000年と推定されるご神木をはじめ、杉の巨樹群の圧倒的なパワーには言葉を失います。そして森の中にはうっすらと白い霧がたちこめて、まるでこの世ではないような浮遊感。女将さんが話してくれた幻想的な…とうのはこのことだったのですね。前日の雨を「不運」と思っていたけれど、きっとこのために、雨を降らしてくれたんだ。導かれたんですねー。

Omochi
 本宮の前の茶店では、お抹茶を点てて、つきたての餅菓子を出してくれます。315円! これ東京なら1000円でおつりがあるか、無いかってとこでしょう。お餅おいしーっ。


 すっかりエネルギーを充電してから十津川を経由して奈良駅を目指す。いよいよ東京へ戻る態勢にシフトです。おっと、しかし!ガソリンメーターを見ると、ほとんどカラ。オーマイ、ガッ! Running On Empty♪(by Jackson Browne) どこにでもガソリンスタンドがあると思いこんでいた都会者の愚かさよ。幸か不幸か、ここは山の上。こうなりゃ超エコ・ドライブあるのみ。アクセルを踏まなきゃいいんだろーが。ほとんどスキーです。アクセル踏まずに山を滑り落ちて行く。先の余力のためにブレーキも踏みたくない。ひたすら重力を頼りに転がってゆく。旅はライク・ア・ローリング・ストーンってか!?

 いろいろありましたが、なんとか奈良駅に到着。旅の足となってくれたLATTEちゃんを返却。道連れのKは、このまま奈良に滞在するとのことで、私は一人東京を目指したのであった…。

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2007年07月13日 13:22に投稿されたエントリーのページです。

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