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菅原伝授手習鑑

 9月21日
 
 昨日は国立劇場にて文楽「菅原伝授手習鑑」を堪能してきました。
 菅原道真にまつわる伝説を軸に、人々の心の陰影やちょっとしたタイミングによって運命があやとりと化してゆく様を描いています。それは架空の物語かもしれない。なのに妙なリアリティを伴って客席に届きます。きっと私たちの経験の中にある何かを呼び覚ますのでしょうか。
 運命のあやとりと云えば、会場で嬉しい偶然がありました。しばらくご無沙汰していた知人とバッタリ。終演後に夕食をご一緒し、とても楽しい時間を過ごしたわけですが、これも「ちょっとしたタイミング」のこと。宇宙のどこかで、大小様々な歯車がグルグルと回りながら、不思議な音色できしんでいる。畏怖い、そしてとても美しい音色を響かせて。

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「菅原伝授〜」を観劇するにあたり、道真公の紋でもある「梅の花」を染めた絞りの帯揚げを選びました。キモノはブルーを基調とした単衣に、秋柄の染め帯。月をバックに、萩やススキなどの秋草の間をゆく鹿を描いています。
 劇中で、道真公が魂を込めて彫った木像に命が宿る場面があります。それを不思議がる人たちが「巨勢金岡が描いたる馬は、夜な夜な出でて、萩の戸の萩を喰い…」と語ります。ちょうど帯にも萩がふんだんに描かれているので、やっぱりこの帯で正解!こういうストーリー性をコーディネートにプラスすると、楽しさ100倍。

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2007年09月22日 01:11に投稿されたエントリーのページです。

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