10月15日
お茶を点てるときに炉(ろ)でお湯を沸かしますが、暑い時期には風炉(ふろ)を用います。床にきってある炉と違い、風炉は移動できるのが利点。暑いときには火をできるだけお客さんから遠ざけて、心地よく過ごして頂こうというもの。
そして11月にはいよいよ炉開きです。風炉が活躍するのは今月いっぱい。そんな中、先日のお稽古では風炉がいつもと違う場所に置かれていました。通常は上述のとおり、お客さんから一番離れた位置。ところが、それがお点前をする亭主の正面あたり…つまり、体半分ぐらいお客さん寄り。まだ本格的な寒さではないけれど、少し空気の冷たさを感じるころのちょっとした心遣いですね。「中置き」というんですって。ふーん。気持ちは目に見えないものだけど、言葉や行動に宿ることによって「形」となってゆく。逆にいえば、形をほどいてゆくことで、そこに「気持ち」が現れてくる。ステキ。

お茶の花がポンポンと音をたてるように開きはじめました。清らかな白さが大好きです。