12月10日
今日、さよならしました。
どんなに寒くて切ない夜も、一緒に乗り越えてきたけれど。もうこれ以上は無理だと思ったから。そんな私は自分勝手すぎるかな…。でも、決して忘れないよ、あなたのこと。
どうも冷えるなと思ってたんですよね。それもそのはず。すっかりすり切れて、生地は薄紙のようになってしまいました。やわらかなクリームイエロー地に、クマさんの柄がベタでね。気に入ってました、ネルのパジャマ。思い返せば、かれこれ15年は着たかしら。色も褪せて、今ではほとんど白。おなかのゴムだって何度取り替えたことか。ゴムどころか、ゴムが通ってる部分の生地自体がスレてスカスカの穴だらけ。ちょっと力が加わっただけでビリリと裂けてしまう。こんなに疲れ果てるまで頑張ってくれたんだ…、そう思うと愛おしくて、愛おしくて。妖怪ルールに則って、たとえ憑くも神(つくもがみ)になれなかったとしても、私にとっては充分に尊い存在です。
「星の王子様」の中に、茶色い麦穂を見ただけで、キツネのことを想ったりする…とかなんとか。そんな箇所がたしかあったはず。私も同じ。どんなに色褪せても、あのパジャマはエバーグリーン…じゃなくて…エバー・クリームイエロー。そしてそんな色を見れば思い出すのです。
だから仕方なかった。再び体重増加傾向にあるため、調整せんければ…との決意もそこそこに、また買ってしまった。また食べてしまった。

クマさんパジャマと同じ色をした。。。醍醐。
「乳〜にゅう/酪〜らく/生酥〜しょうそ/熟酥〜じゅくそ/醍醐〜だいご」
仏教経典の中に、五味として順に精製され、最上の味をもつものとして書かれているそうです。醍醐とは、十世紀の頃、平安京で製造されていた乳製品。和製チーズのようなもの。
「その美味しさを求めて、醍醐味なチーズケーキができました」そんな謳い文句を見たら食べたくもなりますよね〜。で、お味? うーん、普通のチーズケーキ。
あ”ー、平安京の醍醐はどんな味だったんだろうか。気になるー。
ちなみにクマさんパジャマには、もうひと働きしてもらいます。年末のお掃除に雑巾は大事だからね。
パジャマさん、本当に長い間お疲れさまでした。
そしてずっと仲よくしてくれて、ありがとう。