2月4日
揺れる枝に風が姿を現すように、形なき心もまた体をなす。そんなとき、私はうっとりとしてしまうのです。

立春。寒さの真っ只中にありながら、陽光は暖かな季節の予感をはらみ、キラキラと舞い踊る。昨日の雪は小さな飛沫となって、どこかに帰ってゆく晴天の一日。大小の雪だるまが、あちこちで、はしゃぐ童心の余韻を伝えていました。バッタリ出会ったこの方、眉と口は海苔。炭も枝も手近にない都会の哀しさでもあり、創意工夫の逞しさでもあり、或いは子供たちのために台所の戸棚から海苔を出してやる母の愛でもあるかもしれない。目玉はどこへやら。くぼんだアイホールが「幸福な王子」を思い出させます。

久しぶりにやってきたKさん。お土産に手作りのリンゴケーキと大根カレーと手編みのマフラーを持ってきてくれました。色も味も、ストライクゾーン真ん真ん中。ちゃんと私の好みを分ってくれている、嬉しすぎるプレゼントです。ありがとう。
人の手はいろんなものを作りだします。人の手はいろんなものを直します。人の手はいろんなものを繋ぎます。ビバ、手!どうか、この手がよいことのためだけにありますように。