3月24日
冷たい春雨がしっとりと咲いたばかりの桜を濡らします。雨よどうか花を散らさないで。いっそ、その冷たさでひとときの美しさを捕まえておくれよ。過る想いをつぶやいてみる。そうして始まった、今日…
昨日、知人から桜のお香を頂いた。出たり入ったりの忙しない一日の終わりに香を焚いてみると、こんがらがって軋む神経がするするとほぐれてゆくのが分ります。香を焚くというのは匂いを楽しむだけでないんですね。火が点っている時間は特別なものになる…。なんでもなく流れてしまうかもしれない時間が、はっきりとした輪郭を持つ。いわばお香を焚くことで、時間をプレゼントされるのではないかと思うのです。
頂いたお香は、ラッピングのリボンの替わりにガラスの桜が添えてありました。よく見ると、それはお香立てにゴムを通したもの。気が利いてますよね!でもそのまま使ってしまうのがもったいない気がして、ゴムを帯締めにグルグル巻き付けてみました。ほら、かわいい帯留めみたい。箸置きにしてもよさそう。

ちなみに写真の端に見えるのは昨日着ていた祖母の着物。近くで見るとこんなふうに赤とグレーの筋が入ってます。