« 雨とカエルと甘い花 | メイン | おかきに寄せて »

お茶会@護国寺

6月1日
           gokokuji.jpg

 音羽護国寺にて、東京都華道茶道連盟・主催でひらかれた「都民の茶会」に参加してきました。爽やかな晴天に恵まれ、とても贅沢な時間を過ごせたのは本当にありがたいことです。
 「表千家」「裏千家」「江戸千家」「有楽流」「煎茶道松嶺庵花月流」がそれぞれに席を設け、客たちは好きなところに呼ばれます。時間の限りもあるので、計8席のうち3席入れれば御の字。それがなんというミラクル!うまい具合にポンポン進んで、4席も堪能できました。

         outside.jpg


 美味しいお茶とお菓子を味わい、みなさんの美しい着物姿を愛で、時の流れを少しゆるめて一期一会を喜ぶ。なんと贅沢なことか。そして何よりの喜びは「このひとときを最高のものにしよう」という皆さんの気持ちに触れることです。お茶碗、お茶入れ、お茶杓、掛け物、花… 道具の一つひとつにも、その気持ちが込められています。しかし、ただボンヤリしていては、そんな心遣いを全て理解できるものではありません。もてなされる側にも、それなりの素養は必要です。それは単なる知識だけでなく「分かち合い」「寄り添う」努力ではないかと思います。私ももっと精進せねば。日々、勉強。

 今の生活は何かにつけ「してもらう」ことに慣れきっている気がします。特にお金が介在した場合「払ってるんだから当たり前」といった姿勢が哀しい。モンスターペアレンツと呼ばれる人たちはいい例かもしれませんし、タクシーや、ちょっとした買い物でもそういう場面を見かけます。どちらが優位なのかを誇示するよりも、異なる立場から「同じ案件」に関わる者同士と捉えたら、日々はもっと潤滑でハッピーになりそうなのに。

 ところで、茶道というと、なんだか堅苦しいと思う方も多いかもしれません。実はそうでもないんですよ。席主が道具の説明をしているときのこと。

「この茶入れは竹の節を使って出来ているんです。なのでお茶杓(ちゃしゃく=お茶をすくうスプーン状のもの。通常は竹製のものがほとんど)はあえて竹ではなく、松を使っています。竹…松…。 では、梅はどこかというと… さきほど皆様に召し上がっていただいたお菓子が《うめぇ〜》ということで、いかがでございましょう。わっはっは」

chaire.jpg

私は思わず「お菓子より《うめぇ〜》話だ」と膝を叩いてしまいました。↑これが竹の節のお茶入れです。

         wakei.jpg


 護国寺内・月光殿にて。じきに建替えが始まるそうです。どの程度復元されるのなどは不明とのこと。壊される前に来られて良かった。壁一面に水墨画が描かれています。
 今日は加賀友禅の単衣。鳥の子色が気に入っています。帯は二重紗。完全な夏帯に移行するまでの時季に重宝します。

About

2008年06月01日 22:52に投稿されたエントリーのページです。

ひとつ前の投稿は「雨とカエルと甘い花」です。

次の投稿は「おかきに寄せて」です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。

Powered by
Movable Type 3.35