7月1日2008
ある人は新しいシャツを着て
ある人は靴を磨いて
それぞれが、それぞれのやり方で過去と決着をつける
ある人はふるさとを後にして
ある人は恋をして
それぞれが、それぞれのやり方で自分を探す
今日は、昨日までを引受けた、許しの中に
明日は、今を生きる、力の中に
新しい太陽
新しい月
新しい毎日
新しい風
新しい道

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ある人は新しいシャツを着て
ある人は靴を磨いて
それぞれが、それぞれのやり方で過去と決着をつける
ある人はふるさとを後にして
ある人は恋をして
それぞれが、それぞれのやり方で自分を探す
今日は、昨日までを引受けた、許しの中に
明日は、今を生きる、力の中に
新しい太陽
新しい月
新しい毎日
新しい風
新しい道

7月4日
懸賞好きの友人から「映画の試写会が当たったから行かない?」とのお誘いがあり、久しぶりに仕事から離れた夜でした。いやー、楽しかったです。
会場入りする前にちょいと小腹が空いたので、なじみの和菓子屋へ。餅菓子の他にアツアツの鯛焼きや今川焼がおいしいのですが、定番の品と並んで「七夕の期間限定 笹大名」と書かれた今川焼きが目に飛び込んできました。もちろん興味津々!聞くところによると、白あんに笹をまぜてある…と。ってことは、細かく刻んだ笹が青のりみたいに、白い中に点々と入ってるのかな? えーい、食べてみりゃ分ることてぇいっ!!
割ってみると、中から抹茶餡ともウグイス餡とも云えるような緑色の餡が出てきました。くんくん。香りは特に笹という感じでもないな…。
ぱくり。もぐもぐ。ごくん。………
ふわ〜〜〜〜〜〜〜〜ぁ

あー、笹だ。
食べるうちに、口の中はみるみる笹の風味で満たされ、鼻からも笹の匂いを吐き出し、はふはふ。まるで竹やぶだ。
そこでオッと思い出したのが、今夜の試写は「カンフーパンダ」だってこと。むふふ。ノリがいいぞ。
映画は文句なく面白かったです。そして観賞後、友人と私は無性にラーメンが食べたく、しかしあまりの蒸し暑さに「こりゃ冷たい方がいいかもね」ってことになり、有楽町のラーメン屋に飛び込み、会社帰りのサラリーマンにまじって、今年お初の冷やし中華を頂きました。おいちかった。
7月5日

一気に暑さがやってきました。今までわりに過ごしやすかっただけに、こたえます。これからは見えない触覚をフルに働かせて涼しいもの、涼しいものへと寄り添ってゆくのでしょう。
涼しさは目で見て、音に聞き、匂いたち、味わえるもの。エアコンだけに頼っていると、せっかくの夏の楽しみも半減してしまうかも。どうかいろいろな涼しさを発見できますように。
今日のお菓子は「夕涼み」。羊羹で作った葉っぱが瑞々しい。中は白餡です。この形と菓銘から久隅守景(くすみもりかげ)の国宝・納涼図屏風が浮かびます。ほのぼのとした、やさしい涼しさですね。
そしてダイナミックな天然エアコンと呼ぶにふさわしいお軸。力強く「瀧」と書かれた横には「直下三千丈」の文字。1丈は1尺の10倍なので、約3メートルとして9000m。どんだけぇ〜!!まるで天から降ってくるがごとく。そりゃ涼しかろうに。

今季はじめての夏キモノに袖を通しました。夏の幕開けは小千谷ちぢみ。水色地に花や蔦を織り出した、麻の気軽な一枚です。真昼の暑さの中では、直下三千丈とまではいきませんが、滝の汗。それでも風があると、スーッと抜けてゆく気持ちよさは麻特有の快感です。
7月6日
今年も浴衣の季節になりました。この夏はじめて袖を通したのは、去年自分で縫ったもの。生まれて初めての自作です。そうとう柄合わせには神経を使い、自分のなりのベストを尽くしたつもりだったのですが、それでも一年経ってみると、気になる箇所もチラホラ。
人付き合いも、ひょっとすると柄合わせに似ているかもしれないと思いました。いく通りにも付き合い方や距離感があって、最善と思うように一針ずつ縫い合わせていく。そのときは精一杯でも、後になって「まだ他にもやり方があったんじゃないか」「本当にベストだったのか」と己の来た道を顧みてしまいます。後悔することもあります。それでも出来上がった「いびつ」なものに愛着がないわけでもない。その時、その人と関わって得た何かはたしかにあるのですから。
それにしても暑いですねー。うちわが家中のあちこちで待機してます。いつでも手を伸ばせば、そこにある…うちわさん、この夏もよろしくね。

7月7日
七夕は今年から「恋の日」でもあるそうです。今夜もたくさんの恋が語られ、灯されたことでしょう。恋は男女のものだけではなく、「好き」という気持ちのすべてのキラメキの中にあるのだと思います。
きらきら、きらきら。
世界中がキラメキでいっぱい輝いたら眩しすぎるかしら?
少なくとも、暗くて寂しい夜道を照らしてくれるぐらいの灯りであってくれたらいいな。どうか、あなたが怖がらないですむぐらいに。

今日はタレントであり、キャンドル・アーティストの西尾祐里さんとご一緒しました。彼女は墨色に紫の花を散らした浴衣を着て、モダンでとてもキュートでしたよ!
生放送中、スタジオの電気を消して、彼女の作ったキャンドルを灯しました。炎が照らし出したのは、ぬくもりのある、ゆっくりとした時間。
「100万人のキャンドルナイト」の最終日でもある今夜、環境問題や世界のことを考えるのと同じように、みんなが自分の中を照らせたらいいなと思いました。普段は奥深くに押し込めている自分を解放してあげて、心の声を聞く。カラダの声を聞く。そして無理してる自分を少しでも元気にしてあげられたら、って。

7月8日
今日、出会ったSHINOさんは風船職人です。
すごい! とにかく、すごい!
めちゃくちゃスイッチ入っちゃいました。
空気が夢も膨らませちゃうんです。
スイカ星人の私は一目で虜になりました!SHINO x BUNA x WATERMELON男の3ショットっす。

7月11日

風船のスイカ男をもう少し詳しくご紹介しましょう。彼、及びスイカはいくつものパーツから成っています。
種は風船の先っちょだけ使っています。そして緑色の外皮と赤い実の間に、白っぽい風船に少しだけしか空気を入れずに、あの曖昧ゾーン(お漬け物にすると美味!)を設けています。

中でも一番感心したのは彼の目。白い風船に黒目を書き込んだのではありません。黒い風船に、白いのを上からかぶせてあるんです!!
実を言うとこの風船。楽しいけれど、環境にはあまり良くないんじゃないかと思っていました。しかし素材は土に還る天然ゴムなんです。そして見事に出来上がった「カタチ」は留まることなく、少しずつ空気を逃がし、しぼんで行く。そんな「動き」「移ろい」「儚さ」といったものは、季節や命に見る無常を重なります。風船がとても愛おしく感じられました。
これがただ膨らませただけの風船だったら、こんなに気持ちを動かされなかったかもしれません。風船に「人の手」が加わったからこそなのかしら。
このところすっかり私の良き話し相手になってくれています。
濃紺に朝顔を白く染め抜いた浴衣で。
7月17日(木)18:30〜20:00
「普通の人のための連続エコ講座」で『和の精神で涼しく』をテーマにお話をさせて頂きます。どうぞ皆さん、遊びにいらしてください!
詳しくは下記のチラシをご参照ください。

7月18日
『和の精神で涼しく』エコ講座にお越し下さったみなさん、どうもありがとうございました。
普段、慣れている「イェーイ♪」な、ノリで行けちゃうイベントとは違うので、実のところ私もどうなることか…ちょっとドキドキでした。どういう方々が来てくれるのだろう。どんな内容を期待されているのだろう。全てが手探りでした。実際に参加してくださった方の多くは、明らかに私よりも人生経験も知識も豊富だろうと見受けられる方々。けれども皆さん辛抱強く(?)話に耳を傾けてくださり、本当に感謝しています。
内容は「ホリスティックな視点・捉え方」を中心に、着物がどうエコに繋がるのか…などでした。その時の様子が本日の毎日新聞(7/18朝刊)に載っています。 画像の確認
一時間のお話と、その後30分の質疑応答の中で、どれほどの成果があったのかはわかりませんが、私にとっては素晴らしい経験でした。参加者からの質問を受けることで、逆に私が学んだり気付いたりすること多く、有意義な夜になりました。
コメントを書き込んでくださったPAPAさん、恐れ入りました!
「寝るときは何を?」という質問に「ガーゼの浴衣かトレーナー」なんてつまらない答をしてしまいました。模範解答は…シャネルの5番。むぅ〜、やられた。
私もまだまだ頭が固い未熟者です。今後とも、皆様どうかご指導のほどよろしくお願い致します!!!!

終わってホッとしたところで、運営のキーマンたちと記念撮影。
麻の小千谷ちぢみに、すくいの八寸帯。海の日も間近ということで、帯はパラソルや浮き輪を織り出した海辺の景色です。
それにしても「先生」と呼ばれるのだけは、どうにもご勘弁願いたいと深く感じました。
7月20日

何年前だったろうか。朗読ライブを開催したときに、ある方からユリの鉢植えをお祝いに頂いた。その後、世話の仕方もわからないまま、「咲かないユリ」の鉢植えがベランダで途方に暮れること数年。いいかげんに諦めて処分してしまおうかとも思ったけれど、なんとなく踏ん切りがつかずにいた。
今年、見事に咲いたのです。それは前触れもなく、まるで突然のように。いつのものように伸びた茎を、なんの期待もなく見ると、先っちょに細いピーマンみたいなつぼみを発見。それでも期待しないことに慣れてしまった私は、ときめきを抑え込んでは、思い出したように時おり水をやった。そして2日前、咲いたのです。
諦めることが勇気なのか。待つことが強さなのか。育てることが美徳なのか。咲くことが勝利なのか。許すことが愛なのか。
テーブルに飾った一輪のユリは涼しい香りを漂わせている。そして黙ったまま、厳しいほどの静寂をまとい、蜜をしたたらせている。Isolated Passion。
そっと口をつけてみた。甘くない。蜜はほんのりと苦かった。

7月26日
道草を食う。ある人にとっては「ダメ」なことかもしれまない。でも私は道草が大好き。目的に向って最短の正規ルートをひた進むのも一つのやり方だけれど、それとは違う方法があっていいと思う。道草を食ってるうちに、当初の目的とは別の…ひょっとするともっと大きなものを見つけるかもしれない。ふらふら。ブラブラ。
ブラブラ。ふらふら。それを「ぬるい」という人もいるでしょう。でも目的や目標、あるいは「自分」というような「決められた枠」の中だけですったもんだしてるのも、やはり「ぬるい」。
道草を食いながら、ときに石にケッ躓き、どんな大きな岩かと思って見れば、これが案外ちっぽけな石だったりする。痛ぇーじゃねーか、ちきしょー。小石のあまりの小ささに腹を立て、また腹を立ててる己の小ささに苦笑いする。それも道草の楽しさ。
道草には理由も、弁解も、正当化もいらない。したいから、した。それだけでいいじゃないか。
ルー・リードは歌ってる。さぁ、明日私はどこを歩いてるだろう。
Tell It To Your Heart, Don't Be Afraid

和裁のお稽古中、衿の部分につける「力布」で遊んでます。人生、笑ってるのがいいね。