生まれる
8月1日
夏の薄ものは、下の白い襦袢が透けるのが涼しげで楽しいです。気楽な八寸の帯に青いトンボ玉の帯留めを。
8月は親友との久しぶりのデートで幕明けた。不思議なもので、いい友達というのは絶妙なタイミングで必要な言葉を放ってくれる。別に示し合わせたわけじゃない。なのに、ここぞという時に現れるのだ。またしても彼女にパワーをもらった。ありがとう。…でもちょっと飲み過ぎ。プハー。ほとんど下戸の私はフラフラでした。
帰り道、空き地に群生した猫じゃらしが闇にぼうっと浮かびあがり、とてもきれいでした。月明りはないのに、どこの光を反射させているのだろう。きらきら。お酒の力もあったのかしら。体中にみるみる野生が沸き上がった。猫になる。虫になる。風になる。自分になる。自分を押殺して模範囚を装ったところで、人生という檻に恩赦はない。この胸のささやきに素直になろう(って、犯罪はダメよ!)。

7月はいきなりの酷暑に見舞われ、体も気持ちも何だかペースが掴めないでいた。もっとも振り返ってみれば、去年の夏からずっと熱に浮かされていたようにも思う。秋も冬も春もなく、ずっと夏を引きずったまま、気づいてみれば…今。この暑さや、日々の忙しさや、現実感の曖昧さやアレやコレやで、油断するとすぐに心がはぐれてしまいそうになる。しっかりしよう。しっかり自分でいよう。今日から8月。私の誕生月だ。









