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2008年08月 アーカイブ

2008年08月02日

生まれる

8月1日
sha.jpg夏の薄ものは、下の白い襦袢が透けるのが涼しげで楽しいです。気楽な八寸の帯に青いトンボ玉の帯留めを。


 8月は親友との久しぶりのデートで幕明けた。不思議なもので、いい友達というのは絶妙なタイミングで必要な言葉を放ってくれる。別に示し合わせたわけじゃない。なのに、ここぞという時に現れるのだ。またしても彼女にパワーをもらった。ありがとう。…でもちょっと飲み過ぎ。プハー。ほとんど下戸の私はフラフラでした。

 帰り道、空き地に群生した猫じゃらしが闇にぼうっと浮かびあがり、とてもきれいでした。月明りはないのに、どこの光を反射させているのだろう。きらきら。お酒の力もあったのかしら。体中にみるみる野生が沸き上がった。猫になる。虫になる。風になる。自分になる。自分を押殺して模範囚を装ったところで、人生という檻に恩赦はない。この胸のささやきに素直になろう(って、犯罪はダメよ!)。

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 7月はいきなりの酷暑に見舞われ、体も気持ちも何だかペースが掴めないでいた。もっとも振り返ってみれば、去年の夏からずっと熱に浮かされていたようにも思う。秋も冬も春もなく、ずっと夏を引きずったまま、気づいてみれば…今。この暑さや、日々の忙しさや、現実感の曖昧さやアレやコレやで、油断するとすぐに心がはぐれてしまいそうになる。しっかりしよう。しっかり自分でいよう。今日から8月。私の誕生月だ。

 

2008年08月03日

あさがお一号 & お知らせ

8月3日                      asagao.08.jpg
         
 この夏の朝顔さん、第一号。これは何年か前の朝顔市で購入した朝顔の子孫で、種を採っては、毎年咲かせています。咲くまで何色の花か分らないのが楽しみを倍増させています。ひょっとしたら購入した鉢植えは、何色かの朝顔を寄せ植えていたのかもしれませんね。それがまた段々と交じり合っていってるのかも。

     ♪わけりゃ二つの朝顔なれど、一つにからんで花が咲く♪

 こんな都々逸がふいに口をついて出たりして。ふふふ。色っぽいですね。

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 このところ気に入ってる取り合わせです。墨流しは古典的な染法なのに、どことなくポップ。サイケ・カラーな麻の半幅帯と好相性。

*お知らせ*
『ブナの葉』に新しいカテゴリーが出来ました。
毎日、憂鬱になるニュースがしきりと報じられています。情報は情報として大事だけれど、バイブスは伝染するからね。ドンヨリしちゃいます。ならばグッドニュースをもっともっと広めたらどうかなと思いました。
 楽しいニュース、ホッとするニュース、うれしいニュース。そんなちょっとした『元気便り』です。

2008年08月07日

雲を見上げる

8月6日

ときを越え、なにを想う、頭巾雲
 敵も味方も ひとえに祈らん

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*特別番組のお知らせ*
8月10日(日)25:00〜25:30 東京FMにて、映画「アクロス・ザ・ユニバース」をご紹介する特別番組をお届けします。ビートルズの名曲とともに語られる愛の物語。

『アクロス・ザ・ユニバース〜33曲に秘められたストーリー』 どうぞお楽しみに。

2008年08月10日

生まれ変わる

8月10日
 
 昨晩は笠間綾嬢からのお誘いに救われました。それまで自宅で仕事をしていた私は、それはもう鏡を見るのもコワイほどの酷い態。ダラダラと汗を垂れ流し、ずっしりと水分の重みでたるんだシャツのボタンは全開。首っ玉に手拭いを巻き付け、PCの前であぐらをかいて一心不乱に仕事をする姿は、さながら包丁を研ぐ山姥なみの不気味さでしょう。うけけ。
 いかん、いかん。そんな状態で仕事をしていてもロクなことはない。集中力は大切だけど、ある程度を過ぎれば無駄なテンションになってしまう。自分のスイッチを上手くオフれる人ほど、オンのパワーも発揮できるというもの。オリンピック選手を見ていても、彼らの精神バランスのスゴさに圧倒されますね。百万分の一でも見習いたいものです。
 現心を取り戻して身支度を整える…。はぁ〜、生まれ変わるぅ〜。誰かのためのオシャレも必要だけれど、自分のためのオシャレはことさらに大事なのだと実感します。

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とにかく「すっきり」がテーマ。細い縞の入った夏塩沢に、帯は白と青のグラデーションが気に入りの羅織りの八寸。帯揚げも同系色の中に雪の結晶を配置した涼やかなもの。帯留めはベネチアングラス。半衿にはトンボの刺繍。
shiozawa8.9.08.jpg

 

2008年08月15日

そら祭り・関東2008 の お知らせ

大地の大切さを知って、自然・人・場所・そらがつながる祭り

 そんなキャッチフレーズを掲げ、そら祭りが来る8月17日(日)、埼玉・所沢航空記念公園の野外ステージで行われます。

 この日、守乃ブナは司会で参加。ぜひ、みなさんも遊びにいらしてください。
入場無料です。音楽、踊り、そして美味しい&楽しい出店ブースもいっぱいです!

詳細

2008年08月18日

納涼歌舞伎〜つばくろは帰る

8月18日

 おととい、久しぶりに歌舞伎を堪能しました。演目は「つばくろは帰る」。母を訪ねて、たった一人で京へ上る子供と大工の棟梁が出合うところから始まる人情劇です。親子の絆、男女の情、男の器量、女の義理。様々な心模様が交錯しながら展開する物語に思わず泪がポロリ。
 話が進むにつれ、季節も移り変わります。冬には雪が舞う場面もありました。ものすごい猛暑を記録したこの日、歌舞伎座は冷房も弱く、劇場内は暑かったんですが、不思議と冬の気分にちゃんとなれました。雪を表す太鼓がドンドンドンドン…と低く響くと、しんしんと冷えてくるような。人間の感覚ってデリケートですね。そんな感覚を上手に遊んで、残暑を乗り切りたいものです。

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 それにしても「物語だから…」と云ってしまえばそれまでですが、大工の文五郎の男気の気持ちいいこと。そして文五郎の器量を見込んで借金の肩代わりをする旦那の心意気。愛と義理の狭間で苦しみながらも、きっぱりと筋を通す芸妓の凛々しさ。時にはこういう物語に触れ、グダグダの自分を叩き起こさないとね。

2008年08月22日

自称・便所紙屋のうんちマン

8月21日
 現在レギュラー出演しているTFM『DailyPlanet~Humming Bird』では、実に様々なゲストをお迎えし、いろいろなお話を聞くことができます。エコを考えるコーナーですが、とても幅広く世界を捉えていて、これぞ本来のエコロジー=生態学ではないかと思います。
 昨日は王子製紙nepia・千のトイレプロジェクトチームのリーダーを努める今敏之さんをお迎えしました。このプロジェクトは東ティモールにトイレを作り、衛生習慣の普及を目指すものです。このプロジェクトは元々nepiaが開催していた「うんち教室」が発端となってスタートしたそうです。
 そんなわけで「うんち」がいっぱい語られましたが、初対面の方とこんなに「うんち」を連発したの初めてかも。。えへへ。楽しかった。

 番組の様子はDaily Planetに載ってます。
 
 そしてゲストの今さんも、nepia千のトイレプロジェクトのブログにレポートを載せてくださいました。私が描いた「うんち君」もアップされているので、ぜひ見てください。


 

2008年08月23日

おばあちゃま

8月22日
 愛用している針刺しは祖母のお手製です。水色が薄汚れてほとんど鼠色になってしまったボロボロの針刺しを使っていたら、見かねたのか、新しく作ってくれました。祖母が「これをお使いなさい」と差し出してくれたときには、新しい針刺しの赤色が、どれほど艶やかに見えたことか。今からもう25年ぐらい前のことです。その祖母はもういません。
 今日、和裁のお稽古中に何気なく針刺しを眺めていると、縫い目が気になり出したのです。そういえば、今までじっくり観察したことなかった。一つ一つの針目を見ていたら、祖母の運針…なんというか、祖母の呼吸みたいなものが感じられました。彼女はもういないのに、まるで生きているように暖かい。彼女の手の形、指の曲がり具合、皮膚の感触、爪の色。自分でも驚くほど細部まで思い出しました。まるで隣に祖母がいるみたいに。不思議です。
 どんなに大きく深い川でも、分つことのできないものがあるんですね。

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2008年08月27日

ANA SKY CHANNEL〜お知らせ

 全日空の機内番組には度々登場させて頂いております。この夏も安室奈美恵さん、CHARAさんとご一緒させていただきました。聞いてくださった皆様からは「楽しかった」とのお便りも届き、嬉しく思っています。ありがとうございます。
 同時に「ちゃんと告知しろ」というお叱りも寄せられました。つい地上を離れてのことなので、うっかり… なんて、言い訳無用ですね。はい、申し訳ございません。

 次回は10月(国際線・国内線)と11月(国際線)でオンエアされる
     『Anniversary Flight "Expressions" 』です。
デビュー30周年を迎え、初のコンプリートベストアルバム「Expressions」をリリースする竹内まりやさんに現在・過去・未来を語って頂きます。

 旅を計画中のみなさま、ぜひANAにご搭乗のさいには番組を聞いてくださいね。
 

2008年08月28日

会いたい人、出会っちゃう人〜ご縁

8月27日
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 巡り合わせというか、縁というのは摩訶不思議なものです。いくら接点がありそうな人でもニアミスばかりのこともあれば、まったく接点ないと思っていたのに、なぜかご一緒する機会に恵まれたり。そんなことの歪な連続模様によって「人の一生」なんて形成されているんでしょう。
 あれは10年ぐらい前でしょうか。目黒の寄生虫館に行って、ひどく感銘を受けました。そこのお土産コーナーで買ったのが「蟲実話」という本です。本のなかで、あらゆる寄生虫に関する疑問・質問に答えていたのが藤田紘一郎先生です。すっかり藤田先生の研究への情熱に魅せられてしまいました。でもまさか、実際に藤田先生にお会いする日がやってくるとは…。ゆめゆめ思いませんでした。
 これもまた、ひょんなことから東京FMのDaily Planet~Humming Birdに出させてもらうようになったお陰です。その様子はDaily Planetのサイト内・アーカイブス(8月14日)に載ってるのでご参照ください。

 そして「ブナのあの人に会いたい・夢は叶うぞ」パート2が今夜実現しました。ゲストはドクター中松。どんなヘンな人かと思ったら…やっぱりヘンでした。「ヘン」とは、私にとってサイコーの褒め言葉ですが。。。☆!視野が広い。私なんぞが見ている世界がなんとちっぽけに思えたことか。先生の発明品は、単に目先の便利さを追求するものではなく、その先にもたらされるもっと大きなもの。平和とか、環境とか、国家とか。なんというか、マスコミなどでプロファイルされがちなマッド・サイエンティストではなく、心が伴っているのが感じられました。

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 ドクターが「僕には影武者が二人いるんだ」とおっしゃってましたが、ほんまじゃ。シラク元大統領とジミー・ペイジ。似てるぅ〜。写真を撮るときは「チーズ」ではダメ。な・か・ま・ツ〜〜〜〜〜〜〜〜〜! で、パチリ。

 大事なのは何をしているかではなく、それとどう関わっているかではないだろうか。ロックスターでも、漁師でも、本屋でも、サラリーマンでも、ホームレスでも、ヒモでも、なんでも。日々、いろんな人と遭遇しながらそんなことを思っています。

 

2008年08月30日

8月30日 当日の静けさ

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 誕生日の前後は賑やかになります。年を追うごとに、その傾向が強まってゆくように思う。どういうことかと云えば、つまりは友人たちの気遣いなのです。かつては当日めがけてパーティだの食事だのと張り切ってくれた人たちが、少しずつ遠慮がちになってゆく。自分よりも「大事な誰かとの時間」をプレゼントしてくれようとするからです。故に、お誕生日の前後が賑やかなのです。
 して当日は、心遣いという台風の目となり、空洞がポッカリと出現します。空洞の中で穏やかに味わう誕生日。いままでのこと。これからのこと。与えられたこと。与えられるかもしれないこと。あれこれ想う誕生日。

 誕生日を覚えていてもらえる。そして祝ってもらえるというのは、格別に嬉しいものですね。
みなさま、どうもありがとうございます。

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雲の切れ間にさした陽光を浴びるトンボ。夏と秋の交差点。

 

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