この時季はあちこちでお茶会が開かれ、街中でも着物姿の方々を見かけます。その方の装いを見ながら、どんな立場なのかを想像したりしながら疑似体験するのも楽しいものです。どこぞの先生がお正客として招かれているのかな…。お茶会に初参加で緊張気味の人かな…。これからお点前をするのかな…と。いろいろな人たちが集まってお茶会は成り立ちます。
招く側も、招かれる側も、等しく最高の一期一会を願って心を配るのです。
池上梅園で開かれたお茶会に、私も行ってきました。梅こそ咲いていませんでしたが、ところどころ紅葉した樹々が庭園に艶やかなアクセントをもたらし、とてもきれいでした。時折、薄陽もさし、本格的な冬を迎える前の、ほんの一時の穏やかな時間を味わいました。
今日という日を生きられるしあわせを感じます。

池上梅園の中にある茶室、清月庵の前にて。お茶会には少しハデかなとも思いましたが、この時季しか着られないキモノなので、ちょっと失礼して…

青海波の地紋に、たっぷりの菊を描いています。花だけなら「文様」として通年OKですが、茎や枝などがしっかり描かれているものは、その時季だけに着るというのがお約束。不便と感じる人もいるでしょうが、「だからこそ」の楽しみもなかなか良いものです。
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