6月を目前にして紫陽花が花盛り。サンダルつっかけて、ちょっとポストまで手紙を出しに行っただけなのに、気付けばいつの間にか紫陽花を愛でながらの散歩になっていた。
花が好き。葉っぱが好き。咲く季節が好き。都会の真ん中にいても、紫陽花の周りにはむせ返るような土の匂いが立ちこめています。そこだけ空気がずしんと重たく感じるのは気のせいかしら。ほのかに怖いような、とても淋しいような、それでいて真夏の訪れを夢見てときめくような、混ぜこぜの想いの重みかもしれません。
あじさいは心
小さな花がいっぱい集まって一つなる
あじさいは心
そういえば小学生のころ、祖母のためにこんな詞を書いたっけ。
小さな花(正確には萼?)が寄せ集まっているけれど、はたして紫陽花は調和の美しさなのか。
それとも…?
こんなにも愛しているのに、いっそ嫌いになれたらいいと思ったり。どんなに独りぼっちでも、満たされてしまったり。笑い。泣き。幸せなのに怖かったり。義務と愛と正義と怠慢。律儀と奔放。支離滅裂。一つの心の中にある感情はてんでバラバラ。そんなとき、どんな顔をしているのだろう。いつの日か、紫陽花のように咲ける日はくるのかしら。

