「ホタルを見てきたの」と、友人が瞳をキラキラ輝かせながら語ってくれました。
なんでも、知人の招きで下田を訪れた彼女は、案内されるままに「スポット」に行ったそうです。待つこと十数分。山の上から光の帯がたなびくように降りてきて、不思議なことにホタルの群れは同じタイミングで発光して、大きな光の揺らぎがフワ〜ン、フワ〜ンと闇に浮かび上がりました。それはそれはこの世のものとは思えないような美しさだとか。
話に耳を傾けながらドキドキしました。私も見たい!
私のホタル体験は、いつだったか、世田谷のお祭りのときに小さな倉庫内に放たれたホタルをを観賞するというもの。そんな擬似的な環境でも多いに感動したことを覚えています。
もしそれが自然の中だったら…
夜の空気を肌に浴び、草の匂い、空の広さ、大地の確かさ、闇の無限につつまれての喜びはどれほどか!
幻想的な光の魔法の中で、何もかもがほどけてゆきそう。
大好きな人とそんな瞬間を一緒に過ごせたら、きっとその「一瞬」は「永遠」を分かち合える時間なのかも。
