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2010年02月 アーカイブ

2010年02月01日

2月1日 雪を見ながら振り返る、、、初釜

お昼から降り出した雨が雪に変わって、頭の中には季節外れの「クリスマス・イブ」がヘビロテしております。この寒暖の差は一体なのぞや?! 先週はあんなに暖かだったのにー。まぁ、このお天気が初釜にぶつからなくて良かったです。

今年の初釜は1月24日、晴天に恵まれた日曜日に行われました。初釜とは新年最初に行う茶事。さぁ、これから今年もお茶をやりますよ〜、というお茶の世界の新年会とでも言うのでしょうか。引き締まる気持ちと、ワクワクする楽しさが入り交じる特別な日です。

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まず客たちは「寄付き」という場所で待機します。合図の後に、露地を通って手水鉢で手と口を清めてからお席入りします。そういえば、去年だったか、一昨年だったか…?雪が降ってました。そりゃ〜寒かった。今年は水が気持ちよく感じられるくらいでした☆

世間的にはすっかりお正月も過去となっていますが、お茶室の中はまさに「ザ・NEW YEAR」!初春を告げる掛軸やお花に迎えられて頂くお茶は、ありがた〜い気持ちにさせてくれます。
 
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お茶やご飯も頂き…う”、睡魔。いやいや、居眠りしてるのではありません。実は足が痛くて、痛くて。ジッと耐えているのです。去年の暮れから不摂生が続き、急激に体重/体脂肪が増えました。足にキテるのは、そのせいか?!
そろそろマジで拡張した胃を縮めねば〜。

何はともあれ、今年も切磋琢磨の茶の道です。

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2010年02月02日

2月2日 雪

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寒い寒いとは言え、まだまだ温かった今年の冬。東京にもようやく雪が降りました。陽が落ちると雨は雪に変わり、街は見る見るうちに白く塗られてゆきました。汚れも喧噪も、何もかも包み込んでしまう一時。完全無垢であることも美しいけれど、陰りがあるからこそ生まれる美もあるのですね。その内に秘めた哀しみも、戸惑いも、あらゆる歪みが作り出す陰影が美しさに奥行きを与えるのかもしれません。大自然の中の美しい雪景色も申し分ありませんが、都会の雪化粧は格別に味のあるものです。

私の胸の中にも雪が降ったならば、少しはきれいになれるだろうか。
雪と一緒にしんしんと静けさが積み上がってゆく夜でした。

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米油の石けんです。夕べ、窓の雪を見ながら作りました。

2010年02月07日

2月7日 アバターと落語

朝から3Dメガネをかけて堪能した「アバター」。評判に劣ることなく、劇場で観る醍醐味を充分に味わいました。気がつけば、すっかりアバターの世界に入り込んでいて、自分も一緒にできごとを体感してしまうのは、3D効果のせいだけではない気がします。テーマ自体は何も新しいものではないけれど、世界にとってとても大事なもの。あらゆる言葉、あらゆる表現で問われ続けていることです。今回「アバター」という超・エンタテインメントを通じて、多くの人に投げかけられることでしょう。

そして夜、神楽坂の毘沙門天へ、久々に落語を聴きに出かけました。高座に上がったのは五街道弥助さん、柳家喜多八さん。「長屋の花見」「寝床」など、お馴染みの古典をたっぷりとそれぞれの持ち味で楽しませてくれました。身振り手振り、目配り、言葉と言葉の間の一瞬の沈黙…ワッと、頭上に満開の桜の花が咲き乱れ、冷めたお茶や大根の酸っぱさがノドを通ってゆく。熟練の芸が、何もなかったところに、瞬く間に色鮮やかな世界を創りだすのです。それはアバターの3D映像に決して引けを取らない素晴らしさ。ビバ、人間の想像と想像の力。裏を返せば、どんなに素晴らしいものがそこにあったとしても、それを受け止めることができなければ全ては無意味。どうか、豊かな感受性を無くさずに過ごしたいものです。

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2010年02月15日

2月14日 加計呂麻の森林伐採

2月13日(土)、UAさんのライブイベントが行われました。
友人が企画している定例イベントで、私もお手伝いをしました。自分の出番が終わったら、仕事もたまっていたので早々に帰る予定でした。UAさんのライブは以前にも行ったことがあり、それはそれは素晴らしく、今回はライブパートまで残れないのが残念でなりませんでした。
ところが帰る前にちょこっと客席に行ったら、(やはり?!)それきり釘付け。
えーい、仕事は睡眠時間を削れば何とかなる。でもこの瞬間は今しかない! と、その場を動けないのです。この空間の中にもっといたい。次に何が起こるのか観たい。感じたい。ドキドキしました。きっとUAさん自身が瑞々しい気持ちでステージに立っているからこそ、こちらにも伝わるのでしょうね。

いろんなことが予定調和になっている世の中。自分も知らず知らずのうちに「はみださないよう」「おさまりのいい」ところに甘んじてしまってることがある。妙に熟れて、テキトーが通用してしまう。波風たたず、うまく機能していれば、それで正解なんだと細かいことに目をつぶってしまう。つまらないね。
それで合格ラインを越えられたとしても何の意味もない。

恋にはトキメキがある。100万回目の恋だって、それはいつも初恋なのです。決して同じ恋はなく、悩み、喜び、焦がれ、ときめく。
だから恋をするように仕事をしたい。恋をするように毎日を生きたい。そんな想いを揺り起こしてくれたライブでした。
旧暦の新年にして、聖バレンタイン。さぁ、ときめいて行こう!

さて、UAさんがステージで加計呂麻の伐採問題について話していました。35年の歳月をかけて、チップを作るために加計呂麻の森を伐採してしまう計画が進んでるそうです。
さっそくフェアウッドパートナーズなどと活動し、森林の事情に詳しい友人に連絡しました。彼曰く、島の半分の森をチップにする計画で、主導しているのは鹿児島の海運会社。屋久島のオペレーションもここが中心になってるらしいとのこと。

まだ私もリサーチしきれてないので、いたずらに騒ぎはしませんが、ゆゆしき問題ですね。関係者やよほど興味を持ってる人はともかく、普通に新聞やテレビでニュースを追っていても全然伝わってこない。こういうことが広く知らされないことも、実はとても恐ろしいことです。
興味がある方は検索してみてください。署名運動なども始まっています。私も引き続き動向を探ってみます。

そして、なぜそれほどにチップが必要なのかも考えなくてはね。まるで無限であるようにポイポイ使い捨てるティッシュ。ガラガラガラガラ、手クセだけで必要以上に引っ張りだすトイレットペーパー。過剰包装、etc.。
紙の一枚だって「いのち」であることを忘れたくないです。

2010年02月17日

2月16日 green book

近年「紙メディア」をめぐる状況が変わってきています。本を読まない、本が売れない、というだけではない「何か」。全ては電子メディアにとって代わられてしまうのか。いや、それは無いんじゃないかな〜。…と、思いたい。
先日、森林伐採とチップについて書きましたが、無駄遣いではない紙の存在意義とは何でしょう。

面白い企画展に行ってきました。『papermore』

折戸 朗子さん、宮路 雅行さん、村山修二郎さん、村山 悟郎さん、ハーズ・ダンさんが紙メディアの可能性を探る実験的なアート展です。

中でもグッときたのは村山修二郎さんの「育てる本〜green book」です。
花屋さんで捨てられてしまう葉っぱや花と、製本屋さんなどで出る規格外の商品にならない紙とで作ります。直接紙に草や花を擦りつけると、植物の色がそのまま絵具の役割を果たします。そして出来上がったページは時間や環境の変化とともに色合いを変えてゆきます。本を手にした一人一人が、それぞれに育ててゆくのです。それは自然の風化であり、四季の巡りでもあります。
会期中、白い壁に植物を使って絵を描き続けるそうです。どんどん変わってゆく風景。いいね。
これって、すごく原始的で、すごく普遍的で、すべての衝動の根っこにあるものなんじゃないかな。

子供が落ちていた花びらで壁をゴシゴシしたら、黄色く色づきました。
「きゃー」とも「うわー」ともつかない、妙な声を発して、それは紛れもなく喜びの声だった。

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会期:2010/02/05 (金)〜20(土)
制作時間:12:00〜19:00
休み:月曜日

会場:プロジェクトスペースKANDADA
(千代田区神田錦町3-9 精興社1F)
アクセス:東京メトロ東西線竹橋駅1b出口より徒歩3分
都営三田線・新宿線・東京メトロ半蔵門線神保町駅A9出口より徒歩3分
入場無料

- ゲストトーク -
日時:2/20 18:00〜20:00
ゲスト:竹熊健太郎
http://takekuma.cocolog-nifty.com/
編集・執筆・漫画原作・評論・大学教授など、幅広く活動している竹熊健太郎氏による「紙とデジタルが共存する出版の未来」についてのゲストトーク

2010年02月26日

2月26日 春、スタート

春一番が吹き、真央ちゃんは銀メダルをとった。
時間はしっかりと流れ、世界は動いてるのですね。

去年の暮れあたりからグズっていました。いくら考えても答は見つからない。進むに進めず、引き返すにも道が無い。身動きとれないまま、ほとんど仮死状態で新年を迎え、節分に福を羨み、バレンタインをやり過ごし、梅の咲くのを横目で眺めていました。でも、いい加減にしなくちゃ。切り替える…というゆーか、切り替える努力をせねば!

オリッピンクの選手たちを見ていて、いつまでもグズグズしてる自分が鬱陶しくなった。誰だってみんな「それぞれの事情」を抱えて頑張ってるんだものね。

たとえ何があっても 「THE SHOW MUST GO ON」

窓辺に置いてある小さなサボテン。別にしょっちゅう水やりをするわけでもなく、まるで置物みたいに変化のないヤツだけど……

周りのケバケバを入れても、せいぜい2ミリぐらいしかない、小さな赤ちゃんを発見。サボテンの芽(?)。石にしがみつくようにして、ちゃんと生きてる。カワイイ!サボテンの仕組みはよく分からないけど、スゲー。ヤツなりに、ちゃんと前に進んでるのだ。

ずっと停滞してたけど、どうしようもないものは、どうしようもない。そんな合点もまずは一歩でしょうか。

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