
寒い寒いとは言え、まだまだ温かった今年の冬。東京にもようやく雪が降りました。陽が落ちると雨は雪に変わり、街は見る見るうちに白く塗られてゆきました。汚れも喧噪も、何もかも包み込んでしまう一時。完全無垢であることも美しいけれど、陰りがあるからこそ生まれる美もあるのですね。その内に秘めた哀しみも、戸惑いも、あらゆる歪みが作り出す陰影が美しさに奥行きを与えるのかもしれません。大自然の中の美しい雪景色も申し分ありませんが、都会の雪化粧は格別に味のあるものです。
私の胸の中にも雪が降ったならば、少しはきれいになれるだろうか。
雪と一緒にしんしんと静けさが積み上がってゆく夜でした。

米油の石けんです。夕べ、窓の雪を見ながら作りました。