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和のスピリット アーカイブ

2006年06月29日

ちょっとしあわせ

 今日はずっと先送りにしていたことにやっと着手しました。
戸棚の中で眠っていたお下がりのキモノ。ぶきっちょな手に針を持って、チクチク、袖丈をつめたのです。以前は、お嬢さん方は振り(お袖)を長くしたもんなんですよね。まるで夢二や中原淳一の世界!ってなもんで、可愛くてエレガント。でもよそ行きならともかく、超普段着で振り袖はちょっと今の生活には不便かも。どうも私は「しゃなり、しゃなり派」ではないし…襦袢だって合わせなくちゃならないし。透けなければウソツキの替え袖でクリアできるけど、夏物はバレバレなので X 。そんなワケで、肩バリバリに凝ったけど出来ました。これで準備OK. いつでもカモン真夏!
 一方、家の前には十何足かの靴を並べました。ワケあって私の従姉妹が履けなくなってしまった靴。私にはサイズが合わないし、かといってそのまま捨てるのも忍びない。それで『ご自由にどうぞ』って並べてみました。横目でチラッと見て通り過ぎるか、「いや〜、何これ〜。ギャハハハ」と冗談のタネにしてゆく人たち…。しばらく窓の外を気にしてたけど、誰ももらってくれそうにもありません。あぁ、今の時代はこんなものを拾ってゆく人はいないのかな…と、ちょっと寂しい気持ちになりました。
ところが!!
 私が針仕事に熱中してる間に、ふと気付くと靴がいつの間にか全部なくなってるではありませんか。「ギャハハ」とバカ騒ぎをしながらも、あの子たちが引き取ってくれたのかな。しかも、靴を並べておいたところには「アニマル柄の靴を頂きました」とか、メモまで残っていました。じ〜ん。世の中、捨てたもんじゃないわ!
 キモノも靴も生き返った日でした。そしてモノという方舟に乗って、人の暮らしや心はどこまででも旅をするんだなと思いました。なんだか、ほんのりシアワセ。

出来上がったキモノの画像はまた改めてアップしま〜す。

2006年09月23日

お彼岸のある日

 お彼岸ですね。9月22日、午前中の仕事を終えてからお墓参りに行ってきました。久しぶりの鎌倉です。お天気にも恵まれ、サイコーのお墓参り日和となりました。
 お寺に着くと、和尚さんがお茶を点ててくれました。いつもながらの心を開いたおもてなしには、つくづく癒されます。ゆっくりと全身に染み込んでゆくお茶の香りとぬくもり。そして開け放たれた窓から入ってくる秋の風。ほのかな金木犀の匂いが、ほろ苦いお茶にほんの少し甘味を加えてくれるようです。
 庭に出ると、和尚さんが大事にしている畑が点在しています。そして地面に置かれた一升瓶? なるほど! へちまの茎を切って、一升瓶に差し込んでおくと、へちま水がゆっくりと採れるんですって。自家製の化粧水まで作ってるんだ〜。それから初めて知ったこと。それはピーマンの葉っぱもサラダにして美味しく食べられるということ。食べるのは実だけだと思ってた。和尚さんはいろんな事を教えてくれます。食のこと。人間のこと。人生のこと。時たま、こうしてお話を頂きながら、ゆっくりとした時間を過ごすのが好き。

 鎌倉では着物姿の人もちらほら見かけました。景色が良いと、着物も一段と美しく見えますね。もちろんどんな場面にもハマるけど、やっぱり着物は自然の色合いの中で輝きます。着物をもっと楽しむためにも、自然を大事にしてゆかなくちゃ、と燃えるのでした。 仕事から急いできた私はTシャツにスカート…。あぁ、着物で来たかったな〜。
 北鎌倉の駅付近に、私のお気に入りの場所があります(詳細は…ヒミツ)。季節のお料理がとびきり美味しいの!
この日のヒットは、よく冷やしたイチジクをなめらかな胡麻ダレと和えたもの。季節が終わらないうちにアンコールしたいな。

やまとさんのリクエストにお応えして…
すくい八寸のお太鼓柄です。実は前の柄と変らないの。ごめんなさい。
Uma_sukui

2006年09月29日

極彩色

 青山のスパイラルガーデンの前を通りかかると、白黒で「極彩色」と書かれた看板が目に入りました。極彩色…を白黒で謳っている。なんだか引っかかって、フラリと中を覗いてみました。「妄想」と題された数人の作家による写真が何点か。そして天井からは(昔、学校のお楽しみ会なんかで飾ったような)色とりどりの紙でこしらえた花が沢山つるされ、さらに着物を土台に制作された衣装をまとったボディが何体も展示されてました。あらゆる色と素材を用いて生み出された極彩色の世界。
 正直なところ、私にはこの展覧会が何を訴えてるのか分りません。ただ、その空間にいると無数の色が意識の中で混ざりあい、やがてポツンと無彩色の中に佇んでいるような心持ちになりました。有彩と無彩。水墨画を見ていると、沢山の色が浮かんでくるけど。その逆ってこと? ふしぎなかんけい。

  Gokusaishiki

 着物のコーディネートなど、配色を考えるときに「調和」は大事な決めてになります。しかし思い返せば、自然界に不調和なんてありましたっけ? 無尽蔵に存在する色、色、色。それらがどんな順番で、どんな組み合わせであっても、そこには「美」が生まれる。
人間は秩序を作ったことで美の可能性をつみとってしまったのではないか…? 無秩序の中の秩序。人の頭で考えた調和が、不調和を作り出してしまうのか。
 洋服では考えられないような配色が有り得る着物。それは着物が自然の素材を活かし、自然にモチーフを求めてきたから? 多くが化学染料や合成顔料に取って代わってしまった今日でも、それでもなお、私たちは四季を抱く自然と寄りそおうとする。
  着物は練りに練られ、洗練された芸術である。と同時に、手つかずの野生の象徴なのかもしれない。着物が多くの人の気持ちをくすぐるのには様々な理由があります。一つには、きっとそういった原始への郷愁や、自然への解放をチラつかせるから…なのでしょうか。

モーリの色彩空間Part10「極彩色」は南青山のスパイラルガーデンにて、10月3日まで開催されています。

2006年12月08日

十二月八日

 ナレーション録りの仕事を済ませ、フラリとお気に入りのギャリーに立ち寄る。大好きなイラストレーター、山口マオ氏の個展。人のようなネコのイラストは、ご存知の方も多いことでしょう。今回の個展はグワッシュや油絵など、マオさんをダイレクトに感じられるものばかり。どれもステキ! 中でも、ものすご〜く恋した一点は……ありゃ、すでに売約済み。はぁ〜。しかし残念なことばかりではなかった。マオさんに、ギャラリーのオーナーが紹介して下さったのです。マオさんは、どことなくご自身が描かれるネコに似ていた。
 さて、恋した絵は売れてしまってたけど、もう一つ素晴らしいものを発見。マオ・ネコが No War と書かれた箒をプラカードのように掲げているイラストカード。8cm程のミニ・箒も付いてます。箒→ホーキ→放棄。カードの裏には日本国憲法・第二章・戦争の放棄(第九条)が記載されています。「戦争ホーキの会」という活動をしている方々に、マオさんが賛同してイラストを描いてるそうです。大きな声をだしたり、デモをやらなくても、僕なりにできること…とのこと。お値段は、1つ50円以上ならいくらでも。要するにカンパ。ヒステリックでなく、それでいて力強いものを感じました。
 奇しくも今日は12月8日。65年前の今日、太平洋戦争が始まりました。そんな喜べない日付が、この小さな「戦争ホーキ」と出会うことで新しい祈りの日付になれるんだと思いました。

 着物には多くの吉祥模様が描かれます。そして他愛もない語呂合わせのような縁起物も好まれます。日本の着物に限ったことではありません。どこの国、どこの民族にも、大切な人の無事や平和を願う気持ちを込めた意匠があります。「想い」は肌の色や言葉を越えるのだから。幸多かれ。

Mao_1

山口マオ・個展「オイルペインティング」2006.12.1〜13
OPA gallery 東京メトロ表参道駅A2・A3出口より徒歩5分 03-5785-2646
http://www.geocities.jp/opa_gs

2007年01月15日

どんど焼き

 Dondo3

 神主さんの祝詞に始まり、お正月の松飾りなどが焚かれました。このところ乾燥しているので、火を放った途端にボッと燃え上がり、待機していた消防団の人たちの顔が引き締まります。この後、竹竿に吊るされたお餅をみんなで焼いて、それをおしるこにして頂きます。一年の無病息災を願うどんど焼き。こういう行事はなくなってほしくないな、と思います。

Dondo1

 たき火を囲む。みんなが同じものを見つめる。おじいちゃんも、若者も、バカ者も、赤ん坊も、おかあさんも、お偉いさんも、負け犬も… 世代間交流が少なくなり、自分の言語が通じる相手としか関わらない人が増える一方の現代だからこそ、ほんのひとときでも、こうやって同じものを見つめることの意味を重んじるんですよねー。う〜ん、この気持ちを説明する言葉が見つからないんですけど…。

 それにしても、こういうシチュエーションで食べるおしるこは、どうしてこんなにも美味しいのでしょう。海の家で食べるラーメン、キャンプで食べるカレー、縁日の焼そば。仕合わせの味。

小正月

 Azuki

 小豆粥を頂くと、さぁいつまでもお正月ボケではいられないぞ、という気持ちになります。リハビリせねば〜。そして獅子舞、羽子板、羽、独楽といった「いかにも」なお正月用の箸置きもお役御免。また来年まで休んでもらいませう。
 ところでお粥。とても美味しかったのに…なんだか病院食みたいに写ってる。器とテーブルの色のバランスや照明のせいですね。一つ一つの独立した色はどれも美しい。それなのに、組み合わせを間違えると悲しいことになっちゃいます。着物でもよくあることですよね。特に和の色彩はとても表情豊かで、微妙な色合いが無数にあります。だからこそ、それらを活かしあうようなコーディネートをしたい。 着物や帯なども、これからはより春を意識したものが楽しくなります。柄で遊ぶのか、色で味わうのか、みなさんのオシャレ心が暴れだしていることでしょう。私も、実は仕立てあがってくるのを楽しみにしてる帯があるんですよね〜。出来たらここでお披露目させてもらいまーす。うふふ。

 ところでまた腰痛に苦しんでます。整体の先生曰く、いろんな原因の一つに食生活も含まれているそうです。年末年始の暴飲暴食、あるいは動物性タンパク質のとりすぎで腸が疲弊すると腰に負担がかかるんですって。食べ過ぎによる体重増加もさらなる負担になるしね。おまけにこの季節の冷えは対敵。はぁ〜、痛いです〜。

2007年02月02日

ペン字と古布カード

 やろうと思うことはアレもコレも多々あれど、ままならないのが人の常。

 字がヘタなのが特大コンプレックス。通信講座にもなんど申し込んだことか…。それがダメなら『なぞり書き』だ、と本を買う。それもダメ。ペンを持つ、たった10分が捻出できない。ウォーキング、読書、ストレッチ…一日のサイクルの中に組み込んでしまえば何てことないことだろうに、どうして出来ないのか。そういえば去年の夏に、悩んで悩みまくってついに購入したミシン。まだ一度も使ってないや。あ”〜。

 何でもいっぺんにやろうとするからいけないのかも。一つずつ、クリアしていこう。千里の道もなんとやら、じゃ。そこで優先順位を決める。やはりペン字でしょう。大人として恥ずかしいもんね。
 気持ちを盛り上げるために目的を作ってみる。キレイな便せんやカードがあれば、誰かに送りたくなるのが人情ってもんです。

Card

 南青山にある「ちぇらうなぼるた」はアンティーク着物屋さんです。アンティークでも、状態の良いものが揃ってました。どさくさに紛れてボロを掴ませられるようなことはないでしょう。品揃えが全体的に「カワイイ」。さすがに私は見るだけ、って感じかな。もうちょっと若かったらね(涙)。でもこんなカードならOK!

Card4
長襦袢の生地でしょうか。面白い柄の良いところを使っています。持ってるだけでも楽しいけど、やっぱり誰かに届けたい。誰に送ろうかな。心を込めて書きつづければ、きっと字も少しは上手くなるでしょう…かも?…なるといいな。

2007年02月06日

YEBISU

 着物雑誌のインタビュー&写真撮影のため恵比寿へ。今日の東京はビックリするほどの暖かさ。お昼には羽織もいらないぐらいでした。平日とは思えないような長閑さが漂い、私もついつい遊山気分。
 無事に(?)に仕事も終わり、記念写真だ!ということに。さて…カメラマンは先に帰ってしまったし、誰に写真をお願いしたものか。キョロキョロしてると、向こうから「おにいちゃん」が歩いてきました。ちょっとコワイかも…。ドキドキして躊躇っていると、そんな気配に気付いたのか、「おにいちゃん」がニコリ。その笑顔に勇気づけられてカメラを手渡しました。ああか、こうか。「おにいちゃん」は真剣に撮ってくれて、とても嬉しかった。ありがとう!時に殺伐とした世の中だけど、まだまだ捨てたもんじゃないですね。

Fuku


 インタビューを行ったレストランのレジ脇にいた福助さん。こんなに深々と頭を下げて、顔がまるで見えません。それでも誰か分っちゃうのって、さすがの存在感ですね。

2007年02月23日

風呂敷

 雨にも関わらず、銀座は今日も賑わっていました。やはり少しずつ景気は回復傾向にあるのかしら。それでも聞こえてくる会話の多くは外国語でしたけれどね。
 私は銀座の街を歩くのが大好き。ウィンドウを覗いてるだけで、いろんなイメージが広がって楽しくなります。実際にお買い物できたらもっと楽しいでしょうけれど…そこは、まぁ、先立つものが…ね(笑)。でもその時に買えなくても「いつか」という先々の目標みたいなものができるのも悪くないです。
 足を止めたのは老舗和装小物屋さん【くのや】の前。ウィンドウにはステキな風呂敷が並んでいました。2月23日〜26日は風呂敷祭りなんですって。2・2・3=つつみ。2・2・6=つつむ。分りますか? ふふふ。こんな語呂合わせもまた面白いですね!

Furoshiki

 ゴミ問題や資源保護が取りざたされる中で、風呂敷が見直されています。風呂敷ほど重宝なエコバッグはありませんものね。小さく畳んでバッグにいれておけば、いざというときにサッと出して使えます。包み方次第で、どんなモノにも対応できる。しかも美しい! 今日みたいに降ったりやんだりの気まぐれ天気のときは、スカーフや帽子にだって大変身。雨上がり、道ばたに捨てられているビニール傘をよく見ます。実にもったいない。きっとコンビニに飛び込んで買ったんでしょう。そんなときに風呂敷一枚持ってたら良かったのに!

2007年02月25日

和裁の初日

 ひょんな事から和裁に携わることになりました。ずいぶん前に「自分で縫えたらいいだろうな」という軽い気持ちで和裁教室の門を叩いたことがあります。その時は見学しつつ、運針の練習をしました。一時間もやったでしょうか。手がつりそうになって、這々の体で逃げ帰りました。その後「縫えたらいいな」と憧れながらも、自分には無理だと諦めていました。それが全くをもって、ひょんな事から…です。マユコの和裁格闘記!

Saidan
 写真は生まれて始めての「裁断の図」です。浴衣の反物から、まずは袖になる部分を切りました。たったこれだけなのに、ものすごく緊張しました〜。お稽古1日目はこれだけで終了。今日は一回目だったので、道具の説明、寸法を計ったり、予想以上に充実した内容でした。加えて袖を一枚切っただけでも大進展です。宿題は、なんでもいいからまずは直線を縫えるように、と運針の練習。そしてどんなふうに柄が配置されるのが良いか、柄合わせを考えることです。これがビックリするほど大変でした。
 今年の夏には自分で縫った浴衣を果たして着られるのでしょうか。

2007年02月26日

箸置き

 箸置きを集めるのが好きです。その日の気分に合わせて選んだり、季節やイベントを盛り上げたり、ちょっとしたことで食卓が華やぐ気がします。同じお料理でも、盛りつけるお皿が違うだけで味わいが変ってきます。同じように、箸置き一つで何かが違うんですよね。

Hashioki

 今日からお雛様の箸置きが登場。お雛様にお箸を担いでもらうのは恐れ多いようでもありますが、ここは二人で力をあわせて頂いて…。でもよく見ると、お雛様がすごく頑張ってる顔をしてるような…? やはり高貴なお方には重たいのでしょうか(笑)。箸より重いものを持ったことがない、って云うぐらいだから大丈夫なはずなんだけど。
 不思議なもので、お箸の使い方でその人の品性みたいなものがうかがえちゃうんですよね。どんなにキレイな女性でも、お箸の持ち方がヘンだったり、マナーが悪いと、とても下品に見える。反対に、ちゃんとお箸を使ってると、かなりの欠点をカバーしてくれる。私もあまりお箸使いは上手な方ではないので、よくヒヤヒヤしています。

和裁日記#2

 お裁縫は運針に始まり、運針に終わるそうです。普段も半衿を縫ったりはしてるんですが、とにかく今までいい加減に持っていた針をちゃんと進められるようにしなくちゃ! 
 実は去年の夏にクッションカバーを作ろうと思い、生地を買いました。そして「作るぞ!」気分が盛り上がり、悩んだ末にミシンも買いました。そしてそのままホコリを被ったままになりました(とほっ)。そこで(ミシン君にはもう少しお休み頂いて)まずはクッションカバーを作って運針の練習をしてみることにしました。今はちょっと休憩、その間にこのブログを書いてます。
 さて、運針もですが、宿題の柄合わせ。悩みます〜。

Gara1
  まずは白っぽい部分を合わせて中心に持ってくると…

Gara2
  反対に赤いところを中心にすると…

Gara3
  交互に置いても面白いかな。

 大事なのは衿の部分。顔の周りをすっきりと白でいくか。それとも赤で引き締めてみるか。あ”〜、やっぱり分らない〜。 
 それにしても着物は反物という長方形の生地を実に上手に組み合わせて、無駄なく仕立てるんですね。知識としては知ってましたが、実際に自分で寸法を計って配置して…しっかりとした実感がわきました。例えばクッキーを作る時。綿棒で延ばした生地を抜き型で抜いてゆけば、当然ながら間に無駄が生じます(だから最後はまるめて、それだけ他のとは違う形のを自分のつまみ食いように焼きますよね!)。きっと洋服だとそんな感じだと思います。ところが着物をクッキーに例えるならば、生地を棒状にしておいて、端から等幅に切ってゆく。すると全く無駄なく使い切ることができるのです。
 こんな説明でちゃんと伝わるのだろうか。。。?
 クイズ。マユコが伝えたいことは何か!
1)着物は知恵の宝庫だ
2)着物はエコだ
3)クッキ−が食べたい
                                                                                     正解:1、2、3

2007年03月01日

新顔

 バレンタインのチョコレート・フィーバーも楽しかった(美味しかった)けれど、やっぱり私はおひな祭りがいいな。菱餅、雛あられ、白酒、ちらし寿司、はまぐりのお吸い物(出汁がたまりません!)、草餅、桜餅、桃まんじゅう。目にも口にも美味しいですね。
 ドーンと豪華に飾られたのもいいけど、我が家は残念ながらスペース無し。なのでバリエーションで楽しみます。あちらこちらに小さなセットを置いて、家中のムードを盛り上げてます。今年、新たにお仲間入りしたのがコチラ。

Dobina

 着物と台座に桜が描かれているので箱には「桜雛」と書いてあります。でもホント。このまま温暖化が進めば、文字通り近い将来「桜雛」が当たり前になる可能性もあるやも…。う”っ、そしたら梅と桜にはさまれて、桃の立場は…?(涙)
 ひな祭り。その美しさや、行事に込められた幸せへの祈りの中に、女性として多く感じ取るものがありますよね。ハレルヤ、桃の節句。

2007年03月03日

前夜祭

 アレルギーを抑える薬は飲む時間をよくよく考えないとエライ目に合いますね。今日は朝からナレーション録り。ちょうどスタジオについた辺りから薬が効き始め、いざ原稿を読もうとしたら鬼のような睡魔が…!気持ちは頑張ろうとしてるのに、ぼや〜っと意識も肉体も弛緩してしまい困りました。自分の意志だけではどうにもならない。まともにロレツも回らず、実にキレが悪い。OKテイクが出るまで四苦八苦しました〜。
 その反動か、夜に行われたamamfwawaのスタッフ・ミーティングはやけに楽しんでしまいました。次シーズンに向けてのアレコレを話しあうのがメイン…でしたが、女子が集まれば自然と雰囲気はひな祭り前夜祭! それぞれが持参してきた甘酒、ピンクのおのろけ豆などですっかりガーリーな夜になりました。

 Tomaranai

 実は明日3月3日はお茶の先生の処でお雛様のお茶事があるのですが、ちょうど仕事とぶつかってしまい出席できず(シュン)。欠席を伝えると、先生は優しくも参加できない私にお手製の雛あられを送って下さったのです。買ってきたものと違って自家製のあられは味わいが違います。歯ごたえがたまりません。

Hinaarare

 ちなみに先ほど、先生宅へお電話したら、ちょうど桜餅を作ってらした。ってことは、明日のお茶事には…これまたお手製の桜餅…う”〜、ますます明日参加できないのが残念です。
 それにしてもついなんでも買って済ませがちな私にとって、先生の優しさと行動力はまぶしく、憧れます。ちゃんと家でこしらえたものと、そうでないもの。込められた「気持ち」の違いが格段の味わいの違いとなって姿を現します。やはり愛はスローを好むのでしょうか。

2007年03月20日

儚い

 Sakura_1

 その桜は、私の記憶のある限り、毎年春を告げていた。かれこれ20年。私よりも長くこの街に暮らしている人や年上の人たちにとっては、もっと長い年月を共にした思い入れ深き桜に違いありません。今日、大きくふくらんだ蕾の中に、一つだけ咲いているのを見つけました。いつにも増して、ひときわ健気で儚くて…美しく思えます。
 誰もが心を亡くしそうな都会の真ん中で、春を運び、みんなに潤いを与えてきた桜。それがバッサリと切り詰められてしまいました。いつ頃からなのか、具合が悪くなってしまったのです。どうやら回復の見込みがないのか、いよいよ処分されることが決まったという話がささやかれています。今,区が新しく植え替える樹を探しているとか。不調の原因は、近くに出来たビルらしい。レストランやショッピングモールが入ったビル。駅と連結しているので、近隣住民たちは少なからず便利に利用していました。ところがそのビルのせいで水はけが悪くなり、土壌の環境も変ってしまいました。そんな事とはつゆ知らず、私もただビルの便利さを喜んでいました。今、多くの人が桜の現状に胸を痛めています。もうじき引き抜かれてしまうのでしょうか。でも、どんなに胸を痛めたところで、その後もビルを利用し続けるのでしょうね。もちろん、私も…。澄み渡った空の青さが辛いです。

2007年03月25日

和裁日記#3〜BLOOM

 風の音に起こされる。外に出ると、夏の嵐のような天気。生温い空気が忘れていた梅雨の記憶を呼び覚ます。まだ三月だというのに。それとも私は夜の間に竜宮城へにでも行っていたのか。今が一体いつなのか…迷子になるような朝。
 迷子なら迷子のままでいい。どこにも、何にも属していない自分を楽しむひととき。今、見えるもの。聞こえるもの。香るもの。感じるもの。全身がアンテナ。『身』すらも揮発するかのように、やがて『全身』は『全体』になってゆく。

Tsubaki_1
Wow!今朝、咲きました。たった一つだけついた蕾が、途中で落ちることもなく…嬉しい。楽しみにしていた白い椿です。

Buds
待機中のベビーたち。
左は源平しだれ桃。世間ではもう時期が終わっているようですが、我が家はこれから。
中央は木瓜。去年、花屋さんの裏で見つけたもの。ひっくり返って売り物にならなかったのか、根もむき出しのまま放り出されていました(泣)。まだ完全に枯れていなかったので、100円で引き取りました。あれから一年、元気に再生しています。何色の花が咲くかしらん。
右は牡丹。桃や木瓜の開花はちょっと遅くれてますが、この牡丹は年々時期が早まっているんですよね〜。

Wasai_1
さて、今日の午後は和裁のお稽古です。草木たちに負けないように、私も夏までには『浴衣の花』を咲かせねば!
 写真は前回のお稽古の様子。ジャージであぐら…「和」のすべてが優雅でほっこりではありません(笑)。それにしても、普段は見ることのない自分の無防備な後姿。やはりもう少しシェイプアップした方が良さそう…くぅ〜。

2007年03月26日

和裁日記#4

 やり始めると、何でも夢中になってしまうのです。気がつくと浦島太郎のごとくにタイムワープし、全身バリバリに凝っています。結局、無駄な力が入るから凝るんですよね。和裁も、木彫りも、しゃべりも、恋も。すべて同じこと。力みがあるうちは、周囲も自分も疲れちゃう。もっと楽に、無理なくできるようになるのが理想なんですけどね。まだまだ…。

Waza
布地をはさんで、扱いやすいようにピンを張れる『くけ台』という道具があるのですが、先生は自分の身体を使います。先生の動きはテキパキ素早く、キレがあります。それでいてやさしくて柔軟なんですよね。プロの技です。私も挑戦しましたが、3秒で足がつりました。

Sode
袖の下の部分にゆるい丸みをつけます。その為には四角く裁断した布の始末をしなくてはなりません。ギャザー状になった部分にギュッとコテをあてて…と。

Sode2
まだ袖口の始末が残っていますが、とりあえず袖っぽいものができました!
先は長い。でも少しずつ形になってくると気持ちに弾みがつきますね。モチベーションあげて頑張るぞ〜。
…おっとっと。頑張りが『力み』にならないように、深呼吸。すーはー。

2007年03月29日

花盛り

 替わりの桜が見つかったら引き抜かれてしまうかもしれない…。20日のブログにそうお書いた桜の樹がどんどん開花して、見るたびに花が増えてゆきます。ポンポンと弾けるように生き生きとして、うふふ、ポップコーンみたい。こんなに元気なら、引き抜かれずに済むかしら。
 忙しそうに歩いている人たちも、そこを通るときはフっとスピードが緩めます。横断歩道で信号待ちをしてる人たちも、信号機よりも桜の樹を見上げています。青に変っているのをウッカリ見過ごしても、なんだか許せちゃう。その分、もう少し桜を見てられるんだものね。
 花が咲くと、人の心はいつもより少しやわらかくなるようです。おしゃべりも花盛り。知らない人とも「きれいですね〜」なんて挨拶を交わしたり。なんてステキな季節でしょう。

 お茶のお稽古でも春うららでした!
 
Hanabira
 口の中でゆっくりと溶けてゆく…。お濃い茶と頂いた『初桜』。中はこし餡のねり切りです。

Usugoori
 薄い真煎餅を和三盆で包んだ『薄氷』というお菓子があります。口に入れると、本当に薄い氷がスッと無くなるような繊細な味わい。その『薄氷』が春の桜になりました。
 写真ではよく見えませんが、上の扇(煎餅)には桜の樹が描かれています。その樹から、はらはらと花びらが舞う景色を菓子皿の中で表現(by 先生)。
ところでこの菓子皿。筒状になっている竹をググィッと広げてお皿にしてあるんです。ステキですねー。

すっきり暮らす〜 &お知らせ

 日ごろから着物で過ごすことが増えて良かったことは『後回しにしない』ようになったことです。以前は脱いだ服を丸めて『とりあえず』置いておく…。気がついた時には『とりあえず』が積りに積もって大きな山となり、やがては雪崩に遭う羽目に。それが着物の場合は脱いだらすぐに衣紋掛けに吊るして汗を飛ばし、片付けるときもきちんと畳んで仕分けします。そんなことを繰り返してるうちに、そのつど片付けることが気持ちよくなってきたんですよね。今まで面倒くさかったことが、不思議と快感になる。面倒くさいと思って『ネグって』いれば、かえって面倒くさいことになると分ってきたからでしょうか。いつでも慌てず、気持ちよく使用できるように小物類にアイロンをかけるのも苦ではなくなりました。
 そんな私なのに…。着物に関わるとこ以外は、やはりズボラっす。特に書籍類はダメです。どんどん増える本。つまみ食い状態で読み散らかしたものを『とりあえず』手元に積み上げてゆく。そしてまた増えた本がさらなる地層を形成してゆくのです。

 非現実的なほど暖かな今日の風に吹かれていたら、突然そんなゴチャゴチャした暮らしがイヤになりました。思い立ったが吉日。ついに整理整頓に着手しました!必要なくなった本は思いきって処分し、空いた棚にキレイに仕分け。………

Books

 張り切っていっぺんに本棚から本を抜き出したはいいけど。果てしない。今、くじけてます。それでコレを書いてます。PCを一心不乱に見ています。
だって振り向けば床中に散らばった本、本、本。どーすんだよ!?今夜,寝る場所ないじゃん!  (ちなみに床におふとん敷いて寝ています)くーっ。


★お知らせ☆
またまた特番です。
3月30日(金)20:00〜20:55 TFMにて
 ディズニーライブ!ミッキーのマジック☆ワールド スペシャル
【僕とおじさん】をON AIR

もうすぐ来日公演のスタートするミッキーのマジック☆ワールドの魅力を、今回はドラマ仕立てでお届けします。お楽しみに。

2007年03月30日

ヒトコト〜お知らせです

 勢いよく降った今朝の雨。植物たちはサッパリと、そして生き生きとしてシャワーを喜んだようです。顔を出したお日様の下で気持ち良さそうにしてました。

Momo
 どんなかと楽しみにしていた桃が咲きました。しだれ桃。

Giboushi
 ギボウシが芽を出しました。いつも放ったらかしなのに、毎年ちゃんと顔をだしてくれます。また会えたね!

Image_1
 桃とギボウシの共演から、ちょっぴりよそ行き気分のコーデをイメージしてみました。

 ところで、ケータイサイト【ヒトコト】はチェックして頂けましたか? まだ、という方は是非、宜しくお願いします!「和の世界」をいろんな切り口で取り上げています。3キャリア(DoCoMO、KDDI,SoftBank)対応、無料サイトです。
ヒトコト

2007年04月01日

天下文明の心遣い

Yeah

 来客あり。誰かが訪ねてくれるのは嬉しいことです。そしてその方がお土産を持ってきて下さると、さらに嬉しいものです。何かを頂くことはもちろんですが、それだけではありません。お土産には、その方の想いが込められているから嬉しいんです。何が好きだったかな。これは喜ぶだろうか。お土産を求めるときに、少なからず相手のことを考えます。好き嫌い、身体の状態、季節など、あらゆるデータから「その人へ贈るもの」を割り出すのです。(そりゃ、テキトーに無難なものを見つくろう場合もあるでしょうけど…それにしても、です)

 今回のお土産は天下文明極上カステラ。予てより食べてみたいと、密かな憧れを抱いてました。ところがこれまで縁がなく、口に出来ずに悶々。何せ高い。だから買うには思い切りがいる。よし、今日は買うぞ!と意気込んでみれば品切れ。品がある時は、他のものをいっぱい食べた後。そうでなけりゃ金がない。それがついに!とうとう!今、目の前に…!
 すごい。上質の和紙に包まれ、真田紐がかけられています。それを開けると、焼き目のはいった木箱… 
きゃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜。
 Castella

 いつだったか「カステラは美味しいね」、それなら「例の極上カステラを食べたことがあるか」という話題が出たことがありました。それを覚えていて下さったんですね。その心優しさが、お土産のカステラをさらに美味しくさせるのでしょう。私も相手を想う気持ちを大事にしよう。形式だけのカラッポのお土産でなく、ちゃんと中身の詰まったお土産を持ってゆこう。
ありがとう。ごちそうさまでした。


Momobi
 少しくすみのあるローズピンクの紬。帯は祖母の愛用していた半幅です。帯板も入れず、家の中ではゆるく着ています。

2007年04月06日

還暦

 私の母は三姉妹の末っ子。その母が還暦を迎えた。三姉妹の母親、つまり私の祖母は六十歳を目前にして亡くなったので、彼女たちにしてみれば感慨深いものがあるのだろう。三人無事に生きながらえ、ついには母親の年齢を全員が越えたことになる。そんなわけで、今夜はささやかながらお祝いの席が設けられたのです。
 それぞれの生活を送りながら、会えば瞬時にしてとけ込み「娘たち」になってしまう。そのくせ、厳然と「個」が存在する。どんなに似ていても、どんなに仲よくとも相容れない何かがある。そしてやはり切っても切れない絆で結ばれている。つくづく姉妹とは不思議なもの。
 お祝いの気持ちを込めて、私は母が大事にしていた着物で出席。久しぶりに会った母は、私をみとめるなり嬉しそうに顔をほころばせた。プレゼントを渡した時より嬉しそうだったな。受け継がれ行くもの。脈々と流れ続けるもの。着物にはそんなものが宿るのかもしれない。

 Mb

2007年04月08日

お花見2007

 友人○○の家には見事な桜の大樹があります。でも今は仕事やら何やら、諸々の都合でその家では暮らしていません。生前、お母上が住まった家。そして愛でた桜。そのままにしておくのは何ともやるせない。そこで○○は毎年、お花見をすることを思いつきました。
 根っからの楽しいこと好きの○○。庭中に縁台を置き、ぐるりと取り囲むようにドリンクバー、焼き鳥、すし、おでん、ステーキ、焼そば、フルーツやオードブルのブッフェカウンターを用意。お昼からワイワイ、上野のお山にも負けないぐらいの大盛況です。
 今年はなかなか都合がつかず、延期々々でやっと4月7日の開催となりました。東京ではとっくにピークを過ぎ、中にはすっかり花の終わったところもあったので心配していましたが、○○んちの桜は満開絶好調!みんなのテンションも上がります。
 夜、そろそろお開きモードかという時になって急に風が出てきました。風に誘われるように雨も降り出して…おぉ、桜吹雪!
 「きっとお母様が今日まで桜を咲かせてくれていたんだね…」胸に暖かいものが流れました。
 ○○、今年も呼んでくれてありがとう。とても素晴らしいお花見ができました。

Hanami

肝心の桜が全然写ってない…(涙)。泥酔者も出るでしょうし、汚れることは必至。こんな時に重宝なのがポリエステル着物。突然の雨も問題ありません。お酒をひっかけられてもニッコリの余裕。周囲に気を使わせないようにするのも「和の心」です。帯は正絹博多半幅。こういう配色の帯は超お役立ちのお助け帯になりますよ。

2007年04月11日

牡丹

Botan

 朝、表に出たら牡丹の花が咲いてました。年々開花が早まってゆくような気がして、環境問題やら、心配事は尽きません。でもこの美しさを前にしてると、ささくれた気持ちも潤ってきます。心配にくたびれているよりも、できることをやろう!そんなふうに発想が前向きになってゆくのは、植物が良いエネルギーを分けてくれているから。ありがとう。
 自然を征服するのではなく、自然と共に暮らしてきた日本人にとって季節はどれだけ大事なものか。四季があやふやになるにつれ、痛烈に感じます。衣食住のすべてにおいて、四季がなかったら、日本の暮らしはさぞ味気ないものになるのでしょうね。和菓子ひとつをとっても、花びら餅→うぐいす餅→桜餅→草餅→柏餅…
四季折々の楽しさです。いくら美味しくても一年中チョコレートケーキだけだったら、どんなに寂しいことか。世界的に見ても、突出して優れた色彩感覚や味覚。日本人のそれは、四季があるからこそ養われたんですね。

 Itagaku
 牡丹が咲くころまでには仕上げたいと思っていたんですが… 全然間に合いませんでした(トホっ)。牡丹を図案化した板額。彫りが終わったら、これに漆を塗ります。完成はいつになることやら。

2007年04月19日

お花の名前

 昨日あのNHK番組で「今はどんな花が咲いているか」という話題になりました。そのときに、名前が分らず言葉で説明しようと頑張ったのですが全然ダメでした。

 Sanyaso
 こんな植物です。そして…
【これだと、シラユキゲシ。多年草 ケシ科 エオメコン属
 English Snow poppy です(^。^)】
というメールを頂きました。ありがとうございました。

 どの花も好きだけど、白い花って特に惹かれます。
ちょっとキザに聞こえるかもしれませんが、今すごくハマってることは「生きること」です。
日に日に知らないことが増えてゆく。または、知らないことの多さを知って行く。
だから知りたい。ワクワク。ドキドキ。楽しい。

しばらく忙しさにかまけて縫いかけの浴衣をそのままにしていました。こんなことでは夏までに仕上がらないぞ!
自分にムチを入れて、今夜はチクチク運針、運針。絹用の針を無理に使ったらポキポキ、5、6本も折っちゃいました。ちなみに、指ぬきを変えたら、かなり縫いやすくなりました。道具って大事なんですね〜。

2007年04月22日

川越唐桟と和裁のハシゴ

 4/20〜23の間、代官山にあるギャラリー無垢里(03-5458-6991)にて【木綿きもの・川越唐桟展】を開催。今年のはじめにamamfwawaのフェアをやらせて頂いた川越の呉服笠間さんが東京にやってきたのです。もちろん、amamfwawaの全員もお祝いに駆けつけました。私たちがフェアをやった1月にはお目にかかれなかった夏物も展示販売され、またしても木綿の魅力にクラクラ!
 この日は笠間さんで作って頂いた川越唐桟のきものを皆で着ていきました。もちろん絹には絹の良さがあるけれど、木綿もまた格別な着心地。身体にフィットするというか、身体の一部になる…そんな感じです。何よりも木綿の気軽さが、行動をより自由にしてくれます。おっちょこちょいも笑って許されちゃうの。今、かなり木綿にハマってます。
 無垢里は一軒家をギャラリーにしています。ガラス工芸、焼きもの、木の器や家具など様々なアイテムを紹介。写真は無垢里の入り口で撮りました。良い雰囲気が伝わりませんか。そのまま住みつきたいぐらいでした。

Mukuri

 川越唐桟を堪能した後、和裁のお稽古に行きました。前にも書いたように、あぐらをかいたり、布をピンと張るために足の指ではさんでアクロバティックなポーズをとったりの作業です。なので着物をバッとめくって尻ばしょり、ステテコ丸出し。とても画像はお見せできません〜(笑)。

2007年04月23日

ビバ東北〜白瀑神社

 昔は仕事でどこかに行くと「仕事」をすることだけに集中していました。旅の記憶らしいものはほとんど無く、空港とホテルとスタジオの景色が頭の中で入り乱れるだけ。それがいつの頃からか、仕事だろうが遊びだろうが、ご縁があってそこに行かせてもらうのだからたっぷり満喫せねば失礼だと思うようになったのです。土地の人たちとふれ合い、恵みを頂き、そしてその地を踏むことを許してくれた自然に感謝するのが私の旅のスタイルになりました。

 今回は初めての秋田・青森。秋田の大館能代空港から最初に向ったのは薬師山麓にある白瀑神社です。お参りしてからお社の裏に回ると、おぉ〜!ゆたかな水がゴウゴウと流れる見事な滝。けっして大きいわけではないけれど、その姿は勇ましく、そして旅人をも癒してくれる優しさをたたえています。

Shirataki
 4月中旬。秋田はまだ春浅く、合羽の下にダウンのインナーを着ていても震えます。けれど寒さも忘れ、しばし水の音に包まれながら、厳かな時間に沈み込みました。秋田の神様たちにご挨拶をして、いよいよ旅の始まりを実感したのです。

2007年04月24日

ビバ東北〜酒蔵・その壱

 日本酒が好きな方ならご存知でしょうか。【白瀑】という秋田の銘酒。それはまさに白瀑神社の上流から湧き出る名水で作ったお酒です。白瀑神社がある薬師山から自家水道を使ってまっすぐ蔵に引き込んでいるというから、天然も天然、まじりっけ無しのモノホンです。ならば…ということで白瀑神社から名水を追いかけるように向ったのが【白瀑】を作っている酒蔵の山本合名。
 そのまま通り過ぎてしまいそうなぐらい質素な佇まいに軽く驚きつつ、敷地内に入ると…ややっ!ふわ〜っと、やわらなかなお酒の甘い香り。入り口からはわかりませんでしたが、中は想像以上に広くて奥が深い。巨大な樽やタンクが並んでいます。

 Kama
 お酒を作るために用いる道具は木製なので薬品が使えません。道具はこの大きな釜でグラグラ煮立つ熱湯で消毒します。

Ma
 テンションあがる〜!

2007年04月26日

ビバ東北〜酒蔵・その弐

 Shikomi
 大人が2,30人ぐらい入れそうなタンクの中で、お酒が元気に育ってます。タンクに顔を近づけると、まるでコーラを一気飲みしたみたいに息苦しくなってむせ返りました。
「この線より下に行ったら即死します」との言葉にヒェー!発酵時に出る炭酸ガスのせいで窒息死するそうです。それ故に毎年、全国で何人かの杜氏さんが酒樽に落ちて亡くなるという事故もあるとか… まさに命を張っての真剣勝負。


Tasting
 仕込んだ日付の順に味見をさせて頂きました。まだ日が浅いものはお砂糖をたっぷり入れた甘酒みたいに甘い。ところが同じものでも、日が経つにつれて甘味がすっきりと落ちて辛口になってゆくんですね。実は私、ほとんど下戸でございまして、ほんの少しのアルコールで胸はドキドキ真っ赤っか。そのくせ日本酒の匂いと味は大好き。ペロっと舐めちゃ出来上がっちゃうから困ったもんです。

2007年04月28日

ビバ東北〜豆腐と五能線

 酒蔵を後にして、少しするとお豆腐屋さんを発見。ん? 秋田の大豆? グリーン豆腐? 何やら美味しそうな気配がビシビシ伝わって来る。「秋田の大豆」は県産の有機・低農薬大豆を使った、農家と職人の意地の結晶。「グリーン豆腐」は秋田県産の青大豆を使った、ほんのり緑色の逸品。大豆本来の味が口いっぱいに広がるそうです。こりゃマズイわけがない!
 けれどそこでお豆腐を立ち食いすることもできず、チラシをもらって後からお取り寄せすることに。その場では豆腐ソフトクリームを頂きました。味はまさにお豆腐!豆乳とかの次元ではなく、と・う・ふ♪ 寒い。でもウマイ。そこにプ〜ンと甘い香りが… 何? 豆腐ドーナツ!!「今、奧で息子が揚げてるから」とオヤジさん。

 ヤバい。豆腐ドーナツが出来るのを待っていたらギリギリの時間になってしまった。Okara

 今回の旅の目玉のひとつ、五能線に乗るのである。しかし東京の山手線というわけにはいきません。なんたって本数がないんですから。しかもこんなシーズンオフに乗りそこなったら後がない。揚げたてアツアツのドーナツを抱えて走った、走った。セーフ! …ふ〜。

Shanai
 焦った自分がバカみたいなほど、車内はノンビリ。地元衆がポツポツ乗っているだけ。車掌さんも「そんなに慌てんでも、待ってるから」と云わんばかりにこちらを見ている。まるでバスのように乗車駅で券をとって、乗った分だけの料金を清算するのだが、システムがよく分らない私は券をとるはずもない。それでも車掌さんはちゃ〜んと心得てて、「はい、東八森からですね〜」と無事に降ろしてくれました。

Shasou

 時間の都合で全線乗車は無理でしたが、東八森〜十二湖間の五能線の旅。本当に素晴らしかった。ここがどこだとか、今がいつだとか、自分が誰だとか…いろんなことが車窓からの景色と共に置き去りにされてゆく。そしてそれらは案外どうでもいいことなのだと思う。

2007年05月03日

映画三昧〜特番によせて

 昨日のNHK FM特番「今日は一日【映画音楽】三昧〜ヨーロッパ編」を聞いてくださった皆様、ありがとうございました。どうなることか予想もつかず、ドキドキしながら夢中で過ぎた9時間45分の長時間でした。


Cd_2

 単にサントラ流して「いい映画ですね、懐かしいですね」と、そんなどこでもやってる番組ではなく、もう一歩も二歩も突っ込んだ番組を目指し、準備も周到。Library_2 
 しゃべっている、すぐ側の机には300枚以上のCDが並べられ…     
 次々と送られてくるリクエストに対応すべく、さらなる音源をスタッフは休む間もなく代車に載せて運び込み…
 解説を担当したサウンド&ヴィジュアル・ライターの前島秀国さんのPCには15,000曲以上の音源がストックされいます。

 今回、初めて明かされた秘話や沢山の貴重なお話もたくさん飛び出しました。その中で、私を一番ゆさぶったのはゲストの作曲家・上野耕道さんが「マカロニ・ウェスタンの音楽はケルトだよね」指摘したことです。たしかによく聞いてみると、そんな気がします。
 近年の景気の向上により、アイルランドの人口は増加傾向にあるといっても、アイルランド島の総人口は約560万人(うちアイルランドに約390万人、北アイルランドが約170万人)。一方、アメリカにおけるアイリッシュ系移民は4000万人以上。かつて西部開拓時代には多くのアイリッシュが西を目指したそうです。そんな流れからもマカロニ・ウェスタンがケルトを土台にしてたとしても不思議はありませんよね。
 映画と映画音楽を掘り下げることで、歴史や人間の歩みを少し覗くきっかけになりました。これはある意味「和のスピリット」であると思います。「和」→「環」→「話」→「輪」。全体性と連結。
 着物だって単に「きれい〜」だけで終わらせるよりも、もう少し深く入り込むと、どんな風に作られたか、どこで作られたか、どんな気候風土が育んだか… 人類学、歴史,環境問題、美術… 果てしない興味の解放に繋がります。

 番組は、多少マニアックな方向に走りすぎた箇所もあるでしょうし、聞きづらかった一面があったのも事実だと思います。そこを、どう「リスナーの皆さんとの共通言語」をより増やしてゆくかが宿題として残りました。けれど、私が刺激を受けたように、少しでも皆さんの中で新しい扉を開いたとしたならば、これほど嬉しいことはありません。

Oyatsu_2
集中力が途切れないように、甘いものについ手が…

2007年05月04日

みたてる

 どこに行っても柏餅と粽が目について困りますね。どの店も「当店自慢の〜」を謳っていて実に美味しそう。4つも胃袋を持っている牛が羨ましい。4つでなくても、せめて2つ… なんてバカなことばかり考えてます。平和だ。

Nagare

 食べ物はもちろんですが、他にもちょっとしたモノで生活空間に季節の風味を加えるのも楽しいです。
 我ながら気に入ってるのが、この写真のしつらい。一寸法師と鯉の土鈴。それぞれ別に入手したものですが、藍染めのランチョンマットを敷くことで、川を登る鯉と下る一寸法師とがすれ違う一瞬を捉えたような景色になりました。居間のサイドテーブルにちょこっと飾って5月の訪れを祝っています。

2007年05月08日

写真展

 5月6日。雨の中、写真家の友人と写真展をハシゴしました。
 きっと同じものを見ていても、そこの切り取られているものは同じではない。ステキ。
 誰かと想いを分かち合いたくて、同じところに立とうとしても、決して同じものは見えない。孤独。
 だから伝えようとする。
 
 その写真が面白くて、その空間が気持ちよくて、塚本修史さんの個展が良かったです。開けっ放しの窓から入り込む雨の音に包まれながら写真を眺めていると、ふと水の中にいることに気付きました。エラ呼吸。吸っては吐く水流は、頭を通過することなく、直接カラダを廻るのです。

Praha

 仕事の行き帰りなどに、日記を書く用にケータイで撮った写真。生き生きしていて、それは「写真」というよりも「撮った人」そのものに接してるような気がしました。彼の作品を見て、私はいつもより少し人間が好きになりました。

“その日Graphy” −塚本修史写真展− 

会場:
coffee praha 3F gallery地図
東京都渋谷区上原3−2−2
tel:03-5453-0112
小田急線・メトロ千代田線・代々木上原駅より徒歩5分

会期:
2007年5月5日(土)〜13日(日)
12時〜23時(最終日のみ17時まで)
入場無料

Ts
 塚本氏とネコ君。

2007年05月10日

季節めぐり

 昨日、番組宛にステキなメッセージを頂戴しました。
 「桜の季節が過ぎ、新緑に染まる少し前。ほんの一瞬、山は紫になる」
私たちが生まれる前も、死んだ後も、相変わらず山はそこに在るのでしょう。でもその表情は決して同じではなく、とらえても、とらえても、新しい驚きと感動を与えてくれるのですね。

 「日差し、空気の臭い、空気の中の水分は毎日これから変わるよね。その変化が好きなんだ」
 帰宅すると、こんな友人からのメールが私を迎えてくれました。現代は季節感がないという人がいます。でも、ちゃんとあるんです。ちょっと忘れちゃってる人が増えただけ。

 仕事の後、お茶のお稽古に行きました。炉が閉じられ、風炉に変っていました。夏のお点前です。夏と冬とではお点前の手順が多少違うので、アレレ? あれれ? アレレのレ〜。柄杓を持ったままフリーズ。「記憶にございません」と必死に目で先生に訴えるばかりでした。ある意味、新鮮な刺激。

Ayame
 アヤメのお菓子。練りきり、こし餡。美味。

2007年05月11日

ビバ東北〜青池

 首尾よく五能線への乗車を果たしてホッとしたのも束の間。すぐに十二湖駅に到着。そこで降りたからには、当然十二湖を目指すわけですが、お天気と時間の都合で全部を廻るのは無理。楽しみは先に残しておくことにして、今回は十二湖の代名詞とも云える青池を訪れました。
 青池に向う途中にもいくつか池があり、どれもステキなのですが、青池が見えた瞬間「あおーい」っと思わず声を洩らしました。そんな初心者の反応にも馴れているのでしょう。地元民はニヤリと「青池ですから…」。そりゃ、そうだ。けれど、この日は雨が降り日中でも薄暗い。お日様の光が力強く水中を貫いたならば、一体どこまで青くなるのでしょう。

Aoike

 その昔、外国人たちが日本にやってくると藍染めの美しさに魅了されたと云います。ジャパン・ブルー。当時は今よりももっと藍が普及していたでしょうから、きっとそこら中が青く、まるで青池の中の竜宮のように映ったのかもしれませんね。しかも合成染料ではなく、本藍の深く、清らかで、瑞々しく、生命力に溢れた色合いは独特です。自然は偉大な芸術家ですわね。

  ちなみに藍はきれいなだけでなく、殺菌や防虫効果などもあるそうです。藍染めのキモノを一枚タンスに入れておけば、防虫剤は不要。野外でのアクティビティが増えるこれからの季節、藍染めの洋・和服がいいですね。肌荒れ・アトピー・水虫などにも良いらしく、藍染めの下着や靴下が静かな人気を呼んでるとか。

2007年05月14日

出雲織

 「ビバ東北」にて、秋田・青森で味わった感激を書き綴っておりますが、どうもすぐに脱線してなかなか進みません。青池から藍染めを連想したので、今回もちょいと寄り道します。

 染織り作家・青戸柚美江さんの傘寿(80歳)を祝う集いが先月ありました。そこで出会ったのが【出雲織】と呼ばれるもの。藍染めを基調としたものは沢山ありますが、出雲織…正確には青戸さんの作品の優しくて強い魅力に夢中になりました。

Izumoori
 素朴で穏やかななのに、ずっと深いところにはグツグツと煮えるような激しさを内包してる作品の数々。中でも私が一番惹かれたのがコチラです。

 日本の歴史と知恵と美が濃縮された着物ですが、残念ながらその原料となる絹や綿のほとんどは輸入に頼っているのが現状です。しかし青戸さんは染めや織りだけでなく、綿花を育てるところから始められるそうです。収穫した綿から糸をつむぎ、それがやがて膨大な行程を経て反物に仕上がってゆく。実に気の遠くなるような話です。
 今回の集いで、青戸さんは結婚された当時のお話も披露してくださいました。親が勝手に決めてきた結婚。相手の顔さえ知らぬままに嫁ぎ、毎日を必死に生きてきたら、アッという間に月日が流れていたそうです。その「アッという間」の陰には並み成らぬご苦労もあったと想像します。でも日々を懸命に生きる姿は、作品を創る姿勢にも繋がっているように思います。
 生地を触ると、しっとりとやわらかく、フワッとしていながら適度な重量感もある。自然と人間の交わりの中で生まれた布は力強く呼吸をしているのですね。「出所」も「行程」も見えにくい「加工品」に埋め尽くされている現代生活を送る中で、青戸柚美江さん、及び作品に触れることができたのは大きな刺激になりました。

Hasuito
 ちなみに青戸さんは綿のみならず「藕絲=ぐうし」も手がけています。蓮の茎を折って引くと、蜘蛛のの糸みたいな細い繊維が出てくるそうです。藕絲はこれを紡いで作るのですが、40キロからわずか2gしか採れないとか。

2007年05月24日

acceptance

 受け入れる。忘れがちだけど、とても大切なこと。それを思いだした日でした。目の前に茶碗があるとする。何だろう、と思って目を凝らす。
 茶碗?  
 そう、でも違う。
 入れ物? 
 そう、でも違う。 
 焼き物? 
 そう、でも違う。
 これは、これ。

 あるインタビュアーが、ジョー・ストラマーに意見を求めた。その時、ジョーはこう答えました。
 「オレに意見なんかないよ。人は意見を持った途端に真実が見えなくなるんだ」

 今日は仕事先のスタジオで思わぬ待ち時間が出来てしまい、ヒマを持て余していました。スタジオにあった本棚を漁っていたら、奧からホコリまみれの絵本が一冊。長田弘の「森の絵本」WOW! 大切なものは何か、と問いかけてくる本。
 この数日、得体の知れない揺さぶりの中でグラグラと目を回しています。そんな私がたまたま出会った本。必然。



森の絵本

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森の絵本

著者:長田 弘,荒井 良二

販売元:講談社

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2007年05月25日

ビバ東北〜サンタと仁王さま

 東京はまるで真夏のように暑い日が続いていましたが、今日は肌寒い雨。ちょっと一息といった感じです。植物たちも天からのシャワーを浴びて気持ちよいことでしょう。でもシャワーも悪くないけど、やっぱりお風呂に身を沈めたときの快感はたまりませんね。それが温泉ならば、さらに良し!久々に東北の思い出に浸りますか…。

 十二湖にて青池の素晴らしさを満喫したあと、近くのサンタランドで食事。しつこいようですが、シーズンオフ。しかも雨。サンタランドが賑わってるワケがありません!案の定、誰も…いない。広い敷地にそこはかとない物悲しさが漂います。
 園内には動物もいるとのこと。どれどれ。おっ、さすがサンタランド! トナカイだ!! と思ったら、、、

 「ヤギだけど。何か?」

 雨を恨むように身をちぢめたヤギたちが見てる、見てる。思い切りこっちを見てますよ〜。みんな寒いから引っ込んじゃってるのかな。他にも「いる」はずの動物にはお目にかかれないままレストランへ。
 空っぽの店内。誰もいないのかな? すると奧から従業員が出てきた…あ、もう一人出て来た…また出て来た…えっ、まだいるの?…えぇ〜、ちょっと何人いるのよーっ?! 広い店の中、我々3人は多勢に囲まれるようにしてアテンドして頂きました(苦笑)。

 しばし野鳥の観察をしたり、辺りをブラブラしたり。すっかり冷えきった身体で辿り着いたのが、今回の宿、黄金崎・不老不死温泉です。真っ正面の水平線に沈む夕陽を眺めながら湯につかる…はずでしたが、あいにくの天気。日本一の夕陽はおあずけとなりましたが、それはそれで良かったです。激しく流れる雲。不安をあおるような海の色。くだける波頭。好きなんです、この感じ。血が騒ぐというか、宇宙との一体感というか。得も云われぬ高揚感なのです。

Furoufushi_1
 宿の施設内にも大浴場(室内・露天)はありますが、やはりコレに入らねば。
スッポンポンで仁王立ちになってる殿方がけっこういらっしゃいました。海風を真っ正面から受ける醍醐味ですよね〜。はい、もちろん私も海に向って仁王立ちになりましてよ。オホホ。

2007年05月27日

Oh, フルーティ!

 昨日の雨と肌寒さが錯覚だったように思えるほどに、今日は打って変わっての暑さ。果物の瑞々しさと甘さが嬉しいです。少し前まではグレープフルーツやキウイといった輸入フルーツの定番みたいなものぐらいしかなかったのに、一気にメロン類が充実し、さくらんぼ、ぶどう、桃、びわ…このところ八百屋さんも賑やかなになり、ついつい足が向いてしまいます。

Budou
 そこで、今日は【巨峰】のイメージで着物を選んでみました。木綿の単衣(川越唐桟」に合わせたのは、ブドウ柄の八寸帯。気分だけでも涼しくなるように、全体を寒色系でまとめました。

 原稿の〆切もあるし…お茶のお稽古、休んじゃおうかな。ちょっと迷いましたが、思いきって行って良かった。なめらかな空間。忙しさですり切れ気味だった気持ちに潤いが戻った気がします。AND 嬉しいことに、今日のお菓子は私の大好物。この時期の楽しみである、びわ。お干菓子も、これまた目にも鮮やかなな楓でした。まったく日本の和菓子文化ときたら、どうしてこんなにステキなの? ニクイぜぃ。

Okashi
 びわ=ういろうと