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雑記帳 アーカイブ

2006年06月29日

ちょっとしあわせ

 今日はずっと先送りにしていたことにやっと着手しました。
戸棚の中で眠っていたお下がりのキモノ。ぶきっちょな手に針を持って、チクチク、袖丈をつめたのです。以前は、お嬢さん方は振り(お袖)を長くしたもんなんですよね。まるで夢二や中原淳一の世界!ってなもんで、可愛くてエレガント。でもよそ行きならともかく、超普段着で振り袖はちょっと今の生活には不便かも。どうも私は「しゃなり、しゃなり派」ではないし…襦袢だって合わせなくちゃならないし。透けなければウソツキの替え袖でクリアできるけど、夏物はバレバレなので X 。そんなワケで、肩バリバリに凝ったけど出来ました。これで準備OK. いつでもカモン真夏!
 一方、家の前には十何足かの靴を並べました。ワケあって私の従姉妹が履けなくなってしまった靴。私にはサイズが合わないし、かといってそのまま捨てるのも忍びない。それで『ご自由にどうぞ』って並べてみました。横目でチラッと見て通り過ぎるか、「いや〜、何これ〜。ギャハハハ」と冗談のタネにしてゆく人たち…。しばらく窓の外を気にしてたけど、誰ももらってくれそうにもありません。あぁ、今の時代はこんなものを拾ってゆく人はいないのかな…と、ちょっと寂しい気持ちになりました。
ところが!!
 私が針仕事に熱中してる間に、ふと気付くと靴がいつの間にか全部なくなってるではありませんか。「ギャハハ」とバカ騒ぎをしながらも、あの子たちが引き取ってくれたのかな。しかも、靴を並べておいたところには「アニマル柄の靴を頂きました」とか、メモまで残っていました。じ〜ん。世の中、捨てたもんじゃないわ!
 キモノも靴も生き返った日でした。そしてモノという方舟に乗って、人の暮らしや心はどこまででも旅をするんだなと思いました。なんだか、ほんのりシアワセ。

出来上がったキモノの画像はまた改めてアップしま〜す。

2006年07月18日

トロカデロ その2

 ちょうど一週間前に堪能したNY発のバレエ・エンターテインメント集団、トロカデロ・デ・モンテカルロバレエ団のファンクラブイベントが行われました。私は司会として参加させて頂き、とても楽しく、またプロフェッショナルたちのエネルギーを間近で感じることができました。有意義な夜。
 実は数日前から衣装にはコレ!と決めていたキモノがあったのですが、スタッフ側から今回はキモノNGという連絡。ハワイアン風の会場だから、だそうです。えぇ〜っ! でも仕方ないですよね。ハワイアン…しかもお題はバレエ。前にも書いたように、キモノの魅力の一つに「調和」があります。場をより良いものにするのが願いなのだから、自分の我を押し通すわけには行きません。だいたいが「我を張る」のはエレガントとは云えないもの。…と、自分に言い聞かせたものの、このイベントにぴったり似あうコーディネートだと自信があっただけに残念。やはり、まだまだキモノの周囲にはいろんな壁があるんですね。
 そんなワケでちょっと寂しい気持ちになっていたら、嬉しいことに会場に集まったファンの方々の中にはキモノ姿の女性も! さらに当のトロカデロのメンバーの中にもキモノ姿を発見! 
Trocaderocopy Koiyukatacopy


集合写真右下のロバート・カーター氏。今回の来日公演中に入手したという浴衣の柄は鯉の滝登り。大胆な柄を上手に着こなしています。首にはやはり鯉をあしらったチョーカー。バレエで鍛え上げたヒップは筋肉で盛り上がっています。帯の位置を工夫することでバランスの良い着姿になっているのは、さすがの美意識。「もちろん自分で着たんだよ。帯結びだって何通りもできるんだよ」と誇らしげにでした。
ちゃんとした写真をバッチリおさえたかったんですが、司会という立場上、カメラマンになれなかったのが悔しい!

*注:画像のコピーやダウンロードはご遠慮ください。お願い致します。

2006年07月20日

自然布

 キモノの美しさや楽しさは云うまでもありませんが、「布」自体が持つ力強さにはクラクラします。タテヨコ、タテヨコ…と糸が交差しながら一枚の布が出来上がっていく。しかし、その作業をするためには糸となるものを準備しなくてはなりません。人は、まず考えられる限りの、あらゆるものから糸を作り出しました。綿、紙、草、蔦、それに藤やシナや柳などの木の皮、果物の繊維etc…その発想力と創造力たるやスゴイと思いませんか?  
 今日は自然布を集めた催しものに行ってきました。一枚いちまいを眺め、また手にとって風合いを確かめる。完成に至るまでに要した時間、労力、愛情、苦労、信念というような、目には見えないけど確固たるエネルギーを感じます。きっとそれが身にまとった時に「ぬくもり」「気持ち良さ」「しなやかさ」「美しさ」といった喜びになるのかもしれないですね。
 沢山の反物が並ぶ中に、妙に惹かれるものがありました。「津軽こぎん刺し」。Sashiko
まぁ、いわゆる刺繍ですけど、素朴で実直なところが良いのです。写真では普通の模様にしか見えないのが残念。この模様を形成しているのは小さな、小さな一針なんです。しかもどういうわけか、反物が並ぶ中で、これだけちゃんちゃんこ風のものに仕立ててあったので羽織らせてもらいました。肩や背中をフワッと包み込んでくれるような心地よさ。う〜ん、ワンピースの上だとヘンテコですけどね(笑)。これが帯や普通のキモノになっていれば、Koginそりゃステキに違いありません!


 自然布にふれた一日。一言でいえば「人間ってすごいな」かな。このようにキモノはいろんな切り口で、私に新しい世界を案内してくれるのです。

2006年08月04日

まだ? まだまだ! 浴衣事情

 先日、知人YからSOSの連絡を受けました。実家から浴衣セットが送られてきたので、どうすれば良いか教えてほしいとのこと。急遽、着付けレッスンをすることに。箱の中には浴衣、つけ帯、下着類、巾着などの小物まで…至れり尽くせりのセット。その中に謎の布がヒラリ。何だろ? 腰紐にしては短い。Yがあらかじめラベルを取っておいたので、分らない。Y曰く、エリだという。エリ…衿?

Whatsthis 実は、色柄違いでもうワンセットあったので、それを開封してみることに。手つかずのセットの中にはやはり「エリ」が入っていた。しかも未開封のパッケージには「ユカタヨウカサネエリ」としっかり明記。う”〜。販売メーカーがこういうことをするか!? マイッタ。

 近頃は浴衣を華美に飾り上げるのが若い人中心のファッションに取り入れらえています。ファッションは文字通り、その時々のニーズや趣向に基づくものですから、いろんな関わり方や風潮あってしかり。それぞれが楽しく自由に装えばOK。けれど最低限のラインというのは知っておいて欲しいです。少々口はばったいようですが、あえて発言させてもらいます。
 キモノ関連の雑誌や特集が増えているのはとても嬉しいですね。フォーマルなものからくだけたものまで種類も豊富。中にはビックリするほど独創的でポップなコーディネートも登場します。着物にアクセサリーをジャラジャラ、サングラスに毛皮のマントに編タイツ…。ひとつのアートとして眺めた場合、トキメキがいっぱいで私も決してキライではありません。ただ、それは雑誌の「ページ」というフレームがあって始めて成り立つもではないでしょうか。パリコレなどで発表される奇抜なスタイルも、ステージの上の演出された世界と実際のユーザーに合うものとでは違います。REAL CLOTHES という表現があるように、キモノにも実生活の中で活きてくるスタイルがあります。オシャレな皆さんには、どうかそのエッセンスだけを上手に取り入れて頂ければと思います。
 かくいう私も(20年以上も昔)パンクにドップリでした。ガンガンに逆毛を立てて、スタッド付きの首輪をしながらキモノを着てました。上前もわざと逆にしたりして…。今にして思えば、そのころ大人たちはさぞ苦々しい想いで私を見ていたことでしょう。若かったな〜。しかし!(自分を正当化するわけではないですが)何かに対するアンチテーゼや自己表現としてタプ−を犯すのと、知らないで「やってしまう」のとでは違います。
 歌舞伎役者の中村勘三郎氏がこんなことをおっしゃっていました。
「基本が出来てるうえで自由にやるのは型破り。だが基本もないくせに好き勝手やるのはただの形無しだ」 
さすがですね。お芝居や着付けに限らず、これは何にでも当てはまる言葉だとして私に深く突き刺さっています。
 何だか随分と話題が広がってしまいましたが、さて、ユカタヨウカサネエリについて。
これはまず有り得ません。そもそも重ね衿=伊達衿というのはフォーマルなものです。留袖、振り袖、訪問着などに用います。つまり浴衣に重ね衿なんて、まるでパジャマにネクタイをすうるようなもの。はっきり云ってトンチンカン。
 しつこいようですが、浴衣はあくまでも「涼やか」「爽やか」「手軽」が身上。ちょっとしたお出かけで、襦袢に衿をつける場合でも白く、幅もあまり大きく出さずにスッキリさせるのがオシャレ。また帯揚げや帯締めはお太鼓結びにするために必要なものです。サラリと半幅帯を締めたなら必要ないもの。どうしても飾りが欲しい時は、根付けや小さめのさりげない帯留めぐらいが良いでしょう。
(あれもこれも「さも必要」というように商品が出回っていますが、メーカーさんの「商売っけ」に振り回されないようにご注意を!)

 やっと梅雨が明け、「やっぱり浴衣を新調したい」という方もいるのでは? 今からだと仕立て屋さんが夏休みに入ってしまうので、だいたい仕上がりが8月20日頃になる可能性あり。でも超ラッキーならギリギリお盆直前に滑り込めるかもしれません。いずれにせよ、思い立ったら一分でも早く行動に移すべし! 浴衣の着用時期は7月、8月と云われていますが、この暑さ。秋祭りやご近所用の普段着としてまだまだ出番はありますよ。種類によっては単衣のキモノとして活用できるものもあります。浴衣出遅れ組の皆さんもまだ諦めないでくださいね。

2006年08月05日

浴衣事情2

「いくらぐらい?」
「家庭があると、資金ぐりが…」
「仕立てるなんて贅沢〜」
 こんな質問やメッセージが多く寄せられます。何をするにも先立つものの心配はつきものですよね。よく分ります。特にキモノ類は、お金をかけようと思えば際限ありません。ホントにお金のなる木でも植えたいぐらいです(トホ…)。でも高額ばかりがキモノじゃありません。特に浴衣は手頃な品も沢山あるので入りやすいですよね。安いものなら仕立て上がりで4、5千円ぐらいからありますよ。
 そんな中でも侮れないのがユ○クロ。浴衣を取り扱い始めた当初、さっそくチェックしに行きました。その頃は、ハッキリ云ってヒドイ!と思いました(ごめんなさい)。あんな貧相なものをまとうなら、いっそTシャツと短パンでいいじゃんって感じでした。以来ユ○クロの浴衣は私の中から消えました。ところが数年たった先日、たまたま手に取ってみる機会がありました。すると、どうでしょう。この数年の間にものすごく進歩しているではないですか!実際に袖を通してないので着心地までは計りかねますが、触った限りではイイ線いってましたよ。¥3990でフルセットが手に入る便利さ(今週末キャンペーン¥2990)。私は白 x 紺の「向日葵」というのが狙い目だと思います。難を云えば、知ってる人が見れば「あ、ユ○クロだ」って分ってしまうこと。でもそれも気持ちの持ちよう。要するに、着る人が何をもってヨシとするかなんですよね。ちょっと良いもの着て満足に浸るか、「お得」をヨロコビとするか。もちろん良いものをリーズナブルに、というのが最高ですけどね!
 さて、超低価格のバジェット路線以外では、19,000円〜39,000円ぐらいでしょうか。デパートのオリジナル商品や、Dブランドが打ち出しているキモノ・ラインの仕立て上がり価格です。
 一方、反物は10,000円〜。作家ものや、手の込んだ高級品を覗けば、2万円以内でかなりステキなものはゲットできるはず。プラス仕立て代(1万〜15,000円)をプラスしても吊るしのお仕立て上がりとさほど変りません。それならいっそ、自分の寸法にピタリとあった着やすいマイ・浴衣を一枚…というのもアリですよね。浴衣は体の線がより出るので、体に会った寸法のものはキレイです。それに着付けもラクチン!
 花火に一回着るだけだから、という人は手頃なものでもいいし。或いはもうちょっとステップアップしたい、という人は仕立ててみる。さらに、もっと頑張って自分で作ってみるのもいいかも。まだ間に合いますよ。
 

2006年08月15日

初めての着付けにチャレンジ!

 去る7月7日。Inter FM にゲスト出演した際にリスナープレゼントとして無料・着付け体験レッスンを提供させて頂きました。当選者のMさんは日本在住のウズベキスタン人。しばらく里帰りしていたために遅くなりましたが、ついに着付けにチャレンジすることに。
 
 実際の着付けを始める前に、私はキモノを単なる「キレイなおべべ」として広めたいだけでなく、それに宿る歴史やスピリットも受けとってほしいと伝えました。キモノは長方形に裁断した大小の生地から出来ているので、例えば古くなってヒザが抜けても上前と下前を逆さにして仕立て直せばまた生き返るなど、いかようにも融通がきくようできていること。どうにもキモノとしてはボロくなりすぎたものは座布団カバーにしたり、雑巾やおむつにしたり、果ては燃やして畑の肥やしにしたという「大事にする気持ち」のこと。衿合わせや背中心など、「中心」を意識することで自分自身の心身の中心もハッキリすること。限られた時間ではありましたが、Mさんは熱心に聞き入ってくれました。


Challenge4_1
ちゃんと出来るかしら…でも、自分で着られるようになりたい! 
不安と期待が入り交じるMさん。大丈夫、今日は腰紐一本、伊達締め一本だけの超・簡単着付けなんだから!


Challenge1
裾線を決めるのがなかなか難しい。短くなりすぎたり、長く引きずっちゃったり。あれっ、今度はフレアースカートみたい広がっちゃった…。あまり熱心に足もとを覗き込みすぎて、前はバッチリなのに、後がズルズルだ。はぁ〜。「裾線」はいつしか「裾戦」に…。頑張れ〜!

Challenge2
ちょっと苦労したけど、何度かトライしてるうちにコツが飲み込めてきました。一度つかんでしまえばこっちのモノ。後は「馴れ」ですから。

Challenge3
どう? まだ少しぎこちないけど…と照れるMさん。初々しくてカワイイですよね。
来週のベルギー出張には浴衣を持参して、向こうでも着ると張り切ってました。
お疲れさまでした!

 ウズベキスタンにも伝統的な衣装があったそうですが、今やそれを着る人は皆無。若い世代にはその存在すら知らない人もいるとか。ソ連に長いこと統治されている間に歴史の彼方に葬られてしまったそうです。民族的なものは全て「宗教」と見なされ、弾圧、奪いとられたのです。
「日本の西洋化は進む一方だけれど、それでも伝統や歴史を受け継ぐ人が多いからいいですね」と、Mさんは云います。
 そうかもしれません。けれど、同時に思います。「日本」という定規によって琉球やアイヌの人々がどんな仕打ちを受けたのか。周辺諸国の人々に何をしてきたのか。幾多の民族の歴史や文化が色とりどりの糸のように織り交ぜられながら世界は成り立っているのに、ほんの一部の人たちのエゴや欲によって誰かのかけがえのないアイデンティティーが強奪されるなんて…。8月15日。この終戦の日をもって、すべての「終戦」になればと願うばかりです。

2006年08月28日

微妙なことだけれど…

 まだまだ続く残暑の中、それでも秋の気配が漂い始めました。さわやかな秋の空気はキモノのお洒落を一段と楽しくしてくれます。「暑くてもうダメ〜」と音を上げていた方も、いよいよシーズン・イン! ワクワクしますね〜。
 お洒落のポイントとしてちょっと気になることを今日は一つ。裄の長さです。袖丈は、キモノの種類によって変えるという方、けっこういらっしゃるようです。けれど裄の長さはどうでしょう。きっといつも同じなのでは? 実は裄の長さによっても、手元の表情がかなり変るのですよ。(写真がいまひとつで申し訳ない!)

 Yukitake

 キモノを仕立てる際に、洋服の感覚があるためか、今は裄を長目にとる方が多いようです。その同じ寸法で浴衣を仕立てると、ズルッと暑苦しい印象になることも。ちなみに私は通常1尺8寸4分のところ、浴衣は1尺8寸で仕立てます。4分=約1.5cm。この微妙な差が大きな違いに。同様に、活発な印象の紬などは袖に丸みをつけたり、裄を"やわらかもの" よりも少し短めにすると個性が際立ちます。今から秋・冬ものを仕立てようかなと思ってる方は、参考にしてみてください。
 「え〜、襦袢の都合もあるし、いちいち変えてられないわ〜」という方は、腕の加減で微調整ができます。その日のテーマとキモノとのベスト・バランスを探ってみてね。
いずれにしても肘が出るほどニョッキリと腕を出すのはNG。物を取ったり、つり革につかまったり…要注意ですよ!

2006年09月23日

お彼岸のある日

 お彼岸ですね。9月22日、午前中の仕事を終えてからお墓参りに行ってきました。久しぶりの鎌倉です。お天気にも恵まれ、サイコーのお墓参り日和となりました。
 お寺に着くと、和尚さんがお茶を点ててくれました。いつもながらの心を開いたおもてなしには、つくづく癒されます。ゆっくりと全身に染み込んでゆくお茶の香りとぬくもり。そして開け放たれた窓から入ってくる秋の風。ほのかな金木犀の匂いが、ほろ苦いお茶にほんの少し甘味を加えてくれるようです。
 庭に出ると、和尚さんが大事にしている畑が点在しています。そして地面に置かれた一升瓶? なるほど! へちまの茎を切って、一升瓶に差し込んでおくと、へちま水がゆっくりと採れるんですって。自家製の化粧水まで作ってるんだ〜。それから初めて知ったこと。それはピーマンの葉っぱもサラダにして美味しく食べられるということ。食べるのは実だけだと思ってた。和尚さんはいろんな事を教えてくれます。食のこと。人間のこと。人生のこと。時たま、こうしてお話を頂きながら、ゆっくりとした時間を過ごすのが好き。

 鎌倉では着物姿の人もちらほら見かけました。景色が良いと、着物も一段と美しく見えますね。もちろんどんな場面にもハマるけど、やっぱり着物は自然の色合いの中で輝きます。着物をもっと楽しむためにも、自然を大事にしてゆかなくちゃ、と燃えるのでした。 仕事から急いできた私はTシャツにスカート…。あぁ、着物で来たかったな〜。
 北鎌倉の駅付近に、私のお気に入りの場所があります(詳細は…ヒミツ)。季節のお料理がとびきり美味しいの!
この日のヒットは、よく冷やしたイチジクをなめらかな胡麻ダレと和えたもの。季節が終わらないうちにアンコールしたいな。

やまとさんのリクエストにお応えして…
すくい八寸のお太鼓柄です。実は前の柄と変らないの。ごめんなさい。
Uma_sukui

2006年09月29日

極彩色

 青山のスパイラルガーデンの前を通りかかると、白黒で「極彩色」と書かれた看板が目に入りました。極彩色…を白黒で謳っている。なんだか引っかかって、フラリと中を覗いてみました。「妄想」と題された数人の作家による写真が何点か。そして天井からは(昔、学校のお楽しみ会なんかで飾ったような)色とりどりの紙でこしらえた花が沢山つるされ、さらに着物を土台に制作された衣装をまとったボディが何体も展示されてました。あらゆる色と素材を用いて生み出された極彩色の世界。
 正直なところ、私にはこの展覧会が何を訴えてるのか分りません。ただ、その空間にいると無数の色が意識の中で混ざりあい、やがてポツンと無彩色の中に佇んでいるような心持ちになりました。有彩と無彩。水墨画を見ていると、沢山の色が浮かんでくるけど。その逆ってこと? ふしぎなかんけい。

  Gokusaishiki

 着物のコーディネートなど、配色を考えるときに「調和」は大事な決めてになります。しかし思い返せば、自然界に不調和なんてありましたっけ? 無尽蔵に存在する色、色、色。それらがどんな順番で、どんな組み合わせであっても、そこには「美」が生まれる。
人間は秩序を作ったことで美の可能性をつみとってしまったのではないか…? 無秩序の中の秩序。人の頭で考えた調和が、不調和を作り出してしまうのか。
 洋服では考えられないような配色が有り得る着物。それは着物が自然の素材を活かし、自然にモチーフを求めてきたから? 多くが化学染料や合成顔料に取って代わってしまった今日でも、それでもなお、私たちは四季を抱く自然と寄りそおうとする。
  着物は練りに練られ、洗練された芸術である。と同時に、手つかずの野生の象徴なのかもしれない。着物が多くの人の気持ちをくすぐるのには様々な理由があります。一つには、きっとそういった原始への郷愁や、自然への解放をチラつかせるから…なのでしょうか。

モーリの色彩空間Part10「極彩色」は南青山のスパイラルガーデンにて、10月3日まで開催されています。

2006年10月05日

沖縄パワーを浴びて〜城間栄順さん&平良敏子さん

 10月3日。9日まで東銀座の時事通信ホールで開催されている「城間栄順・琉球紅型展」に行ってきました。
 重要無形文化財である結城紬、久米島紬、宮古上布、越後上布、喜如嘉の芭蕉布、そして純日本産生糸による正絹・松岡姫(鈴なりインタビューの服部さんとの会話中にも出てきましたのでご参照ください)を使って染めの世界を存分に繰り広げるという壮大な企画でした。
「布を生かす染めに徹した。あたたかみのある布と向き合うとき、心が引き締まる思いだった」と語る城間栄順さんの言葉の通り、それは染めと織りの見事なコラボレーション。染め物を見るとき、私はその誘目性が故に、つい布自体まで気が回らないことが多々あります。ところが染めと織りのどちらが前に出るということもなく、双方が互いの素晴らしさを引き立てている…。そして私は今回はじめて、芭蕉布ってこんなにスゴイものなんだ!と気付かされました。今まで自分にとっては門外だった芭蕉布と引き合わせてくれた機会に感謝!
 この日行われた城間栄順さんと芭蕉布を作ってらっしゃる人間国宝の平良敏子さんとの対談では、城間さんと奥様の馴れ初めや、戦後の思い出など、いろんな話題がでました。一つ一つのエピソードが絡み合い、織られ染められ、人生という反物に仕上がってゆく…そんな印象を受けました。
 平良さんは芭蕉布を織るのに、まず芭蕉を刈るところから始め、糸を作り、数えきれない行程を経て布を完成させます(詳しく知りたい方には《平良敏子の芭蕉布》という本をオススメ!)。モノはどうやって出来るのか、どこから来て、どこへ行くのか…。それを知ってるのと、知らないのでは、そのモノの味わいも格段に違うんですね。現代の生活は加工品に溢れています。欲しいものを、欲しい形になった状態で、私たちは簡単に手に入れられます。お魚が切り身で泳いでいると思っている子供達のことを笑っていられませんよね。思わず我が身を振り返る対談でした。芭蕉布を「banana cloth」なんて呼ぶ平良さんは自由でチャーミング! 繊細さと大胆さ。優しさと厳しさ。そんな沖縄のダイナミックスに圧倒された一日でした。

Bingata
うしろの巨大な幕は、実はもっと鮮やかな黄色。鶴亀の吉祥文様がベースになっていますが、鶴は「火の鳥」みたいな力強さ。亀は頭に何か生えてるし…耳? 角? なんだろ。そのエネルギーを浴びていると、ちっちゃい事でイジイジしてるのがバカらしくなってきます。

Tsuki
まだ少し蒸していたので着物は単衣。帯は塩瀬の江戸友禅。秋らしく萩やススキがなびく中で遊ぶ鹿たち。お太鼓には(写真では分りづらいですが)大きなお月様がぼかしで描かれています。ところどころに刺繍を施すことで陰影が深まっています。



宝布に華咲かち?城間栄順 琉球紅型作品集

Book
宝布に華咲かち?城間栄順 琉球紅型作品集

著者:城間 栄順

販売元:日本放送出版協会

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2006年10月21日

そ、そんなにダメですか…?

 最近の気になる一言。

「キモノを着てるような女はダメだ」

 ドンファンで有名な某ギョーカイ人。あらゆるジャンルのプロデュースを担当し、交友関係も広い。来るものは拒まず、去るものは追わないタイプ。そんな彼が発した言葉が、繰り返えしますが「キモノを着てるような女はダメだ」です。
 彼曰く、全身を覆うキモノに守られていると緊張感がなくなる。緊張感のない女は気持ちも体もダレるというのです。ちょっとキレイだなと思っても、いざ脱がせてみると逃げ出したくなる…と。そんな女たちは、キモノを着てる、というだけで満足/安心して、自分自身を磨くことを忘れがちなのがダメの最たる原因らしい。
 なるほど。ダメ女と云わせる理由をアレコレ聞いてると、たしかに認めざるおえないとこはあるかも。気になり、私もキモノ女性たちを観察してみました。

*キモノ女性はグループ行動率が高い*
 通行の邪魔になっていたり、おしゃべりに夢中なあまり声が大きかったり、周囲の迷惑に気付かないことが多い。
*歩き方がきたない*
 草履や下駄を履いてるせいか、かかとを引きずるように歩いてる人が目立つ。だらしない印象で、姿勢も悪くカッコ悪い。

 大きくはこんなところですが、細々と列挙すればキリがありませんね。ただし、これらは全て「キモノだから目立つ。洋服だったら誰も気に留めない」ことかもしれません。だからと云って、言い訳にもなりませんが。つまり、キモノを愛する女性はもっともっと美意識を高める必要があるということでしょうか。
 ちょっと袂を持つ、腕をにょっきり出さない、物を拾う時には腰を落として、姿勢をよく、背中を丸めて下腹を突き出すような立ち方はしない、周囲への心遣いを忘れない…etc.。ちょっとした立ち居振る舞いで印象はグッと違ってくるはず。それから階段の上り下りの際には、両膝を離さないようにして歩くと美しいシルエットになりますよ。キモノでガニマタはイヤ過ぎですから。

Genmaicha
ラインはS字、手にはお茶。心の中は清く、正しく、美しく。忘れません、思いやり。

 あぁ〜、そういう私もまだまだ修行中。本当の美しさまでは長い道のりです。でもキモノを着ていて本当にステキに振る舞えたら、洋服の時にも無敵かも!
 キモノを着てることで安心するのではなく、「キモノ」を女性としても、人としてもランクアップするきっかけにすればいいんですよね。隠してくれるようで、キモノは思いのほかボディラインが出ます。そしてユニフォームなモノだけに、人柄もよく出ます。日々、心身のシェイプアップに励みませうぞ、世の乙女たち!

2006年11月30日

色と音と心模様

 昨日のNHK放送の中で、「群青」についてお話ししました。科学的、物理的、医学的な見解からすれば、色は光の反射とそれを受容する目や脳の働きに過ぎない。けれど色をもっと豊かにするのが心理であり、人の経験と記憶だと思います。 私にとっての群青。それは…

  夜中の海岸
  突き出した岩の上に黒く並ぶ松の木のシルエット
  暑いのか寒いのかもわからない真空
  孤独
  ゴーッと鳴り響く音
 
 色彩が引きずりだす、記憶の断片。そして色彩が奏でる「音」。それらがなんなのか、私にはわかりません。ただ感覚はどこまで自由なのだと確信するばかりです。そして「記憶」は決して「過去」だけのものではなく、常に現在と寄り添いながら進行形である、と。

 ふと、作曲家の金井さんのことを思い出しました。2006年度全日本吹奏楽コンクール課題曲【風の密度】の作者、金井勇さんです。 金井氏が、お茶室で過ごす時間を大切にしている、と語ったのが印象的でした。その瞬間に作曲のことを考えているわけではないけれど、静寂の中にいるからこそ聞こえてくる音もある…。そんなお話をして下さったのが嬉しかった。語らずして語る。見せずして見せる、といった私の理想/憧れを分ってくれる人だと感じました。近頃、世の中は少々うるさい。
 
 少し前から小雨が降ってきました。窓の外。音もなく降る雨。それでいて私は雨の音を聴いています。

Garden
 金井氏とは9月に、私がパーソナリティを務めているFM横浜の番組のゲストに来てくださった時に初めてお会いしました。作曲家の先生をお迎えする…どんな気難しい芸術家然とした人だろうか。エラソーにされちゃったりして〜(泣っ)なんてオロオロしていたら…。白いTシャツにジーンズ。大汗かきながら「どうも、どうも」とペコペコ。思わず「えっ、金井先生の付き添いの方?」と勘違いしてしまいそうでした(謝)。かえって妙な先入観を頂いていた自分が恥ずかしい。物事に対してフェアな目線を持った【好青年】といった感じかな。

2006年12月08日

十二月八日

 ナレーション録りの仕事を済ませ、フラリとお気に入りのギャリーに立ち寄る。大好きなイラストレーター、山口マオ氏の個展。人のようなネコのイラストは、ご存知の方も多いことでしょう。今回の個展はグワッシュや油絵など、マオさんをダイレクトに感じられるものばかり。どれもステキ! 中でも、ものすご〜く恋した一点は……ありゃ、すでに売約済み。はぁ〜。しかし残念なことばかりではなかった。マオさんに、ギャラリーのオーナーが紹介して下さったのです。マオさんは、どことなくご自身が描かれるネコに似ていた。
 さて、恋した絵は売れてしまってたけど、もう一つ素晴らしいものを発見。マオ・ネコが No War と書かれた箒をプラカードのように掲げているイラストカード。8cm程のミニ・箒も付いてます。箒→ホーキ→放棄。カードの裏には日本国憲法・第二章・戦争の放棄(第九条)が記載されています。「戦争ホーキの会」という活動をしている方々に、マオさんが賛同してイラストを描いてるそうです。大きな声をだしたり、デモをやらなくても、僕なりにできること…とのこと。お値段は、1つ50円以上ならいくらでも。要するにカンパ。ヒステリックでなく、それでいて力強いものを感じました。
 奇しくも今日は12月8日。65年前の今日、太平洋戦争が始まりました。そんな喜べない日付が、この小さな「戦争ホーキ」と出会うことで新しい祈りの日付になれるんだと思いました。

 着物には多くの吉祥模様が描かれます。そして他愛もない語呂合わせのような縁起物も好まれます。日本の着物に限ったことではありません。どこの国、どこの民族にも、大切な人の無事や平和を願う気持ちを込めた意匠があります。「想い」は肌の色や言葉を越えるのだから。幸多かれ。

Mao_1

山口マオ・個展「オイルペインティング」2006.12.1〜13
OPA gallery 東京メトロ表参道駅A2・A3出口より徒歩5分 03-5785-2646
http://www.geocities.jp/opa_gs

2006年12月18日

アクティブ・キモノ

 今、めちゃめちゃ濃いウーロン茶を渋い顔して飲んでます。一つにはハトがとまった瞼を開けているため。もう一つには少しでも摂取したカロリーを減らせないかという願いを込めて…。
 ふ〜、やっと終わりました。amamfwawa 店頭販売フェア。今回は市場初お目見え「ザ・デビュー」ということで、準備のバタバタと緊張の猛攻にKOされそうになりました。でもフタを開けてみれば、沢山の方たちに応援して頂き、とても良い経験ができました。多謝!

Activekimono

 ところで着物だと行動を制限される…と思ってる方は少なくないですよね。実はそんなことないんですよ。「ジーンズからイブニングドレスまで」と私は云ってますが、着物にもいろいろなTPOに合わせた種類があります。着物だからおしとやかに「オホホ」としてなくちゃならない、なんてことはないんです。多忙なスタッフの一人はバイク移動をしてます。もちろん着物で。そりゃカッコイイっす。自転車通勤の人もいます。ボーリングだってします。私なんぞは2段飛ばしで階段を駆け上がります。フェアの後片付けも着物のまま、せっせと頑張りました。ちなみに袖が邪魔にならないカーディガン・タイプの FLUFFY は重宝します。まっ、そんな感じなので、ぜひ皆さんもイメージに縛られずに、自由に着物を楽しんでください。

 さて、ウーロン茶で洗い流そうとしているカロリーの正体は揚げまんじゅう4コ。最中5コ。上生菓子3コ。カントリーマアム10枚。ポテトチップス1袋。羊羹1/3棹。ホットアップルパイ a la icecream。さらに遅めの夜ご飯はマグロとアボカド丼をガッツリ平らげてしまいました。なんかね、今日は自分を甘やかしたい気分だったの。あ〜、明日は体脂肪が激増してるんだろうな。ま、いいか。

Magurodon
着物は黒の縮緬に、小さなひょうたんのとび柄。帯は祖母が愛用していたものです。

*ニットフェアの模様は amamfwawa のブログに掲載。リンクからアクセスしてみてくださいね!

2006年12月23日

ユズ

 20日に年内最後の生放送が終わって、なんだか腑抜けていました。でも生放送はなくとも収録はある。さらに原稿の〆切もある。そう、腑抜けている場合じゃなかったのです。今日は久しぶりに大好きな落語を聞きにいく予定でしたが原稿を書き終えるまでPCの前から離れられず、落語は断念。くぅ〜。
 筆が進まないときって、何をやってもダメなのよね。一行書いては消し、一行書いては現実逃避のように冷蔵庫を覗きに立つ。その度に何かを口に放り込んでは、イヤ〜な膨満感に苦しめられる。悪循環。顔はブツブツ。身体はむくみ。ファッションとは程遠く、ひたすら防寒のために重ね着した服。宅配を受けとるのも、ドアに隠れながら。とてもじゃないけど、人目に触れるわけにはいきません。
 
 昨日は今日ほど追いつめられてなかったので、朝からジャムなんか煮たりしてゴキゲンでした。知人の庭で採れたユズを沢山いただいたので、いくつかお正月用に残して、後はジャム。美味しく出来ました〜。お湯に溶かしたり、葛湯に混ぜたりしてもいいですよね。そして夜は、残しておいたユズの中からお風呂に一つ入れて…very 冬至な過ごし方でしょ? 
 はぁ〜。ユズのように匂いたつ女性になりたい。でも今の私ときたら…。頭掻きむしりながらPCと睨めっこ。女版金田一耕助? 匂いたつ…じゃなく、臭いそう。

Jam

 ふと、思いだした。昔、昔のこと。まだ学生のころに「柚子丸」なるペンネームで脚本を書いてたことがある。別にどこに発表するでもなく終わりましたが…
万由子(本名はこういう字です)の「由子」と字が似てるから。SUZUKI と MAYUKOを合体させるとYUZUが浮かび上がるから。そしてユズが好きだから。
 鎌倉の実家の庭にユズの巨木があってね。なんか心を寄せてたんでしょうね。それがどういうわけか、香りよりもユズのトゲだけをもらい受けてしまったようです。
「アタシに近づくとケガするわよ、ボクちゃん」…なんちゃって。
                あぁ、疲れてるかも。

2007年01月01日

謹賀新年

明けましておめでとうございます。

Gantan

 みなさま、新年いかがお過ごしでしょうか。私は久々にゆっくり朝寝坊を自分に許し、テレビ三昧、昼寝三昧に食べまくり…あ、、食の方はいつものことですが。ようやく午後も遅くなってからブラリと初詣。有名な神社はごった返しているのでしょうが、ここの氏神様は何と申しましょうか、閑静というのか…人の気がないというか。まぁ、商業地なので住民が少ないというのが最大理由ですが、さみしいのですわ。露天の一つもないので買い食いの誘惑がないのは好都合。早々に家に戻って、また餅を焼き。あまりの怠惰に身体がクサりそうッス。
 暮れから続いてる食べ放題生活のツケが早くも脂肪にまわってます。ふと、窓に映った白い割烹着姿。それはまるで鏡餅。おめでたい! …ってことで、まぁいいか。だって、お正月だもん。

 新年が仕合わせでありますように。今年も宜しくお願い致します。

                                                            平成19年・元旦

2007年01月12日

鏡開き

Kagamimochi_1

「あぁ〜あ、こんなにカビてるよ。だいたい何で餅にはカビが生えるんだろうね」
「そんなの簡単な話じゃねぇか」
「なんだ、じゃお前は知ってんのか。どうしてカビが生えるか」
「そりゃお前ぇ、早く食わねぇからだよ」

 毎度おなじみの小咄でございます。ところが我が家の餅にはカビが生えねぇ。何故か。それはスーパーで購入したパックの鏡餅だからです。便利かもしれないけど味気ないよ、まったく。
 ドジな私はうっかり鏡餅の用意を忘れてまして、暮れも押し迫った30日に「まだある?」と近所のお米屋さんに飛び込みました。そしたら米屋のご主人が「もう餅はやらなくなっちゃったんですよ」
 現代や、お餅をお米屋さんにお願いする時代じゃないってことらしいです。みんなスーパーや大手量販店で真空パックの鏡餅を買って手軽く済ませちゃう。ひどいのは、お正月が過ぎるとパックごと不燃ゴミにしちゃうらしい。それでもまだ飾ろうって気持ちがあるだけマシなのか?
 ところでこのお米屋さん、今でも量り売りしてくれる昔ながらの商売。だけど自分の代で店をたたむと決めました。こんな商いはやってけないからと、息子さんには跡を継がせなかった。悲しいじゃないですか。狂ってるよ。世の中。なんでも資本、資本、資本。ほんの一部の企業や特権層だけが潤う仕組み。まっとうに頑張ってる人たちが普通に暮らせないなんて、間違ってますよ。madness!!
 でもね、この仕組みを支えてるのは私たちなんですよね。便利だから、安いから、仕方ないから…目の前の利益のために、結局は自分で自分の首を締めるような社会を作ってるのですから。
 だいたいこのパックの鏡餅。裏に書かれた鏡開の手順に「包丁で切り分けて」とある。鏡餅には刃物をあてずに手や木槌で細かくするものなのに… 

Daruma

 それにしても鏡餅ってカワイイ〜! たまらないフォルム。ボン・キュッ・ボン。究極のグラマーです。しかも超色白。また食べても美味…えへへ(←なんのこっちゃ?!) そんな鏡餅に負けず劣らずカワイイのは、雪だるま。雪だるま尽くしのこんなコーディネートはいかがでしょうか。

2007年01月15日

どんど焼き

 Dondo3

 神主さんの祝詞に始まり、お正月の松飾りなどが焚かれました。このところ乾燥しているので、火を放った途端にボッと燃え上がり、待機していた消防団の人たちの顔が引き締まります。この後、竹竿に吊るされたお餅をみんなで焼いて、それをおしるこにして頂きます。一年の無病息災を願うどんど焼き。こういう行事はなくなってほしくないな、と思います。

Dondo1

 たき火を囲む。みんなが同じものを見つめる。おじいちゃんも、若者も、バカ者も、赤ん坊も、おかあさんも、お偉いさんも、負け犬も… 世代間交流が少なくなり、自分の言語が通じる相手としか関わらない人が増える一方の現代だからこそ、ほんのひとときでも、こうやって同じものを見つめることの意味を重んじるんですよねー。う〜ん、この気持ちを説明する言葉が見つからないんですけど…。

 それにしても、こういうシチュエーションで食べるおしるこは、どうしてこんなにも美味しいのでしょう。海の家で食べるラーメン、キャンプで食べるカレー、縁日の焼そば。仕合わせの味。

小正月

 Azuki

 小豆粥を頂くと、さぁいつまでもお正月ボケではいられないぞ、という気持ちになります。リハビリせねば〜。そして獅子舞、羽子板、羽、独楽といった「いかにも」なお正月用の箸置きもお役御免。また来年まで休んでもらいませう。
 ところでお粥。とても美味しかったのに…なんだか病院食みたいに写ってる。器とテーブルの色のバランスや照明のせいですね。一つ一つの独立した色はどれも美しい。それなのに、組み合わせを間違えると悲しいことになっちゃいます。着物でもよくあることですよね。特に和の色彩はとても表情豊かで、微妙な色合いが無数にあります。だからこそ、それらを活かしあうようなコーディネートをしたい。 着物や帯なども、これからはより春を意識したものが楽しくなります。柄で遊ぶのか、色で味わうのか、みなさんのオシャレ心が暴れだしていることでしょう。私も、実は仕立てあがってくるのを楽しみにしてる帯があるんですよね〜。出来たらここでお披露目させてもらいまーす。うふふ。

 ところでまた腰痛に苦しんでます。整体の先生曰く、いろんな原因の一つに食生活も含まれているそうです。年末年始の暴飲暴食、あるいは動物性タンパク質のとりすぎで腸が疲弊すると腰に負担がかかるんですって。食べ過ぎによる体重増加もさらなる負担になるしね。おまけにこの季節の冷えは対敵。はぁ〜、痛いです〜。

2007年02月02日

ペン字と古布カード

 やろうと思うことはアレもコレも多々あれど、ままならないのが人の常。

 字がヘタなのが特大コンプレックス。通信講座にもなんど申し込んだことか…。それがダメなら『なぞり書き』だ、と本を買う。それもダメ。ペンを持つ、たった10分が捻出できない。ウォーキング、読書、ストレッチ…一日のサイクルの中に組み込んでしまえば何てことないことだろうに、どうして出来ないのか。そういえば去年の夏に、悩んで悩みまくってついに購入したミシン。まだ一度も使ってないや。あ”〜。

 何でもいっぺんにやろうとするからいけないのかも。一つずつ、クリアしていこう。千里の道もなんとやら、じゃ。そこで優先順位を決める。やはりペン字でしょう。大人として恥ずかしいもんね。
 気持ちを盛り上げるために目的を作ってみる。キレイな便せんやカードがあれば、誰かに送りたくなるのが人情ってもんです。

Card

 南青山にある「ちぇらうなぼるた」はアンティーク着物屋さんです。アンティークでも、状態の良いものが揃ってました。どさくさに紛れてボロを掴ませられるようなことはないでしょう。品揃えが全体的に「カワイイ」。さすがに私は見るだけ、って感じかな。もうちょっと若かったらね(涙)。でもこんなカードならOK!

Card4
長襦袢の生地でしょうか。面白い柄の良いところを使っています。持ってるだけでも楽しいけど、やっぱり誰かに届けたい。誰に送ろうかな。心を込めて書きつづければ、きっと字も少しは上手くなるでしょう…かも?…なるといいな。

2007年02月09日

CHICAGO

Chicago 2月8日〜3月4日、日生劇場にて上演のブロードウェイ・ミュージカル『シカゴ』。初日の今日、さっそく行ってきました。
 やたらと爆音を轟かせ、過剰演出された昨今のコンサートなどに慣らされてしまっているせいか、舞台の幕が上がったときは「こじんまりしてるな」という印象を受けました。ところがどっこい、生バンドの演奏と共に俳優たちが歌い踊る姿は圧巻。プロフェッショナルのプライドが炸裂しまくりで、アメリカン・ショービジネスの層の厚さに脱帽です。
 映画の『シカゴ』も面白かったけど、やはり生の舞台はいいですね。お鍋の中のスープがだんだんグツグツと音をたてて美味しくなってゆくように、演じる側も観客も熱が増すにつれて絡み合い、馴染み、一体となって深まってゆく。元来ミュージカルがすごく好きというワケではないんですが、これはアートです。
 ずいぶん昔に従姉妹に連れられて観に行った映画『オール・ザット・ジャズ』。まだ小学生だった私にはよく理解できなかったけど、何か興奮する「衝動」みたいなものを感じ取ったのを覚えています。その時に垣間見たボブ・フォッシーという人の怨念が今も力強く脈打ってるんですね。
 『シカゴ』は、スターを夢見る女が殺人を犯し、そのスキャンダルを利用してのし上がる…という筋。彼女は無罪を勝ち取るために正当防衛だったと主張するのです。
「あの男は拒む私に執拗に迫り、そして無理矢理キモノをつかみ…」と、そのときの様子を語るシーンでは何度となく【キモノ】という言葉を口にします。もはや【キモノ】は世界語(?!)なんですね。たぶん西洋人にとってはオシャレなガウンみたいな感覚なんでしょうけど、それでもなんだか嬉しいな。

2007年02月14日

害虫? 病気?

 今日の放送の中でお話した我が家のナナカマドです。この2、3ミリのシラスみたいなものは何でしょう。こすると落ちます。カビなのか、害虫なのか、病気の症状なのか、わかりません。どなたか心当たりはありませんか。また対処法などご存知の方はぜひ教えてください。ちなみにこのナナカマド、夏にはかなり害虫に悩まされます。小さなハエのような飛ぶ虫が葉っぱにビッシリ付いてしまうんです。その羽虫がついたあとは、黒い点々になって、葉っぱもカサカサしてしまいます。その虫と、この白いモノは関係があるのでしょうか?Nanakamado_1
 ちなみに画像はかなり気持ち悪いので、ビッシリ系が苦手な方は見ないでください。サムネイルにしておきます。ご覧になる場合はクリックしていただければ、大きく表示されます。

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 気持ち悪い思いをさせて申し訳ありません。お口直しに…どうぞ。
梅の花をイメージした今月のお菓子です。

2007年03月04日

花盛り

 3月3日。土曜日、晴天、うららか。好条件が重なったせいか、着物姿の女性をたくさん見かけました。渋谷、新宿、青山、目白…場所を移動しても見たということは、かなりの率だったのでしょう。まるで春の花が咲いたように、パッと周囲を明るくしていました。その方の年齢に関わらず、それぞれの美しさを楽しめるというのが素晴らしいですね。
 流行の兆しなのか、絞りの羽織が多く目につきました。それも、一時ブームになったようなゾロリとした長羽織ではなく、軽やかな、ちょうどお尻が隠れるくらいの丈のもの。もちろん『絞り』という性質上の理由。さらには絵羽の羽織用に作られたものに対して大柄の女性が増えたことなども、丈を決める要因なのかもしれませんが。
 私はといえば、忙しく駆けずりまわり、残念ながら着物はパス。花粉でグシュグシュになりながら、かなりミジメな心持ちで道行く女性たちを見遣っていました。すると雑司ヶ谷の路地裏でのこと。目立たぬ駐車場の片隅で満開の桜と遭遇。ソメイヨシノではないものの、自分だけの一足早いお花見だ!

Sakura

 これまた自分だけのひな祭り。朝食には菜の花ご飯を用意しました。我ながら美味でした〜。

Nanohana

さて、お知らせです!!
amamfwawaでもすばらしい腕を奮っているニット・アーティストの笠間綾がNHK[「おしゃれ工房」に登場します。ぜひお見逃しのないように
☆〜色で遊ぶニットストール〜  笠間綾
「おしゃれ工房」4月号 3月16日発売 定価500円(税込み)
☆また4月4日には教育テレビ 午後9:30〜9:55 放送予定

☆笠間綾 
 http://www.amamfwawa.com/about/
 http://www.members.aol.com/ayakasama/homegrown.html

2007年03月14日

お知らせ

Kimono

 『季刊 Ki-mono』はキモノに関する最新情報を網羅する専門誌です(http://www.senken.co.jp/kimono/kimono-new.htm)。2007年春号・Vol.167にamamfwawaが紹介されました。私のインタビュー記事も載っています。良かったらご覧下さいね。

Page
 大きな書店、またはamazon.co.jpでも取り扱っています。
http://www.amazon.co.jp/

2007年04月05日

おしゃれ工房〜に寄せて

番組をご覧になった方も、見逃した方も、皆様気にかけてくださってありがとうございました!
スタジオのライティングの影響でしょうね。着物を始め、ニットなども実物とはずいぶんと色みが違って放映されていました。やはり実物をお目にかけたくなります…。
とは云え、イメージは充分に伝わったのではないかと思います。
amamfwawaをどうぞこれからもヨロシクお願い致します。

2007年06月20日

陰陽

 昨日、渋谷の温泉施設で大きな爆発事故がありました。私は仕事に向おうところで、たまたま近くにいました。突然すべての物事を止めてしまうような音と揺れ。何が起きたか分らない不安。近くと云っても直接現場が見える場所でありません。ただ、大変な何かが起きたという恐怖だけです。すぐに消防車や救急車などのサイレンが鳴り響き、騒ぎはどんどん大きくなってゆきました。
 それでも立ち止まっているわけには行きません。スタジオに向って歩き出したのですが、あちこちの建物から人々が覗いたり出たりしながら上空のヘリの群れを眺めたり、心配そうに話し合ったりしていました。ほどなくスタジオに到着して、すぐにニュースチャンネルを点けてもらいました。画面の中の大惨事。胸が苦しくなりました。
 ほんのわずかなタイミングで人の命は守られている。或いは危険にさらされている。毎日を当たり前に過ごし、当たり前じゃないことが、いつの間にか当たり前になっています。今、この瞬間に自分が存在していること。語らい、笑い、怒り、泣き、息をしていること。どれ一つとして当たり前のことではなく、とても特別な意味のあることだと思いました。

 それにしても、このところの様々なニュースを含め、人間の傲慢や強引さが目につきますね。儲けるためにはどんな力技をも使う。自然の摂理を平気で無視したり。なんというか、人間のおごりを痛感します。世の中の膿みみたいなものが噴出しているような不気味さを感じてなりません。
 でも、げんなりばかりもしてられません。ポジティブに自分をもっていかないと始まらないし。何ができるのか。何を志すのか。自分がここにいる意味は何なのか。

 間もなく夏至です。光の頂点は闇の始まり。陰陽はいつでも抱き合っている。光と闇から得るものはバランス。そして交わり。

2007年07月25日

カブトムシ と ハチ

Watermelon

 スイカは私のライフライン。とりあえずスイカがあれば生きてゆけると思う。
カブトムシと呼ばれています。

 虫といえば、私の好きな話にこんなのがあります。友達から聞いた話。ハチは生物学的に見ると、どう考えても飛べないそうです。たぶん、あのでっぷりと太った丸いハチのことだと思いますが、カラダに対して羽の大きさや筋力が伴っていないから。でも彼らは飛んでいる。何故か。それは、ハチが自分は飛べないと知らないから。

2007年08月30日

誕生日

8月30日

 子供のころ、お誕生日のパーティでは決まって泣いていました。家族からは「感激屋」と笑われたものです。別にきれいごとでも何でもなく、ただ嬉しくて仕方なくて涙があふれてしまうのです。自分がこの世に生まれたこと。また誕生日を迎えられたこと。人に祝ってもらえる幸福。すべてが当たり前のことではないと、本能が叫んでたのかもしれません。もちろん当時は幼くて、自分の涙が何で出来ているかなんて考えもしませんでしたけれど。
 いつのころからか、大人になるにつれ、だんだんと泣かなくなりました。欲張ることを覚えてしまったのでしょうね。そしてナイーブでいることが格好悪いと思いこんでいました。くだらない自意識が涙を塞き止めてしまったようです。

 今年、生まれて初めて誕生日をひとりぼっちで過ごしています。誰にも会わず、何の予定も組まず。家でひとり、とりとめもなく見つめています。欲望、愛、孤独、幸福、嫉妬、慈悲、不安、運命、自尊心、喜び、エトセトラ。今まであまりにも深く考えず、いかに運と身勝手さだけを頼りに生きて来たことか。きっとこんな一日が、私には必要だったのかも。

 家にいると、カードやメールや贈りものが届きます。本当に嬉しい。子供のころ涙があふれたみたいに、私の中から暖かいものがコンコンと沸き出してきます。でも昔のままじゃない。大人になった私が、子供の清らかさで喜んでいるのです。

 心から、ありがとう。
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2007年09月01日

初出勤

8月31日

 41歳、初出勤。誕生日も年齢もただの数字と云ってしまえばそれまで。でも何かのきっかけになれば、それはそれでいい。私にとっては reborn そして live on。昔の神田外語学院のCMに「love and rub」なんて発音を意識したのがあったけど…(これって、ちょっと受けとり方によってはエッチじゃございませんこと? オーホホホ)。って、そんなことはさておき。つまり「よっしゃ、やるぞ!」って気持ちになってるワケです。

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 TV番組のナレーション録り。左がエンジニアのS氏。彼がいなければ、私の声はペニャペニャのヒャラレラリ〜ってなもんざます。そして右がディレクターのK氏。彼の導きがあって、ふらついた意識がビシッと的を目がけてフォーカスできるのです。いつもお二人にはお世話になっております。感謝。チームワーク…これも「和」ですよね。

 レギュラーもイレギュラーも、ドンといらっしゃいませ。何だか楽しくなってきました。
今ハマってること:毎日。

2007年09月05日

福岡にて、雲と海と風

9月4日
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 諸用で福岡へ。このところ東京はすっかり秋めいていましたが、福岡空港に降り立つと、夏が「やぁ!」って迎えてくれました。空には入道雲。寝不足を射抜く陽射し。荷物を抱えて汗だくになったけど、イヤじゃなかった。なんだかんだ云って、やっぱり夏が好きなんです。

 用事を無事に済ませ、帰りの飛行機まで時間があったので海に出ました。埋め立ての人工浜ではビーチバレーを楽しんだり、犬の散歩をしたりする人たちの姿が。目の前の光景なのに、それはまるで過去を見ているみたいに、音のない不思議な切り抜きでした。
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 海風に吹かれてるのが好きです。あんな気持ちをどう言葉にしていいのか。わかりません。表現したいのはそんなことなのに。

2007年09月06日

いい一日

9月5日

 久々に朝寝坊を自分に許す。惰眠を貪るささやかな贅沢と、ちょっとだけの罪悪感、そして独りよがりの秩序に抗ったという達成感がワルツとなって午前中をクルクル回る。うっとり。ぼんやり。
 友人からの電話で現実に引き戻される。今日はNHK FMの生放送。番組前はナーバスの極限に陥り、陥り切って反転したとき、リラックスしたいい番組になるのがいつものパターン。根っからの小心者なのです。
 夕方に仕事を終えてからクリーニング屋に寄ったり、野暮用を済ませ帰宅。スープとサラダの軽い夕食をとってから再び街へ。
 レイトショーを観る。ブコウスキーの「酔いどれ詩人になるまえに」。ガラガラの映画館。ブコウスキー通にはどうか分らないけれど、映画としては悪くない。サウンドトラックが良ければもっといいんだけど。少なくともブコウスキーを読みたくなったということは、某かの力があるということでしょう。実はずっと気になっていながら未だに読んだことがないのです。きっと好きだろうとは思ってるのに。明日、本屋に行ってみよう。
 映画館を出ると、また雨が激しく降っていました。生暖かい雨に打たれ、気持ち良かった。毎日はこの雨みたいなものかもしれないと思う。凄まじく痛かったり、嬉しかったり、誰かに恋をしたり、腹をたてたり、夢をみたり。けれど上がってしまえば、そこには独りの自分がいるだけ。だから傘はいらない。思い切り濡れるのがいい。

2007年09月07日

浄化 9月7日

福島からこの夏に漬けた梅干しが届きました。
富山から梨が届きました。
熊本からいたわりが届きました。
鎌倉から友情が届きました。
長野からブドウが届きました。
島根からメロンが届きました。
京都から気骨が届きました。
秋田から極上の日本酒が届きました。
板橋からチョコレートが届きました。
亀山からパンが届きました。
奈良からお茶が届きました。
北海道から今シーズ最後のスイカが届きました。
沖縄から夢が届きました。
あの世から声が届きました。
昨日から励ましが届きました。
明日から挑戦が届きました。
宇宙から愛が届きました。
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2007年09月11日

あ・め=天の恵み

9月11日

 久しぶりに幼なじみと会食。仲良しの女友達が一緒だと、つい調子に乗ってしまう。デザートにヘーゼルナッツとリコッタチーズのケーキを食べたくせに、そのままハシゴでコールド・ストーン・クリーマリーへ!小さいのにしときゃいいのに、コレがまた欲張っちゃうんですよねー。苺アイス、ストロベリー、バナナ、ホワイト・チョコチップ、グラハムを混ぜ々々するストロベリー・バナナ・ランデブーに、スポンジケーキを追加投入!極上の幸せを味わいながら、さすがに食べ過ぎという後悔も…。
 店を出ると、外はバスタブを引っくり返したようなどしゃ降り。あ”ー、これじゃウォーキングもできなーい。オマケにおろしたての靴は秒殺。24cmのプールが二つ出来上がり。とほ。

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 秋。大地の恵み。Thank you、S.T.さん。

2007年09月13日

ドアの向こうには、道

9月13日

 昨日の番組の中で「ドア」をテーマに少しお話をしました。若いころは、自己を確立するために沢山の大事なドアを硬く閉ざしてきた、と。そしてある日、頑なに守ろうとしていた自己ってなんだろ…そんなに大事なものか?って思うようになりました。本当に大事なのはそんなことじゃないだろ、って。
 ドアを開けるのはとてもコワイです。自分のドアも。他人のドアも。ドアの向こうに何があるのか分らない。未知は恐怖を伴うもの。けれど「未知」は同じ音をもって「道」になるのかもしれません。欲しいのは勇気。そして必要なのはコンフィデンス。

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 今週末は地元のお祭りです。沿道には提灯が飾られ、御神輿の準備などが薦められています。稀薄になりながらも、家族や地域のつながりを感じられるとき。無くしたくないものってあるんですよね。

2007年09月18日

Morning Glory

9月17日

 今年の夏は何故か朝顔が咲きませんでした。暑過ぎたのかな。それとも何かヘマをやらかしたのかな。…と、思って諦めていたら…ナント!今朝、咲きました。どことなく弱々しさはありますが、ちゃんと朝顔です♪ 
ハッピーバースデー!

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 ふと井上陽水さんの「夢の中へ」という歌を思いだしました。♪探すのをやめたとき〜 見つかることもよくある話で〜♪って歌です(ちなみに生まれて初めて自分のお小遣いで買ったレコードざんす)。

 【物事はいろんな角度から観るべし。時には視線を外すことも必要】
すぐのめり込みすぎて、ワケ分かんなくなっちゃう私へ、朝顔さんが届けてくれたメッセージなのかも。ありがと。

いちじく

9月18日

 1山が198円。3山なら500円。これは迷わず3つ行くでしょう。それが女というものです。とても得をしたような、そして自分に何か良いことをしたような、そんな気になるのです。
 ところが!ところが…ですよ。お金を払ってる最中に、立て札が赤いマジックで「4山で500!!」と書き換えられたら、どないしなはります〜?
 以前の私ならショックをグッと飲み込んで、涼しい顔で市場を後にしたことでしょう。けれど、年齢と共に人間は図々しくなるもの。これが、黙ってられますか!?
「ちょっと、おにーさん。今、買った…てゆーか、買ってるとこなんだけど。1山もらえないの?」と、思わず心の声が音となり、口からこぼれてしまった。。。私も立派なオバサンですわね。おーほっほっほ。

 「いや、今からがタイムサービスなんで。 ダメ」

 ピシャリと断られ、何もあんなふうにムゲに云うことないじゃん…と、ブツブツ。
さっきまでの「得した気分」はどっかに吹き飛んで、すっかり「損した気分」をいちじくと一緒にマイバッグに詰め込んだのでした。

 でもね。これで終わらないのが森野ブナの底力。今日は市場のフェア。お買い上げ金額に応じて福引きができるのです。う〜む、チャンスは一回。えいっ!ガラガラを回すとピンク玉がコロリ。

 ♪ジャンジャンジャ〜ン♪ 鐘が鳴り、3等おめでとうございまーす!

 ちゃっかり1000円分のお買い物券をゲット。転んでもタダでは起きないぜ、ベイベーっ!
 これが1等じゃなく、3等ってのがやっぱり私っぽいんだな… ひひ。

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 それにしても果物はなんて美しいのでしょう。美の集大成。神様ったら、やるぅー!


 

2007年09月24日

銀座でピンホール

 ピンホール写真家の友人のため、モデル兼アシスタントを引き受けたのはいいんですが、彼女が筋金入りの雨女。今日も途中で雨がパラついたり、あがっても曇天。光量が足りず、撮影は延期。それでも試し撮りだけはやろう、ということで銀座WAKOの前でポーズ!
 光量が足りないということは、それだけシャッターを開けとかなければなりません。ワン・ポーズ、ジッとすること6分。