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雑記帳 アーカイブ

2006年06月29日

ちょっとしあわせ

 今日はずっと先送りにしていたことにやっと着手しました。
戸棚の中で眠っていたお下がりのキモノ。ぶきっちょな手に針を持って、チクチク、袖丈をつめたのです。以前は、お嬢さん方は振り(お袖)を長くしたもんなんですよね。まるで夢二や中原淳一の世界!ってなもんで、可愛くてエレガント。でもよそ行きならともかく、超普段着で振り袖はちょっと今の生活には不便かも。どうも私は「しゃなり、しゃなり派」ではないし…襦袢だって合わせなくちゃならないし。透けなければウソツキの替え袖でクリアできるけど、夏物はバレバレなので X 。そんなワケで、肩バリバリに凝ったけど出来ました。これで準備OK. いつでもカモン真夏!
 一方、家の前には十何足かの靴を並べました。ワケあって私の従姉妹が履けなくなってしまった靴。私にはサイズが合わないし、かといってそのまま捨てるのも忍びない。それで『ご自由にどうぞ』って並べてみました。横目でチラッと見て通り過ぎるか、「いや〜、何これ〜。ギャハハハ」と冗談のタネにしてゆく人たち…。しばらく窓の外を気にしてたけど、誰ももらってくれそうにもありません。あぁ、今の時代はこんなものを拾ってゆく人はいないのかな…と、ちょっと寂しい気持ちになりました。
ところが!!
 私が針仕事に熱中してる間に、ふと気付くと靴がいつの間にか全部なくなってるではありませんか。「ギャハハ」とバカ騒ぎをしながらも、あの子たちが引き取ってくれたのかな。しかも、靴を並べておいたところには「アニマル柄の靴を頂きました」とか、メモまで残っていました。じ〜ん。世の中、捨てたもんじゃないわ!
 キモノも靴も生き返った日でした。そしてモノという方舟に乗って、人の暮らしや心はどこまででも旅をするんだなと思いました。なんだか、ほんのりシアワセ。

出来上がったキモノの画像はまた改めてアップしま〜す。

2006年07月18日

トロカデロ その2

 ちょうど一週間前に堪能したNY発のバレエ・エンターテインメント集団、トロカデロ・デ・モンテカルロバレエ団のファンクラブイベントが行われました。私は司会として参加させて頂き、とても楽しく、またプロフェッショナルたちのエネルギーを間近で感じることができました。有意義な夜。
 実は数日前から衣装にはコレ!と決めていたキモノがあったのですが、スタッフ側から今回はキモノNGという連絡。ハワイアン風の会場だから、だそうです。えぇ〜っ! でも仕方ないですよね。ハワイアン…しかもお題はバレエ。前にも書いたように、キモノの魅力の一つに「調和」があります。場をより良いものにするのが願いなのだから、自分の我を押し通すわけには行きません。だいたいが「我を張る」のはエレガントとは云えないもの。…と、自分に言い聞かせたものの、このイベントにぴったり似あうコーディネートだと自信があっただけに残念。やはり、まだまだキモノの周囲にはいろんな壁があるんですね。
 そんなワケでちょっと寂しい気持ちになっていたら、嬉しいことに会場に集まったファンの方々の中にはキモノ姿の女性も! さらに当のトロカデロのメンバーの中にもキモノ姿を発見! 
Trocaderocopy Koiyukatacopy


集合写真右下のロバート・カーター氏。今回の来日公演中に入手したという浴衣の柄は鯉の滝登り。大胆な柄を上手に着こなしています。首にはやはり鯉をあしらったチョーカー。バレエで鍛え上げたヒップは筋肉で盛り上がっています。帯の位置を工夫することでバランスの良い着姿になっているのは、さすがの美意識。「もちろん自分で着たんだよ。帯結びだって何通りもできるんだよ」と誇らしげにでした。
ちゃんとした写真をバッチリおさえたかったんですが、司会という立場上、カメラマンになれなかったのが悔しい!

*注:画像のコピーやダウンロードはご遠慮ください。お願い致します。

2006年07月20日

自然布

 キモノの美しさや楽しさは云うまでもありませんが、「布」自体が持つ力強さにはクラクラします。タテヨコ、タテヨコ…と糸が交差しながら一枚の布が出来上がっていく。しかし、その作業をするためには糸となるものを準備しなくてはなりません。人は、まず考えられる限りの、あらゆるものから糸を作り出しました。綿、紙、草、蔦、それに藤やシナや柳などの木の皮、果物の繊維etc…その発想力と創造力たるやスゴイと思いませんか?  
 今日は自然布を集めた催しものに行ってきました。一枚いちまいを眺め、また手にとって風合いを確かめる。完成に至るまでに要した時間、労力、愛情、苦労、信念というような、目には見えないけど確固たるエネルギーを感じます。きっとそれが身にまとった時に「ぬくもり」「気持ち良さ」「しなやかさ」「美しさ」といった喜びになるのかもしれないですね。
 沢山の反物が並ぶ中に、妙に惹かれるものがありました。「津軽こぎん刺し」。Sashiko
まぁ、いわゆる刺繍ですけど、素朴で実直なところが良いのです。写真では普通の模様にしか見えないのが残念。この模様を形成しているのは小さな、小さな一針なんです。しかもどういうわけか、反物が並ぶ中で、これだけちゃんちゃんこ風のものに仕立ててあったので羽織らせてもらいました。肩や背中をフワッと包み込んでくれるような心地よさ。う〜ん、ワンピースの上だとヘンテコですけどね(笑)。これが帯や普通のキモノになっていれば、Koginそりゃステキに違いありません!


 自然布にふれた一日。一言でいえば「人間ってすごいな」かな。このようにキモノはいろんな切り口で、私に新しい世界を案内してくれるのです。

2006年08月04日

まだ? まだまだ! 浴衣事情

 先日、知人YからSOSの連絡を受けました。実家から浴衣セットが送られてきたので、どうすれば良いか教えてほしいとのこと。急遽、着付けレッスンをすることに。箱の中には浴衣、つけ帯、下着類、巾着などの小物まで…至れり尽くせりのセット。その中に謎の布がヒラリ。何だろ? 腰紐にしては短い。Yがあらかじめラベルを取っておいたので、分らない。Y曰く、エリだという。エリ…衿?

Whatsthis 実は、色柄違いでもうワンセットあったので、それを開封してみることに。手つかずのセットの中にはやはり「エリ」が入っていた。しかも未開封のパッケージには「ユカタヨウカサネエリ」としっかり明記。う”〜。販売メーカーがこういうことをするか!? マイッタ。

 近頃は浴衣を華美に飾り上げるのが若い人中心のファッションに取り入れらえています。ファッションは文字通り、その時々のニーズや趣向に基づくものですから、いろんな関わり方や風潮あってしかり。それぞれが楽しく自由に装えばOK。けれど最低限のラインというのは知っておいて欲しいです。少々口はばったいようですが、あえて発言させてもらいます。
 キモノ関連の雑誌や特集が増えているのはとても嬉しいですね。フォーマルなものからくだけたものまで種類も豊富。中にはビックリするほど独創的でポップなコーディネートも登場します。着物にアクセサリーをジャラジャラ、サングラスに毛皮のマントに編タイツ…。ひとつのアートとして眺めた場合、トキメキがいっぱいで私も決してキライではありません。ただ、それは雑誌の「ページ」というフレームがあって始めて成り立つもではないでしょうか。パリコレなどで発表される奇抜なスタイルも、ステージの上の演出された世界と実際のユーザーに合うものとでは違います。REAL CLOTHES という表現があるように、キモノにも実生活の中で活きてくるスタイルがあります。オシャレな皆さんには、どうかそのエッセンスだけを上手に取り入れて頂ければと思います。
 かくいう私も(20年以上も昔)パンクにドップリでした。ガンガンに逆毛を立てて、スタッド付きの首輪をしながらキモノを着てました。上前もわざと逆にしたりして…。今にして思えば、そのころ大人たちはさぞ苦々しい想いで私を見ていたことでしょう。若かったな〜。しかし!(自分を正当化するわけではないですが)何かに対するアンチテーゼや自己表現としてタプ−を犯すのと、知らないで「やってしまう」のとでは違います。
 歌舞伎役者の中村勘三郎氏がこんなことをおっしゃっていました。
「基本が出来てるうえで自由にやるのは型破り。だが基本もないくせに好き勝手やるのはただの形無しだ」 
さすがですね。お芝居や着付けに限らず、これは何にでも当てはまる言葉だとして私に深く突き刺さっています。
 何だか随分と話題が広がってしまいましたが、さて、ユカタヨウカサネエリについて。
これはまず有り得ません。そもそも重ね衿=伊達衿というのはフォーマルなものです。留袖、振り袖、訪問着などに用います。つまり浴衣に重ね衿なんて、まるでパジャマにネクタイをすうるようなもの。はっきり云ってトンチンカン。
 しつこいようですが、浴衣はあくまでも「涼やか」「爽やか」「手軽」が身上。ちょっとしたお出かけで、襦袢に衿をつける場合でも白く、幅もあまり大きく出さずにスッキリさせるのがオシャレ。また帯揚げや帯締めはお太鼓結びにするために必要なものです。サラリと半幅帯を締めたなら必要ないもの。どうしても飾りが欲しい時は、根付けや小さめのさりげない帯留めぐらいが良いでしょう。
(あれもこれも「さも必要」というように商品が出回っていますが、メーカーさんの「商売っけ」に振り回されないようにご注意を!)

 やっと梅雨が明け、「やっぱり浴衣を新調したい」という方もいるのでは? 今からだと仕立て屋さんが夏休みに入ってしまうので、だいたい仕上がりが8月20日頃になる可能性あり。でも超ラッキーならギリギリお盆直前に滑り込めるかもしれません。いずれにせよ、思い立ったら一分でも早く行動に移すべし! 浴衣の着用時期は7月、8月と云われていますが、この暑さ。秋祭りやご近所用の普段着としてまだまだ出番はありますよ。種類によっては単衣のキモノとして活用できるものもあります。浴衣出遅れ組の皆さんもまだ諦めないでくださいね。

2006年08月05日

浴衣事情2

「いくらぐらい?」
「家庭があると、資金ぐりが…」
「仕立てるなんて贅沢〜」
 こんな質問やメッセージが多く寄せられます。何をするにも先立つものの心配はつきものですよね。よく分ります。特にキモノ類は、お金をかけようと思えば際限ありません。ホントにお金のなる木でも植えたいぐらいです(トホ…)。でも高額ばかりがキモノじゃありません。特に浴衣は手頃な品も沢山あるので入りやすいですよね。安いものなら仕立て上がりで4、5千円ぐらいからありますよ。
 そんな中でも侮れないのがユ○クロ。浴衣を取り扱い始めた当初、さっそくチェックしに行きました。その頃は、ハッキリ云ってヒドイ!と思いました(ごめんなさい)。あんな貧相なものをまとうなら、いっそTシャツと短パンでいいじゃんって感じでした。以来ユ○クロの浴衣は私の中から消えました。ところが数年たった先日、たまたま手に取ってみる機会がありました。すると、どうでしょう。この数年の間にものすごく進歩しているではないですか!実際に袖を通してないので着心地までは計りかねますが、触った限りではイイ線いってましたよ。¥3990でフルセットが手に入る便利さ(今週末キャンペーン¥2990)。私は白 x 紺の「向日葵」というのが狙い目だと思います。難を云えば、知ってる人が見れば「あ、ユ○クロだ」って分ってしまうこと。でもそれも気持ちの持ちよう。要するに、着る人が何をもってヨシとするかなんですよね。ちょっと良いもの着て満足に浸るか、「お得」をヨロコビとするか。もちろん良いものをリーズナブルに、というのが最高ですけどね!
 さて、超低価格のバジェット路線以外では、19,000円〜39,000円ぐらいでしょうか。デパートのオリジナル商品や、Dブランドが打ち出しているキモノ・ラインの仕立て上がり価格です。
 一方、反物は10,000円〜。作家ものや、手の込んだ高級品を覗けば、2万円以内でかなりステキなものはゲットできるはず。プラス仕立て代(1万〜15,000円)をプラスしても吊るしのお仕立て上がりとさほど変りません。それならいっそ、自分の寸法にピタリとあった着やすいマイ・浴衣を一枚…というのもアリですよね。浴衣は体の線がより出るので、体に会った寸法のものはキレイです。それに着付けもラクチン!
 花火に一回着るだけだから、という人は手頃なものでもいいし。或いはもうちょっとステップアップしたい、という人は仕立ててみる。さらに、もっと頑張って自分で作ってみるのもいいかも。まだ間に合いますよ。
 

2006年08月15日

初めての着付けにチャレンジ!

 去る7月7日。Inter FM にゲスト出演した際にリスナープレゼントとして無料・着付け体験レッスンを提供させて頂きました。当選者のMさんは日本在住のウズベキスタン人。しばらく里帰りしていたために遅くなりましたが、ついに着付けにチャレンジすることに。
 
 実際の着付けを始める前に、私はキモノを単なる「キレイなおべべ」として広めたいだけでなく、それに宿る歴史やスピリットも受けとってほしいと伝えました。キモノは長方形に裁断した大小の生地から出来ているので、例えば古くなってヒザが抜けても上前と下前を逆さにして仕立て直せばまた生き返るなど、いかようにも融通がきくようできていること。どうにもキモノとしてはボロくなりすぎたものは座布団カバーにしたり、雑巾やおむつにしたり、果ては燃やして畑の肥やしにしたという「大事にする気持ち」のこと。衿合わせや背中心など、「中心」を意識することで自分自身の心身の中心もハッキリすること。限られた時間ではありましたが、Mさんは熱心に聞き入ってくれました。


Challenge4_1
ちゃんと出来るかしら…でも、自分で着られるようになりたい! 
不安と期待が入り交じるMさん。大丈夫、今日は腰紐一本、伊達締め一本だけの超・簡単着付けなんだから!


Challenge1
裾線を決めるのがなかなか難しい。短くなりすぎたり、長く引きずっちゃったり。あれっ、今度はフレアースカートみたい広がっちゃった…。あまり熱心に足もとを覗き込みすぎて、前はバッチリなのに、後がズルズルだ。はぁ〜。「裾線」はいつしか「裾戦」に…。頑張れ〜!

Challenge2
ちょっと苦労したけど、何度かトライしてるうちにコツが飲み込めてきました。一度つかんでしまえばこっちのモノ。後は「馴れ」ですから。

Challenge3
どう? まだ少しぎこちないけど…と照れるMさん。初々しくてカワイイですよね。
来週のベルギー出張には浴衣を持参して、向こうでも着ると張り切ってました。
お疲れさまでした!

 ウズベキスタンにも伝統的な衣装があったそうですが、今やそれを着る人は皆無。若い世代にはその存在すら知らない人もいるとか。ソ連に長いこと統治されている間に歴史の彼方に葬られてしまったそうです。民族的なものは全て「宗教」と見なされ、弾圧、奪いとられたのです。
「日本の西洋化は進む一方だけれど、それでも伝統や歴史を受け継ぐ人が多いからいいですね」と、Mさんは云います。
 そうかもしれません。けれど、同時に思います。「日本」という定規によって琉球やアイヌの人々がどんな仕打ちを受けたのか。周辺諸国の人々に何をしてきたのか。幾多の民族の歴史や文化が色とりどりの糸のように織り交ぜられながら世界は成り立っているのに、ほんの一部の人たちのエゴや欲によって誰かのかけがえのないアイデンティティーが強奪されるなんて…。8月15日。この終戦の日をもって、すべての「終戦」になればと願うばかりです。

2006年08月28日

微妙なことだけれど…

 まだまだ続く残暑の中、それでも秋の気配が漂い始めました。さわやかな秋の空気はキモノのお洒落を一段と楽しくしてくれます。「暑くてもうダメ〜」と音を上げていた方も、いよいよシーズン・イン! ワクワクしますね〜。
 お洒落のポイントとしてちょっと気になることを今日は一つ。裄の長さです。袖丈は、キモノの種類によって変えるという方、けっこういらっしゃるようです。けれど裄の長さはどうでしょう。きっといつも同じなのでは? 実は裄の長さによっても、手元の表情がかなり変るのですよ。(写真がいまひとつで申し訳ない!)

 Yukitake

 キモノを仕立てる際に、洋服の感覚があるためか、今は裄を長目にとる方が多いようです。その同じ寸法で浴衣を仕立てると、ズルッと暑苦しい印象になることも。ちなみに私は通常1尺8寸4分のところ、浴衣は1尺8寸で仕立てます。4分=約1.5cm。この微妙な差が大きな違いに。同様に、活発な印象の紬などは袖に丸みをつけたり、裄を"やわらかもの" よりも少し短めにすると個性が際立ちます。今から秋・冬ものを仕立てようかなと思ってる方は、参考にしてみてください。
 「え〜、襦袢の都合もあるし、いちいち変えてられないわ〜」という方は、腕の加減で微調整ができます。その日のテーマとキモノとのベスト・バランスを探ってみてね。
いずれにしても肘が出るほどニョッキリと腕を出すのはNG。物を取ったり、つり革につかまったり…要注意ですよ!

2006年09月23日

お彼岸のある日

 お彼岸ですね。9月22日、午前中の仕事を終えてからお墓参りに行ってきました。久しぶりの鎌倉です。お天気にも恵まれ、サイコーのお墓参り日和となりました。
 お寺に着くと、和尚さんがお茶を点ててくれました。いつもながらの心を開いたおもてなしには、つくづく癒されます。ゆっくりと全身に染み込んでゆくお茶の香りとぬくもり。そして開け放たれた窓から入ってくる秋の風。ほのかな金木犀の匂いが、ほろ苦いお茶にほんの少し甘味を加えてくれるようです。
 庭に出ると、和尚さんが大事にしている畑が点在しています。そして地面に置かれた一升瓶? なるほど! へちまの茎を切って、一升瓶に差し込んでおくと、へちま水がゆっくりと採れるんですって。自家製の化粧水まで作ってるんだ〜。それから初めて知ったこと。それはピーマンの葉っぱもサラダにして美味しく食べられるということ。食べるのは実だけだと思ってた。和尚さんはいろんな事を教えてくれます。食のこと。人間のこと。人生のこと。時たま、こうしてお話を頂きながら、ゆっくりとした時間を過ごすのが好き。

 鎌倉では着物姿の人もちらほら見かけました。景色が良いと、着物も一段と美しく見えますね。もちろんどんな場面にもハマるけど、やっぱり着物は自然の色合いの中で輝きます。着物をもっと楽しむためにも、自然を大事にしてゆかなくちゃ、と燃えるのでした。 仕事から急いできた私はTシャツにスカート…。あぁ、着物で来たかったな〜。
 北鎌倉の駅付近に、私のお気に入りの場所があります(詳細は…ヒミツ)。季節のお料理がとびきり美味しいの!
この日のヒットは、よく冷やしたイチジクをなめらかな胡麻ダレと和えたもの。季節が終わらないうちにアンコールしたいな。

やまとさんのリクエストにお応えして…
すくい八寸のお太鼓柄です。実は前の柄と変らないの。ごめんなさい。
Uma_sukui

2006年09月29日

極彩色

 青山のスパイラルガーデンの前を通りかかると、白黒で「極彩色」と書かれた看板が目に入りました。極彩色…を白黒で謳っている。なんだか引っかかって、フラリと中を覗いてみました。「妄想」と題された数人の作家による写真が何点か。そして天井からは(昔、学校のお楽しみ会なんかで飾ったような)色とりどりの紙でこしらえた花が沢山つるされ、さらに着物を土台に制作された衣装をまとったボディが何体も展示されてました。あらゆる色と素材を用いて生み出された極彩色の世界。
 正直なところ、私にはこの展覧会が何を訴えてるのか分りません。ただ、その空間にいると無数の色が意識の中で混ざりあい、やがてポツンと無彩色の中に佇んでいるような心持ちになりました。有彩と無彩。水墨画を見ていると、沢山の色が浮かんでくるけど。その逆ってこと? ふしぎなかんけい。

  Gokusaishiki

 着物のコーディネートなど、配色を考えるときに「調和」は大事な決めてになります。しかし思い返せば、自然界に不調和なんてありましたっけ? 無尽蔵に存在する色、色、色。それらがどんな順番で、どんな組み合わせであっても、そこには「美」が生まれる。
人間は秩序を作ったことで美の可能性をつみとってしまったのではないか…? 無秩序の中の秩序。人の頭で考えた調和が、不調和を作り出してしまうのか。
 洋服では考えられないような配色が有り得る着物。それは着物が自然の素材を活かし、自然にモチーフを求めてきたから? 多くが化学染料や合成顔料に取って代わってしまった今日でも、それでもなお、私たちは四季を抱く自然と寄りそおうとする。
  着物は練りに練られ、洗練された芸術である。と同時に、手つかずの野生の象徴なのかもしれない。着物が多くの人の気持ちをくすぐるのには様々な理由があります。一つには、きっとそういった原始への郷愁や、自然への解放をチラつかせるから…なのでしょうか。

モーリの色彩空間Part10「極彩色」は南青山のスパイラルガーデンにて、10月3日まで開催されています。

2006年10月05日

沖縄パワーを浴びて〜城間栄順さん&平良敏子さん

 10月3日。9日まで東銀座の時事通信ホールで開催されている「城間栄順・琉球紅型展」に行ってきました。
 重要無形文化財である結城紬、久米島紬、宮古上布、越後上布、喜如嘉の芭蕉布、そして純日本産生糸による正絹・松岡姫(鈴なりインタビューの服部さんとの会話中にも出てきましたのでご参照ください)を使って染めの世界を存分に繰り広げるという壮大な企画でした。
「布を生かす染めに徹した。あたたかみのある布と向き合うとき、心が引き締まる思いだった」と語る城間栄順さんの言葉の通り、それは染めと織りの見事なコラボレーション。染め物を見るとき、私はその誘目性が故に、つい布自体まで気が回らないことが多々あります。ところが染めと織りのどちらが前に出るということもなく、双方が互いの素晴らしさを引き立てている…。そして私は今回はじめて、芭蕉布ってこんなにスゴイものなんだ!と気付かされました。今まで自分にとっては門外だった芭蕉布と引き合わせてくれた機会に感謝!
 この日行われた城間栄順さんと芭蕉布を作ってらっしゃる人間国宝の平良敏子さんとの対談では、城間さんと奥様の馴れ初めや、戦後の思い出など、いろんな話題がでました。一つ一つのエピソードが絡み合い、織られ染められ、人生という反物に仕上がってゆく…そんな印象を受けました。
 平良さんは芭蕉布を織るのに、まず芭蕉を刈るところから始め、糸を作り、数えきれない行程を経て布を完成させます(詳しく知りたい方には《平良敏子の芭蕉布》という本をオススメ!)。モノはどうやって出来るのか、どこから来て、どこへ行くのか…。それを知ってるのと、知らないのでは、そのモノの味わいも格段に違うんですね。現代の生活は加工品に溢れています。欲しいものを、欲しい形になった状態で、私たちは簡単に手に入れられます。お魚が切り身で泳いでいると思っている子供達のことを笑っていられませんよね。思わず我が身を振り返る対談でした。芭蕉布を「banana cloth」なんて呼ぶ平良さんは自由でチャーミング! 繊細さと大胆さ。優しさと厳しさ。そんな沖縄のダイナミックスに圧倒された一日でした。

Bingata
うしろの巨大な幕は、実はもっと鮮やかな黄色。鶴亀の吉祥文様がベースになっていますが、鶴は「火の鳥」みたいな力強さ。亀は頭に何か生えてるし…耳? 角? なんだろ。そのエネルギーを浴びていると、ちっちゃい事でイジイジしてるのがバカらしくなってきます。

Tsuki
まだ少し蒸していたので着物は単衣。帯は塩瀬の江戸友禅。秋らしく萩やススキがなびく中で遊ぶ鹿たち。お太鼓には(写真では分りづらいですが)大きなお月様がぼかしで描かれています。ところどころに刺繍を施すことで陰影が深まっています。



宝布に華咲かち?城間栄順 琉球紅型作品集

Book
宝布に華咲かち?城間栄順 琉球紅型作品集

著者:城間 栄順

販売元:日本放送出版協会

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2006年10月21日

そ、そんなにダメですか…?

 最近の気になる一言。

「キモノを着てるような女はダメだ」

 ドンファンで有名な某ギョーカイ人。あらゆるジャンルのプロデュースを担当し、交友関係も広い。来るものは拒まず、去るものは追わないタイプ。そんな彼が発した言葉が、繰り返えしますが「キモノを着てるような女はダメだ」です。
 彼曰く、全身を覆うキモノに守られていると緊張感がなくなる。緊張感のない女は気持ちも体もダレるというのです。ちょっとキレイだなと思っても、いざ脱がせてみると逃げ出したくなる…と。そんな女たちは、キモノを着てる、というだけで満足/安心して、自分自身を磨くことを忘れがちなのがダメの最たる原因らしい。
 なるほど。ダメ女と云わせる理由をアレコレ聞いてると、たしかに認めざるおえないとこはあるかも。気になり、私もキモノ女性たちを観察してみました。

*キモノ女性はグループ行動率が高い*
 通行の邪魔になっていたり、おしゃべりに夢中なあまり声が大きかったり、周囲の迷惑に気付かないことが多い。
*歩き方がきたない*
 草履や下駄を履いてるせいか、かかとを引きずるように歩いてる人が目立つ。だらしない印象で、姿勢も悪くカッコ悪い。

 大きくはこんなところですが、細々と列挙すればキリがありませんね。ただし、これらは全て「キモノだから目立つ。洋服だったら誰も気に留めない」ことかもしれません。だからと云って、言い訳にもなりませんが。つまり、キモノを愛する女性はもっともっと美意識を高める必要があるということでしょうか。
 ちょっと袂を持つ、腕をにょっきり出さない、物を拾う時には腰を落として、姿勢をよく、背中を丸めて下腹を突き出すような立ち方はしない、周囲への心遣いを忘れない…etc.。ちょっとした立ち居振る舞いで印象はグッと違ってくるはず。それから階段の上り下りの際には、両膝を離さないようにして歩くと美しいシルエットになりますよ。キモノでガニマタはイヤ過ぎですから。

Genmaicha
ラインはS字、手にはお茶。心の中は清く、正しく、美しく。忘れません、思いやり。

 あぁ〜、そういう私もまだまだ修行中。本当の美しさまでは長い道のりです。でもキモノを着ていて本当にステキに振る舞えたら、洋服の時にも無敵かも!
 キモノを着てることで安心するのではなく、「キモノ」を女性としても、人としてもランクアップするきっかけにすればいいんですよね。隠してくれるようで、キモノは思いのほかボディラインが出ます。そしてユニフォームなモノだけに、人柄もよく出ます。日々、心身のシェイプアップに励みませうぞ、世の乙女たち!

2006年11月30日

色と音と心模様

 昨日のNHK放送の中で、「群青」についてお話ししました。科学的、物理的、医学的な見解からすれば、色は光の反射とそれを受容する目や脳の働きに過ぎない。けれど色をもっと豊かにするのが心理であり、人の経験と記憶だと思います。 私にとっての群青。それは…

  夜中の海岸
  突き出した岩の上に黒く並ぶ松の木のシルエット
  暑いのか寒いのかもわからない真空
  孤独
  ゴーッと鳴り響く音
 
 色彩が引きずりだす、記憶の断片。そして色彩が奏でる「音」。それらがなんなのか、私にはわかりません。ただ感覚はどこまで自由なのだと確信するばかりです。そして「記憶」は決して「過去」だけのものではなく、常に現在と寄り添いながら進行形である、と。

 ふと、作曲家の金井さんのことを思い出しました。2006年度全日本吹奏楽コンクール課題曲【風の密度】の作者、金井勇さんです。 金井氏が、お茶室で過ごす時間を大切にしている、と語ったのが印象的でした。その瞬間に作曲のことを考えているわけではないけれど、静寂の中にいるからこそ聞こえてくる音もある…。そんなお話をして下さったのが嬉しかった。語らずして語る。見せずして見せる、といった私の理想/憧れを分ってくれる人だと感じました。近頃、世の中は少々うるさい。
 
 少し前から小雨が降ってきました。窓の外。音もなく降る雨。それでいて私は雨の音を聴いています。

Garden
 金井氏とは9月に、私がパーソナリティを務めているFM横浜の番組のゲストに来てくださった時に初めてお会いしました。作曲家の先生をお迎えする…どんな気難しい芸術家然とした人だろうか。エラソーにされちゃったりして〜(泣っ)なんてオロオロしていたら…。白いTシャツにジーンズ。大汗かきながら「どうも、どうも」とペコペコ。思わず「えっ、金井先生の付き添いの方?」と勘違いしてしまいそうでした(謝)。かえって妙な先入観を頂いていた自分が恥ずかしい。物事に対してフェアな目線を持った【好青年】といった感じかな。

2006年12月08日

十二月八日

 ナレーション録りの仕事を済ませ、フラリとお気に入りのギャリーに立ち寄る。大好きなイラストレーター、山口マオ氏の個展。人のようなネコのイラストは、ご存知の方も多いことでしょう。今回の個展はグワッシュや油絵など、マオさんをダイレクトに感じられるものばかり。どれもステキ! 中でも、ものすご〜く恋した一点は……ありゃ、すでに売約済み。はぁ〜。しかし残念なことばかりではなかった。マオさんに、ギャラリーのオーナーが紹介して下さったのです。マオさんは、どことなくご自身が描かれるネコに似ていた。
 さて、恋した絵は売れてしまってたけど、もう一つ素晴らしいものを発見。マオ・ネコが No War と書かれた箒をプラカードのように掲げているイラストカード。8cm程のミニ・箒も付いてます。箒→ホーキ→放棄。カードの裏には日本国憲法・第二章・戦争の放棄(第九条)が記載されています。「戦争ホーキの会」という活動をしている方々に、マオさんが賛同してイラストを描いてるそうです。大きな声をだしたり、デモをやらなくても、僕なりにできること…とのこと。お値段は、1つ50円以上ならいくらでも。要するにカンパ。ヒステリックでなく、それでいて力強いものを感じました。
 奇しくも今日は12月8日。65年前の今日、太平洋戦争が始まりました。そんな喜べない日付が、この小さな「戦争ホーキ」と出会うことで新しい祈りの日付になれるんだと思いました。

 着物には多くの吉祥模様が描かれます。そして他愛もない語呂合わせのような縁起物も好まれます。日本の着物に限ったことではありません。どこの国、どこの民族にも、大切な人の無事や平和を願う気持ちを込めた意匠があります。「想い」は肌の色や言葉を越えるのだから。幸多かれ。

Mao_1

山口マオ・個展「オイルペインティング」2006.12.1〜13
OPA gallery 東京メトロ表参道駅A2・A3出口より徒歩5分 03-5785-2646
http://www.geocities.jp/opa_gs

2006年12月18日

アクティブ・キモノ

 今、めちゃめちゃ濃いウーロン茶を渋い顔して飲んでます。一つにはハトがとまった瞼を開けているため。もう一つには少しでも摂取したカロリーを減らせないかという願いを込めて…。
 ふ〜、やっと終わりました。amamfwawa 店頭販売フェア。今回は市場初お目見え「ザ・デビュー」ということで、準備のバタバタと緊張の猛攻にKOされそうになりました。でもフタを開けてみれば、沢山の方たちに応援して頂き、とても良い経験ができました。多謝!

Activekimono

 ところで着物だと行動を制限される…と思ってる方は少なくないですよね。実はそんなことないんですよ。「ジーンズからイブニングドレスまで」と私は云ってますが、着物にもいろいろなTPOに合わせた種類があります。着物だからおしとやかに「オホホ」としてなくちゃならない、なんてことはないんです。多忙なスタッフの一人はバイク移動をしてます。もちろん着物で。そりゃカッコイイっす。自転車通勤の人もいます。ボーリングだってします。私なんぞは2段飛ばしで階段を駆け上がります。フェアの後片付けも着物のまま、せっせと頑張りました。ちなみに袖が邪魔にならないカーディガン・タイプの FLUFFY は重宝します。まっ、そんな感じなので、ぜひ皆さんもイメージに縛られずに、自由に着物を楽しんでください。

 さて、ウーロン茶で洗い流そうとしているカロリーの正体は揚げまんじゅう4コ。最中5コ。上生菓子3コ。カントリーマアム10枚。ポテトチップス1袋。羊羹1/3棹。ホットアップルパイ a la icecream。さらに遅めの夜ご飯はマグロとアボカド丼をガッツリ平らげてしまいました。なんかね、今日は自分を甘やかしたい気分だったの。あ〜、明日は体脂肪が激増してるんだろうな。ま、いいか。

Magurodon
着物は黒の縮緬に、小さなひょうたんのとび柄。帯は祖母が愛用していたものです。

*ニットフェアの模様は amamfwawa のブログに掲載。リンクからアクセスしてみてくださいね!

2006年12月23日

ユズ

 20日に年内最後の生放送が終わって、なんだか腑抜けていました。でも生放送はなくとも収録はある。さらに原稿の〆切もある。そう、腑抜けている場合じゃなかったのです。今日は久しぶりに大好きな落語を聞きにいく予定でしたが原稿を書き終えるまでPCの前から離れられず、落語は断念。くぅ〜。
 筆が進まないときって、何をやってもダメなのよね。一行書いては消し、一行書いては現実逃避のように冷蔵庫を覗きに立つ。その度に何かを口に放り込んでは、イヤ〜な膨満感に苦しめられる。悪循環。顔はブツブツ。身体はむくみ。ファッションとは程遠く、ひたすら防寒のために重ね着した服。宅配を受けとるのも、ドアに隠れながら。とてもじゃないけど、人目に触れるわけにはいきません。
 
 昨日は今日ほど追いつめられてなかったので、朝からジャムなんか煮たりしてゴキゲンでした。知人の庭で採れたユズを沢山いただいたので、いくつかお正月用に残して、後はジャム。美味しく出来ました〜。お湯に溶かしたり、葛湯に混ぜたりしてもいいですよね。そして夜は、残しておいたユズの中からお風呂に一つ入れて…very 冬至な過ごし方でしょ? 
 はぁ〜。ユズのように匂いたつ女性になりたい。でも今の私ときたら…。頭掻きむしりながらPCと睨めっこ。女版金田一耕助? 匂いたつ…じゃなく、臭いそう。

Jam

 ふと、思いだした。昔、昔のこと。まだ学生のころに「柚子丸」なるペンネームで脚本を書いてたことがある。別にどこに発表するでもなく終わりましたが…
万由子(本名はこういう字です)の「由子」と字が似てるから。SUZUKI と MAYUKOを合体させるとYUZUが浮かび上がるから。そしてユズが好きだから。
 鎌倉の実家の庭にユズの巨木があってね。なんか心を寄せてたんでしょうね。それがどういうわけか、香りよりもユズのトゲだけをもらい受けてしまったようです。
「アタシに近づくとケガするわよ、ボクちゃん」…なんちゃって。
                あぁ、疲れてるかも。

2007年01月01日

謹賀新年

明けましておめでとうございます。

Gantan

 みなさま、新年いかがお過ごしでしょうか。私は久々にゆっくり朝寝坊を自分に許し、テレビ三昧、昼寝三昧に食べまくり…あ、、食の方はいつものことですが。ようやく午後も遅くなってからブラリと初詣。有名な神社はごった返しているのでしょうが、ここの氏神様は何と申しましょうか、閑静というのか…人の気がないというか。まぁ、商業地なので住民が少ないというのが最大理由ですが、さみしいのですわ。露天の一つもないので買い食いの誘惑がないのは好都合。早々に家に戻って、また餅を焼き。あまりの怠惰に身体がクサりそうッス。
 暮れから続いてる食べ放題生活のツケが早くも脂肪にまわってます。ふと、窓に映った白い割烹着姿。それはまるで鏡餅。おめでたい! …ってことで、まぁいいか。だって、お正月だもん。

 新年が仕合わせでありますように。今年も宜しくお願い致します。

                                                            平成19年・元旦

2007年01月12日

鏡開き

Kagamimochi_1

「あぁ〜あ、こんなにカビてるよ。だいたい何で餅にはカビが生えるんだろうね」
「そんなの簡単な話じゃねぇか」
「なんだ、じゃお前は知ってんのか。どうしてカビが生えるか」
「そりゃお前ぇ、早く食わねぇからだよ」

 毎度おなじみの小咄でございます。ところが我が家の餅にはカビが生えねぇ。何故か。それはスーパーで購入したパックの鏡餅だからです。便利かもしれないけど味気ないよ、まったく。
 ドジな私はうっかり鏡餅の用意を忘れてまして、暮れも押し迫った30日に「まだある?」と近所のお米屋さんに飛び込みました。そしたら米屋のご主人が「もう餅はやらなくなっちゃったんですよ」
 現代や、お餅をお米屋さんにお願いする時代じゃないってことらしいです。みんなスーパーや大手量販店で真空パックの鏡餅を買って手軽く済ませちゃう。ひどいのは、お正月が過ぎるとパックごと不燃ゴミにしちゃうらしい。それでもまだ飾ろうって気持ちがあるだけマシなのか?
 ところでこのお米屋さん、今でも量り売りしてくれる昔ながらの商売。だけど自分の代で店をたたむと決めました。こんな商いはやってけないからと、息子さんには跡を継がせなかった。悲しいじゃないですか。狂ってるよ。世の中。なんでも資本、資本、資本。ほんの一部の企業や特権層だけが潤う仕組み。まっとうに頑張ってる人たちが普通に暮らせないなんて、間違ってますよ。madness!!
 でもね、この仕組みを支えてるのは私たちなんですよね。便利だから、安いから、仕方ないから…目の前の利益のために、結局は自分で自分の首を締めるような社会を作ってるのですから。
 だいたいこのパックの鏡餅。裏に書かれた鏡開の手順に「包丁で切り分けて」とある。鏡餅には刃物をあてずに手や木槌で細かくするものなのに… 

Daruma

 それにしても鏡餅ってカワイイ〜! たまらないフォルム。ボン・キュッ・ボン。究極のグラマーです。しかも超色白。また食べても美味…えへへ(←なんのこっちゃ?!) そんな鏡餅に負けず劣らずカワイイのは、雪だるま。雪だるま尽くしのこんなコーディネートはいかがでしょうか。

2007年01月15日

どんど焼き

 Dondo3

 神主さんの祝詞に始まり、お正月の松飾りなどが焚かれました。このところ乾燥しているので、火を放った途端にボッと燃え上がり、待機していた消防団の人たちの顔が引き締まります。この後、竹竿に吊るされたお餅をみんなで焼いて、それをおしるこにして頂きます。一年の無病息災を願うどんど焼き。こういう行事はなくなってほしくないな、と思います。

Dondo1

 たき火を囲む。みんなが同じものを見つめる。おじいちゃんも、若者も、バカ者も、赤ん坊も、おかあさんも、お偉いさんも、負け犬も… 世代間交流が少なくなり、自分の言語が通じる相手としか関わらない人が増える一方の現代だからこそ、ほんのひとときでも、こうやって同じものを見つめることの意味を重んじるんですよねー。う〜ん、この気持ちを説明する言葉が見つからないんですけど…。

 それにしても、こういうシチュエーションで食べるおしるこは、どうしてこんなにも美味しいのでしょう。海の家で食べるラーメン、キャンプで食べるカレー、縁日の焼そば。仕合わせの味。

小正月

 Azuki

 小豆粥を頂くと、さぁいつまでもお正月ボケではいられないぞ、という気持ちになります。リハビリせねば〜。そして獅子舞、羽子板、羽、独楽といった「いかにも」なお正月用の箸置きもお役御免。また来年まで休んでもらいませう。
 ところでお粥。とても美味しかったのに…なんだか病院食みたいに写ってる。器とテーブルの色のバランスや照明のせいですね。一つ一つの独立した色はどれも美しい。それなのに、組み合わせを間違えると悲しいことになっちゃいます。着物でもよくあることですよね。特に和の色彩はとても表情豊かで、微妙な色合いが無数にあります。だからこそ、それらを活かしあうようなコーディネートをしたい。 着物や帯なども、これからはより春を意識したものが楽しくなります。柄で遊ぶのか、色で味わうのか、みなさんのオシャレ心が暴れだしていることでしょう。私も、実は仕立てあがってくるのを楽しみにしてる帯があるんですよね〜。出来たらここでお披露目させてもらいまーす。うふふ。

 ところでまた腰痛に苦しんでます。整体の先生曰く、いろんな原因の一つに食生活も含まれているそうです。年末年始の暴飲暴食、あるいは動物性タンパク質のとりすぎで腸が疲弊すると腰に負担がかかるんですって。食べ過ぎによる体重増加もさらなる負担になるしね。おまけにこの季節の冷えは対敵。はぁ〜、痛いです〜。

2007年02月02日

ペン字と古布カード

 やろうと思うことはアレもコレも多々あれど、ままならないのが人の常。

 字がヘタなのが特大コンプレックス。通信講座にもなんど申し込んだことか…。それがダメなら『なぞり書き』だ、と本を買う。それもダメ。ペンを持つ、たった10分が捻出できない。ウォーキング、読書、ストレッチ…一日のサイクルの中に組み込んでしまえば何てことないことだろうに、どうして出来ないのか。そういえば去年の夏に、悩んで悩みまくってついに購入したミシン。まだ一度も使ってないや。あ”〜。

 何でもいっぺんにやろうとするからいけないのかも。一つずつ、クリアしていこう。千里の道もなんとやら、じゃ。そこで優先順位を決める。やはりペン字でしょう。大人として恥ずかしいもんね。
 気持ちを盛り上げるために目的を作ってみる。キレイな便せんやカードがあれば、誰かに送りたくなるのが人情ってもんです。

Card

 南青山にある「ちぇらうなぼるた」はアンティーク着物屋さんです。アンティークでも、状態の良いものが揃ってました。どさくさに紛れてボロを掴ませられるようなことはないでしょう。品揃えが全体的に「カワイイ」。さすがに私は見るだけ、って感じかな。もうちょっと若かったらね(涙)。でもこんなカードならOK!

Card4
長襦袢の生地でしょうか。面白い柄の良いところを使っています。持ってるだけでも楽しいけど、やっぱり誰かに届けたい。誰に送ろうかな。心を込めて書きつづければ、きっと字も少しは上手くなるでしょう…かも?…なるといいな。

2007年02月09日

CHICAGO

Chicago 2月8日〜3月4日、日生劇場にて上演のブロードウェイ・ミュージカル『シカゴ』。初日の今日、さっそく行ってきました。
 やたらと爆音を轟かせ、過剰演出された昨今のコンサートなどに慣らされてしまっているせいか、舞台の幕が上がったときは「こじんまりしてるな」という印象を受けました。ところがどっこい、生バンドの演奏と共に俳優たちが歌い踊る姿は圧巻。プロフェッショナルのプライドが炸裂しまくりで、アメリカン・ショービジネスの層の厚さに脱帽です。
 映画の『シカゴ』も面白かったけど、やはり生の舞台はいいですね。お鍋の中のスープがだんだんグツグツと音をたてて美味しくなってゆくように、演じる側も観客も熱が増すにつれて絡み合い、馴染み、一体となって深まってゆく。元来ミュージカルがすごく好きというワケではないんですが、これはアートです。
 ずいぶん昔に従姉妹に連れられて観に行った映画『オール・ザット・ジャズ』。まだ小学生だった私にはよく理解できなかったけど、何か興奮する「衝動」みたいなものを感じ取ったのを覚えています。その時に垣間見たボブ・フォッシーという人の怨念が今も力強く脈打ってるんですね。
 『シカゴ』は、スターを夢見る女が殺人を犯し、そのスキャンダルを利用してのし上がる…という筋。彼女は無罪を勝ち取るために正当防衛だったと主張するのです。
「あの男は拒む私に執拗に迫り、そして無理矢理キモノをつかみ…」と、そのときの様子を語るシーンでは何度となく【キモノ】という言葉を口にします。もはや【キモノ】は世界語(?!)なんですね。たぶん西洋人にとってはオシャレなガウンみたいな感覚なんでしょうけど、それでもなんだか嬉しいな。

2007年02月14日

害虫? 病気?

 今日の放送の中でお話した我が家のナナカマドです。この2、3ミリのシラスみたいなものは何でしょう。こすると落ちます。カビなのか、害虫なのか、病気の症状なのか、わかりません。どなたか心当たりはありませんか。また対処法などご存知の方はぜひ教えてください。ちなみにこのナナカマド、夏にはかなり害虫に悩まされます。小さなハエのような飛ぶ虫が葉っぱにビッシリ付いてしまうんです。その羽虫がついたあとは、黒い点々になって、葉っぱもカサカサしてしまいます。その虫と、この白いモノは関係があるのでしょうか?Nanakamado_1
 ちなみに画像はかなり気持ち悪いので、ビッシリ系が苦手な方は見ないでください。サムネイルにしておきます。ご覧になる場合はクリックしていただければ、大きく表示されます。

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 気持ち悪い思いをさせて申し訳ありません。お口直しに…どうぞ。
梅の花をイメージした今月のお菓子です。

2007年03月04日

花盛り

 3月3日。土曜日、晴天、うららか。好条件が重なったせいか、着物姿の女性をたくさん見かけました。渋谷、新宿、青山、目白…場所を移動しても見たということは、かなりの率だったのでしょう。まるで春の花が咲いたように、パッと周囲を明るくしていました。その方の年齢に関わらず、それぞれの美しさを楽しめるというのが素晴らしいですね。
 流行の兆しなのか、絞りの羽織が多く目につきました。それも、一時ブームになったようなゾロリとした長羽織ではなく、軽やかな、ちょうどお尻が隠れるくらいの丈のもの。もちろん『絞り』という性質上の理由。さらには絵羽の羽織用に作られたものに対して大柄の女性が増えたことなども、丈を決める要因なのかもしれませんが。
 私はといえば、忙しく駆けずりまわり、残念ながら着物はパス。花粉でグシュグシュになりながら、かなりミジメな心持ちで道行く女性たちを見遣っていました。すると雑司ヶ谷の路地裏でのこと。目立たぬ駐車場の片隅で満開の桜と遭遇。ソメイヨシノではないものの、自分だけの一足早いお花見だ!

Sakura

 これまた自分だけのひな祭り。朝食には菜の花ご飯を用意しました。我ながら美味でした〜。

Nanohana

さて、お知らせです!!
amamfwawaでもすばらしい腕を奮っているニット・アーティストの笠間綾がNHK[「おしゃれ工房」に登場します。ぜひお見逃しのないように
☆〜色で遊ぶニットストール〜  笠間綾
「おしゃれ工房」4月号 3月16日発売 定価500円(税込み)
☆また4月4日には教育テレビ 午後9:30〜9:55 放送予定

☆笠間綾 
 http://www.amamfwawa.com/about/
 http://www.members.aol.com/ayakasama/homegrown.html

2007年03月14日

お知らせ

Kimono

 『季刊 Ki-mono』はキモノに関する最新情報を網羅する専門誌です(http://www.senken.co.jp/kimono/kimono-new.htm)。2007年春号・Vol.167にamamfwawaが紹介されました。私のインタビュー記事も載っています。良かったらご覧下さいね。

Page
 大きな書店、またはamazon.co.jpでも取り扱っています。
http://www.amazon.co.jp/

2007年04月05日

おしゃれ工房〜に寄せて

番組をご覧になった方も、見逃した方も、皆様気にかけてくださってありがとうございました!
スタジオのライティングの影響でしょうね。着物を始め、ニットなども実物とはずいぶんと色みが違って放映されていました。やはり実物をお目にかけたくなります…。
とは云え、イメージは充分に伝わったのではないかと思います。
amamfwawaをどうぞこれからもヨロシクお願い致します。

2007年06月20日

陰陽

 昨日、渋谷の温泉施設で大きな爆発事故がありました。私は仕事に向おうところで、たまたま近くにいました。突然すべての物事を止めてしまうような音と揺れ。何が起きたか分らない不安。近くと云っても直接現場が見える場所でありません。ただ、大変な何かが起きたという恐怖だけです。すぐに消防車や救急車などのサイレンが鳴り響き、騒ぎはどんどん大きくなってゆきました。
 それでも立ち止まっているわけには行きません。スタジオに向って歩き出したのですが、あちこちの建物から人々が覗いたり出たりしながら上空のヘリの群れを眺めたり、心配そうに話し合ったりしていました。ほどなくスタジオに到着して、すぐにニュースチャンネルを点けてもらいました。画面の中の大惨事。胸が苦しくなりました。
 ほんのわずかなタイミングで人の命は守られている。或いは危険にさらされている。毎日を当たり前に過ごし、当たり前じゃないことが、いつの間にか当たり前になっています。今、この瞬間に自分が存在していること。語らい、笑い、怒り、泣き、息をしていること。どれ一つとして当たり前のことではなく、とても特別な意味のあることだと思いました。

 それにしても、このところの様々なニュースを含め、人間の傲慢や強引さが目につきますね。儲けるためにはどんな力技をも使う。自然の摂理を平気で無視したり。なんというか、人間のおごりを痛感します。世の中の膿みみたいなものが噴出しているような不気味さを感じてなりません。
 でも、げんなりばかりもしてられません。ポジティブに自分をもっていかないと始まらないし。何ができるのか。何を志すのか。自分がここにいる意味は何なのか。

 間もなく夏至です。光の頂点は闇の始まり。陰陽はいつでも抱き合っている。光と闇から得るものはバランス。そして交わり。

2007年07月25日

カブトムシ と ハチ

Watermelon

 スイカは私のライフライン。とりあえずスイカがあれば生きてゆけると思う。
カブトムシと呼ばれています。

 虫といえば、私の好きな話にこんなのがあります。友達から聞いた話。ハチは生物学的に見ると、どう考えても飛べないそうです。たぶん、あのでっぷりと太った丸いハチのことだと思いますが、カラダに対して羽の大きさや筋力が伴っていないから。でも彼らは飛んでいる。何故か。それは、ハチが自分は飛べないと知らないから。

2007年08月30日

誕生日

8月30日

 子供のころ、お誕生日のパーティでは決まって泣いていました。家族からは「感激屋」と笑われたものです。別にきれいごとでも何でもなく、ただ嬉しくて仕方なくて涙があふれてしまうのです。自分がこの世に生まれたこと。また誕生日を迎えられたこと。人に祝ってもらえる幸福。すべてが当たり前のことではないと、本能が叫んでたのかもしれません。もちろん当時は幼くて、自分の涙が何で出来ているかなんて考えもしませんでしたけれど。
 いつのころからか、大人になるにつれ、だんだんと泣かなくなりました。欲張ることを覚えてしまったのでしょうね。そしてナイーブでいることが格好悪いと思いこんでいました。くだらない自意識が涙を塞き止めてしまったようです。

 今年、生まれて初めて誕生日をひとりぼっちで過ごしています。誰にも会わず、何の予定も組まず。家でひとり、とりとめもなく見つめています。欲望、愛、孤独、幸福、嫉妬、慈悲、不安、運命、自尊心、喜び、エトセトラ。今まであまりにも深く考えず、いかに運と身勝手さだけを頼りに生きて来たことか。きっとこんな一日が、私には必要だったのかも。

 家にいると、カードやメールや贈りものが届きます。本当に嬉しい。子供のころ涙があふれたみたいに、私の中から暖かいものがコンコンと沸き出してきます。でも昔のままじゃない。大人になった私が、子供の清らかさで喜んでいるのです。

 心から、ありがとう。
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2007年09月01日

初出勤

8月31日

 41歳、初出勤。誕生日も年齢もただの数字と云ってしまえばそれまで。でも何かのきっかけになれば、それはそれでいい。私にとっては reborn そして live on。昔の神田外語学院のCMに「love and rub」なんて発音を意識したのがあったけど…(これって、ちょっと受けとり方によってはエッチじゃございませんこと? オーホホホ)。って、そんなことはさておき。つまり「よっしゃ、やるぞ!」って気持ちになってるワケです。

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 TV番組のナレーション録り。左がエンジニアのS氏。彼がいなければ、私の声はペニャペニャのヒャラレラリ〜ってなもんざます。そして右がディレクターのK氏。彼の導きがあって、ふらついた意識がビシッと的を目がけてフォーカスできるのです。いつもお二人にはお世話になっております。感謝。チームワーク…これも「和」ですよね。

 レギュラーもイレギュラーも、ドンといらっしゃいませ。何だか楽しくなってきました。
今ハマってること:毎日。

2007年09月05日

福岡にて、雲と海と風

9月4日
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 諸用で福岡へ。このところ東京はすっかり秋めいていましたが、福岡空港に降り立つと、夏が「やぁ!」って迎えてくれました。空には入道雲。寝不足を射抜く陽射し。荷物を抱えて汗だくになったけど、イヤじゃなかった。なんだかんだ云って、やっぱり夏が好きなんです。

 用事を無事に済ませ、帰りの飛行機まで時間があったので海に出ました。埋め立ての人工浜ではビーチバレーを楽しんだり、犬の散歩をしたりする人たちの姿が。目の前の光景なのに、それはまるで過去を見ているみたいに、音のない不思議な切り抜きでした。
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 海風に吹かれてるのが好きです。あんな気持ちをどう言葉にしていいのか。わかりません。表現したいのはそんなことなのに。

2007年09月06日

いい一日

9月5日

 久々に朝寝坊を自分に許す。惰眠を貪るささやかな贅沢と、ちょっとだけの罪悪感、そして独りよがりの秩序に抗ったという達成感がワルツとなって午前中をクルクル回る。うっとり。ぼんやり。
 友人からの電話で現実に引き戻される。今日はNHK FMの生放送。番組前はナーバスの極限に陥り、陥り切って反転したとき、リラックスしたいい番組になるのがいつものパターン。根っからの小心者なのです。
 夕方に仕事を終えてからクリーニング屋に寄ったり、野暮用を済ませ帰宅。スープとサラダの軽い夕食をとってから再び街へ。
 レイトショーを観る。ブコウスキーの「酔いどれ詩人になるまえに」。ガラガラの映画館。ブコウスキー通にはどうか分らないけれど、映画としては悪くない。サウンドトラックが良ければもっといいんだけど。少なくともブコウスキーを読みたくなったということは、某かの力があるということでしょう。実はずっと気になっていながら未だに読んだことがないのです。きっと好きだろうとは思ってるのに。明日、本屋に行ってみよう。
 映画館を出ると、また雨が激しく降っていました。生暖かい雨に打たれ、気持ち良かった。毎日はこの雨みたいなものかもしれないと思う。凄まじく痛かったり、嬉しかったり、誰かに恋をしたり、腹をたてたり、夢をみたり。けれど上がってしまえば、そこには独りの自分がいるだけ。だから傘はいらない。思い切り濡れるのがいい。

2007年09月07日

浄化 9月7日

福島からこの夏に漬けた梅干しが届きました。
富山から梨が届きました。
熊本からいたわりが届きました。
鎌倉から友情が届きました。
長野からブドウが届きました。
島根からメロンが届きました。
京都から気骨が届きました。
秋田から極上の日本酒が届きました。
板橋からチョコレートが届きました。
亀山からパンが届きました。
奈良からお茶が届きました。
北海道から今シーズ最後のスイカが届きました。
沖縄から夢が届きました。
あの世から声が届きました。
昨日から励ましが届きました。
明日から挑戦が届きました。
宇宙から愛が届きました。
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2007年09月11日

あ・め=天の恵み

9月11日

 久しぶりに幼なじみと会食。仲良しの女友達が一緒だと、つい調子に乗ってしまう。デザートにヘーゼルナッツとリコッタチーズのケーキを食べたくせに、そのままハシゴでコールド・ストーン・クリーマリーへ!小さいのにしときゃいいのに、コレがまた欲張っちゃうんですよねー。苺アイス、ストロベリー、バナナ、ホワイト・チョコチップ、グラハムを混ぜ々々するストロベリー・バナナ・ランデブーに、スポンジケーキを追加投入!極上の幸せを味わいながら、さすがに食べ過ぎという後悔も…。
 店を出ると、外はバスタブを引っくり返したようなどしゃ降り。あ”ー、これじゃウォーキングもできなーい。オマケにおろしたての靴は秒殺。24cmのプールが二つ出来上がり。とほ。

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 秋。大地の恵み。Thank you、S.T.さん。

2007年09月13日

ドアの向こうには、道

9月13日

 昨日の番組の中で「ドア」をテーマに少しお話をしました。若いころは、自己を確立するために沢山の大事なドアを硬く閉ざしてきた、と。そしてある日、頑なに守ろうとしていた自己ってなんだろ…そんなに大事なものか?って思うようになりました。本当に大事なのはそんなことじゃないだろ、って。
 ドアを開けるのはとてもコワイです。自分のドアも。他人のドアも。ドアの向こうに何があるのか分らない。未知は恐怖を伴うもの。けれど「未知」は同じ音をもって「道」になるのかもしれません。欲しいのは勇気。そして必要なのはコンフィデンス。

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 今週末は地元のお祭りです。沿道には提灯が飾られ、御神輿の準備などが薦められています。稀薄になりながらも、家族や地域のつながりを感じられるとき。無くしたくないものってあるんですよね。

2007年09月18日

Morning Glory

9月17日

 今年の夏は何故か朝顔が咲きませんでした。暑過ぎたのかな。それとも何かヘマをやらかしたのかな。…と、思って諦めていたら…ナント!今朝、咲きました。どことなく弱々しさはありますが、ちゃんと朝顔です♪ 
ハッピーバースデー!

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 ふと井上陽水さんの「夢の中へ」という歌を思いだしました。♪探すのをやめたとき〜 見つかることもよくある話で〜♪って歌です(ちなみに生まれて初めて自分のお小遣いで買ったレコードざんす)。

 【物事はいろんな角度から観るべし。時には視線を外すことも必要】
すぐのめり込みすぎて、ワケ分かんなくなっちゃう私へ、朝顔さんが届けてくれたメッセージなのかも。ありがと。

いちじく

9月18日

 1山が198円。3山なら500円。これは迷わず3つ行くでしょう。それが女というものです。とても得をしたような、そして自分に何か良いことをしたような、そんな気になるのです。
 ところが!ところが…ですよ。お金を払ってる最中に、立て札が赤いマジックで「4山で500!!」と書き換えられたら、どないしなはります〜?
 以前の私ならショックをグッと飲み込んで、涼しい顔で市場を後にしたことでしょう。けれど、年齢と共に人間は図々しくなるもの。これが、黙ってられますか!?
「ちょっと、おにーさん。今、買った…てゆーか、買ってるとこなんだけど。1山もらえないの?」と、思わず心の声が音となり、口からこぼれてしまった。。。私も立派なオバサンですわね。おーほっほっほ。

 「いや、今からがタイムサービスなんで。 ダメ」

 ピシャリと断られ、何もあんなふうにムゲに云うことないじゃん…と、ブツブツ。
さっきまでの「得した気分」はどっかに吹き飛んで、すっかり「損した気分」をいちじくと一緒にマイバッグに詰め込んだのでした。

 でもね。これで終わらないのが森野ブナの底力。今日は市場のフェア。お買い上げ金額に応じて福引きができるのです。う〜む、チャンスは一回。えいっ!ガラガラを回すとピンク玉がコロリ。

 ♪ジャンジャンジャ〜ン♪ 鐘が鳴り、3等おめでとうございまーす!

 ちゃっかり1000円分のお買い物券をゲット。転んでもタダでは起きないぜ、ベイベーっ!
 これが1等じゃなく、3等ってのがやっぱり私っぽいんだな… ひひ。

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 それにしても果物はなんて美しいのでしょう。美の集大成。神様ったら、やるぅー!


 

2007年09月24日

銀座でピンホール

 ピンホール写真家の友人のため、モデル兼アシスタントを引き受けたのはいいんですが、彼女が筋金入りの雨女。今日も途中で雨がパラついたり、あがっても曇天。光量が足りず、撮影は延期。それでも試し撮りだけはやろう、ということで銀座WAKOの前でポーズ!
 光量が足りないということは、それだけシャッターを開けとかなければなりません。ワン・ポーズ、ジッとすること6分。「何かのパフォーマンスか!?」と、人は寄ってくるし、手はしびれるし…あはは。昔むかし絵画モデルをやってたころを思いだしました。

 最近はデジカメでバシャバシャ撮って、その場でチェックして、とにかく写真がお手軽です。でもピンホールは至って原始的なので、出来上がってくるまで分らない。写真家の頭の中にあるイメージも、私には分らない。分らないづくしというのは不安です。そしてその不安がなんともオモシロい。いつの間にか予定調和な世の中に黙らされていることに疑問が込み上げる。牙をむきたくなる。おちょくりたくなる。そんな闘志とウィットとユーモアを探してみるとしましょうか。

       pinhole.jpg(photo by 遠藤志岐子)


      

2007年09月25日

名月や…

9月25日

tukiusagi.jpg

 今夜どれだけの人たちが月を見上げ、あるいは照らされながら心を洗われているのだろう。くだらない一時しのぎの気休めだと思わないでほしい。たとえ一時だったとしても、この美しさの中で哀しみや苦しみを忘れてほしい。誰にも等しく月明かりが降りそそぐ夜。

 東京FMをキーステーションに放送してきた番組「Taste of Love」の最後の収録でした。番組が終わるときに込み上げる達成感と寂しさと「こんなもんじゃ終わらない」という期待。これは何度、最終回を経験しても変りません。 
 半年間に渡り応援してくださった皆様、本当にありがとうございました。
 29日に放送される最終回は、東京FMで流れる最後の「鈴木万由香」の声です。
新番組が始まったとしても、それを担当するのは守乃ブナだから。

月が美しく満ちています。
そして私たちも。
光の中で呼吸を繰り返しているんだね。

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(左・柳沢真由実さん、中央・守乃ブナ、右・松本大さん)

2007年09月27日

終わりと始まり〜 Woody & 万由香

9月26日

 NHK FMで放送中の「ミュージックプラザ」は10月以降も続きます。けれど、番組のエンディングでお知らせをしました。次回からは守乃ブナがお届けします、と。そして最後に「鈴木万由香でした。バイバイ」って云って番組が終わった。きっと私が自分の口で云う最後の 鈴木万由香 。別にだから何だって気もするけど、やっぱりちょっと寂しかった。18年も連れ添った名前だもんね。

 愛するジョー・ストラマーは、昔「ウッディ」と名乗ってたらしい。でもある時「よし、オレはこれからジョー・ストラマーだ」と決めた。それからというもの、友達が「Hi Woody!」と声をかけても知らん顔。二度と人にウッディと呼ばせなかったそうです。なんかスゴイ。それは名前がどうとか、ってんじゃなくて。とにかく後を振り向かない感じ。感傷にひたる余裕があったら前に行けーっ!という精神。私はそこまでラジカルじゃないけれど、やっぱり前進したい。

 生放送の後、新番組の初収録がありました。移動中に見た月は、明日の満月に向って光をいっぱいにたたえていた。満ちてゆく。

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2007年09月29日

9月29日

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 昨日の残暑はどこかへ去ってゆき、肌寒さがまとわりつく気怠い朝。夕べ遅く、なんとか〆切ギリギリに原稿を仕上げ、少し気が抜けているのかもしれない。ボンヤリする。目まぐるしいほど様々なことがあった一週間。その一つずつをなぞってみるけど、なんだか上手く飲み込めない。
 紙面には相変わらず暴力が踊っている。それを読む食卓には暖かな朝食と花。そのコントラストが互いの現実感を抹消しあう。inside out、upside down。この美しい花に残忍な香りはないだろうか。凶暴な兇弾に愛は含まれていないだろうか。いつも何かが起こっていて、何も起こっていない。ワケがわからない。素面でいると悪酔いしそうだぜ、と見知らぬ男が頭の中でツバを吐く。

 友達から電話があった。気付けばグダグダのだらしない私は電車に乗せられ、埼玉で米米クラブのコンサートを観ていた。何故こんなことになっているのか?ま、いいか。思いのほかステキな時間だった。徹底的に楽しませてくれる。プロだとか何だとか、どうでもいい。そういう次元じゃない。本気で楽しませてくれる。舞台裏のないサーカス。圧倒的なおとぎ話。何も起こってないけれど、it's all happening。無駄に英語を使いたくないんだけど、これだけは言い換える語彙を持っていない。訳せない感覚なんだ。It's all happening。

  morning.jpg

2007年09月30日

星と雨

 9月30日
 
 友人のお誕生日プレゼントを買いに行きました。何にしようか、あれこれ悩みながら選んでる時間が好きです。頭の中はその人のことでいっぱいになるから。自分が知っている「その人の今まで」を全部ひっぱり出しつつ、今の気分とミキサーにかけてみる。その人の喜ぶ顔を思い浮かべながら、勝手にうれしくなったりして。プレゼントをあげるつもりで、私がそんなうれしい気持ちをプレゼントしてもらってる。…で、結局たいしたものは見つからなかったので、彼女のために詩を書きました。早く渡したい。

 石川肇さん(http://www.horizon-uw.com/)の写真展ではすばらしい星の写真と出合いました。満天の星が湖に映っていて、まるで空から星が地上にこぼれ落ちてるよう。石川さんとはメールばかりでしばらくお会いしてませんが、写真を通じて近くにいるような気がしました。対象だけに集中して、自らの存在を打ち消すような撮り方もあるのでしょうが、こんな生暖かな写真も好き。
 
 目まぐるしかった9月も今日でおしまい。朝から降り続く雨は、きっと付着した汚れを洗い流しているのでしょう。また明日を気持ちよく始められるように。
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2007年10月04日

sadistic mica band

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10月4日

 音楽ドキュメンタリー映画「sadistic mica band」の試写イベントが無事…か、どうかは分りませんが終わりました。監督・撮影・編集を担った滝本憲吾さん、加藤和彦さん、小原礼さん、高橋幸宏さんを特別ゲストに迎え、トークも交えながらのひと時は本当にアッという間でもあり、長くもありました。(クラクラ)
 イベント自体はリラックスしたムードの中とてもイイ感じでしたが、私の心中はといえば、そりゃ汗だくです。何せ先日の「今日のしおり」にも書いたとおり、幼少のころからの THE SPECIAL ですからね。いやはや…ふ〜。

 今日の実感。大人っていいなと思いました。適度なゆるみとユーモア、余裕とウィット、センスとスタイル。たしか子供のころ…そう、まさにミカ・バンドをリアルタイムで体験してたころは、とにかく背伸びをして大人になりたがっていた。それがいつのまにか大人になることに嫌悪と疑問を覚えるようになってしまったんですね。思えばきっと大人願望を牽引するようなモデル・ロールがいなかったのかもしれません。それが何回転もして、また大人を喜べるようになりました。今夜のすばらしき大人たち。ありがとうございました。

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 幸宏さんと監督は客席で映画に熱中していたため、楽屋に戻っていた加藤さん&小原さんと一緒に記念撮影。うれぴ〜。

2007年11月13日

流れる時間、転がる日々… そしてお知らせ

11月13日

cloud.jpg  流れる雲

               people.jpg 行き交う人々

色づく万両 manryo.jpg


                passing.jpg 受け継がれる想い

christmas.jpg 気の早いクリスマス


《 世界は美しい》

「鈴なり」にオマケ・コーナーを設けました。どうぞご覧下さいね。ひひひ。
http://www.morinobuna.com/profile.html

2007年11月15日

蜜月〜Honey from Moon

11月15日

 月探査機「かぐや」からの映像をテレビで見ました。神秘のベールを剥ぎとって、あまり細部まで知ってしまったらロマンがなくなってしまうのではないだろうか。そんな懸念もありました。が、どっこいです。光り輝くスベスベの肌が、実は凸凹だらけだったとしても、やはり月は限りなく美しく魅惑的でした。
 これが人間の女性だとしら、そうはいくだろうか。ベールをかなぐり捨て、素っ裸に己をさらけ出せるだろうか。それでも美しくいられるだろうか。本質とは何か。どこにあるのか。たとえ誰も見るものがいない最果ての地においても、花が変わらず美しく咲くように、己も咲くことができるかしらん。愛されないと分っていても、愛し続けることができるだろうか。叶うあてがなくとも、夢を抱いていられるだろうか。
 YES。月の地平から昇る地球の青さは「YES」と語りかけていた気がする。

 郵便受けを開けると、異国の香りが溢れだしました。ハネムーンのお土産だ 。添えられたポストカードの二人を眺めながら、お湯を沸かす。夜に溶けるバニラ紅茶の甘い匂い。愛のお裾分け。ありがとう。そして、おめでとう。
いつまでも幸せでありますように。
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2007年11月20日

今朝のラッキー

11月20日

 なんだか急に寒くなりました。ぬくもりは寒さの中でこそ、有りがたく感じられるもの…。でもそのぬくもりが見つからないとき、寒さはどこまでも厳しい寒さでしかなく、辛いです。さみしーです。…ぐすっ。
 今年は全体的にゆるやかなペースで動いていましたが、ここに来て妙にバタバタしています。やることがあるのは幸せなことでありますが、時どき破裂しそうになっちゃう。皆はそんな時、どーしてるのかしら。そしてそんな忙しさに締め付けられながら、ふいに落とし穴みたいに空洞が私を飲み込むのです。

 なにをやっているのか。これでいいのか。こたえはないまま。さきがみえない。こえがきこえない。だれもいない。仲良しだったはずの孤独が、突然キバをむく瞬間。

 …もがいています。ぼやいています。でもそんな時も、実は悪くないかも。ヒヒヒ。自分でもワケ分らない性分です。
もっぱらのテーマは、どう負荷を上質なエネルギーに転嫁するか。

ギリギリに追いつめられたとき、神様は粋なプレゼントをして喜ばせてくれます。「おっ!」とやる気が出るようなプレゼント。例えばこんな天使を遣わしてくれたり…! 

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2007年12月25日

Eve Loves The Moon〜イブと満月

12月24日

街にサンタがあふれる夜
背負われた大きな荷物
足早にすぎてゆくキャロル
かなしみ、家族、夢や不安
その荷物の重さにもがきながら
それでもキミは、愛しさを込めて
鋼のような健気さで抱きしめつづけるのだろう
サンタが街にあふれる夜
わたしの家にエントツはない
寒さをしのぐ暖炉も
語り合う羊飼いも見当たらない
いるのは一匹のオオカミ
すこし背中を丸めて、うろついている
けれどヤツがわたしを喰らうことはない
おそれることはない
月がきれいだ
そそがれる輝きに、わたしが満ちてゆく
しんしんと降り積もる光はたぶん愛
そうであるようにと祈っている
聖者と賢者のミルフィーユの夜

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夕食後、物足りなさに引っ張られてカフェに入った。カロリーを気にしている私の耳元で、黒いブルゾンの天使がささやいた。
「いいんだよ、クリスマスなんだから」
えへへ。そうだよね。アップルシナモンドーナツ。マシュマロ&ナッツチョコ。
そういえば夕べもたしか、わたしは同じ天使に誘惑されていた気がする。

2008年01月08日

七草

1月7日

 突然、U氏が請求書を持ってやってきました。郵送でもよかったんですが、たまたま近くを通ったもので…なんて云いながら、手にはしっかり「お年賀」と書かれたお土産を持っていた。やさしい人である。何となく話したそうな素振りが見てとれたので、とりあえず上がってもらうことに。これまでU氏とは仕事上のやりとりをするだけで、まともに話したことはなかった。お茶を出すと、問わず語りに仕事や人間関係などについて話しはじめた。私はひたすら聞き役である。
 「なんでこんな事しゃべっちゃったんだろう」と照れ笑いを浮かべるU氏。私に話を聞いてもらったことを、しきりに恐縮して帰っていきました。通り雨のようにやってきては去っていったU氏。なんとも不思議な時間でした。でもその後に、彼の言葉を反芻してみると、ピタリピタリと自分にも置き換えられることばかり。

 思うに、U氏は今の私に必要なヒントを運んでくれたメッセンジャーだったのではなかろうか。今夜のことばかりでなく、きっと身の周りにはあらゆるメッセージやシグナルが、私たちを導く準備をしている気がします。ユーミンの歌にも♪目にうつる全てのことは〜 メッセージ〜♪ってのがありましたよね。
 まぁ、そんなメッセージをちゃんとキャッチできるかどうか。アンテナ張って、健やかなる心身でいたいものです。

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 みなさん、ちゃんと七草粥を食べましたかぁー?年末年始で疲れた胃腸や、狂った体のリズムを整えてあげないとね!

*お知らせ*
1/1〜1/31まで総合エコロジー・サイト「エコロジーオンライン」に出ています。eco peopleという項目です。
ぜひ、アクセスしてみてください。

2008年02月20日

夕暮れ

2月20日
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 生放送を終え、NHKを出て原宿方面へ歩きました。一日が沈んでゆく。リスナーの皆さんから頂いたメッセージを思い出し、それぞれの今日を想像してみる。それぞれの一日が夕陽に染められてゆく。ふと、私は私でなくなり、誰でもなくなり、「ここ」にいなくなる。壮大な叙事詩の一部となる。振り向くと、道の反対側には月が出ていた。夜に急かされるように、私は我に返り、次なる目的地に向って歩き出した。

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 満月よりも少し手前がいい。期待という価値がある。

2008年02月21日

The Rising by Heat Wave

2月21日

 昨日の放送でご紹介したヒートウェイヴのボックスセット「The Rising」についてお問い合わせを頂きました。私の言葉が誰かの新たなる興味のきっかけになるというのは本当に嬉しいことです。ありがとうございます。

 「The Rising」はDVD2枚、CD2枚と山口洋氏のダイアリー本がセットになっています。
 ライブ&ドキュメントの映像は単なる記録にとどまらず「たしかに在る時間」と「つかみどころのないパッション」をキャプチャーしていると思います。音楽好きだけでなく、映像や造形や、あらゆる表現に興味のある人に観ていただきたい。
 CDは「音」のみに、その身を削ぎ落とすことで、よりダイレクトに聞き手のイメージ・スイッチを点火します。そしてブックレットに綴られている言葉は、人間たるものがどれほど力強くなれるかを導きだしてくれる。
 
 今回のボックスとは直接関係ありませんが、私の好きなフレーズです。

   ロックンロールは土曜の夜だけのものじゃない
   間違っても日曜の朝のためのものでもない
   勝者をおだてるものでも 敗者の傷を癒すものでもなく
   ただこの毎日のためのサウンドトラック

         (ヒートウェイヴ《ミスターソングライター》からの抜粋)

ヒートウェイヴ・Official Website http://www.five-d.co.jp/heatwave/

*現在HPでは、《PRAYER ON THE HILL》をYouTubeで無料配信してます。

 

 

2008年03月07日

back to lomo

3月7日
 
 よほど仲のよい相手でないと、どうも電話は苦手です。メールが世の中に登場して本当に良かった。けれど、ふいにイヤになることもあります。そんなときは手紙を書きます。ヘタな字は恥ずかしいし、肩もガチガチに凝るけれど、気持ちを込めて手紙を書きます。
 今日はデジカメがイヤになりました。引き出しの奥から昔撮ったポラロイド写真が出てきました。コレだと思い、さっそくポラロイド・カメラを買いにゆきましたが、製造はとっくに中止されていました。かつてのユーザーのためにフィルムだけは棚の端にありましたけど。私たちは時代を動かしながら、時代に動かされているんですね。しょぼん。

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*写真はポラではなく、LOMOで撮りました。

2008年03月16日

てくのまつり@溝口

3月16日

 晴天に恵まれ、気温も上昇。すばらしく気分はいいけど、花粉も張り切ってるのが困ります。今シーズン一番のぐしゃぐしゃ日和です。そんな中、川崎市生活文化会館「てくのかわさき」にて「てくのまつり」が開催されました。  「てくのかわさき」は「て=手(芸)」「く=工(芸)」「の=(技)能」を表現しているそうです。そこに鎌倉彫も参加することになり、私の作品も展示して頂きました。

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私の作品も写ってます。さて、どれでしょう。ひひひ。

 文化祭よろしく、着付けの体験、チャリティバザー、料理教室による売店(豚足、美味しかった。コラーゲンたっぷりぜよ)、絵画転、陶芸の展示&即売など予想以上に盛況でした。いろんな方々が、いろんなアクティビティを楽しんでるのは好もしいですね。つい私はなんでも突き詰めてしまいがちです。やるからには遊びじゃねぇー、というか。遊ぶのも激マジ、というか。そんなワケで、「対象との関わり方」にはそれぞれの距離感があっていいんだということを改めて教えてもらったような心持ちです。別の言い方をすれば、純粋に何かを楽しむ喜びを見せてもらいました。

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 陶芸コーナーで買った器です。値段を見て、ゼロを一つ見落としてるかな…と思いました。なんと400円。ものの値段って妙なものですね。思い切りいい買い物ができて、イエーイ。さ、何を盛りつけませうかね。

2008年03月21日

出合いと別れ〜妖怪

3月21日
 
 寒が戻り、春の暖かさにすっかり緩んだ体は戸惑ぎみ。行きつ戻りつ。昨日までのやる気とパワーが、今日はちょっぴり萎えてグズグズしています。けれども時間だけは容赦なく進み続け、このままでは真空地獄に取り残されそうで、気持ちばかりが焦ってしまい、それでも体は動かず、余計に焦るというループにはまって、さぁ大変。いっそドジョウでも出てきて挨拶してくれれば、まだ勢いがつくというもの。
 ややっ!グダグダとPCにボヤキを書きなぐっていると、視界のすみっこでチラチラするものが!事務所の窓の外を見ると、隣家の屋根の上に何かがヒラヒラ踊っている。窓を開けて目をこらす。どうやら隣家の向こう側から、長い帯状の布らしきものが風に吹き上げられているよう。一見トイレットペーパーのようにも見える。たしか隣家の向こうは空き地のはず。なんだろう。出てきたのはドジョウならぬ、一反木綿か!?フォルムは似てなくもないが…むむむ。近ごろは九州地方より北上してくるのは黄砂ばかりではないらしい。

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 一反木綿といえば、昨日「墓場の鬼太郎」が最終回を迎えてしまった。「鹿男」で玉木宏に見とれてから、お風呂を済ませたりして、寝る前に「鬼太郎」を見るのが木曜の楽しみだったのに。実に残念。これも春の別れ景色といえよう。妖怪好きの私のたっての願いは、子供のころに震え上がった実写版の「河童の三平」の再放送である。別れのあとに、そんな出合いはないものだろうか。          
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*「鈴なり」を一部リニューアルしました*
体にいいもの。エコロジカルなもの。心意気にグッときちゃうもの。そんな日常のアレコレをブナ目線でピックアップしたコーナーです。のんびりペースの更新で、本当に「あぁ、こりゃいいなー」と思ったものだけを取り上げます。みなさんの身の回りのステキも教えてください。実際に体感してよかったらラインアップに加えてゆきます。
ヨロシクね。

2008年03月31日

Blue Blossom

3月31日
 
 寂しがりやのくせに、ひとりの時間が好き。我ながら厄介な性分に手を焼いてしまう。ほっといてもらいたいのに、いつだって世界中に愛されたいと願っているのだから。
 週末は花見の宴ラッシュだったようです。私もいくつかお誘いを受けましたが、よほどの親しさに手を引っ張ってもらわないと、なかなか飛び込めずのモジモジです。どのみち仕事で手一杯だったので諦めもつきましたけれど…。ただそれでも夜気に冷える花を見上げていると、底なしのやるせなさに飲み込まれてしまいます。夕べはそんな夜でした。きっと冷たい雨のせいもあったのでしょう。

 いつだって世界中に愛されたいと願うのは、実は上っ面のこと。もしも世界にたった一人でも丸ごと分り合える人がいたら、この底なしの、やるせもない思いは鎮まるのでしょうか。こんなとき、わずか一行のメールに救われたりするものなんですよね……。

   たよりなく 雨に打たるる 桜かな

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これが私のプチ花見。左端のモチッとしたのは小さい桜餅。時計回りに桜ソフトクリーム、桜わらびもち、桜餡。うぐいす豆やインゲン豆など、まめまめトッピング。横から見れば、このとおり。抹茶ソフト、プレーンわらびもち、黒蜜…もう全ての欲を満たしてくれています!
結局のところ、欲張りなんですわ。ふー。

2008年04月20日

当たり前

4月20日

 私道をはさんだ向いには、気のいいオバさまが一人で暮らしています。家の出入りに顔を見れば二言三言交わしたり、たまにはお裾分けをしあったり、程よい距離感のお付き合いをしています。
 昨日は不安定なお天気。夕方、雨の音に気づいて外を見やると、向いのベランダの物干竿にシーツがはためいていました。これは大変。急いで下駄をつっかけて、雨を知らせに走りました。
 今朝のこと。呼び鈴に気づいて出てみると、お向かいさんでした。

「昨日はありがとう。本当に助かったわ。これ良かったら…」
 
 差し出された箱を開けると中には大判ハンカチとポーチのセット。たかが雨を知らせたぐらいで申し訳ない。私が困っていると

「ずっと使わずに持ってたんだけど、私にはもう赤すぎるからね」と微笑んでいる。

 遠慮で引っ込んだ手が、自然にのびる。「私にはもう赤すぎる」という一言は彼女の思いやりに他ならない。有り難く受けとりました。

 時間にすれば、ほんの数分の出来事ですが、とても気持ちのよい時間でした。振り返れば当たり前のことばかり。挨拶をするとか、雨を知らせるとか、お礼をするとか、互いを気にかけるとか。しかし考えてみれば、人の道とは、当たり前の往来なのかも……そんな小さなことが人間を結んでゆくのでしょう。次にクッキーを焼くときは、彼女のために多めにこしらえなくちゃ!

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可愛らしさの中にピリっと光る粋。さすが「いせ辰」のもんだね。

2008年05月16日

成るには…? 

5月15日
  
 何年か前に、デパートの「島根物産展」にて牡丹の苗木を買ったことがあります。その牡丹は毎年、見事な大輪の花を咲かせています。今年もきれいだった!

 その牡丹は、芍薬に接ぎ木したものらしく、脇っちょから芽が出てきました。すぐにかき取りましたが、そのまま処分するのが忍びなく、植木鉢に植えてみました。植木屋さんに相談したら「それは無理」とのことでしたが、それでも毎年とりあえず、芍薬の葉っぱだけは見ることができるので、そのまま面倒みていたところ…ついに!やりました!何年越しかの夢が実現。芍薬が咲いたのです。しかも2輪!うれしーなー。諦めなくてよかった。

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 ところで12日の月曜日、一足早く「ナルニア国物語」を観てきました。いやー、スゴイ!CGも見事だけど、やはりストーリーや描き方や…いいえ、もうそんな理屈っぽいことはいいんです。ただ物語に身を委ねてワクワク、ドキドキ、ジーン。そしてもちろん笑いも!皆さん、どうぞ公開を楽しみにしていてください。

 愛と勇気と絆と希望。物語はファンタジーの世界かもしれません。けれど、それは決して想像だけのものではなく、現実に胸の中にあるものなんですよね。
私たちがそれらを諦めないかぎり、それは夢物語じゃないって思って、とても力強い気分になりました。

 
 

2008年05月24日

大人の和生活〜 お知らせ

5月23日

 主婦と生活社から「大人の和生活」Vol. 6が発売中。
今号では手持ちの着物類をどう分類・整理するか、などの記事を掲載。その中で私、守乃ブナの着物&帯アルバムも(ほんのちょこっとだけ!)紹介されてます。
よかったら見てください。もちろん、それ以外にもステキな記事満載です!

 恵比寿をブラッと歩いていたら、スペイン料理屋さんの前に食器が並べてありました。開店10周年記念のセールだそうです。色使いや柄の配置が気に入って、ボウルを2つ購入しました。
 コーンフレークやヨーグルトなんかに良いかも…と思ったのですが、いざ使ってみると、これがなかなか「和」のお料理も引き立ててくれるスグレモノ! タケノコのわかめ煮、ふろふき大根(暑ついときは、冷やしてもグゥ〜)、里芋とタコの煮ころがし…etc.。

 お料理が着物だとすると、器は帯と云ったところでしょうか。着物を活かすも殺すも帯次第。そしてお料理もまたしかり。
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2008年05月27日

カフェ・エクスペリエンス

5月27日 
 
 行きつけのカフェを持っている友人がいます。仕事の合間に息抜きをしたり、店主や常連さんたちとおしゃべりしては元気をもらったり。馴染みのカフェがあるというのが、私にはちょっぴり羨ましい。
 どうにも意気地なしなのか、一人で飲食店に入るのが苦手でして。第一、うちの近所にはそんなカフェがない。…と思っていたら、あったんですね。しばらく気になっていたんですが、今日は勇気を出して入ってみました。憧れのカフェランチ。何にしようかな…黒板に書かれたメニューを見ていると…

「あー、ごめんなさい。ご飯は全部でちゃったんですよ」

 なぬっ!?なんのためのワクワク、ドキドキだったんじゃ〜〜〜!
 落胆していると、んん? おしりの下が何やら気持ちわるい。うげ。誰か水でもこぼしたのか、ソファが湿ってて、私のジーンズにも沁みてきたのだ。ルー語で云うならば、ステップ&キックだわい。
ドボン。

「何か食べたいものありますか? お時間もらえればパスタとか…。作りますよ」

 店員さんがニッコリしている。思わず、濡れたおしりのことは頭から吹っ飛び「はい、お願いします。ってゆーか、お腹空いてるんで、なんでも食べます」と叫んでしまいました。
 本を読みながら待っていると、厨房の中から「大盛りでいいですよね?」との声。
 「い、いや。食後のケーキ食べたいんで普通盛りを…」
 「マジですか。うわー、いっぱい茹でちゃったよ。1.5人前」
 「あ、じゃいいです。食べます、食べます!」

 く〜、何の因果で私の憧れのカフェタイムがこんなことに…。しくしく。

 しばらくして出てきたのはクリームトマトソースのパスタ。うっ!美味しいじゃないか。人間は美味しいものを頂くと、悪いことを忘れるものであります。おしりも乾いてきたし、気分上々、デザートのケーキには追加でアイスとあずきをトッピングしてもらって、スマイリンぐぅ〜。
 ひょっとして、マイ・カフェ見つけちゃったかな。ふふふ。

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 卵白でふくらませたケーキはふわふわ!バターのかわりにグレープシードオイルを使っているのでカロリーも低めなのがグー。

2008年05月30日

雨とカエルと甘い花

5月29日

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 予報どおり雨の肌寒い一日。今日の番組収録は夕方から。それまで外出はやめにして、家でたまっている仕事を片付けることにする。部屋を閉め切っていると空気が動かず、だんだん気分がどんよりしてきた。それで私は玄関先に咲いているくちなしの花を摘んで、気に入りの一輪挿しに活けてみた。雨に洗われた花が、部屋をやさしい香りで満たしゆく。甘い。今日はいつもより少しだけ時間の流れがゆるやかなようで、悪くないな。

 新茶を味わいながら窓を伝う雨を眺めていたら、ちょっと刺繍がしたくなったので、先日友人からプレゼントされた朝顔柄のハンカチを思い出した。雨のせいかな。選んだモチーフはカエル。あまり上手じゃないけど、ワンポイント入れて、世界でたった一枚のハンカチになりました。ゲコ。
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2008年06月08日

おかきに寄せて

6月8日
 
 ナレーション録りのスタジオではお菓子などが準備されていることがよくあります。長い時間、せまいスタジオに缶詰になっていると、ついモグモグしたくなっちゃうんですよね。まぁ、食いしん坊の私の場合は缶詰になってなくても、モグモグしてますけど…。いずれにせよ、期待しないフリしながら、心のどこかでは「今日も何かあるかな〜」なんてちょっぴり楽しみだったりして。うふふ。

 先日のヒットはコレ。おかき。美味は云うに及ばず、よく見るとパッケージに余分なカケラが入ってるのがありました。想像するに、長く伸したお餅をオートメーションで裁断してゆく過程で、何かのズレが生じて均衡が破れたのではないか…。「おまけ付き」を取った人はラッキー。でもきっとどこかに、規格よりも小さいおかきの人もいるのでしょうね。

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 運、不運。損得。勝ち負け。善悪。被害者、加害者。有罪、無罪。貧富。優劣、表裏。。。
 
 これらを分けるのは、一体何なのでしょうか。
 不確かな境界線の上を、フラフラとおぼつかない足取りで、私たちは歩いているような気がします。そしてささやかな安心のために、境界線をハッキリさせたいと躍起になったりして。
 境界線をハッキリさせればさせるほど、それらは「一体」となるパラドックス。そんなパラドックスから、そろそろ己を解放してもいいんじゃないかと思い、また一つおかきに手を出すのでした。
 まずは I SHALL BE RELEASED from 間食だわね。

 

2008年06月10日

足元を見る

6月9日 

 午前中から薄暗く、時間の感覚が曖昧な、実に梅雨らしい一日。蒸し暑いような、肌寒いような、皮膚感覚すらも曖昧で、まるで『今日』という水槽の中にゆらいでいる水草にでもなったみたい。ゆらゆら。ふわふわ。このカンジ、けっこう嫌いじゃない。

 お昼を少し回ったころ、空がたまりかねたように雨を放った。皆が傘をさしたり、慌てて駆け出したりするなか、濡れることなど気にもとめないふうで立っている人がいた。歳のころは30代後半だろうか。入り組んだ柄のシャツに履き古したブーツカットのジーンズ。足には、これまたイイ具合に熟れた下駄。太く黒い鼻緒が、女物にはない力強い安定感を示していた。サングラスの下の瞳は何を見ていたのだろう。おそらく遠く…この街ではない、どこか。それにしてもカッコイイ男だったな。

 雨はいよいよ本降りになった。大通りを逸れて路地に入ると、初老の女性が歩いてきた。何とも品の良い着物姿。薄紫の紗合わせが彼女のセンスを物語っている。紗合わせ(しゃあわせ)とは生地の上に紗(うすい透け感のある布)を重ね合わせて仕立てたもので、下になっている生地の模様が透けて見えるため、独特の繊細なエレガンスがある。特殊なだけに、とても贅沢な着物である。なのに雨コートもなしにスッと傘をさしたもう一方の手で着物の裾を持ち上げているだけ。下着の襦袢と足首が覗いている。本来ならば下品に成りかねないのに、その仕草は艶かしくもあり、また初々しくもあった。

『足下を見る』と云うけれど、今日は魅力的な足元に釘付けの日だった。下駄の男性も、着物をたくしあげた女性も、それぞれのスタイルが足に出ていた。自分の世界にしっかりと立ち、そして歩いてきた足。残念ながら二人の顔は思い出せないが、あの足元だけは鮮明に焼き付いている。

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もっと絵が上手だったよかったのにな〜…

2008年06月12日

雨降りにくず餅

6月12日  

 お腹が好いてるときの食品売り場は危険エリア。近道をするつもりで駅ビルの中を抜けたら、うっかり引っかかってしまいました。期間限定で各地のお店が出店するコーナーがあるんですが「今週は何かな〜」なんて横目でチラリと見たのが間違いでした。
 ショーケースの中にはキラキラしたものが…んん? 黒豆くず餅? くず餅といえば、私にとっては灰色がかった透明感の無い、マットなこんにゃくというか、質感のある胡麻豆腐というか、ゲゲゲの鬼太郎に出て来る「ぬりかべ」というか…とにかく四角いのが箱にギシッと入ってて、それを三角に切り分けて、黒蜜ときな粉で食すっつー、アレですよ。目の前にあるのは「くず桜」にも似たような、アンコが入ってない分どこまでも透明で、プルンと抱きしめたいほどカワイイもの。一目惚れです。
 さっそく帰宅するなりお茶をいれました。そして黒豆くず餅ちゃんをお皿に出して…うっとり。それにしてもくず餅というネーミングはどうなの? お餅よりもずっとしなやかで、繊細で、エレガントなのに…。では、いただきます。

 おわっ?? くにゅくにゅ。もちもち。ぷりぷり。むほっ。

 おのれ〜!これがキサマの正体か!私はすっかり見た目に騙されてました。こやつ、なかなかの強者。伊達に「餅」を名乗ってません。ものすごい食べごたえです。弾力、ねばり、コシ、それでいてツルンとした無邪気さ。情に厚いのか、素っ気ないのか。純真なのか狡猾なのか。まるで手に負えない小悪魔め!

 ベランダの草花を濡らす雨とくず餅の透明感が溶け合ってゆく… 
 はぁ〜。緑がきれいだな。

 なんだろう、この安堵感は。空も、植物も、お菓子を作った職人の気持ちも、食べてる私も、外を走る車も、下校中の子どもたちの声も…それぞれがてんでバラバラに、己が道をゆくだけなのに、そこには調和が生まれる瞬間がある。誰も無理していない。頑張って空気を読もうとすることもない。本物の調和。互いが違うからこそ生まれる調和。私はこんな調和が好きなのです。

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黄色いのは粟餅。兵庫の白鷺堂本舗というお店のお菓子です。ごちそうさまでした。

2008年06月29日

夏越しの大祓いに向けて

6月29日
 
 あれよ、あれよという間に今年も半年が過ぎてしまいました。いいこと、そうでもないこと。その全てが私という綾をなしてゆく。
 紬(つむぎ)は屑繭や真綿などの糸で織られ、生糸から作られたものよりも太く、節がたち、ムラがあります。だからこそ独特の趣きがあり、着込むほどに味わいが増し、着る人とそのものになってゆく。そんな紬が大好きです。どこかとても「人間らしい」気がするからでしょうか。

 もっと若いころ、何かが欠けているのがイヤだった。できないのがイヤだった。いつも完璧、あるいはそれ以上を、自分にも周囲にも求めていた気がします。今も向上心を放棄したわけではありません。けれど、完璧でないからこそ持ち得る強さ、優しさ、暖かさ、そして無限の可能性に惹かれます。

 今朝の朝日新聞に細馬宏通氏による《「やり直し」こそが会話》という記事が載っていました。人の会話の中には「云い間違い」があるのと同じように、動作の「やり間違い」もあるというのです。そしてこの「やり間違い」は単に動作の修正ではなく、言葉と動作の組み合わせを調整しているそうです。

 『もし、完璧な言葉や動作しか許されなかったとしたら、わたしたちの会話はあっという間に途絶えてしまうだろう。やり直しを受け入れ、お互いを絶えず修正する能力もまた、人の会話の優れた特徴なのだ』 (記事から抜粋)

 言葉は人の行動を。行動はその人の生きる姿勢を支える。そしてそれは、その人そのものになってゆく。ならば人間は失敗や間違いの中にこそ存在し、輝けるのかもしれない。バカで臆病で足りなくて、毎度々々やらかして、傲慢で、性懲りも無く反省して、必死でお互いに関わろうとして、がむしゃらでカッコ悪くて、それこそが人間なのかもしれない。どうしようもないけど憎めない。不完全で愛おしい。
 つくづく世の中に嫌気がさすときがあるけれど、それでもどうか、いつまでも人間を好きでいられるよう願うのです。紬糸のように、ゴツゴツ、節がたち、生糸のようになめらかで雅やかではないかもしれないけれど、暖かくて丈夫で、一生大事にできる「人と人の綾」を作ってゆけたらいいな。

 明日、6月30日は夏越しの大祓。生活の中で知らず知らずのうちに犯した罪や穢れを祓い清める日です。誠の心に帰って正しく生きることを願って茅の輪をくぐったり、形代(かたしろ)を用いて罪穢れの消滅を祈願します。

 今年も上半期を無事に過ごせたことを感謝し、下半期に向けての誓いを新たにします。
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2008年07月01日

7月1日2008

 ある人は新しいシャツを着て
 ある人は靴を磨いて
 それぞれが、それぞれのやり方で過去と決着をつける

 ある人はふるさとを後にして
 ある人は恋をして
 それぞれが、それぞれのやり方で自分を探す

 今日は、昨日までを引受けた、許しの中に
 明日は、今を生きる、力の中に
 新しい太陽
 新しい月
 新しい毎日
 新しい風
 新しい道
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2008年07月05日

シノワな夜

7月4日

 懸賞好きの友人から「映画の試写会が当たったから行かない?」とのお誘いがあり、久しぶりに仕事から離れた夜でした。いやー、楽しかったです。

 会場入りする前にちょいと小腹が空いたので、なじみの和菓子屋へ。餅菓子の他にアツアツの鯛焼きや今川焼がおいしいのですが、定番の品と並んで「七夕の期間限定 笹大名」と書かれた今川焼きが目に飛び込んできました。もちろん興味津々!聞くところによると、白あんに笹をまぜてある…と。ってことは、細かく刻んだ笹が青のりみたいに、白い中に点々と入ってるのかな? えーい、食べてみりゃ分ることてぇいっ!!
 割ってみると、中から抹茶餡ともウグイス餡とも云えるような緑色の餡が出てきました。くんくん。香りは特に笹という感じでもないな…。

 ぱくり。もぐもぐ。ごくん。………

 ふわ〜〜〜〜〜〜〜〜ぁ
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 あー、笹だ。

 食べるうちに、口の中はみるみる笹の風味で満たされ、鼻からも笹の匂いを吐き出し、はふはふ。まるで竹やぶだ。
 そこでオッと思い出したのが、今夜の試写は「カンフーパンダ」だってこと。むふふ。ノリがいいぞ。
 映画は文句なく面白かったです。そして観賞後、友人と私は無性にラーメンが食べたく、しかしあまりの蒸し暑さに「こりゃ冷たい方がいいかもね」ってことになり、有楽町のラーメン屋に飛び込み、会社帰りのサラリーマンにまじって、今年お初の冷やし中華を頂きました。おいちかった。
 

2008年07月09日

風船でスイカ

7月8日
 
 今日、出会ったSHINOさんは風船職人です。
 すごい! とにかく、すごい!
 めちゃくちゃスイッチ入っちゃいました。
 空気が夢も膨らませちゃうんです。

 スイカ星人の私は一目で虜になりました!SHINO x BUNA x WATERMELON男の3ショットっす。    
   
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2008年07月20日

夏の花

7月20日
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 何年前だったろうか。朗読ライブを開催したときに、ある方からユリの鉢植えをお祝いに頂いた。その後、世話の仕方もわからないまま、「咲かないユリ」の鉢植えがベランダで途方に暮れること数年。いいかげんに諦めて処分してしまおうかとも思ったけれど、なんとなく踏ん切りがつかずにいた。
 今年、見事に咲いたのです。それは前触れもなく、まるで突然のように。いつのものように伸びた茎を、なんの期待もなく見ると、先っちょに細いピーマンみたいなつぼみを発見。それでも期待しないことに慣れてしまった私は、ときめきを抑え込んでは、思い出したように時おり水をやった。そして2日前、咲いたのです。

 諦めることが勇気なのか。待つことが強さなのか。育てることが美徳なのか。咲くことが勝利なのか。許すことが愛なのか。

 テーブルに飾った一輪のユリは涼しい香りを漂わせている。そして黙ったまま、厳しいほどの静寂をまとい、蜜をしたたらせている。Isolated Passion。
 そっと口をつけてみた。甘くない。蜜はほんのりと苦かった。

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2008年07月26日

Tell It To Your Heart

7月26日

 道草を食う。ある人にとっては「ダメ」なことかもしれまない。でも私は道草が大好き。目的に向って最短の正規ルートをひた進むのも一つのやり方だけれど、それとは違う方法があっていいと思う。道草を食ってるうちに、当初の目的とは別の…ひょっとするともっと大きなものを見つけるかもしれない。ふらふら。ブラブラ。
 ブラブラ。ふらふら。それを「ぬるい」という人もいるでしょう。でも目的や目標、あるいは「自分」というような「決められた枠」の中だけですったもんだしてるのも、やはり「ぬるい」。

 道草を食いながら、ときに石にケッ躓き、どんな大きな岩かと思って見れば、これが案外ちっぽけな石だったりする。痛ぇーじゃねーか、ちきしょー。小石のあまりの小ささに腹を立て、また腹を立ててる己の小ささに苦笑いする。それも道草の楽しさ。
 道草には理由も、弁解も、正当化もいらない。したいから、した。それだけでいいじゃないか。
ルー・リードは歌ってる。さぁ、明日私はどこを歩いてるだろう。

      Tell It To Your Heart, Don't Be Afraid

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和裁のお稽古中、衿の部分につける「力布」で遊んでます。人生、笑ってるのがいいね。

 

2008年08月23日

おばあちゃま

8月22日
 愛用している針刺しは祖母のお手製です。水色が薄汚れてほとんど鼠色になってしまったボロボロの針刺しを使っていたら、見かねたのか、新しく作ってくれました。祖母が「これをお使いなさい」と差し出してくれたときには、新しい針刺しの赤色が、どれほど艶やかに見えたことか。今からもう25年ぐらい前のことです。その祖母はもういません。
 今日、和裁のお稽古中に何気なく針刺しを眺めていると、縫い目が気になり出したのです。そういえば、今までじっくり観察したことなかった。一つ一つの針目を見ていたら、祖母の運針…なんというか、祖母の呼吸みたいなものが感じられました。彼女はもういないのに、まるで生きているように暖かい。彼女の手の形、指の曲がり具合、皮膚の感触、爪の色。自分でも驚くほど細部まで思い出しました。まるで隣に祖母がいるみたいに。不思議です。
 どんなに大きく深い川でも、分つことのできないものがあるんですね。

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2008年09月23日

9月23日 お彼岸 DEATH!!

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 秋分の日。世間は休日。お彼岸のお中日。お墓参りにでかた人も多かろう。私はといえば、午前中は自宅でたまった仕事を片付けた。かなり頑張った。疲労と達成感にくるまれる。夕方の打ち合わせまでの空白。

 ん”〜〜〜〜〜〜〜、もう我慢ならん。よし、行くぜ!!!!

 ずっとずっと気になっていた「デトロイト・メタル・シティ」を観るのだ。マンガが大好きなだけに、映画化には期待以上に不安もあった。けれど映画館に一歩入ったとたんにテンション急上昇。今日は愉しむのだ。ポップコーン&コーラという、禁断の黄金セットを購入。うひょひょ。たまには自分を甘やかすのも悪くないものざます。

 クラウザー様〜〜〜〜〜〜〜っ。お願いです。もうやめてください。笑いすぎてお腹がちぎれますぅぅぅぅ〜〜〜〜〜〜〜〜。おまけに、ちょっぴりイイ話になってるじゃないですか。途中でホロリと心を洗われたりして。うぉぉぉお、さすがジーン・シモンズ。ほんまもんの貫禄。重みが違うっ!そういえば昔、ジーンとは電話でお話ししたことがあったな……どうでもいいけど。ゲゲグェ、ロバートの秋山さん、どうしてそんなに似てるんですか!?松雪泰子、ステキすぎ。あんなにタバコとフ○○クという暴言が似合う人はいません。ひーーーーーーーーーーっ!(何のことかチンプンカンプンの皆様、失敬)

 彼岸のご先祖や知人たちを想いながら、俗世の私は地獄のクラウザー様に心を奪われていました。すみません。お墓には必ずや、この「お参りラッシュ」が過ぎたらころに伺いますです。

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2008年10月08日

10月7日 たそがれ@四谷のROONEE

 針穴写真家・遠藤志岐子の写真展が今日から始まりました。今回は中村一夫さんとの二人展です。テーマは「たそがれ」

 たそがれ、それは昼間の終わりなのか。それとも夜の始まりなのか。薄暗さのなかで、顔を見分けるのも容易ならず「誰そ彼」とつぶやく。何かがすれ違う瞬間。現実と幻影が絡み合う。現実。それは何。幻影を生きて、幻影と愛し合っているような心細さに襲われるとき、その不安こそが現実なのか。再び「現実」という幻影に飲み込まれてゆく。迷路。
 そんなクラインの壺の中で溺れている私をよそに、すばらしい作品にはさまざまな光と色がキャプチャーされています。ぜひ。

中村一夫・遠藤志岐子 針穴魂・第2回針穴写真展「たそがれ」
http://haritama.jugem.jp/

2008年10月7日〜12日 12:00〜19:00(最終日は16:00閉館)
場所: Roonee 247 photography http://roonee.com/

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「デジカメはどうもね〜…」とか云いながら、遠藤さんが撮ってくれました。
黒地に白い蚊絣の塩沢に、くじらを織り出した半幅帯で気楽な装いです。

☆ニットでキモノ あむあむふわわ展@LAPNET SHIP☆
詳細があむあむふわわのウェブにアップされています。
どうぞご覧ください。
トップから EVENT へGO!

2008年11月21日

11月20日 光と影 〜nirvana〜

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 レストランの窓の向こうには光の海が広がっていた。空気のゆらぎと共に、光はペロリとお尻を向けて、闇を覗かせる。戸板返しのような光と闇のロンド。ジッと眺めたならば、遠近感を奪われ、やがて平衡感覚まで怪しくなってしまう。現実という錯覚の中で泳ぎ、錯覚という現実に溺れる。そんな日々を生きている。

 冬の郵便配達員の小包には
 8月の暑さが入っていた
 月もとけるような湿度のなかで
 カラカラに乾いていた夜
 君を見かけたんだ 
 通り雨は、なぜか降り止まず
 押し流される道徳、約束、貞操、理性
 押し戻される損得、安息、理想、エゴ
 燃えるような寒さのなかで
 君を待っている
 右ポケットに光を、左のポケットに闇を
 少し猫背に君が歩いてくる

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 重ね着が自由自在の着物は温度調節ができて良いですよー。帯のおかげで腰も冷えないし…ふふ! 紬地の羽織の裏は、花札の柄。見えないオシャレもまたヨロシイもんです。まるで「秘めた恋」…な〜んちゃって。

2008年11月23日

11月22日 マサルちゃんと会う

 大切な友人が患っています。とても厄介な病気です。新幹線に飛び乗り、会いにゆきました。東京を離れるにつれ、空はだんだんと広くなり、その広さがあまりに漠然としていて、どこでもない何処かへほっぽり出されたように心細かった。空が広くなるほどに、せつなさに抱え込まれてしまうのです。
 久々に会ったマサルちゃんは、私の腕よりも細くなった足で、そんなくだらないおセンチを一蹴してくれました。マサルちゃん…岡田昌。あえて名前を呼びます。彼は匿名の誰かではなく、紛れもなく岡田昌だからです。マサルちゃんは病気です。でも彼は全くもって病人ではなかった。誰よりも自分の命を生きています。お見舞いに行った私の方こそ元気をもらったぐらい。
 マサルちゃんの足を両手でさすっていると、彼が感じている気持ち良さが、私の手に伝わってくるのです。とても気持ちよかった。行ったり来たり。病気であろうと健康であろうと、今をどう生きるのか。今をどう感じるのか。それが大事なのかも。

 「私たちは不幸じゃないの。もしマサルが不幸だと思ってたら、きっと私も不幸だった。でも本人がそう思ってないんだもん。大丈夫」と、マサルちゃんの愛妻は云います。ホント、その通りだ。

 どんな毎日だって、やがては闇に帰するときがくる。けれど暮れ行くことは哀しいだけじゃない。こんなにも力強く、かぎりなく美しい。そしてそれは朝のはじまり。
マサルちゃん、早く元気になって、また下北デートしようぜ!

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2008年11月27日

11月27日 自己嫌悪 〜反省


過ぎたるは猶お及ばざるがごとし

   食料、物質、エネルギー、情報、愛。

   欲しがるだけでなく、与えたがるのも同義にほかならない。

   自分が鬱陶しくなる日々。うるさい。息苦しい。

 「伝える」ことを生業にしていると、時おりそんな落とし穴にハマることがあります。伝えたい。届けたい。あげたい。わかってほしい。もっともっともっともっと……… 
語らずして、語る。そんな「言葉」こそが本物なのかもしれない。

 新月の前夜、見えない月を雨雲が隠しています。それでも月はちゃんと在るのだから、何も怯えることはないのに。ひととき、深呼吸をして自分を空っぽにしてみよう。そしてもう一度、また新しく生まれよう。
 

 

2008年12月01日

12月1日 リセット

 冷蔵庫の中はカラッポ。ひもじい。けれど、妙に清々しい気もします。洗剤だの食料だの、どうしても買い置きをしたくなるけれど、それは同時に重たくもあるのです。いつだって手ブラが好きだったのに、ナゼにこんなにも不自由になってしまったのかな? 
 で、話は最初に戻って、冷蔵庫はカラッポ。明日から家を空けるので可能な限り整理をしました。要するに、あるものを食べ尽くしたのです。新たに何も買い足さず、端から片付けていきました。それがなんと気持ちのいいことか!ダラダラ食いは体に良くないと云います。食べたものをしっかり消化して、きちんと空腹を作ってから、次を食べる。それは生活そのものにも当てはまるのかもしれない。常にモノで交通渋滞をおこしている日々。ときには空白も必要です。私というモノも、しばらくこの家の中から消える。己が、ワタシという日常の中から消える。
いいことだ!

 明日から東ティモールに行ってきます。長らく続いた独立紛争によって、あらゆるものを失った人たち。それでも失われない何かとは何なのか。あらゆるものを持っていながらいつも乾きに喘いでいるワタシ。この飢餓感は何なのか。その二つの出会うところに何があるのか。いっぱい感じてきます。
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2008年12月16日

12月15日 世田谷ボロ市〜@TRUNK

 今日と明日は世田谷ボロ市。例年ならフラリと散歩がてらの冷やかし客なのだけれど、今年はなんと売る側に立ちました!

TRUNKというサイコーにイカシた自転車屋さんでのお手伝いです。親友の笠間さんは店先でホットワインの係。私は奥のレジ。始めは慣れない仕事にモタモタしてましたが、だんだんコツが掴めてくると楽しいったらありゃしない。お客さんたちと交わす言葉が生きてるんですよね。そしてお金も…金融破綻に見られるような実体のよく分らないお金ではなく、品物と交換する「目に見える」ものなのです。真っ当というんでしょうか、なんか気持ちよかったです。

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  店内風景。自転車屋さんだけどカッコイイ雑貨や服も扱ってます。

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自転車はフレームの色や形、サドル、バスケットなど好みに合わせて、自分だけのオリジナルが出来ちゃうんですよ。私も自転車ほしくなっちゃった。

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心優しいオーナーは、ちょこちょこ出かけては食べ物や飲み物を調達してくれます。
焼き団子、おいちーっ♪


2008年12月27日

12月26日 最高の夜、そして Life Goes On

 今日で仕事納めのところも多いのだろうか。夜の街には打ち上がってる人、人、人…。
 皆様、一年お疲れさまでした。日々という山あり谷ありの道をゆくには、一息つくのも大事。そして明日のために靴を磨いたのなら、先に広がる道には、きっと光が射すことでしょう。年末年始がよきチャージ・ポイントとならんことを!

 私の仕事納めは31日。そして仕事初めは1日。あはは。それでも、この一年を締めくくるにふさわしい時間を今夜は過ごせました。久しぶりに行ったHEAT WAVEのライブ。グルーヴに体をゆらし、言葉に心をふるわせ、なんだか泣けてきちゃったりして。あぁ、やっぱり私は HEAT WAVE が世界一大好きなんだと、我が想いを抱きしめて、また感涙。
 ジョー・ストラマーが山口洋に云った「おまえの火を絶やすな」という言葉が、STILL BURNINGという曲になって我々に届けられる。そしてそれはオーディエンスの数だけ、新たな灯火となって燃えるのであります。今夜、その灯火を受け取り、まるでオリンピックの聖火リレーのように、来年へと繋がってゆきます。私の道を照らしながら…

 うぉ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜。寒さに背中丸めてなんかいられないぞっ!

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      渋谷のDUOにて。

 

2009年02月15日

2月14日 バレンタインの夜は…

ムードたっぷりに
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おいしく
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スィートに
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ロマンチックなのがいいね

2009年03月03日

3月3日 桃色に染まる

 雛祭りパフェ!

 なぜに女は誘惑に弱いのだろうか……… あぁ〜。


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2009年03月08日

3月7日 別れ、そして出合い

 2、3日前から様子がヘンでした。そして皆さん、いよいよ今日のその時がやって参りました。
平成21年、3月7日…掃除機の乱。長年にわたり忠誠を誓ってきた掃除機が、当主であるブナ姫にキバを剥いたのです。その方法とは…自らの電気回路を断つことでした。かくして、掃除機はウンともスンとも言わなくなったのです。  
今夜もご覧いただき、ありがとうございました。

             〜♪エンディングテーマ♪〜

 後に、ブナ姫はワラをも掴む気持ちで街に出て、最も苦手とする家電店にて新たな掃除機を購入。週末の人混みにアップアップしながら家に持ち帰り、取り説と格闘すること30分。ようやく掃除ができるようになったころには、自らの乱暴を反省し、家電を大事に扱うことを深く心に刻んだといいます。
                                  (by 松平アナ)


 …と、冗談はさておき、掃除機がダメになったのには参りました。なんせ花粉症がひどいもんで。この時季は特に、掃除機がないと辛いっす。

 ところで掃除機を買うなんて、生まれて初めての体験だと気付きました。今まで「うちにあった」とか「不要になったのをもらった」とか「誰かが置いてった」とか、適当にあるものを使ってたんです。わお!イチから自分で吟味して買うなんてドキドキ、わくわく。お店の人にいろいろ教えてもらいながら、初めてのmy掃除機ちゃんです。正直、まだあまり使いこなさせてないけど、末長くつき合って行きたいです。
 そして今まで頑張ってくれた掃除機ちゃん、本当にお世話になりました。ゆっくり休んでください。
ありがとう。

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おぉ、輝いてるぜ!!

2009年03月13日

3月12日 今、そして天気予報

 都内某所。大好きな占い師さんがいます。当たるのは言うまでもなく、その人と話をしていると、散らかった気持ちが整理できて、やる気が湧いてくるのです。
そんなワケで、何人の友達にも紹介しただろうか。そしてまた、悩める友人を連れて行きました。

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 それにしても、どうして多くの人は(特に女性)未来を知りたがるのだろう。それを知ったら、果たして今が変わるのだろうか。

 未だ観ぬ未来への期待や不安はあって当然だけれど、そればかりに囚われて「今」をよく見失ってしまう。むしろ「今」がしあわせなほど、未来を怖がったりして。アイロニー。そして夕べの記憶、あの時の感触、いつか交わされた言葉…そんなものを過去から引っ張りだしては、今を確かめようとする。私は一体「いつ」を生きてるのか。

 そりゃ将来もハッピーでいたいさ。でもその前に「今」をもっと大切にしよう。「今」を抱きしめよう。「今」を愛そう。先のことは…やっぱりわからないから。せいぜい、今週末が良い天気であってほしいと願うぐらいかな。

    敬愛するジョー・ストラマー曰く…… FUTURE IS UNWRITTEN

2009年03月29日

3月28日 こんがらがった土曜日

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2009年04月01日

3月31日 深夜

 いろいろありますね。ホント、生きているとさ。自分ではどうにもならないことも、自分でやらかしたことも。まぁ、それが「生きてる」ってことなんでしょうけど。

 ともあれ、4月です。新しい風を体中にあびながら、両手をひろげて受け止めよう。いいことも、そうでないことも、すべて。
 FUTURE IS UNWRITTEN……未来はまだ書かれていない。この言葉を胸に歩いてゆくだけだ。

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 わが家はただいま花盛り。それぞれが、それぞれの花を咲かせています。
可憐で、たくましくて、したたかで、謙虚で、力強くて、自由だなー。 
                 
お知らせ:
ラジオ・キャリア20周年。この4月から再び「鈴木万由香」として頑張ります。
改めて宜しくお願い致します。       
                  

2009年04月02日

4月2日 しあわせ…☆

 昨日はNHKのレギュラー番組、生放送の日。ちょうど4月1日ということで、順調に「鈴木万由香」としてスタートできました。
 ビックリするぐらい沢山の「おかえり!」というメッセージを頂き、改めて皆様の暖かさに感激・感謝しております。

 ちっ、オイラなんてさ……と、凹虫、イジケ虫になりがちな私ですが

          「ひとりじゃないなー」って

ホントに、ホントにそう思いました。心からありがとうございます。

4月からは新しい番組も始まります。久々の邦楽ゲストもの。そして洋楽です!
しかも2番組とも懐かしい渋谷スペイン坂からの生放送です。お時間のあるときは遊びにきてください。

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〜新番組〜
TFM(全国ネット)
TOYOTA SOUND IN MY LIFE 毎週土曜日 15:00〜15:25

TFM(全国ネット)
MUSIC APARTMENT 毎週土曜日 15:25〜16:0

2009年04月05日

4月5日 JACKPOT!!!

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 4月4日、昨日TFMの新番組がスタートしました。第一回目というのは、何年やってても不安と緊張が募るものです(もちろんそれ以上にワクワクする楽しみの方が大きいのだけれど)。そんなとき「人からもらうエネルギー」は何にも代え難い宝物です。ありがとうございます。

 友人の笠間綾さんも応援とお祝いのために来てくれました。彼女、真底いいヤツなんですねー。

 仕事が終わった解放感のなか、渋谷でブラッとウィンドウショッピングして…
中華で早めの夕食を味わい…
やっぱり最後は甘いもので〆!!
デザートは場所を変えることにして中華料理屋を後に。

「今日はお祝いだからブナ万の好きなもの、何でもいいよ」
笠間さんの言葉に「じゃ、スイカ」と答えたら、さすがに固まられてしまった。

 冗談はさておき、フルーツパーラーでパフェに決まったまではOK。メニューを見るなり、二人の地獄の苦しみが始まったのです。う”〜ん、選べない。どうしてこんなに優柔不断なのか…? はい、それは欲張りだからです。

 すったもんだの末、彼女はいちごパフェ。私はプリンあんみつ。すると…

おぉーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!

プ、プリンの上にスイカが乗ってるずらぁぁぁぁ〜〜〜〜〜っ!    

ぱーペキ。すべての欲求は叶えられたのであります。こんなこともあるんだね〜。
人生いろいろ。ままならぬこと多々。しかし生きていればこそ。
生きていればこそ、いいこともあるってもんでさ。 
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おまけ:
ココを見ると、同じ時空間の反対側が見えます。

2009年05月05日

5月4日 届けたい気持ち

 少し早いお誕生日祝いに、友人へのプレゼントを準備する。訪れたカード売り場にはビックリするぐらい、たくさんのカードが並んでいた。かわいいカード、きれいなカード、笑えるカード。それぞれにメッセージが込められている。もし世界中のメッセージを集めたとしたら、一体どれだけの数になるのだろう。

おめでとう、元気になってください、ごめんね、ありがとう、好きです、どうしてますか……etc.。

 カタチは様々だけれど、一つ共通しているのは、そのどれもが誰かを想っているということ。
相手を思いやり、しあわせを願っていること。

 一番伝えたいことが、時々どこかに紛れてしまう。或いは、ヘンテコリンな方向に暴走してしまう。そんなときは、もう一度シンプルに、まっすぐに、心のカードにメッセージを書き直してみよう。

 行き場を失くした想いたちよ、どうか大切な人のもとへ届きますように。

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 そして…

 私を支え、応援してくださる皆さまへ、
 ありったけの感謝をおくります。本当にありがとうございます。

 

2009年05月31日

5月31日 あじさい日和


 6月を目前にして紫陽花が花盛り。サンダルつっかけて、ちょっとポストまで手紙を出しに行っただけなのに、気付けばいつの間にか紫陽花を愛でながらの散歩になっていた。
 花が好き。葉っぱが好き。咲く季節が好き。都会の真ん中にいても、紫陽花の周りにはむせ返るような土の匂いが立ちこめています。そこだけ空気がずしんと重たく感じるのは気のせいかしら。ほのかに怖いような、とても淋しいような、それでいて真夏の訪れを夢見てときめくような、混ぜこぜの想いの重みかもしれません。

         あじさいは心
         小さな花がいっぱい集まって一つなる
         あじさいは心

 そういえば小学生のころ、祖母のためにこんな詞を書いたっけ。
小さな花(正確には萼?)が寄せ集まっているけれど、はたして紫陽花は調和の美しさなのか。
それとも…?

 こんなにも愛しているのに、いっそ嫌いになれたらいいと思ったり。どんなに独りぼっちでも、満たされてしまったり。笑い。泣き。幸せなのに怖かったり。義務と愛と正義と怠慢。律儀と奔放。支離滅裂。一つの心の中にある感情はてんでバラバラ。そんなとき、どんな顔をしているのだろう。いつの日か、紫陽花のように咲ける日はくるのかしら。

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2009年06月18日

6月18日 クローバー

NHK FM ミュージックプラザ、昨日のテーマは「クローバー」でした。
スタジオに入ると、机の上にはクッキーが。あまりの可愛らしさに一気にテンション上昇!
ニッコリ笑顔のクローバーちゃん、そしてマーブルチョコで出来たてんとう虫がちょこんと止まったクローバーの葉っぱ。


「今日のテーマにピッタリだね!」
「はい、もう見つけたときは【コレだ!!】って、思わず買っちゃいました〜」

クッキーを買ってきてくれたワカちゃんと盛り上がっていると、男性ディレクターが「あぁ、なるほど。クローバーなんだ。だからね……そうか〜」と、やっと合点がいったような顔。
どうやら彼は単に「今日はお菓子があるな」と思っていただけらしい。驚いたことに、スタジオにいた男子全員も同様。

はぁー、これがオトコというものか。。。  ワカちゃんとハモってしまいました(笑)

十人十色、千人千色。
オトコは… オンナは… そんな定義をするのは乱暴ですけど。それにしても女子があれこれ気遣って、計画して、演出して、おしゃれして、心配して、ドキドキして、不安になって、焦がれて、連絡待っちゃって、大好きで、愛してる♥なんて、きっと半分も伝わってないんだろうな。

ワカちゃん曰く「いや、全くわかってないと思って間違いなです(怒)」(←おいおい、何か辛いことでもあったのか?)

なんにせよ、現場の空気というのは番組を構成する大事な要素でもあります。同じ選曲、同じ話の内容でも、場の空気によって全く違う放送になってしまうのです。いつも番組を陰で支えてくれているスタッフのワカちゃんは、こうして細やかな心遣いをしてくれる優しくて頼りになる存在です。ワカちゃん、いつもありがとう。

そしてクローバーには気付かなかったけれど、なんでも話せて、現場をグイグイ引っ張ってくれる男性陣。そんな仲間が、私が「現場」という草原で見つけた四葉のクローバーです。

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2009年08月24日

8月23日 ささやかな記念日…  に思うこと

 美容院の鏡に向ってボンヤリしていると、「ささやかですけど…」と、お菓子とコーヒーを乗せたトレイが出てきた。そして添えられた小さなポップカードには HAPPY BIRTHDAY。美容師のSさん、ありがとう。思いがけないサプライズに感動。

 そうか、誕生日まであと一週間。一年、早いな。それでいて、たっぷりとしている。頂いたお菓子をポリポリ味わいながら、再び鏡を覗き込んだ。この一年の間に、私の顔はどれほど変わったかな。生き様が「顔」を作るなら、私はちゃんと良い顔をしているだろうか…  していたい、な。

 小田和正さんの歌じゃないけど、あの日、あの時、あの場所で〜♪
人生はそんなことの連続で、タイミングの神様の手のひらで繰り広げられるパーティなのかもしれない。

 この一年を一言で云えば「出会い」です。人、モノ、場所、経験…実に沢山の出会いに恵まれました。初めてのいちご狩り、釣り、ゴルフに夢中になり、初めて味わうドジョウに舌鼓。石けん作りという新しいライフワークもみっけ。日常ではなかなか接点のない業種の方々とも、ずいぶんとご一緒する機会がありました。東ティモール、チェコ、ハンガリーに行かれたのは本当にDEEP IMPACTだったし、この年齢になっても友達はちゃんと出来るものだと知りました。そして、自分の中に《こんな感情》があるんだという新しい発見。今まで知らなかった自分に出会えたことは、とても新鮮なオドロキです。それは未来がどれだけ未知であるかを思い知らされることでもあって、そんな「明日」の前に立ち、どこまでも素直になれるような気がします。

 なんだろうね。つまり、しあわせってことか。

 そしてジョー・ストラマーの名言をもう一度。FUTURE IS UNWRITTEN

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2009年08月31日

8月30日 ありがとう

b-day09.jpg あっという間のようで、いろいろあって、やっぱり早くて、たっぷりの一年

 去年のバースデー・イブ、東京タワーの見えるビルの上階にいました。夜が更けるにつれ雨は激しくなり、日付が変わるころにはまるで水槽の中の金魚みたいな気分。大きな窓ガラスの向こうに見える東京タワーは、ときおり空を走り抜ける稲光に照らされてユラユラと立っていました。
 振り返れば、あのときの私はカミナリのようにドキドキしながらも、揺れていた。自分に何が起こっているのか分からないまま。

 そして今年。しあわせな昼下がりの居眠りから呼び戻す雨音。洗われる。なんだか気持ちいい。胸の中にこびりついた要らないものが流れてゆく。

バイバイ、さみしい気持ち
バイバイ、ジェラシー
バイバイ、欲張りなアタシ
バイバイ、いらだち
バイバイ、見えないモンスターたち

ざーざー
じゃぶじゃぶ

ハロー、生まれたてのアタシ
ハロー、Acceptance
ハロー、愛しい想い
ハロー、世界
ハロー、新しいソウル

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2009年09月06日

9月5日 魅惑のブタ

 ずいぶん前に、夢日記をつけていたことがある。形にならないもの、感触や感覚だけのものをどう言葉で表現するか、というトレーニングの意味も込めて、何年間か続けた。肉体と同様、精神も感受性も、甘やかせばすぐに筋力は衰えてしまう。

 陳健一さんのとこで中華料理を頂くことになり、不慣れな私は全てを任せることにした。次々と出てくるお料理は、どれも美しくて美味しい。しかし、あの黒い物体が目の前に置かれたときは、かたまった。

 これか…
       うわさに聞いた…


               「魅惑の黒酢スブタ・スーツァンスタイル」

 熱さを警戒しながら口に運ぶと、しっかりとした黒酢の風味が喉の奧を刺激する。ドロリと濃厚なエネルギーが逃げ場を求めて口の中で暴れだす。慌てるな。うろたえれば、むせる。ヨガの呼吸のように、己の肉体を感じながら、ゆっくりと鼻腔を開放する。むほ〜♥。うめぇー。

 酸味と甘みのバランスがいいとか。お肉を荒く刻んでいるので、歯ごたえにも気骨があるとか。なんとかテキトーなことを並べてみたところで、上滑りの虚しさしかのこらない。この感激を到底伝えられるものではない。くー。表現の筋力が落ちているのを痛感。あるいは、この味に匹敵する筋力など、そもそも持ち合わせてなかったのか?語彙の貧しさが、また悔しい。

 それにしても、真底、美味しいものを口にしたとき「おいしい」しか出て来ないものなのかもしれない。
愛しい人の前で言葉をうしない、ただただ抱かれる喜びに身をよじり、「好き」と息を洩らすように。

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2009年09月07日

9月6日 アイタタタタ…

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 いやはや、マイリマシタ。太ももの脇からヒザにかけて、突然の激痛。打撲のような痛みだけれど、ぶつけた覚えは全く無し。階段の上り下りができないよ。う”ぅ〜〜〜〜。

 この一ヶ月ぐらい、座りっぱなしの日々。外出していなければPCに向っている。しかも姿勢が悪い。机周りが狭い。イスと机の高さが合ってない。とにかく劣悪な条件が整っているのである。それが原因だと思われるが、右の腰からお尻を通って、太ももの裏に突っ張るような痛みがありました。ストレッチしたり、なんとか誤摩化していたのだが…。

 お茶のお稽古が新たな痛みの引き金になったのだろうか?ナサケナイ。

 茶道では正座はもちろん、両膝を揃えたまま立ったり座ったりも、実はかなり激しいのである。私の先生も、いつまでもお茶ができるようにと、ちゃんと身体を鍛えてらっしゃる。茶人に長寿が多いのは、それでかな?健脚は長生きの秘訣。人間、足腰がダメになると全部が弱るらしいからね。私も脱・グータラせねば。
とりあえず、この痛みが引いたらボディボでもしたいぜ。

 陽射しが弱まるほどに、私の海はシーズン・インなのであります。うっしっし。
ちなみにお茶室の花入れの中は、ワレモコウ、ホトトギス、綿…秋を深めていました。

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2009年09月14日

9月13日 最高ッス♥

 あッと云う間に過ぎてしまった今年の夏。振り返ればライブにも行ってない。花火も見られなかった… けど。

土曜日、悪友のM女から電話。「本牧、行かない?」
デスクワークに煮詰まってた私は二つ返事で家を抜けだした。目指すは海風さすらうシンボルタワー。
そう、今宵はCRAZY KEN BAND SHOW!

 朝から雨模様だったけど、ライブ中はなんとか大丈夫で、屋台で買い食いして、芝生に座って、超いい気分!
…ところが終盤になってやっぱり降ってきた。だけど、冷たい雨もケンさんの熱き魂を冷ますことはできないのさ〜。

 いよいよ架橋に入って、シングル曲の「ガールフレンド」という素晴らしいラブソングが始まると、ポツポツだった雨が、ドシャーッと豪雨になった。うわぁ〜。そして曲中でケンさんがシャウトすると…ビカッ!
 
 稲光り。サンダーですよ。いぃーねっ!もう伝説のライブになっちゃったね。

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 会場にはイカした車のコレクション。

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 花火大会に行かれなかった私には、たまらないプレゼントでした〜。

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 そして写真を撮るときは、何故か、ヤンキー座りをしてしまう2人……なのでした。

2009年09月19日

9月19日  ON THE WAY

 家電が壊れるとき、一斉に壊れる。モテるとき、「困っちゃう〜♥」というモテ波に乗る。もう少し分散してくれたらいいのに、と思ってみても、集中するときはするのである。
 で、いま何が集中してるかっつーと「懐かしい人との再会」。そろそろ私もオムカエが近いのかな…なんて思ってしまう。昨日は地元の後輩と20年ぶりぐらいに会いました。後輩と云っても、この年になると上も下もないけどね。昔はずいぶんと先輩ヅラしてたことが恥ずかしいッス。
 ヤツは昔から「そこそこ」「適当に」「良い加減で」というものを持ち合わせていなかった。白か黒か。ゼロか100か。勝つか負けるか。故に、いつもツッパっていた。私が云うのも何だけど、危なっかしかい小娘だった。
 
 久しぶりに会った彼女はキラキラして、とてもキレイでした。すっかり大人になっちゃって(笑)。オバサンではなく、オトナ。一般的に見れば、エリートでもなく、けっして「まっとう」でもない。どちらかと云えば、裏街道を歩いてきた部類だ。でも彼女の顔を見ていると、「この人は間違った生き方をしてないな」って、そう思うのです。

 苦しみの中にいる。迷いの中にいる。後悔と自己嫌悪。痛み。不安。

 しあわせは一体どこにあるのだろうか、と途方にくれるけれど。いつだって答を出すには早過ぎる。まだまだ旅の途中なのだから。いつか旅を終えるとき、「珍道中だったけど、いい旅だった」と笑えたらいいな。

 提灯の灯りが商店街を彩ります。今年も秋祭りの季節がやってきた。

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2009年09月27日

9月27日 秋の海辺と心模様

 人気もまばらになった秋の海は、どこまでも解放感に満ちている。真夏の海のような「楽しまなくちゃ」という強制力がどこにもない。ほったらかし。とても自由で…だからこそ、どこか寂しくて、とても不安定で、それでいて美しい。まるで、あてどの無い恋心だね。
 
 義務でも約束でもない。いたいから、そこにいる。秋の海はそんな場所。ぶらぶらと散歩をしていると、永遠の自由という牢獄に迷い込んでしまったかのように思えてくる。空をすべるトンビは、一体どんな気持ちなのかしら。決まった時間に、決まったネグラに帰る伝書鳩は、トンビに憧れるのだろうか。あるいは、トンビは伝書鳩を羨ましく思うのだろうか。

 ある晴れた休日。久しぶりに潮風に吹かれながら、ゆっくりと流れる時間はとても穏やかでした。
LOVE AND PEACE

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2009年10月14日

10月13日 覚醒

 キンモクセイの放つ芳香に酔いしれていたら、こんどは目の覚めるような純白が視界を奪う。今年もまた茶の花が咲き始めました。

 大好きな夏が過ぎると、陽気の心地よさとは裏腹に、そこはかとない憂いに抱え込まれてしまう。痛みというには、あまりに優しく。恐怖というには、あまりに漠然とした孤独感。真綿で締められているような日々。そんな鬱々とした気分から救ってくれるのが真っ白なお茶の花。あの白さが眩しくて、正気を取り戻すのかもしれない。

 さぁ、ここらで集中力を高めて参りますか!やりたいこと、やった方がいいと思うこと、やらなくちゃいけないこと。そんな諸々が湯垢のようにフワフワと私の周りに浮遊していたけれど、何やらにわかに冴えてきた気がします。これから忙しくなりそうな予感。

            波が来たら、乗るべし!    …これだね。

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2009年10月18日

10月17日 失敗つづき…の一日

 憧れの透明石けん。秋の木漏れ日のような、そんなキラキラと澄んだ光を通す石けんが作りたい。

 作りたいものはしっかりとイメージ出来ているのだけど…なかなか辿り着けないのが現実。今日もダメだった。ショボ。

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脂肪酸が入ってしまったよ、、、これじゃステンドグラスじゃなくて、磨りガラスだ(泣)
く〜も〜りガラスの向こうぉぉは、風の街♪ と、寺尾聡の声が聞こえてくるぜ。
敗因は温度管理か? 時間の管理か? 配合のミスか? まだまだTRIAL and ERRORは続く。


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こちらは一部がドロドロのハチミツ状になってる。一見ちょっと「大根のあんかけ」みたいで美味しそうだけど(苦笑)


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これはすでに固まっている石けんを、もう一度溶かして成形しなおすために「リバッチ」したもの。できあがった石けんの上に、トッピングするようにリバッチした半液状を垂らしたら、思ったよりユルかった。下に敷いたチラシのインクが流れて、もうグチャグチャ。乾いてみれば、なんか野菜入りさつま揚げのようにも見えるかも。
なんでも食べ物を連想するのは、やっぱり食い意地が張ってるのかしら。

2009年10月19日

10月19日 キラキラ☆

 透明石けんとしは失敗作だけど、単なる石けんとしては使えるはず。とりあえず型抜きして乾燥&熟成を待つことにしました。

 型抜き後の端っこを丸めたら、何やら天然石のよう。妙にキレイなんですけど。

 朝日に透かしてみたら、キラキラしていた。
きっと私たちはこの石鹸みたいなものかも。哀しかったり、苦しかったり、悔しかったり、怖かったり…まだまだ濁ってるけど、それでも太陽にかざしてやれば、こんなに美しい。

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2009年10月31日

10月31日 故郷の味と ACCEPTANCE

 う〜ん、実によく出来ている「鳩三郎」。うわさには聞いていたが、ここまでとは!ずっと気になっていたのを、今日ついに手に入れました〜。ちょっとカントリーマーム風なソフトな触感がたまらん。焼き色ぐあいも絶妙っす。

 「鳩三郎」は鎌倉銘菓である「鳩サブレー」を販売している豊島屋が売り出しているキーホルダー。昔はこんなもん無かったんですけどね。商魂たくましいといえば、たくましい。ふん、バカバカしい。資源の無駄…と思いつつ、やっぱり欲しかったのです。

 故郷というのは不思議なものですね。そこにいる時には気にもとめないものが、離れると無性に愛おしくなる。鳩サブレーなんざ、どこの家にも大小の缶々が(たいてい文房具入れとかになって)ありました。お使いものに利用されることが多いので、自分で買って食べることはなかった。なんとなく「家にあるもの」「あれば食べる」ものでした。
 ところが鎌倉を離れてからは、手土産には鳩サブレーがお約束。やけに美味しくて、自分用にも買い求めるようになりました。なんでしょうね…なくして分かる、親の有り難さ…みたいなものか?

 今日は久しぶりに鎌倉の海に入ってきました。新しく入手したサーフボードは、まだカラダに馴染まず、ただでさえヘタッピなのに、波もベタベタで、どうにもこうにも…散々。それでも右手に江ノ島を感じながら海に浮かんでると、あたたかな大きな腕に抱きしめられるような安らぎを覚えます。全身に平和エキスを注入されるのです。

 そう、この感覚!

 何かに受け入れられている。受け入れている。プラグ・インしている。繋がっている。

この感覚を実感できたら、平和はもっと身近なものになるのではないかな。家族でも友人でも、趣味でも、仕事でも、月でも、海でも、なんでもいい。なんなら「孤独」でもいい。目的のための関係ではなく、対象である「そのもの」と自分の理屈ぬきの関係。ACCEPTANCE。時おり忘れてしまうけど、いま再びこの言葉が響いています。


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2009年11月06日

11月5日 Wokini にて

何が必要で、何が必要でないか。

そんなことはあまり重要ではないのかもしれない。

何が好きか。

本当に大事なのは、そんなことなんだと思う。

いい音楽に包まれながら、過ぎ行く時を眺めてみる。

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2009年11月26日

11月25日 Simplicity♥ベアミネラル

kusa-dango.jpg 草だんご石けん


 多忙につき、しばらく石けん作りを休んでいたので、作りたいレシピが頭の中で溢れかえっている。早くカタチにしたい。そして使ってみたい。皆にも使ってほしい。どんどん願いは大きく膨らんでゆくばかりです。
 先日の伊勢丹・あむあむふわわフェアでも、私の手作り石けんを一部ご紹介させていただきましたが、お嫁にいった石けんたちよ、ちゃんとご主人さまのお役に立っているだろうか? 頑張って、いい仕事をするんだぞぉぉぉ〜。

 さて、石けんを作り始めてから、スキンケアもメイクも、なんだかシンプルになりました。以前は洗面所がいろんな化粧品に埋め尽くされていたんですけどね。どうしてでしょう〜。フシギ。
 なかでもシンプル is BEST の代表といえばベアミネラルです。最近は様々なミネラルファンデが話題になっていますね。全部を試したわけではないので、どのメーカーがベストかは云えませんが、私はベアミネラルが手放せません。なんつっても、簡単・手間いらずで自然な仕上がり!忙しい朝の支度も余裕です。

 波乗りが好きなんですが、海からあがった後、ドすっぴんは無防備すぎるし…かといって、ばっちりメークも場違い。そこでサッサとブラシで肌に乗せるだけでOKなベアミネラルが活躍するのです。これから温泉旅行もいい季節。お風呂上がりにメークをする? しない? 悩みどころですよねー。ましてや彼氏と一緒だったりすると。そんな時もベアミネラルの一筆があれば無問題。何よりも、100%ミネラルなのでエコロジカルで肌に負担がかからないのが良い。もちろん全てではないけど、市場に出回ってる多くのファンでは石油製品。極端に云えば、顔にガソリン塗ってる感じ?(こわっ)

 まぁ、語りだしたらキリが無いけど…早い話が、かなり気に入ってるってことです。そして何故こんなにヒートアップしてるかというと、12/6に「ベアミネラル・シャンパンダイヤモンド・コレクション」という限定キットが出るそうです(写真・右)。今日はそのプレスリリースがありまして、一足早くモニターしてきました。グ〜。

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2009年11月30日

11月30日 ワルリ絵画とヤギとワールドシフト

『ワルリ絵画展 〜インド・少数先住民族の村から〜』に行ってきました。友人から案内され、何気なく訪れたのですが、そこには素晴らしい世界との出会いがありました!

ワルリ絵画は元々土壁に描かれてたそうですが、それを布に描いたものが展示されてました。赤土、牛糞、灰、炭を原料にしたものを布に塗って乾かす。その上に米粉の絵具や顔料で絵を描きます(ポータブル壁? ってことですね)。なので絵画のほとんどは茶色と白、という簡素なものですが、それがまた何とも云えぬ味わいなのです。
 
単純な線、円、三角をベースにした絵はどこかマンガチックでもありながら、簡素だからこその雄弁さがあって、見れば見るどイメージが広がってゆきます。一枚一枚には物語があって、人間が自然とともに在ることの大切さ、コミュニティとしての機能、暮らしの知恵が語られています。

「あぁ、人って本当はこうだよな〜」
「しあわせって、こういうことなのかな〜」

そんなつぶやきが思わず漏れてしまう。
寒い冬の夜に独りぼっちで歩いてて、遠くに人家の灯りが見えたときのような…

これは月明りの下で村人が集まっている様子なのですが、月にご注目。ワルリ族の間では、月にヤギが住んでると云われてるそうです。ヤギが樹の葉っぱを食べるから、月はだんだんと欠けてゆく。そして樹はまた再生し、葉っぱを生やし、月もまた満ちてゆく。見事な自然の循環!

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いま私は「ワールドシフト」に関わり、平和で持続可能な世界の実現を志しています。いま世界は未曾有の危機にあると云われています。経済、環境、食料、雇用etc.。そんな世界はこのままブレイクダウンするのか?それとも危機をチャンスにして、ブレイクスルーするのか?
またドルが下がった、円高になった…ニュースが報じています。私だって気になります。けれども、その「点」を見るだけでなく、もっと大きく「全体」を見れば、きっと世界も個人も変わると信じています。
ともあれ、ワルリ絵画の中に「シフト」をビシビシ感じたわけです。

残念ながら展覧会は終了していますが、また開催されるときはぜひ行ってみてください。

ワルリ族はインド・マハラシュトラ州・ターネー県を中心に住む、人口約36万人の少数先住民族だそうです。彼らについては、ぜひKANSARIのウェブをご覧ください。

2009年12月05日

12月5日 新年に向けて 〜仕込み

 掃除はマメにするほうですが、それでも気付くと、あちこち結構汚れているものですね。流し台の下、本棚の角、食器棚の奧… 
なんだか一年の重みを感じます。暮れに大掛かりな掃除もいいけど、今のうちからチョコチョコやりだせば無理がない。そんなことを考え始める時期になりました。

 といって、掃除を始めたわけじゃありません。来年の干支であるトラをイメージして石けんを作ってみました。模様の出ぐあいに、もう一つ完成度を高めたいところですが、使い心地はよさそうです。今から熟成させ、新年に「解禁」するのが楽しみです。

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2009年12月07日

12月7日 飛べないモスキート

    

    重い十字架を生きるために抱いている
    あらぬ良識で大人達は逃げている


カーステレオからふいに流れてきた「飛べないモスキート」。桑田佳祐さんのアルバム「孤独の太陽」に収録されている大好きな一曲です。ずいぶん久しぶりに聴いたけれど、やっぱり胸の深いところまで響いてくる。


    悲しい噂で飛べないモスキート
    痛みを避けるため 
    生命をつなぐ赤い川の水
    絵になる美談はどこ吹く風


必死にもがき、がむしゃらに歩いて、一体どこに辿り着いたのだろう。ずいぶんと遠回りをしたけれど、やっと巡り合えた山の頂き。けれど、そこからの景色があまりに残酷なものだとしたら、人は何を祈ればいいのか。


    いつか大空に架かる虹を待ってる
    灯るロウソクをかばいながら生きてる
    沖へ遠ざかる希望の船を見ている
    どんな答があるのだろう? 


昨日からずっと私の中でリフレインし続けているナンバー。歌は「どんな未来になるだろう?」と問いかけ、Feelin' Blue という言葉で終わっているけれど、もしこの歌に続きがあるとしたら……? 
どうか、どうかBLUEはやがて晴れますように。
私には答も未来もわからないけれど。あるいは答も未来も、そもそも有りはしないのかもしれないけれど。それでも人は信じつづけることができる。愛しつづけることができる。私はそんな麗しき愚か者でありたいと思うのです。


*桑田佳祐さんの「飛べないモスキート」の歌詞を一部引用させていただきました。

2009年12月23日

12月22日 

今日は冬至。
一年の中で夜が一番長く、そして昼の最も短い日。

とても暗い。闇は冷たくて、こわくて、たまらなく寂しい。
けれど、この日を境に光は日毎にのびてゆく。

ゆず湯をわかし、冷えた体をゆっくりとあたためよう。

先日、友人に尋ねられた。
「あなたにとって死とは?」

死ぬことは生まれること。
生きることは、学びながら、ゆっくりと死んでゆくこと。ふたたび生まれるために。
そして生死を貫くものは愛である、と。

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2009年12月25日

12月24日 イヴの贈り物

今朝、メールボックスを開くと、一編の詩が投函されていました。いろんなバージョンの翻訳がある有名なものらしいので、知っている方も多いかもしれませんが…。

私には BINGO の鐘が鳴り響くような、直球ストライクな贈り物でした。

人間、生きてると色々ありますが… いや〜、はっきり言ってキツイっすよ。
でもね。だからこそ!

『本当に素晴らしい仲間に恵まれているなー』

と、そんな想いを抱きしめている今年のクリスマス。
案外、それこそ VERY HAPPY & しあわせなクリスマスなのかも。

みんなに。 そして世界のすべてに、心から感謝します。
AND I WISH EVERYONE OF YOU A VERY HAPPY CHRISTMAS WITH LOVE & PEACE

因みにどんな詩が届いたかというと…  コレです。


『浜辺の足跡 』

ある晩、ひとりの男が夢をみた。
夢の中で彼は、 神と並んで浜辺を歩いていた。
そして空の向こうには、
彼のこれまでの人生がパノラマのように映し出されては 消えていった。

どの場面でも、砂の上には
ふたりの足跡が残されていた。
ひとつは彼自身のもの、
もうひとつは神のものだった。

人生の最後の場面が映し出され 目の前から消えていくと、
彼はふりかえり、 砂の上の足跡を眺めた。

すると彼の人生の道程には、
ひとりの足跡しか 残っていない場所が、
いくつもあることに気がついた。

しかもそれは、彼の人生の中でも、
最もつらく、悲しいときばかりであった。

すっかり悩んでしまった彼は、
神にそのことをたずねてみた。

「神よ、私があなたに従って生きると決めたとき、
 あなたはずっと私とともに歩いてくださるとおっしゃられた。
 しかし、私の人生のもっとも困難なときには、
 いつもひとりの足跡しか残っていないではありませんか。
 私が一番にあなたを必要としたときに、
 なぜあなたは私を 見捨てられたのですか ?」

神は答えられた。

「わが子よ。 私の大切な子よ。
  私はあなたを愛している。
 私はあなたを見捨てはしなかった。

  わたしは、いつもあなたと共にいた。
  あなたの試練と苦しみのときに、
 ひと組の足跡しか残されていないのは、
  絶望のあまり ひとりで立つことすらできなかったあなたを
 ・・・その時、わたしが背負って歩いていたのだ。 」

2010年02月02日

2月2日 雪

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寒い寒いとは言え、まだまだ温かった今年の冬。東京にもようやく雪が降りました。陽が落ちると雨は雪に変わり、街は見る見るうちに白く塗られてゆきました。汚れも喧噪も、何もかも包み込んでしまう一時。完全無垢であることも美しいけれど、陰りがあるからこそ生まれる美もあるのですね。その内に秘めた哀しみも、戸惑いも、あらゆる歪みが作り出す陰影が美しさに奥行きを与えるのかもしれません。大自然の中の美しい雪景色も申し分ありませんが、都会の雪化粧は格別に味のあるものです。

私の胸の中にも雪が降ったならば、少しはきれいになれるだろうか。
雪と一緒にしんしんと静けさが積み上がってゆく夜でした。

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米油の石けんです。夕べ、窓の雪を見ながら作りました。

2010年02月15日

2月14日 加計呂麻の森林伐採

2月13日(土)、UAさんのライブイベントが行われました。
友人が企画している定例イベントで、私もお手伝いをしました。自分の出番が終わったら、仕事もたまっていたので早々に帰る予定でした。UAさんのライブは以前にも行ったことがあり、それはそれは素晴らしく、今回はライブパートまで残れないのが残念でなりませんでした。
ところが帰る前にちょこっと客席に行ったら、(やはり?!)それきり釘付け。
えーい、仕事は睡眠時間を削れば何とかなる。でもこの瞬間は今しかない! と、その場を動けないのです。この空間の中にもっといたい。次に何が起こるのか観たい。感じたい。ドキドキしました。きっとUAさん自身が瑞々しい気持ちでステージに立っているからこそ、こちらにも伝わるのでしょうね。

いろんなことが予定調和になっている世の中。自分も知らず知らずのうちに「はみださないよう」「おさまりのいい」ところに甘んじてしまってることがある。妙に熟れて、テキトーが通用してしまう。波風たたず、うまく機能していれば、それで正解なんだと細かいことに目をつぶってしまう。つまらないね。
それで合格ラインを越えられたとしても何の意味もない。

恋にはトキメキがある。100万回目の恋だって、それはいつも初恋なのです。決して同じ恋はなく、悩み、喜び、焦がれ、ときめく。
だから恋をするように仕事をしたい。恋をするように毎日を生きたい。そんな想いを揺り起こしてくれたライブでした。
旧暦の新年にして、聖バレンタイン。さぁ、ときめいて行こう!

さて、UAさんがステージで加計呂麻の伐採問題について話していました。35年の歳月をかけて、チップを作るために加計呂麻の森を伐採してしまう計画が進んでるそうです。
さっそくフェアウッドパートナーズなどと活動し、森林の事情に詳しい友人に連絡しました。彼曰く、島の半分の森をチップにする計画で、主導しているのは鹿児島の海運会社。屋久島のオペレーションもここが中心になってるらしいとのこと。

まだ私もリサーチしきれてないので、いたずらに騒ぎはしませんが、ゆゆしき問題ですね。関係者やよほど興味を持ってる人はともかく、普通に新聞やテレビでニュースを追っていても全然伝わってこない。こういうことが広く知らされないことも、実はとても恐ろしいことです。
興味がある方は検索してみてください。署名運動なども始まっています。私も引き続き動向を探ってみます。

そして、なぜそれほどにチップが必要なのかも考えなくてはね。まるで無限であるようにポイポイ使い捨てるティッシュ。ガラガラガラガラ、手クセだけで必要以上に引っ張りだすトイレットペーパー。過剰包装、etc.。
紙の一枚だって「いのち」であることを忘れたくないです。

2010年02月17日

2月16日 green book

近年「紙メディア」をめぐる状況が変わってきています。本を読まない、本が売れない、というだけではない「何か」。全ては電子メディアにとって代わられてしまうのか。いや、それは無いんじゃないかな〜。…と、思いたい。
先日、森林伐採とチップについて書きましたが、無駄遣いではない紙の存在意義とは何でしょう。

面白い企画展に行ってきました。『papermore』

折戸 朗子さん、宮路 雅行さん、村山修二郎さん、村山 悟郎さん、ハーズ・ダンさんが紙メディアの可能性を探る実験的なアート展です。

中でもグッときたのは村山修二郎さんの「育てる本〜green book」です。
花屋さんで捨てられてしまう葉っぱや花と、製本屋さんなどで出る規格外の商品にならない紙とで作ります。直接紙に草や花を擦りつけると、植物の色がそのまま絵具の役割を果たします。そして出来上がったページは時間や環境の変化とともに色合いを変えてゆきます。本を手にした一人一人が、それぞれに育ててゆくのです。それは自然の風化であり、四季の巡りでもあります。
会期中、白い壁に植物を使って絵を描き続けるそうです。どんどん変わってゆく風景。いいね。
これって、すごく原始的で、すごく普遍的で、すべての衝動の根っこにあるものなんじゃないかな。

子供が落ちていた花びらで壁をゴシゴシしたら、黄色く色づきました。
「きゃー」とも「うわー」ともつかない、妙な声を発して、それは紛れもなく喜びの声だった。

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会期:2010/02/05 (金)〜20(土)
制作時間:12:00〜19:00
休み:月曜日

会場:プロジェクトスペースKANDADA
(千代田区神田錦町3-9 精興社1F)
アクセス:東京メトロ東西線竹橋駅1b出口より徒歩3分
都営三田線・新宿線・東京メトロ半蔵門線神保町駅A9出口より徒歩3分
入場無料

- ゲストトーク -
日時:2/20 18:00〜20:00
ゲスト:竹熊健太郎
http://takekuma.cocolog-nifty.com/
編集・執筆・漫画原作・評論・大学教授など、幅広く活動している竹熊健太郎氏による「紙とデジタルが共存する出版の未来」についてのゲストトーク

2010年02月26日

2月26日 春、スタート

春一番が吹き、真央ちゃんは銀メダルをとった。
時間はしっかりと流れ、世界は動いてるのですね。

去年の暮れあたりからグズっていました。いくら考えても答は見つからない。進むに進めず、引き返すにも道が無い。身動きとれないまま、ほとんど仮死状態で新年を迎え、節分に福を羨み、バレンタインをやり過ごし、梅の咲くのを横目で眺めていました。でも、いい加減にしなくちゃ。切り替える…というゆーか、切り替える努力をせねば!

オリッピンクの選手たちを見ていて、いつまでもグズグズしてる自分が鬱陶しくなった。誰だってみんな「それぞれの事情」を抱えて頑張ってるんだものね。

たとえ何があっても 「THE SHOW MUST GO ON」

窓辺に置いてある小さなサボテン。別にしょっちゅう水やりをするわけでもなく、まるで置物みたいに変化のないヤツだけど……

周りのケバケバを入れても、せいぜい2ミリぐらいしかない、小さな赤ちゃんを発見。サボテンの芽(?)。石にしがみつくようにして、ちゃんと生きてる。カワイイ!サボテンの仕組みはよく分からないけど、スゲー。ヤツなりに、ちゃんと前に進んでるのだ。

ずっと停滞してたけど、どうしようもないものは、どうしようもない。そんな合点もまずは一歩でしょうか。

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2010年03月14日

3月14日 あぁ〜あ

 栃木県都賀にある某ゴルフ場に行くと、小径のわきに小さな札がある。そこには【入魂の道】と書かれている。他にも【反省の道】なるものもあるらしい。

ふふふ。シャレとしては面白いけどね。いまの私には「反省」も「入魂」も邪魔だなー。ただ、ありのまま。平静に。おだやかに。起きたことは、起きたこと。やったことは、やったこと。受容。そんなプレーができたらいいな。

で、スコアはどうだったのか…って。そりゃヒドイもんです。ムキになって、リキんじゃって、ズタボロ。あはは。          
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2010年03月19日

3月18日 佐野元春30周年アニバーサリー アンジェリーナの日

今夜は恵比寿リキッドルームにて、佐野元春さんの活動30周年アニバーサリー・キックオフ・イベントが行われました。
The Hobo King Band によるライブ、クリス・ペプラーさんのDJショー形式で振り返った佐野元春ヒストリー、佐野さんのインタビュー、そして会場のお客さんからの質疑応答など、たっぷりと中身の詰まった夜でした。

アニバーサリー・イヤーの今年、佐野さんは増々多忙を極めることになりそうです。NHK教育テレビでOAの「ザ・ソングライターズ」が7月から2ndシーズンを開始します。そしてラジオではNHK FM「元春レイディオショー」を引き続き担当。秋からはツアーが始まり、並行して、ポエトリーリーディングの「スポークン・ワーズ」も計画してるとか。もちろん、レコードのリリースもあります。
さらに!堤幸彦監督とのコラボレーションも… 乞うご期待なアクションプランが目白押しです!

この盛りだくさんなプランに向けてやる気満々の佐野さんは、すごくスッキリした印象でした。新陳代謝が活発…といいますか。ノッテルゼ、な感じ。お肌もツヤツヤ。前にも増してチャーミングです!


私はと言えば、MCとして参加させてもらったんですが…相変わらずキマらないんだな〜(汗っ)。佐野さんやバンドの皆さんは言うまでもなく、クリスさんもご自分のスタイルでスマートなパフォーマンスをしてるのに。嗚呼、嗚呼。
私はいつも、その場の空気に流されたり、飲まれたり。実際にしゃべってることよりも、気持ちの方が先行してしまうんですよねー。挙げ句に噛んだり、つっかえたり。何を言ってるんだか、自分の口走ってることに着地点がなくなってしまうのです。
また今夜もガックシ、99ブルース。

まぁ、それを承知で声をかけてくださる方々に、心から感謝しつつ、マジで頑張らなくちゃ! と、決意も新たに燃えるのでございます。

angelina%27s.jpg  楽屋にて。

2010年04月28日

4月28日 世間は連休なのかー

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目に青葉、街にもコイの戯れに
過ぎしトキメキ  君、いまいずこ

暑いんだか寒いんだか、ヘンな陽気に戸惑いつつも、時は流れて4月も残りわずか。
何だかんだに忙殺されてるうち…そうか、もうこんな時期かぁ。
明日の会食には桃太郎の柄の帯を締めていこう…などと思ってみたり。

それにしても良い季節になりました。晴れて爽快、雨でも風情。
あじさいの葉が日に日に力おびてきます。
今年はどのぐらい咲くかしらん。

   なんとなく作ってみました…あじさい石けん  SBCA0021.JPG

2年目を迎えた「いのちの森」。新たな課題や目標を見いだしつつ、沢山の方々のご協力を得て、すてきな二日間になりました。関わってくださった皆様、関心を寄せてくださった皆様にどうか、これからも「いのち」でつながっていきましょう。

そしてワールドシフト・フォーラムも予想を超える盛況となりました。フォーラムが終わったことは「はい、おつかれさんでした」ではなく、これからが始まりなのだと、胸に熱いものを感じております。
ワールドシフトについては、随時ウェブでお知らせてしますので、ぜひチェックをお願いいたします。↓
ワールドシフト・ネットワーク・ジャパン

2010年05月26日

5月26日 銀座 やまと屋さんの草履

今日の放送でもお話ししましたが、大好きな草履がもう手に入らなくなってしまいました。
ここ最近では一番ショックな出来事です。
本当に残念でならない。
それはかつて大好きだった胡萩堂が店をたたんでしまった時以来の傷心です。

問題の草履というのが、写真のコレです。

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写真の撮り方が巧くないので分かりづらいかもしれませんが、カカトの何とも美しい曲線。
私は背が高いので、特別に一段減らして低く誂えているのですが、本来は高さがある分、もっとカーブがはっきりとしています。
スタイルだけでなく、これが最高の歩きやすさと履きごこちを実現させているのです。

たいていの草履は上から見た場合、左右の形に差がありませんが、これは台にも特徴がありますね。同じ寸法の草履にくらべ、足をすっきり華奢に見せる上に、足裏に吸い付くように、一歩ずつエスコートしてくれます。
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こうした草履を作るには熟練の職人技を必要としますので、職人さんがいなくなれば当然、草履はできません。
どんな精巧な機械も作れないのです。


次は何色にしようかな…
空色…
いや、若草色もいいな…


そんなふうに楽しみにしながら、欲しい気持ちを大事に育てていたのに。かなしい。

物が手に入らないことだけが哀しいのではありません。

安さばかりが幅をきかせ、町並みも、人と人との繋がりも、歴史も、未来を育てるという願いも踏みつけられてゆくような事態が残念なのです。

安いのけっこう。いいものが安く手に入れば、それは嬉しい。私も100yenショップにも行けば、ユ☆クロにだって行きます。

けれど、それだけが価値基準ではないだろうに。

多少高いと思っても、その値段には何が含まれているのか。その「モノ」と「値段」の後ろにあるものは何か。支払った代価が、未来に何をもたらすのか。お金を使うことの責任を実感しました。

2010年06月07日

6月7日 3331アーツ千代田

昨日、3331アーツ千代田に行ってみました。「21世紀型オルタナティブ・アートスペース」として古い中学校を改装しての誕生です。
正面には小さいながらもくつろげる芝生公園があり、ドーンと開けた入り口には日比野克彦さんが手がけている朝顔プロジェクトの苗木がいっぱい、可愛らしい葉っぱをつけて並んでいます。

そしてジョンレノンのイマジンを想起するような白を基調とした内装の館内。まだグランドオープン前ということで、準備中のスペースもありますが、面白い展示、ワークショップ、手づくり市などが開かれていました。


2階にあがり、奥まで歩いてゆくと…

暗い部屋にキラキラとうごめくものが…    なに?

あぁ、金色の冠をつけた人たちがウロウロしてる。  だから、、、何?

「三十三間堂プロジェクト」千仏顔を作ろう!  というもの。1000人の顔の仏像を作るということで、参加者たちは仏像メイクをしてカメラに修まるのです。金色の冠は仏様たちの装具でした。

へー、面白いなー。  ステキ、ステキ!  と、うっとり。

すると、何故か私もやることになり、気づいたら仏像のお仲間になっていました〜。あっははは。たのしー。

近くには「羽付き」で有名な達磨鯛焼きもあるし、下町情緒たっぷりの中のアートスペース。ちょっとこれからも気になる場所です。

ちなみに「三十三間堂プロジェクト」を主宰してるのはtetaさんというアーティスト。すごく魅力的なオーラを放っている方で、彼女自身がアートでした!

tetaさんのブログ→  http://teddha.exblog.jp/


こんなんなりやしたぁー☆☆    mizutuki.jpg

2010年06月15日

6月15日 クマさん

家までの帰り道、デザートには冷蔵庫に冷やしてあるみつ豆を頂こう…なーんて、降り始めた雨をよけながら歩いていたのに。

直感というには曖昧すぎて、道草というにはまっしぐら…

自分でもよくわからない衝動にかられての寄り道で、こともあろうに出会ってしまいました。

無邪気に私の帰りを待っているみつ豆には申し訳ないが、一瞬にして♥を鷲掴まれてしまったのです。
ちび熊たちが勢揃いして、こっちを見てるー。きゃー。
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さっそく帰るなりお茶をいれて、お・味・見。

いや、別に…   う〜、むしろ残念?


しからば。


トースターでちょっこし焼いてみると、外側のカリッと感が出て、さっきよりはベターかな?
などと少々トーンダウンしつつ、ちび熊をつまみ上げていたら……おおっ!


背中にもクマ!  きゃー。
                       RIMG0292.JPG


許す。許しますとも!
たとえ内心「高いじゃん。これなら街角のベビーカステラの方が美味しい」なんて思っていても。
うぅーん、参りました。
可愛さに降参です。

2010年10月07日

10月7日 新月を待つ

胸いっぱいにキンモクセイの芳香を吸い込み、ちょっぴり穏やかになった光を浴びる。あぁ、気持ちいいな。あぁ、生きてるな。そんなことを感じられることが有り難い。

その瞬間に、同じ空の下、同じ香りの中、同じ陽射しを浴びながらも悲嘆に暮れている人もいるだろう。悲嘆どころか、何も感じず、餓鬼のごとく「なんかオモシロイコトないっスかね〜」と、ループする人たち。
いや、別に上から目線で見ているのでは決して無く。むしろ我が身と地続きで見ているからこそ、残念に思う。だって自分が幸せだと思わなかったら、あまりに生まれて来たことが惨めじゃないか。

「Beauty is in the eye of the beholder」美しさは見るものの、目の中にある

大好きな老師は記す。
      
           「名月や 心ひとつの 置きどころ」

秋という斜陽の季節が人を不安定にさせるのかもしれない。誰だってダウンな時はある。そんなことで自分を攻めることはない。ダウンな気分だって受け入れてやればいい。

うんざりするのは、何でも云い分けを用意し、何かのせいにすること。
世間が悪い。天気が悪い。時代が悪い。教育が悪い。先生が悪い。親が悪い。不運な生い立ちなんだ。金が無い。時間が無い。アイツが…コイツが…アンタが…
どこまでも自分だけは「可哀想な被害者」の殻の中に閉じこもってグズる、愚かな甘ったれ。

もちろん、こうして書きなぐったことは全て自分に返ってくるのである。自分に言い聞かせるために書いてるようなものだから。有言実行の境地かな。

こんな時、佐野元春氏の言葉がよみがえる。

           「詞は自己憐憫であってはダメなんだ」

どんなプレゼントよりも、ゴージャスな食事よりも記憶に残っている言葉。ギフト。日々を生きるということは、どこか詞を書くことと重なる。さて、今日はどんな一遍が書けるだろうか。

秋の夜は長い。

2010年10月11日

10月11日 一夜明けても、河太郎

10月5日から始まったカッパ橋道具商店街祭り。なかなか時間がひねり出せずジレジレしていましたが、ようやく満喫できました!

普段はサッサと買い出しを済ませる「仕事人」がほとんどなのに、どこもかしこも人、人、人。人気は食品サンプル。サンプル屋さんの前には黒山の人だかりで前にも進めませ〜ん。常備品の他にもお祭り用の屋台も出たり、特別価格のご奉仕品に抽選会、プレゼント配布にコンサートと、充実の内容でした。ついつい予定外のものまで買わないように、財布の紐を握りしめるのに…気づけばユルユル〜。ウフッ♥


さんざん歩き回って棒のような足と、荷物で抜けそうになっている腕をかろうじて動かしながら駅の方へ引き返してゆくと…

おっ!
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なぬっ? かっぱステーキとな?
フラフラと吸い寄せられるように路地を曲がり、金竜公園に行くと むほ〜、いい匂い。焼きそば、焼き鳥、そして…

あった、あった。かっぱステーキ♪ きゃー、ぐるぐるしてる。
これって、うずまき堂のロゴと同じ。親近感が湧きます。

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さらに「もんじゃコロッケ」だと。サクサクの衣の中に、もんじゃ。食感がたまりません。ふがー。お腹もいっぱい。また元気も出たところで、帰りましょかね、と立ち上がったところに「えっ?」
目の端に飛び込んだ、緑色。

             かっぱ河太朗&かっぱ小町

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考えるよりも早く、気づいたら駆け寄っていました。記念写真を撮る子供たち。うぅ、私もあの中に入りたい…  と、その時!

もじもじしてる私に、河太郎が手招きをしたのです。
えっ? 行っていいの?
戸惑いながら近寄ると、河太郎はやさしく私の顔を覗き込みながら、やわらかなタッチで頭をいい子、いい子してくれました〜。そうして係の人が写真を撮ってくれる間、ずっと頭を撫でてくれたのです。うぇ〜ん。うれぴー。

帰りの電車の中、頭の中はずっと河太郎のことばかり。ぐるぐる、かっぱステーキ状態です。そして河太郎のことを思うと、頭にあのやさしい手の感触が…

友達曰く「それって、恋じゃない?  でも、残念だね。河太郎には小町がいるよ」

                   おいっ!

2010年11月19日

11月19日 from 札幌

ほんの今朝のことなのに、ずいぶんと遠い昔のような気がする。時間の流れるスピードがぐちゃぐちゃになっていて、今がいつで、どこにいるのか、何をやっているのか分からなくなってしまう。あまりに忙しいのだ。何に?何故?それも、もはや分からない。そう、今朝のこと。ラダック出身の男性の談が新聞の小さな記事になっていた。彼は日本人の「忙しさ」に驚愕したそうだ。何のために頑張り、忙しくするのか?彼は問う。その先にはきっと喜びや幸福があるからだろう。ところが都会生活に忙殺されている人口のいったい何割が、鼻先にぶるさがったニンジンにありついてるというのか?

生きるために働く
働くために生きる

私はどちらでも構わない。ただ「生きている」ことを忘れないでいられるなら。

新千歳空港から札幌に向かう列車の窓から外を眺めていた。ふと「遠くに来たな」と思う。景色は「漠然と北国」だった。いいね。久しぶりに己の所在を意識した。そんなこともできないほど、私は心を亡くしていたんだ。東京に戻ったら、まずはゆっくり眠ろう。そして部屋を掃除して、もう一度生きよう。


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2010年11月20日

11月20日 一つずつ、山を越え…  

最中はツライと思っても、終わるといつも達成感と開放感のご褒美があるのが嬉しいです。
札幌にてイベント終了。スタッフや共演者は延泊して北海道をエンジョイするようですが、私は巣に戻ります。
はふ〜

明日は早朝から「あむあむふわわ」の新作の撮影です。撮影のために少しはシェイップアップを…と思ったけれど、計画はあくまでも計画。夕べもジンギスカンめっちゃ食べちゃったしね。
コンビニのアイスも「北海道生乳たっぷり!」とか「濃厚プリン」とか、北海道を売りにした商品が多い。
く〜。おそるべし。
ホッカイドウー! 私の胃袋もデッカイドウー!
かくして、シェイプアップ計画は見事に頓挫しました。
明日の朝、せめて顔がムクんでないことを祈りまひゅ。

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ジンギスカン屋さんでは初めてシカ肉も頂きました。サッパリしていて美味。特性のおもちもグー。付け合わせのお野菜も絶品♪

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さすがに空が広いです。きれいだなー。

2011年01月07日

1月6日 

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人柄故か、知人宅は常より来客多し。きっと暮れから休む間もなく、人を迎えていることだろう。ことによると、今日も誰か先客があるかもわからない…

ところが着いてみれば、何やらひっそりと落ち着いている。のんびりと奥から顔出した主によると、忙しいのは3日までだそう。特にこの1、2年はその傾向が強まっているとか。世の中の仕事始めが早まり、お正月気分を味わえるのも3日まで。そのかわり、元旦早々から年始のご挨拶にやってくるらしい。

かつて、1日は遠慮したものなんだけどね。

どうもこの頃「世間のムード」というものに違和感を覚えることがある。
なんでも語尾に「させて頂きます」とくっつけていれば礼儀正しいのか?
「頑張って!」「可哀想ね」「あぁ、よしよし」とやっていれば優しいのか?
あれもこれも平等なら平和なのか?

…おっと、そんなボヤきはともかく。
部屋に上がると、まず床の間のしつらえが清々しい気分にさせてくれます。そして用意された手あぶり。中を覗けば、品よく掃かれた灰の中で炭の具合もとてもよろしい。主を待つ間、炭の暖かさが私の相手をしてくれる。

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しばらくすると、主がお菓子を持って現れました。いつものお干菓子に、今日はおめでたいツルが加わっている! きゃはっ♪
甘いお菓子が舌の上で雪のように溶けて… ちょうど食べ終わったころに差し出されたお茶は、消えかかったお菓子の甘さをもう一度蘇らせ、そしてお茶の苦みと相まって、新しい甘さへと成長するのです。ズズっと最後の一滴までお茶を頂くと、口の中にもはや甘さは無く、清風が鼻孔を通り抜けてゆきました。

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ベタベタした傷のなめ合いみたいな関係、保身のための自主規制、上っ面のやさしさ、責任回避用のマニュアル化した言語。うっとうしいものが多すぎる。

暇乞いをした私を、主は門のところでずっと見送っていました。気づくと私の胸ポケットには「凛々しくあれ。本質を見誤らず、【恐怖】を怖れるな」という想いが入っていました。主はいつの間にか、私にお土産まで持たせてくれていたのですね。この徹底した持て成しの心にいつも救われ、教えられています。

2011年01月08日

1月8日 千葉でチーバ

去年の夏からずっと関わってきたイベントのシリーズの最終回を迎えるため、今日は朝も早よから千葉へ出かけていきました。JR千葉駅に降りたのは何年ぶりだろうか。以前、BAY FMでレギュラーをやっていたころは「引っ越せば?」と言われるほど毎日通っていたのに。なんだか駅の周辺も様変わりしてて、不思議な気持ち。

そんな千葉で出会ったぜ。チーバくん!
ワッと目に飛び込んできた鮮やかなボディ。早朝の眠たい目に突き刺さる赤。へー、けっこうイイじゃん、なんてフツーに思ってました。

それから私は自分の現場に向かい、ようやくお昼の休憩になったころ。控え室でご飯を食べていると、半開きのドアの隙間から再び「赤」が見えた気がしました。なんだろうと、廊下に出てみると、、、いた!チーバくん、ワンスモア。

スタッフに手を引かれ、とぼとぼと歩いてゆく後ろ姿。や、やばい。正面から見たときより可愛い。きっと出番を終えて、チーバくんも休憩時間なのかな。少しくびれ気味の腰。ストンとした足。その上に乗っかった丸いお尻。すこし疲れたような肩のライン。完全に恋した。チーバ・ザ・バックシャン。

なんかよく分からないけど、背中って大事だなと思った。自分では決して見る事のできない背中。いろんなことを物語ってしまうのね。あぁ、背中の美しい人でありたいな。

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2011年01月24日

1月24日 寅belleに寄せて

せっけん屋は肉体労働です。作るのも、売るのも。そもそも材料調達からして重いものだらけ。極めつけは「寅belle」稼業。あちこちの市に参加するのはとても楽しく、たくさんのインスピレーションの源でもあります…が、しかし。車に乗らない私は大荷物と共に四苦八苦なのです。先日も歩道橋に挑みながら、ふと「これ、あと何年できるだろう」ってマジで思った。

ロックンローラーには何タイプかの人がいます。とっととこの世におさらばして伝説になっちゃう人。寄る年波に巻かれて見る影もなくなる人。フェイドアウトしちゃう人。やりたいこと、やるべきことのために鍛える人。どの道をゆくも賛否はなく、それぞれの選ぶスタイルとしてあるだけ。

では、自分は?

この世におさらばして伝説になるには長居しすぎてしまったので、必然的にNG。
(もともとそんな気さらさら無いし)で、どーするかってーと…鍛えるしかないでしょ。やりたいこと、ワクワクすることが私の中で暴動寸前になってるんだもの。アイディアのパーツがカタチになりたがって大騒ぎしてる。そいつらと向き合うには体力がなけりゃ始まりません。

走ってます。
ほんの30m走るのも嫌だった私が走ってます。少しずつですが距離も伸びてきました。
今日、生まれて初めて10kmという道のりをノンストップで走りました。運動出来る人にしたら「へ、そんだけ?」かもしれませんが… 体育の成績はいつも最下位、運動会はパス、部活は帰宅部、そもそも学校に行くのもダルくて退学したダメダメ人間なので、自分としてはハンパじゃない達成感であります。

なにが一番うれしいって、走れたことよりも、私をこれだけ走らせるだけの「やりたいこと」があるってことです。しあわせ至極。感謝。
本当云うと、今この記事を書いてるのも辛いぐらい体中がギシギシです。
でも明日もやっぱり走ると思います。

2011年02月05日

2月5日 立春をすぎて

大事にするほど、しまい込み過ぎて失くしたり…
緊張するあまりに壊したり…
好きな相手にほど、余計な言葉を送ったり…

いくつになっても、想いはままならぬ。
あたしゃシザーハンズか?!  って。
そんなカッコイイもんでもない…か。

グズグズ、モジモジ、グルグル、ビクビク
いい加減に卒業したいと、いつだって新しい光を目指す。

新しい季節がやってきた。
手始めに、いつかの自分とさよなら。
ずっと着なくなってからも捨てられずいた古い革ジャン。
ヒョウ柄の袖口はカスタムメイド、けっこう気に入ってたんだけどすっかりすり切れてるや。


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2011年02月14日

2月14日 スポイルするヨロコビ

予感はしていたけれど、やはり体がギシギシする。
3日連チャンで夜中の10km走がこたえました。でもこの痛み、キライじゃないのよ。よく人から「達成感があるから」とか「体に効いてる感じだから」などと云われるけど、そんなんじゃない。精神作用とはまったく別。屈伸すると気持ちいいとか、肩を揉まれると気持ちいいとか、そーした類いの「反射」的な感覚というのかな。純粋に肉体の感覚として、私は筋肉痛が好きなのです。へへへ。

そんなわけで、今日は思い切り自分を甘やかす日と決めました。
ホッとしたいときに連絡したくなる人。それを友達っていうんだろうな…私にも友達がいる…という思いに、少し温まりながら電話をする。

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連れて行ってもらったのは千歳船橋の「こけし」というカフェ。木造の建物には歳月が見守り、受け入れてきたものが刻まれている。その深い懐に、自分も受け入れてもらいながらの遅い昼食。

出てきたドリアは熱々で、ドライカレーには旗が立っていました。
店主が「バレンタインなので特別に」とにっこり。冷えきった体にしみるぅ〜。
♥しっかり頂きました!

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友人と別れ、家に帰るなりホットカーペットのスイッチをON。新聞、本、あらゆるリモコン類、お茶、etc.,思いつく限りのものを集める。そして電話はOFF。まるでリスの冬眠です。

浅草亀十の「松風」と桜餅をお腹いっぱいになるほど食べ、ゴロゴロと極楽へ墜ちてゆく…
そんな至福のバレンタインも乙でありんす。

2011年02月17日

2月16日 愛の魔法

NHK FMミュージックプラザ。今日の特集は「一週間のJポップ」ということで、曜日が歌われているナンバーをピックアップしました。
普段当たり前に使っている曜日。便利ですが、そもそも曜日ってなんだろう?

一つには天体と関わっていると云えるでしょう。
そこで、今日はひとつ、恋のおまじないをご紹介しました。まぁ、限られた時間の中で、私の拙い説明では頼りない。スタッフからも、ちゃんと教えろ!と詰め寄られ…あはは。

改めてここで LOVE MAGIC のレシピを♥ lovemagic


準備するものは:ピンクのロウソク、楊枝、細長く切った紙切れ、赤・白・緑のリボン、小枝を一本

この魔法を行うのは金曜の夜です。できれば満ちてゆく月の晩に行うと一番パワーがあります。何故なら金曜日は金星、つまり愛の女神ヴィーナスが味方してくれるからです。

1)まずは好きな相手を思い浮かべながら、楊枝でロウソクにその人の名前を書きます。
2)細く切った紙に自分の名前を書き、赤白緑のリボンと紙を編み込むようにグルグルとひとまとめにします。
3)愛の女神ヴィーナスに祝福をお願いしてから、ロウソクに火を灯します
4)相手の名前が溶けてゆくのを眺めながら、リボンと紙の束を、用意した小枝に時計回りに巻き付けてゆきます。
5)巻き終わったら、リボンの両端をロウソクの溶けたワックスで固めます。
6)その枝を肌身大事に眠り、翌朝にはグルグル巻き付けたものを解き、この魔法の力があなたの元に愛を運んで来られるように自由にしてあげてください。


この魔法は Nicola de Pulford著「The Book Of Spells」に載っているものです。

なお、私の見解ですが…
こうした魔法(おまじない)は頼るものでも、操るものでもありません。あくまでも日々にユーモアとロマンをプラスしてくれるスパイスです。くれぐれも、あなた自身のまっすぐな愛と努力を置き去りにしないでください。それに勝る魔法なんて在りはしないのですから☆

では、GOOD LUCK!
                  venus

2011年06月26日

6月26日 静かな日曜日

雑巾掛けをするとか、お鍋を磨くとか、そういった単純作業がけっこう嫌いじゃない。始めはいろんなことが所狭しと頭の中を駆け巡っているのが、次第に逃げ道を見つけた羽虫のようにスッ、スッとどこかへ飛んでゆく。そしてある瞬間、頭の中が空っぽになり、さらにそんな空っぽの闇の中に、こんどはボーッとロウソクの灯りのように浮かび上がってくるものがある。きっと、それこそが自分にとって一番大事なことなのだと思う。

そんな「大事なこと」を繰り返し、繰り返しなぞってゆく。

祈り。

どうかあの人が無事でありますように、とか。
あの人の哀しみが少しでもやわらぎますように、とか。

時に祈ることは、己の無力さの証でもあるように思う。だからこそ祈る。無力も有力も関係なくなるほど、「己」が無くなるまで。
そして寄り添う。
相手の痛みに寄り添い、暗い夜が明けるのを待つ。

猛暑が続いた後の日曜日。今日は過ごしやすくて体も気持ちもホッとしています。
出かけるのは止めにして、片付けをしたり、本を読んだり、ひさしぶりに家時間を満喫しました。

TODAY'S SOAP はドクダミです。うっかり苛性ソーダを買い忘れて、予定の半分しか作れなかった(涙)。明日は忘れずに薬局に行かねば。


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ドクダミの葉っぱだけを茎から外す。意外と時間のかかる作業なんです〜。


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煎じた後に残った葉っぱを丁寧にすり鉢であたります。せっけんに練り込み、残ったのは自分用の化粧水や入浴剤として使います。
この作業もメディテーションにはぴったりざますよ。


☆うずまき堂・催事出展 の お知らせ☆
 
Bunkamura summer craft collection 2011
6月30日〜7月3日 10時〜19時(最終日は18時)
木工、陶芸、ガラス工芸など総勢90組の作家によるクラフト作品が大集合します。
また、本展では東日本大震災チャリティ【Wishing Tree】を開催します。
ぜひ、みなさまお越し下さいませ。

2011年07月02日

7月2日 最終日前夜

summer craft collection3日目。今日もご来場いただき、皆様ありがとうございました!

お越しくださった皆さんとお話をするなかで、ニーズが少しずつ見え始め…と云ってる間に明日で終わり。今回の参加は、どうにもスロースターターな私にとってとてもいい勉強になっております。
「いま」しか見ない目を大事にしつつ、一ヶ月後、一年後を見渡す遠目も必要ですね。ずっと夢想していたことを行動をもって現実にしてゆこうと決心!

まずは、告知事項は早めにする!

ギャラリーDomaに出展
7月12日(火)〜17日(日)/ 11:00〜19:00(最上部は17:00迄)
東京都練馬区練馬1−26−2

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そして、思いついたデザインやレシピは頭の中でこねてばかりいないで、どんどん試作を進める! ましてや私の場合、考えてる「フリ」がほとんどなので… う”っ。

今回出会ったアクセサリー作家さんに教わった言葉:

          【考えてるのは、何もしてないってことだ】


さぁ、明日はsummer craft collection最終日。多くの出会いが楽しみです。

2011年12月29日

12月28日 近況と Q&A

先日のNHK FMで、「皆さんからの質問などにはブログでフォローします」と言っておきながら、少々お時間が経ってしまい、本当にごめんなさい。

東日本大震災という未曾有の大災害に見舞われた年ではありますが、個人的に振り返ってみれば、数々の意味深い出会いに恵まれ、病気も無く、しあわせな一年でありました。

ラジオの方は21日にNHK FM・ミュージックプラザ、25日にTBS OTTAVA forestaの生放送をもって年内の仕事は終わり。せっけん屋の方は来年の展示会の準備など諸々ありますが、何とか山場は越えたかな、という感じです。
10月ぐらいから休みなく続いていた忙しさもようやく一段落つきました。

公私に渡り、本当に「人」に恵まれ、皆様に支えられての今日。
心から御礼申し上げます!

さて、番組に頂いたいくつかの質問にお答えします。(質問をくださった方々は匿名にしておきます)

Q:お世話になった先輩にプレゼントをしたいのですが、何がいいか分かりません。ちなみに恋 愛感情はありません。
A:相手の負担にならないように、後に残らないものが良いのでは?美味しいお菓子などは喜ばれると思います。どこでも売ってるものより、「わざわざ買いにいったんだ!」というものなら、より誠意が伝わりますね。


Q:万由香さんのクリスマス、年末年始はどんな感じですか?
A:クリスマスは仕事でしたけれど、25日の夜は山下達郎さんのコンサートを満喫しました!今回も素晴らしかったです♡
年内いっぱいは何だかんだと仕事に追われてるので、年明けの三が日ぐらいはノンビリしようと思っています。今年はおせちの準備もあまりできそうにないけど、せめて黒豆ぐらいは煮ようかな…と。


Q:リクエストは万由香さんが選んでるのですか?採用される秘訣があれば教えてください。
A:秘訣は残念ながらありません。リクエストは基本的にディレクターの判断なので、私も何がかかるのか楽しみにしてる次第です。おそらく、音源の有無や、曲の長さや、様々な要素が選曲の背景にはあるのだと思います。たまに、「リクエストしても応えてもらえないのは自分が嫌われているからですか?」という聞かれることがありますが、全くそんなことはありませんのでご心配なく!

Q:時々、せっけんの話題が出ますが、せっけんを作っているのですか?
A:はい。【うずまき堂】という手作りせっけん屋をやっています。主にネットショップや手づくり市、イベントなどで展示販売をしています。またお取り扱い頂いている店舗もいくかあります。詳しくはhttp://www.uzumakido.jpをご参照ください。

ザッとこんな感じですが、これからも気になることなどありましたら、お気軽に質問してください。
何かと忙しく、ブログの更新も遅れがちな一年でしたが、来年はもう少し余裕が持てるようにしたいと思っています。

どうぞこれからも宜しくお願い致します。

2011年12月30日

12月30日 今年の思い出・その1

書くことが無くてブログの更新ができないのではなく…
書くより先に次なることが押し寄せてきてしまう…
その辺りが、私が作家になれない所以でありましょう(笑)
とにもかくにも、今年はそんな一年でした。
言い換えれば、とても充実していたということですね!%E7%B4%8D%E4%BC%9A2011.jpg


先日はお茶の先生宅にて、恒例の納会がありました。今年はいろいろあって欠席の方も少なくありませんでしたが、一足早い年越し蕎麦を真ん中に、改めて今年を振り返りつつ、今日があることに感謝しました。


ところで、今年のラッキーの一つは(ミーハーですが)勘太郎さんの襲名披露を見られたこと!
浅草仲見世を練り歩くというので、ダメ元で行ってみれば、そこはすでに黒山の人だかり。今か、今かと主役の登場を待つ人々にモミクチャにされれば、おのずと私のテンションも上がるってもんでさぁね。

         勘太郎、改め六代目・勘九郎

「勘九郎? それって、あの脚本書く人だよね? え、どこ?どこ?」

人混みに紛れ込んだオネーチャンたちが、伸び上がってキョロキョロ。お節介とは思いつつ、たまりかねた私はつい…

 「そりゃ宮藤だよ。こっちゃ中村」と、他人の会話に口をはさんでいると

「よっ、中村屋っ!!」の声。

うわ〜、本物だ。本物だ。
まず見えたのはお父様、中村勘三郎さん。実に様子がいいね〜♡
そして続いて、本日の主役、勘太郎さんの姿!!

普段はそんなことしないんですけどね(ホントよ)… 
どさくさに紛れて、私も腕を思いきり伸ばし、テキトーにケータイのシャッターを切ってみると…

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おぉ、写ってる。しかもアングル悪くない。いい笑顔!!


この興奮、一人で味わうには大き過ぎて、それから友達に会うたびに自慢したのは言うまでもありません。

12月30日 今年の思い出・その2

冷え込む夜はやたらと暑かった季節が懐かしくなります。エギングの楽しさを知ってしまったのも、この夏のこと。あの「グンっ!」とイカが乗ったときの感触は病み付きになりますよ、マジで。海の中はどうなっているのか… イカはどんな状態なのか… いろんなことを想像しながら自然と戯れる時間。来年の初釣りは、いつになるかな〜。


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                 勝負服のデビルマンTシャツ!

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何年ぶりかで夏の花火も満喫したっけ… 
ちなみにスカイツリーのオープンに伴い、周辺は建設ラッシュ。私のヒミツの観賞スポットの前でも大きな建物を作っています。来年はかなり視界が遮られてしまうぅ〜。残念至極(@_@)

エギングに次いで初体験したのは羽子板市。この時期はいつも忙しく、テレビのニュースを通じて年の瀬を実感していましたが、今年はタイミングよく近くにいたのでパトロール!
羽子板は「邪気を跳ね返す板」という意味があるそうです。お財布が寂しく、購入はできませんでしたが、威勢のいい売り手のおっちゃんたちとの会話は、さながら言葉の羽根つき!
こうした風物詩がいつまでも残されてゆく世の中であってほしいものです。

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話しは前後して、釣りに行ったときにこんなものと遭遇しました〜っ!
さすがお茶の産地!
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言葉も、風習も、気候も、地形も、人の心も…
本物の輝きは多様性の中にこそあるもの…ですね。
許しも、共存も、平等も、向上も、祈りも、愛も… ね。

2012年01月29日

1月29日 今日のOTTAVA

今日は「初名草展」@ギャラリーKOMPISの最終日。残念ながら朝から収録と生放送が重なり、行かれなくて本当にごめんなさい。お陰さまで会期中は沢山の方に足を運んでいただけて、心から感謝しております。
私にとって今回の展示会はとてもいい経験になりました!
ご来場くださった皆様、スタッフの皆様、本当にありがとうございました。

そして番組の方も新たな経験、新たな出会いの連続です。毎週日曜日、横浜センター北のヨツバコからお届けしている「OTTAVA foresta」。今日はマリンバ奏者のSINSUKEさんに来ていただきました。

「打楽器で歌う」という言葉が印象的でした。
打楽器は、打楽器のみに非ず。

音楽という分野に限らず、毎日の中にあるポテンシャルをどれだけ生かしているだろうか?道具を…あるいはチャンスを最大限に生かしているか?人の多面性をちゃんと捉えているだろうか?空気をしっかり吸っているだろうか?
もっと貪欲に物事を味わい尽くしたい。

SINSUKEさんのマリンバ演奏が、何だかメディテーションの案内役になってくれたようでした。


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YOTSUBAKO no Moriで撮った写真。まるで本当の森みたい!

番組が終わって、身なりも気にせず写真を撮ったものの…
なんかアタシ…ボロいな〜(@_@)
ってんで、帰宅途中に衝動的に美容院に飛び込み、久々にヘアケアしましたです。

2012年03月24日

3月23日 矢口清治・考察 と 洋楽ヒット

先日、NHK FM「ミュージックプラザ」の冒頭で、矢口清治さんとの待ち合わせについて話しましたので、その時のスナップをば。

まず昼食をお腹いっぱい頂いて、食後のお茶を…と思いましたが、そこはどうやら人気店。お昼のかき入れ時に長居をするのは野暮ってもんで、私達は近くの喫茶店に河岸を変えることに(「カフェ」ではありません。喫茶店です。この響きが好き)。

まぁ、実のある話しから、実の無い話しまで本当に引き出しの多い方です。
ラジオなんざぁ傍からすれば、どーでもいいことを、好き勝手にグダグダ言ってるぐらいに思われることもしばしば。しかし矢口さんと接していると、1を語るその裏では、1万の知識や想いが支えているのだと突きつけられます。
同じ舞台に立たせてもらっている身としては、日頃の怠惰や勉強不足を恥じるわけなのです。

して、その矢口さん。真面目一本やりかというと、そうでもない。往々にして「勉強熱心」「努力家」などと言った類いは「カタブツ」と一緒くたにされがちですが、けっして同意語ではない。

あえて表現するなら……どこかコワレタ常識人(←敬意を込めて!)

ややや、だんだん話題が妙な方向へ行っちまうぞ。アブナイ、アブナイ。軌道修正せんければ。

さて。

その話題の矢口清治さんが監修・解説しているコンピレーションアルバムが出ます!!
1955年〜1989年までの洋楽ヒット344曲を8タイトルに収録した、とんでもないものを作ってくれました。

        【僕たちの洋楽ヒット デラックス 1955ー1989】
   各タイトル:税込み2980円(2枚組)全8タイトル、解説・歌詞・対訳付き!

プレスリーからREOスピードワゴンまで…その間にはどんな時空が詰まっているのか!?
音楽はタイムマシン。そのゲートが解放される、4月4日が待ち遠しい〜。

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天真爛漫にワッフルを手づかみで頬張る、きよぴー☆

2012年05月04日

5月4日 GWのある一日

いつもと変わらぬ日常を送りながら、なんとなく気持ちはGWに染まっているような。
いけませんな〜。
朝、枕元の電話にのんびり手を伸ばすと、受話器の向こうから「今、どこですか?!」の声。
やばい!やっちまった!
朝からナレーション録りの仕事が入っていたのに、すっかり頭から消えていました。バネ仕掛けの人形のように跳ね起きて、現場へ。腰を90度に曲げたまま、何とか仕事を終え(こういう時は皮肉にもイイ仕事をするのだ)、表にでると…

連休ですな。

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この国の平和をヨロコビ、また同時にこの国の平和のオソロシサを憂う。
明日は端午の節句。明日を担う子供たちよ。どうか健やかに育ってください、と好物の粽をクチュクチュと味わうのである。

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もうすぐ開業のスカイツリーはエラく人気ですわねー。雑貨やら、水やら。今度はアイスだと。

2012年08月19日

8月19日 夏、後半

お盆休みも終わると、途端に夏の残りわずかなことに気付く。
ついこないだ始まったばかりだと思ったのになんと足の早いことか。暑い暑いと文句が云えるのも、或いは幸せなのかもしれません。

電車にゆられながら外を眺めていると、過ぎ行く景色と夏の想い出を重ね合わすように蘇ります。

去年は一人で部屋の中から眺めた隅田川の花火を今年は友達と一緒に楽しめたのがよかった。
それというのも、近くに大きな建物ができて視界を遮られることになったため。
まったく邪魔なビルだぜ、と恨めしく思っておりましたが、それ故に友達を誘って外で見物する次第になったわけです。来年はちゃんと浴衣にでも着替えて、もっともっと満喫しなくちゃ…なんてすでに来年が待ち遠しいという気の早さ。

浴衣といえば、久々に着付けのお稽古をさせてもらったのも楽しかった。
ひょんなご縁から講師を引き受けることになり、集まったみなさんはバラバラの分野で頑張っている方々。着物談義のみならず、女の人生いろいろを語り合い、たくさんの元気とインスピレーションを交換しました。
何歳になっても新しい出会いを喜べるというのは本当に幸せなことですね。

釣りの方はというと、この夏はパッとしませんでした。去年はそれなりの釣果があったのに。今年はどうしたものか、坊主につづく坊主。
でもそれもまたよし。秋の数釣りの楽しみが増すというものです。

良き事は枚挙に暇がない。
日々いろいろあるけれど、その先はわからない。描かれた未来と、描く未来。
どうせ使うなら、どうか光の筆を。
Future Is Unwritten

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着付けレッスンの仲間と。


2012年08月25日

8月25日 人生は双六道中

別に自慢するわけじゃないんですけど…
いや、ちょっと自慢かな。
こないだ嬉しい「超サプライズ」がありました。
うずまき堂に一件のお問い合わせメールが届きまして、差出人はなんと(あの)ハリーウィンストンではありませんか!!!
10月に開催する展示会にて、来場者にギフトを贈るという。80周年を迎えた今年テーマは「日本式」や「祝う」だそうです。それでうずまき堂の名前が挙がったのですね。

正直な話、最初は「いたずら?」と思いましたし、第一あのブランドイメージとうずまき堂の持ち味がどうしてもかみ合わない。
まぁ、でも話だけでも聞いてみようってんで、ミーハー精神も騒ぎつつ打ち合わせに行って参りました。
結論から云うと、納期と生産体制が折り合わず、今回はお断りすることなりました。

いや~、しかし。候補に挙げて頂けたことが嬉しいです。以前、県立郷土美術館の学芸員さんから記念品を依頼された時も嬉しかったですけど…なんていうんでしょうかね、この感じ。
やっぱり、ある種のミーハーなんでしょうか(^-^)

それにしても、人生は不思議。
思い起こせば、何故にラジオの仕事をしたり石けんを作っているのか。ましてや鎌倉で生まれ、生涯湘南の海を見ながら生きてゆくと思っていたのが、まさか隅田川を眺める日々になるとは。
ウドと刺身が一つ皿に乗るのも縁と云いますが、ほんに縁は異なもの味なもの。

この先もまだまだサプライズはありそうですが、一つ一つの出会いを大切にしてゆきたいですね。

2012年09月02日

8月31日 夏、すべり込みーっ!!

            何もしないまま夏を終わらせていいのか!?

昔からギリギリになると俄然エンジンが全開になるのでございます。8月最後の日、それまでビクともしなかった腰を持ち上げて目指すはプール!ギラギラの快晴と猛暑もプールとなればけっこう、けっこう!

プールといえば、以前は赤坂のキャピトル東急のプールは自分んちの如く、毎日遊んだものです。キャピトルが新しくなってからは行ってないので、今はどうなっていることやら。もう室内プールしかないようですし、今さら行く気にもなりません。
次いで品川のパシフィックも無くなってしまい、本当に「時代」の移り変わりに寂しさを覚えるかぎりですね。

そんなこんなで今年は知り合いに教えてもらったイースト21へ。
ワオ!なかなかGOODじゃないですか!
リゾート気分も味わい、いい心持ちで水につかっていると、しばらく会ってなかった友達と偶然の再会。そんな嬉しいオマケもついたプールDAY。
お誕生日のお祝いモードを引っ張りながら、極楽♡極楽。ありがたや。

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バッタリ会った友達と「夏の想い出」を一枚パチリ☆

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ギラギラ太陽も少しずつやわらいで、水面を輝かせます。あぁ、きれいだな〜。
この幸せの光景をしっかりと目に焼き付けておきましょう。

2012年09月05日

9月5日 こんがらがったプールの話

今日の放送を聞いて、宜野湾市の方からこんなメッセージを頂戴しました。

「番組の冒頭で、万由香ねぇは、プールに行って、自慢のバディを男性に見せようとしたけど、白いビキニだったから恥ずかしかった…とか?
万由香さんはプールに行って、どんな水着で中学生の視線を釘付けにしたのか教えてください!
仕事中だったので情報が錯綜しています。」

なるほど〜。
ところどころ聞くと、こんな風にコラージュされるんですね。


本当のところはこうです。

先週プールに行きました。すると園内の隅っこの方で深刻な顔をしている二人が…。
男性の方は怒ってる様子。そして女性は肩からバスタオルをかけ、自分の前でギュッと合わせてウツ向いている。

…と、男性が「いいから取れよ」声を上げたんです。
「泳ぎにきたんだろう?お前だって自信があるから来たんじゃないか!!」

どうやら女性は恥ずかしいのか、何故かバスタオルを取ろうとしない。
それで、脱ぐ脱がないでモメているらしいんですが、その女性が身につけていたのが白い超ビキニ。
おまけに彼女はすこぶるイイ女。
私まで「なぜ隠すの?せっかくだから泳ぎなよ。もったい」と思ってしまうほど。

と、まぁ。そんな出来事を話した次第です。

その後で、中学生の娘さんを持つ方からのメッセージを紹介しました。
なんでも大好きなクラスメート(彼氏)とのプールデートに生まれて初めてのビキニで臨んだのに、彼は年上女性の水着姿ばかりに気を取られていた…とか。

1)私がプールに行った
2)白いビキニの女性がモメていた
3)中学生がプールでデートした

そんな3本がこんがらがったのですね〜(笑)

ところで、うずまき堂のオンラインショップに【はじっこせっけん】が仲間入りしました。
手作り市などでは以前から大人気のお買い得品です。250g以上入って550円。
リピーターの方はもちろん、あれこれ少しずつ試したい方にもオススメです。
詳しくはhttp://uzumakido.cart.fc2.com をチェキラ!!

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2012年10月06日

10月6日 新番組、オトリク@TBSラジオ

どうして事前にやらないの?!
子供の頃から、叱られる時の決まり文句の一つです。

またやっちゃいました〜。
事後報告ですみません。

今日から新番組が始まり「ました」。
TBSラジオにて、大人のための電話リクエスト番組、題して「オトリク」!!

電リクですよ、この時代に。
いや、あえてこの時代だからこそ…電リクやらせてもらいます!

詳しくはコチラ↓
http://www.tbsradio.jp/otoriku/


第一回の今夜は山下達郎さんの曲オンパレードでした。本当にたくさんのリクエスト&メッセージ、ありがとうございます!
もう初回ということで、緊張プラス、スタッフ&出演者共々バタバタ。
多々、お聞き苦しいところがあったと思いますが、どうぞ懲りずによろしくお願い致します。
これからどんどん良い番組に、みなさんと一緒に育てていきたいと思います!

ちょっと涼しくなったと思って油断してた…
シッカロールたっぷりはたいて行けばよかった。
妙な汗かいて、番組終わったときにはベトベトのクサクサ〜。

ちなみに来週のテーマは「ビートルズ」です。
たくさんのリクエスト&メッセージ、お待ちしております♪

2012年10月18日

10月18日 ハマりもの…トミー

今年の6月に浅草公会堂で行われた梅沢富美男さんの公演に初めて行きました。
色っぽさと、おトボケと、下品ぎりぎりの絶妙なユーモアと、義理人情。芸人魂を熱く感じさせる舞台に大いに楽しませていただきました。

あれから早4ヶ月。今度は場所を明治座に移してのお楽しみ!
行って参りました、トミー・オン・ステージ♡
今回は中村玉緒さんを特別ゲストに迎えての舞台です。最初のお芝居「ひと粒の奇跡」では富美男さん扮する新三の親分がカッコイイし、思わず涙がこぼれてしまう場面も…

中間の歌謡ショーは聴かせつつ、笑わせる、さすがのパフォーマンス。
お約束の物販紹介コーナーがあり、セールストークもお見事!
浅草公会堂の時はこらえたのですが、今回は辛抱しきれず、休憩時間にTシャツ&マイクロファイバー富美男さんのプリント付き手拭いを(まんまと!)買ってしまいました。

エンディングはもうエンターテインメント総決算みたいな舞台。
華やかさの大盤振る舞い!
最後には「ねぶた」になった富美男さんまで登場します。なんでも今年の青森のねぶた祭りで使われた山車だとか。ねぶた祭りの山車になるのは歴史上の人物だとか、架空のヒーローだとかで、まだ生きてる実在の人がねぶたになったのは初めてなんですって!

10月2日に始まった公演は、この後28日(日)まで続きます。
これまで座長を努めてきたお兄様の武生さんから代替わりして、新たに座長になった梅沢富美男さんの座長公演、めっちゃ楽しいです〜。
創業140周年を迎えた明治座。これからも大衆娯楽の伝統と文化を支えてゆくのでしょうね。


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2013年03月16日

3月15日 お疲れさま

お彼岸を前に今日は鎌倉までお墓参りに行ってきました。
夕方前には戻ろうと思っていたのに、何だかんだで遅くなって、気がつけば帰りの電車に乗ったのは8時近く。
東京方面向かう横須賀線で品川まで出て、山手線に乗り換える……はずが!
なぜか横浜でふいに気が変わって東横線で渋谷まで出ることにしました。
渋谷に着いたのは21時頃。やけに混雑していて、駅がざわついている。何事???

そうか!

みんな別れを惜しんでいるんだ!

今日で現在の東横線・渋谷駅はお勤めを終えるのです。明日からは地下にお引っ越しです。
1927年に開業して、85年間も駅舎として頑張ってきたのですね。
本当にお疲れさまです。そしてありがとう。
思えば私も人生の大半をお世話になったことになります。

情報としては知っていたけれど、特に意識していたわけでもなく。
それなのに、こうして最後の日に駅を利用したのもご縁なんでしょうね。最後にちゃんとお別れができてよかった。

あいにくカメラを持っていなくて、ケータイにもカメラ機能がありません。
写真を撮ってる人たちがちょっぴり羨ましかったけど、その分しっかり心に「渋谷駅」の勇姿を焼き付けてきました。

2013年09月03日

9月3日 今年もたくさんのありがとうを、心から

8月30日。
今年の誕生日の朝、お届けものです、という配達員の声に起こされました。

伯母からのプレゼントは使いやすそうなバッグ。そしてもう一つ小さな封筒。
開けてみると中からお守りのようなチャームが出てきました。添えられた手紙には、
彼女が育てたわすれな草の花を押し花にして、手作りロケットにしたと書かれています。
世界にたった一つの贈り物。
いくつになっても、誰かが忘れないでいてくれるって、本当に幸せですね。

そしてプレゼントや「おめでとう」の声を届けてくれた皆さん。
その想いはすべて…世界にたった一つのもの。

ありがとう。
ありがとう。

しばらくして、またチャイムが鳴りました。
今度は大きな段ボール。なんだろ?

そうだ、忘れてた!

がんばってシールを集めて応募したんだった♪
プレミアムモルツのクリーミーサーバー(笑)…やっと来たぜぃ。
しかも誕生日になんて、グッドタイミング。
8月は終わっても、まだまだ暑さは続きます。
これでグビッと……な〜んちゃって、ほとんどお酒飲めないくせにね。
コーラをクリーミーサーバーで注いだら、ふわふわの泡になるのかしらん。


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2013年12月16日

12月16日 年末気分

曜日に関わらず、街が賑わっています。夜ともなれば酔いに身を任せたピープルでいっぱい。
誰かが云ってました。
「アベノミクス効果なのか、やっぱり景気が良くなってるんだね」って。
本当かな?どうなんでしょう。よくわかりません。なんだか気分だけという気もするし。
たしかに一部の人たちには恩恵があるんでしょうけれど、多くの一般庶民が現実に潤ってるという話は聞きません。
でもこの「気分」というヤツはすごいパワーを持ってますね。
「これから景気が悪化するかも」という情報が流れただけで、みんなのお財布の紐が固くなったっけ。お財布に入ってるお金が減ったわけでもなく、毎月のお小遣いが変わったわけでもなく、実際には生活に大きな変化がなくても「不景気な気分」にみんなが下を向く…。

考えてみると、この「気分」ってヤツ。こわいね。

先日、気分転換にエステに行きました。
顔がむくんでるとか、体の代謝が悪いとか、シワが深くなってるとか、いろいろ云われているうちにヤバイという気分になってくる。そこに、まるで救いのクモの糸のように差し出される「今なら間に合いますよ」という言葉とコースの契約書。

はい、サインしました。20万円コース。

ところが帰宅してから「何か違うぞ」という思いを拭えず、結局キャンセルしました。
ホッ。
にわかに雨雲が吹き飛ばされるがごとく、気持ちが軽く晴れやかに!
するとどうでしょう。
何だか20万円の臨時収入でもあったかのように、すっかりリッチな気分になる私。

大バカ者。

しなくていい出費をしなかっただけの話なのに。
儲かった「気分」で財布の紐がゆるみっぱなし。

こんな実態のない「気分」という小舟に揺られながら、今日も今日として日々の海原をあっぷあっぷと漕ぎ進んでおります。えへへ。

2014年01月13日

1月13日 オトリク・大滝さん追悼SP

11日、土曜日。TBSラジオ「オトリク」にて大滝詠一さんの追悼SPをお届けしました。
ゲストとしてナイアガラ・ファミリーの一人である杉真理さんをお迎えし、また伊藤銀次さんにコメントを寄せて頂きました。(銀次さんにはご自身のライブ直前だというのに、快く収録に応じて下さったのです!)
お二人のお陰で貴重なお話も伺えて、充実した内容の番組になったのではないかと思います。

実のところ、私は大滝さんと直接お目にかかったことがありません。
それでもいろんな方から大滝さんのお話を聞き、勝手に親しみを覚えております。
そして何よりすごいと思うのは、これまで誰もが例外無く、大滝さんのお話をするときに少年のごとくに目を輝かせて嬉しそうにするのです。言葉の上で何を云ったとしても、その行間からは深い愛と尊敬が伺えます。
改めて、本当に「大きな存在」が旅立ったのだと感じ入ります。

思い返せば、この「オトリク」という番組は不思議な縁で結ばれている気がします。
まず第一回の放送が「山下達郎さん特集」でした。
そして2回目が杉真理さんをゲストに迎えての「ビートルズ特集」。

なんとこのビートルズ特集では、リスナーの皆さんからの最多リクエストに輝いたのが「YELLOW SUBMARINE」という曲でした。
普通なら「HEY JUDE」とか「LET IT BE」とかが堅いところでしょう。
それが、ま・さ・か の YELLOW SUBMARINE。

オトリクは基本的にゲスト番組ではありませんが、その後も佐野元春さんや萩原健太さんなどナイアガラと所縁の深い方々が登場してくださったり…
偶然だと笑われるかもしれませんが、みんなが大滝さんに引き寄せられたかのように思えてなりません。
YELLOW SUBMARINEもご案内のように、後に大滝さんが「イエローサブマリン音頭」をプロデュースしました。この曲には杉さん、佐野さん、銀次さんがゲスト参加されてますよね。

大滝さんの急逝は残念な限りですが、大滝さんが撒いた種は計り知れず、
これからも人と人をつなぎ、たくさんの音楽や喜びの花を咲かせてゆくのでしょう。RIP

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