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着回しバリエーション アーカイブ

2006年07月02日

金魚

Kingyo3
7月1日、土曜日。単衣の頃も過ぎ、いよいよ薄物の季節到来。お茶の勉強会には淡い卵色の地に金魚がうっすらと浮かぶキモノを選びました。普段は別の曜日にお稽古をなさってる方々ともご一緒出来る勉強会。社中ではまだまだぺーぺーの身ですから『控えめ』を心がけました。キモノの醍醐味は『調和』にあると私は思います。生地の調和。色柄の調和。季節との調和。そして周囲との調和。そういったバランス感覚の中で、自分自身との調和もまた見つかってゆくような気がします。

帯は水色の絽つづれ。流水を同じ色で織ってあるので、パッと見には無地に見えるかもしれませんね。Kingyoup_1

Higashi_2 Hisago_2
偶然にも出されたお干菓子の一つが流水でした! 
生菓子は『ひさご』。食べるのがもったいないぐらいカワイイ!…もちろん、しっかり美味しく頂きましたけどね。

Kingyogreen_2 Kingyored_2
同じキモノに、別の帯を合わせたバリエーションを考えてみました。水色の流水帯は「金魚 x 水」だとしたら、こちらは「金魚 x 水草」のイメージです。
もう一つのパターンは、金魚の赤色をしつこくならない程度に引き上げてみました。

2006年07月03日

欲張り浴衣

 2、3年くらい前でしょうか、浴衣が若い人を中心にブームのようになりました。それが良いかたちで落ち着いて、普段はキモノを着ない人たちにも夏の浴衣が定着しているように思われます。私も「浴衣が欲しいんだけど…どんなのがオススメ?」と頻繁に相談を受けるようになりました。
 『ザ・浴衣』というような紺と白のすっきりした古典的なもの、トロピカルなハワイアン風、高級浴衣と呼ばれる絹紅梅など、ひとくちにユカタといっても種類は豊富。どういう場面で、どんなふうに着たいのかによって当然オススメするものは変ってきますよね。それに伴いお値段もピンキリです。
 そんな中でもあえて一枚を選ぶなら、欲張りな使い勝手のこんなのはいかがでしょうか。綿麻の混紡でざっくりとした肌触りが涼しさを誘います。もちろん家で簡単にお洗濯ができるので、ぐっしょり汗をかいても大丈夫。モノトーンの細い縞模様はどんな帯とも相性が良いのもポイントです。同じ縞でもよく見ると、竹の節をデザインしたところにさりげない手間が…。Takeshima

Shima_1 Kainokuchi_3
定番の博多献上。色味を押さえて、どちらかというと粋な感じに。マニッシュに帯結びも媚びてない貝の口がよいでしょう。今回は黒xピンクですが、多色使いでも楽しいですよ!


Shirobunko_2
こちらは真っ白な帯で爽やかさを引き立ててます。羽の大きさや形で、やや甘めの文庫に結んでいます。大人のキュート。


Akakuro 
赤と黒のリバーシブル帯で個性を楽しんでみましょう。ひねりを加えて赤と黒のバランスを崩しながら遊べます。

Erituki
ちょっとしたお出かけならば、衿をつけて「夏のキモノ」として着ることもできます。帯揚げ・帯締め又は帯留めを使えば、よりドレスアップ。ただし、あくまでもカジュアルだということを忘れずに! そして夏の装いの要となるのが『涼やかさ』です。ゴテゴテ飾りすぎないように注意。

2006年07月08日

Inter FM に行ってきました

Interfm写真は向って右がリーソル。左がキャサリン。

 DJのリーソル&キャサリンの暖かいリードのお陰もあって無事(?)に番組出演を果たしました。限られた時間の中で、ちゃんと皆さんに伝わるのようにお話できたかしら…。少しでも「キモノを着たい」「着てみよう」と思うきっかけになったならば幸いです。
 今日のプレゼントは「着付けレッスン」または「浴衣を誂えてみよう・お見立て会」のどちらかを選べるようにするつもりでいたのですが、番組側からの要望で「1組2名様に無料・着付け体験レッスン」に落ち着きました。まぁ、着られるようになるってのは基本ですからね。ぜひご応募ください!

キャサリンさんが気になることを云ってました。彼女も浴衣を持っていて、それは黒地にお花が大胆に描かれたものだとか。人とは違うものが欲しいということで、より個性的な品を購入したそうです。ところが個性があるだけに何度も着られない。すぐに覚えられてしまうし、自分もすぐに飽きてしまった…と。実はそれって、よくある悩みなんです。だからどうしても、入門者や数を持ってない方には定番をオススメすることが多くなるんですよね。
しかし!思いだしてください。私がしつこくいつも云ってることを!和服はパーツの取り合わせ次第で、かなり印象を変えることが出来るのです!

Hikakuこの2枚の写真。何となく違う気がしませんか。分りますか? 画像ではあまり鮮明ではありませんが、半衿が違います。左は淡い水色。右は普通の白。たったそれだけでも印象は変わります。きっと周りの人はすぐに「どこが」と指摘はできないでしょう。でも確実に記憶の残り方は変っているはず。これはほんの一例です。加えて帯揚げや帯締めを変えればもっと変化に富むことでしょう。とにかく「私はこれしか持ってないから」と諦めモードになるのはもったいないです。一緒にアイディアを出し合っていきましょうよ!

ちなみに今日は、白地に青や赤の筋がスッスッと入った明石縮に墨色の帯。半衿は水色の地に白いレースをあしらったものです。

おまけ: happy TANABATA! 求肥を餡とねりきりで飾り付けた、七夕スペシャル〜。Tanabata_1

2006年07月17日

焼き肉

Yakiniku
この国は一体どーなっちゃってんの!?ってぐらいの暑さ。ただの暑さじゃない。イヤラシイ暑さ。ふ〜。ダルくて何もしたくない、できない…いやだ、これは夏バテ? それともワールドカップの昼夜逆転観戦生活のツケ?
そこで今夜は滅多に行かない焼き肉屋さんへ。ガツンとお肉でも頂いたら元気が出るでしょう。
どうか皆さんも、しっかり寝て、しっかり食べて、夏負けしないように頑張ってくださいね!

よくある質問に「どんなところにキモノを着て行ったらいいですか」というのがあります。私は「どこへでも」と答えます。そりゃ海水浴だ、エステだ、山登りだってのは(不可能ではないですが)オススメしません。けれど、基本的にダメなところはありません。ただし、後のお手入れのことなどを考えて、装いは選びたいですよね。そこにもってくと浴衣はオールマイティ。今夜みたいに焼き肉屋さんに行ってたっぷり臭いを浴びてもザブザブお洗濯できるし。雨がザッときてもへっちゃら〜。海水浴やエステなど、着替えが必要なとこでもサッと簡単にできちゃいます!
キモノを楽しみたいけど…つい、いろいろ心配して躊躇してる方。そんな方は今がチャンス。思い切り浴衣で和装生活をエンジョイしてください。

Hekoほおずき市に着ていったのと同じしぼりの浴衣です。この前は真っ白な博多の半幅帯を締めましたが、今夜は濃紺の兵児帯。素肌に浴衣、腰紐一本、メッシュの薄い帯板、兵児帯ぐるぐるっと蝶々結び。たったそれだけ。超お手軽でしょ? きちんと装う楽しみもあれば、手抜きをする気軽さもあります。かまえずに、どんどん着ちゃうが勝ち!

2006年08月11日

リゾート No.2

 ひとくちにリゾートと云っても、やはり様々なシーンがあります。昼間はTシャツと短パンでOKでも、夜になってラウンジでカクテルを…なんていう場合には着替えなければなりません。そんな時、キモノは同じでも、帯や小物をちょっと変えるだけで「ドレスアップ」することが出来ます。
帯をお太鼓結びにして、衿をつけ、足袋を履くだけでガラリとグレードが上がります。そうした装いのマナーはキモノだけでなく、洋服にも共通しているのが面白いですよね。
例えば「素足」。素足に下駄=とてもリラックスしたカジュアルなスタイル。洋服でも同じです。今でこそ「生あし」なんてもてはやされていますが、以前は「女の子がストッキングもはかずに出かけるなんて!」と小言を云われたものです。
 「衿」も同様。「衿を正す」という表現があるように、衿にはその人の気持ちが表れるようです。洋装のポロシャツ。スポーツをする時にTシャツは楽で便利ですが、やはりそこにもマナーやスタイルを重んじる気持ちがあったのでしょう。楽だけど「衿」がある…ポロシャツが誕生したそうです。今でもゴルフ場では「衿なし」はダメ。よって皆様ポロシャツ姿ですね。


Kappahassun
綿麻の浴衣感覚のキモノなので、ドレスアップといっても、さほどリキむこともないでしょう。帯は芯の入った「九寸」ではなく、芯もなく手軽に締められる「八寸」にしました。衿もサラリとした麻素材のものです。この場合、わざわざ長襦袢を着なくても、半襦袢や筒袖の先がレースになってるような肌襦袢でも良いでしょう。マナーは「ルール」ではなく「心遣い」…場に合わせた装いを楽しみたいですね。


Kappaheko
こちらはまた一段とカジュアル。
「気軽」「手軽」はもちろん、荷物も軽くなるのが兵児帯です。今年は大人の兵児帯スタイルがずいぶんと紹介されています。あまり「お子ちゃま」にならないように、色や質には要注意!

おまけ。(左)セパレーツの水着にパレオ。ならば浴衣も大胆に…!(右)インドネシアのスカーフをサッシュ風に巻きました。 Omakeおはしょりの上から巻いていますが、いっそ腰紐代わりに巻いて、あとはダランとブラウジングしたようなスタイルも面白いです。ハリウッド女優がキモノをガウン風に着ている…アレです。ただし、その場合はチューブトップなどのインナーが必要。

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