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キモノあれこれ アーカイブ

2006年06月13日

浴衣を求めて

 「いい浴衣が欲しい」 依頼者Nさんの何気ない、それでいて本音の一言は難しい。『いい』に定義はないのだから。Nさんは外資系にお努めの30代半ばの女性。仕事がハードなだけに、プライベートはキモノで和みたいそうです。キモノ歴は長くないけど、さすがに『いい』ものを見る目は確か。色白で肌がキレイなNさんには、どこかスッと一本スジが通ったような雰囲気が良さそうだな。。。
 そんなNさんに似合う浴衣を探す一日。新富町でナレーション録りの仕事をした後、午後は呉服屋さん廻りを敢行。新富町→銀座ルートなので、銀座通りよりも手前からチェック。【もとじ(和織、和染)】【新松】【世きね】を覗いて、最後は道路を渡って【むら田】まで足を伸ばす。ちなみに越後屋さんは2日前にチェック済み。今年は『しぼり』が目を惹きます。越後屋さんは、いかにも職人技が栄える上質の絞り浴衣を良心的な値段で提供。Fukumoto1_1
Fukumoto2_1
そして特に心奪われたのは、もとじさんで見つけた福本潮子さん作の一枚。『静』と『動』が両立した、洋服と並んでも浮かないモダンなセンスがピカッ!思わず自分が欲しくなっちゃうよ〜。とりあえずNさんにプレゼンしてみよう。

2006年06月14日

ジーンズ vs 小紋 No.1

 キモノを美しく、楽しく、ステキに着たい…のは当たり前。ただTPOを考えるときに洋装が基準になってる方が多いのでは? だとすると「こんな洋服=こんなキモノ、といったイメージの翻訳ガイドみたいなものを作ったら面白いかも」 と、友人のカメラマン・小倉直子さん( http://www.native-spirit-trd-pst.com/ogla.html )と盛り上がり、さっそくフォトセッションを試みることに!
 まず取り上げたアイテムは『ジーンズ』。単なる作業着から、ちょっとしたお出かけまで、ジーンズは活用範囲が広いので何パターンか作成してみました。画像をクリックすると拡大表示します。

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白いレースのインナーに白のジャケット。ネックレスもイヤリングも真珠を選んで、ややフォーマル感を出してみました。靴は白と黒のコンビ。バッグはクロコのクラッチバッグ。

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6月の単衣に最適なキレイな染めが適度にドレスアップしてくれる小紋。それでいて、変り生地なのでガチガチのフォーマルでもなく、遊び心を忘れてません。帯は白だけで花を織り出した夏袋。
せっかくなので、キモノならではの優しさを楽しむために、やわらかな赤い絞りが入った帯揚げを合わせました。(完璧な 『=』 では面白くないですものね!)
草履は限りなく白に近い淡いラメ入りピンク。バッグとイヤリングは洋服の時と同じものを使用。

2006年06月16日

ジーンズ vs 小紋No.2

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超カジュアル&ガーリー。全体にはダークトーンだけど、小さなお花のプリントが軽さを引き出しています。ポツポツとお花に薄い水色が使われているのと、フワフワとした素材が涼しい。

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夏には珍しい暖色系の帯ですが、バランスよく織り込まれた白いラインが暑苦しさを消しています。ザックリとした八寸(芯が入ってない)が思い切りカジュアルで気軽です。実際、芯の入った九寸帯よりもかなり楽ですよ。ワンピの小花を意識して水色の帯締めと朝顔の帯留め。暖色と寒色の割合に気をつけました。帯揚げは間をとって極薄い黄色。

2006年06月17日

ジーンズ vs 小紋No.3

 キモノと洋服の互換性をコーディネイトで考える、という企画。今回は、ファイルNo.1ほどフォーマルでもなく、ファイルNo.2ほど くだけて もいない着こなし。ベクトルをもう少し『個性』に向けたスタイルを作ってみました。


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黒のシャツはややマニッシュなシェイプ。お花を刺繍した袖口(見えないかな?)のワンポイント以外はあっさりモノトーンに。


明るいキモノも濃い色目の帯を合わせるとグッと締まります。ただし、はっきりした黒だとコントラストが強すぎてしまうことも(着る人の自信とTPOが問われます)。Jkimonobshirtk_1
なのでここでは黒ではなく、墨色の帯にしました。加えて夏の帯は白い芯がうっすら透けて、さらに馴染みやすいですね。暗い色でも重たくならないように、柄選びは重要なポイント。これは水平線を千鳥が飛んでる図。
パキッとした黒x白の帯締めと、銀鼠の帯揚げで、全体の中心に「さりげない主張」を出してみました。
半衿にも黒を使用することでバランスが取りやすくなったと思います。この辺りが、より洋服っぽいかな…と。


明日はブラックイルミネーションのイベントで司会進行をします。久しぶりの公開生放送(放送時間などの詳細はHPの『Voices...and more』に掲載)なのでドキドキ。何を着ようかな。CO2削減を呼びかけるために、東京タワーのライトダウンをします。そんなイメージから黒地に白い柄がぼんやり浮かび上がるようなのもいいし。反対に、暗がりでも明度を保つ白地の鮮やかなキモノも捨てがたいし。。。あれこれ考えたり迷ったりするのって、サイコーに楽しい!

2006年06月22日

ジーンズ vs 小紋No.4

 東京はだいぶ蒸し暑くなってきました。日中の外出から戻って来ると、すぐに浴衣に着替えてしまいます。ホッとする瞬間です〜。このところ家にいるときは常に浴衣です。暑くなってきたとはいえ、それでも朝夕は冷えることもあるし、なかなか微妙な時期ですからね。洋服だと「キャミ? 半袖? …でも長袖じゃないわよね」なんてウツウツと悩むのですが、浴衣はすべて解決してくれるんだもの。ちょっと風が冷たく感じられても、ちゃんとお袖があるし、脇が開いててるので熱がこもらないし、さらに暑くなったら衿をグッと開ければさらに涼しい。もう、ホームウェアの万能選手ですございます。Viva 浴衣!


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だんだん夏らしくなってきたということで、今シリーズを締めるのはコチラ。ジーンズに水玉のカットソー。限りなくTシャツなんだけど、胸元のデザインでちょっぴりアクセント。

暑くても、まだ6月。あまりスケスケ〜な盛夏用のキモノを着るのはオススメできません。Jkimonodotk
そこで登場するのが半幅帯です。帯枕を使わない分、背中に密着する面積が小さいのが涼しくてラク。もちろんカジュアル度満点です。ただし、いわゆる浴衣帯ではないので、単衣の小紋とグレード的なバランスはキープ。半幅ではあるけれど、織りのちゃんとした品物であるというのが、さらに遊び心をアピールしています。思わず氷の入ったカルピスを、ストローでカラカラとやりたくなるような水玉だと思いません?
衿はちょっと季節先取りで、麻の刺繍ものにしました。色はほとんど白に近い、淡〜いペパーミントグリーン。

2006年07月18日

トロカデロ その2

 ちょうど一週間前に堪能したNY発のバレエ・エンターテインメント集団、トロカデロ・デ・モンテカルロバレエ団のファンクラブイベントが行われました。私は司会として参加させて頂き、とても楽しく、またプロフェッショナルたちのエネルギーを間近で感じることができました。有意義な夜。
 実は数日前から衣装にはコレ!と決めていたキモノがあったのですが、スタッフ側から今回はキモノNGという連絡。ハワイアン風の会場だから、だそうです。えぇ〜っ! でも仕方ないですよね。ハワイアン…しかもお題はバレエ。前にも書いたように、キモノの魅力の一つに「調和」があります。場をより良いものにするのが願いなのだから、自分の我を押し通すわけには行きません。だいたいが「我を張る」のはエレガントとは云えないもの。…と、自分に言い聞かせたものの、このイベントにぴったり似あうコーディネートだと自信があっただけに残念。やはり、まだまだキモノの周囲にはいろんな壁があるんですね。
 そんなワケでちょっと寂しい気持ちになっていたら、嬉しいことに会場に集まったファンの方々の中にはキモノ姿の女性も! さらに当のトロカデロのメンバーの中にもキモノ姿を発見! 
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集合写真右下のロバート・カーター氏。今回の来日公演中に入手したという浴衣の柄は鯉の滝登り。大胆な柄を上手に着こなしています。首にはやはり鯉をあしらったチョーカー。バレエで鍛え上げたヒップは筋肉で盛り上がっています。帯の位置を工夫することでバランスの良い着姿になっているのは、さすがの美意識。「もちろん自分で着たんだよ。帯結びだって何通りもできるんだよ」と誇らしげにでした。
ちゃんとした写真をバッチリおさえたかったんですが、司会という立場上、カメラマンになれなかったのが悔しい!

*注:画像のコピーやダウンロードはご遠慮ください。お願い致します。

2006年07月20日

自然布

 キモノの美しさや楽しさは云うまでもありませんが、「布」自体が持つ力強さにはクラクラします。タテヨコ、タテヨコ…と糸が交差しながら一枚の布が出来上がっていく。しかし、その作業をするためには糸となるものを準備しなくてはなりません。人は、まず考えられる限りの、あらゆるものから糸を作り出しました。綿、紙、草、蔦、それに藤やシナや柳などの木の皮、果物の繊維etc…その発想力と創造力たるやスゴイと思いませんか?  
 今日は自然布を集めた催しものに行ってきました。一枚いちまいを眺め、また手にとって風合いを確かめる。完成に至るまでに要した時間、労力、愛情、苦労、信念というような、目には見えないけど確固たるエネルギーを感じます。きっとそれが身にまとった時に「ぬくもり」「気持ち良さ」「しなやかさ」「美しさ」といった喜びになるのかもしれないですね。
 沢山の反物が並ぶ中に、妙に惹かれるものがありました。「津軽こぎん刺し」。Sashiko
まぁ、いわゆる刺繍ですけど、素朴で実直なところが良いのです。写真では普通の模様にしか見えないのが残念。この模様を形成しているのは小さな、小さな一針なんです。しかもどういうわけか、反物が並ぶ中で、これだけちゃんちゃんこ風のものに仕立ててあったので羽織らせてもらいました。肩や背中をフワッと包み込んでくれるような心地よさ。う〜ん、ワンピースの上だとヘンテコですけどね(笑)。これが帯や普通のキモノになっていれば、Koginそりゃステキに違いありません!


 自然布にふれた一日。一言でいえば「人間ってすごいな」かな。このようにキモノはいろんな切り口で、私に新しい世界を案内してくれるのです。

2006年07月24日

夏祭り

Yataiとんでもない猛暑の後はずっと雨続きだった。それがラッキーなことに、この日は雨も降らず、暑すぎず、凌ぎやすい一日となった。なんてラッキー!
22日、K宅にてパーティ。私が到着したときには既に宴もたけなわ。お庭には恒例の屋台が並び、空腹を刺激する。今回の趣向は「かぶりもの」なのか?! ケータリングの人たちが緑アフロのカツラをつけたりして…って、それはいいんだけど、その姿で真剣に焼き鳥を焼いたり、ドリンクのサービスをしたりしてるからフルってるわ!


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おっと、彼女の帯締めがステキ!よく見せてもらうと、細めの組紐にトンボ玉を通して、グルグルッと立体感を持たせて結んでいるんですね。全体が落ち着いたトーンの装いなので、やや地味な感じになりやすいのですが、ここにポイントを持ってきたことでオシャレ度がグッとアップ!ちなみに彼女はお花屋さんだそうです。それで紐のアレンジが上手なのでしょうか。ちょっとしたことでセンスがキラッ!


「かぶりもの」はケータリングのスタッフだけじゃありません。Wow, Miss Pink!Pinkychan Pinky
何だか違和感がないのは夏のマジックなのか…いやいや、彼女の存在感でしょう。全身を見れば配色バランスの上手さが分りますね。あえて欲を云うならば、もう少し青みのあるピンクならもっと似合うでしょう。こんなアソビも許される解放感は、浴衣ならではですね。

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お庭の中央には見事な藤棚があります。その下に怪しく輝くのは…ピース・サインの氷の彫刻!主催者K氏の特注です。Dollar_1

引っ込み思案の私も最後はこんなになっちゃいました〜。

2006年08月04日

まだ? まだまだ! 浴衣事情

 先日、知人YからSOSの連絡を受けました。実家から浴衣セットが送られてきたので、どうすれば良いか教えてほしいとのこと。急遽、着付けレッスンをすることに。箱の中には浴衣、つけ帯、下着類、巾着などの小物まで…至れり尽くせりのセット。その中に謎の布がヒラリ。何だろ? 腰紐にしては短い。Yがあらかじめラベルを取っておいたので、分らない。Y曰く、エリだという。エリ…衿?

Whatsthis 実は、色柄違いでもうワンセットあったので、それを開封してみることに。手つかずのセットの中にはやはり「エリ」が入っていた。しかも未開封のパッケージには「ユカタヨウカサネエリ」としっかり明記。う”〜。販売メーカーがこういうことをするか!? マイッタ。

 近頃は浴衣を華美に飾り上げるのが若い人中心のファッションに取り入れらえています。ファッションは文字通り、その時々のニーズや趣向に基づくものですから、いろんな関わり方や風潮あってしかり。それぞれが楽しく自由に装えばOK。けれど最低限のラインというのは知っておいて欲しいです。少々口はばったいようですが、あえて発言させてもらいます。
 キモノ関連の雑誌や特集が増えているのはとても嬉しいですね。フォーマルなものからくだけたものまで種類も豊富。中にはビックリするほど独創的でポップなコーディネートも登場します。着物にアクセサリーをジャラジャラ、サングラスに毛皮のマントに編タイツ…。ひとつのアートとして眺めた場合、トキメキがいっぱいで私も決してキライではありません。ただ、それは雑誌の「ページ」というフレームがあって始めて成り立つもではないでしょうか。パリコレなどで発表される奇抜なスタイルも、ステージの上の演出された世界と実際のユーザーに合うものとでは違います。REAL CLOTHES という表現があるように、キモノにも実生活の中で活きてくるスタイルがあります。オシャレな皆さんには、どうかそのエッセンスだけを上手に取り入れて頂ければと思います。
 かくいう私も(20年以上も昔)パンクにドップリでした。ガンガンに逆毛を立てて、スタッド付きの首輪をしながらキモノを着てました。上前もわざと逆にしたりして…。今にして思えば、そのころ大人たちはさぞ苦々しい想いで私を見ていたことでしょう。若かったな〜。しかし!(自分を正当化するわけではないですが)何かに対するアンチテーゼや自己表現としてタプ−を犯すのと、知らないで「やってしまう」のとでは違います。
 歌舞伎役者の中村勘三郎氏がこんなことをおっしゃっていました。
「基本が出来てるうえで自由にやるのは型破り。だが基本もないくせに好き勝手やるのはただの形無しだ」 
さすがですね。お芝居や着付けに限らず、これは何にでも当てはまる言葉だとして私に深く突き刺さっています。
 何だか随分と話題が広がってしまいましたが、さて、ユカタヨウカサネエリについて。
これはまず有り得ません。そもそも重ね衿=伊達衿というのはフォーマルなものです。留袖、振り袖、訪問着などに用います。つまり浴衣に重ね衿なんて、まるでパジャマにネクタイをすうるようなもの。はっきり云ってトンチンカン。
 しつこいようですが、浴衣はあくまでも「涼やか」「爽やか」「手軽」が身上。ちょっとしたお出かけで、襦袢に衿をつける場合でも白く、幅もあまり大きく出さずにスッキリさせるのがオシャレ。また帯揚げや帯締めはお太鼓結びにするために必要なものです。サラリと半幅帯を締めたなら必要ないもの。どうしても飾りが欲しい時は、根付けや小さめのさりげない帯留めぐらいが良いでしょう。
(あれもこれも「さも必要」というように商品が出回っていますが、メーカーさんの「商売っけ」に振り回されないようにご注意を!)

 やっと梅雨が明け、「やっぱり浴衣を新調したい」という方もいるのでは? 今からだと仕立て屋さんが夏休みに入ってしまうので、だいたい仕上がりが8月20日頃になる可能性あり。でも超ラッキーならギリギリお盆直前に滑り込めるかもしれません。いずれにせよ、思い立ったら一分でも早く行動に移すべし! 浴衣の着用時期は7月、8月と云われていますが、この暑さ。秋祭りやご近所用の普段着としてまだまだ出番はありますよ。種類によっては単衣のキモノとして活用できるものもあります。浴衣出遅れ組の皆さんもまだ諦めないでくださいね。

2006年08月05日

浴衣事情2

「いくらぐらい?」
「家庭があると、資金ぐりが…」
「仕立てるなんて贅沢〜」
 こんな質問やメッセージが多く寄せられます。何をするにも先立つものの心配はつきものですよね。よく分ります。特にキモノ類は、お金をかけようと思えば際限ありません。ホントにお金のなる木でも植えたいぐらいです(トホ…)。でも高額ばかりがキモノじゃありません。特に浴衣は手頃な品も沢山あるので入りやすいですよね。安いものなら仕立て上がりで4、5千円ぐらいからありますよ。
 そんな中でも侮れないのがユ○クロ。浴衣を取り扱い始めた当初、さっそくチェックしに行きました。その頃は、ハッキリ云ってヒドイ!と思いました(ごめんなさい)。あんな貧相なものをまとうなら、いっそTシャツと短パンでいいじゃんって感じでした。以来ユ○クロの浴衣は私の中から消えました。ところが数年たった先日、たまたま手に取ってみる機会がありました。すると、どうでしょう。この数年の間にものすごく進歩しているではないですか!実際に袖を通してないので着心地までは計りかねますが、触った限りではイイ線いってましたよ。¥3990でフルセットが手に入る便利さ(今週末キャンペーン¥2990)。私は白 x 紺の「向日葵」というのが狙い目だと思います。難を云えば、知ってる人が見れば「あ、ユ○クロだ」って分ってしまうこと。でもそれも気持ちの持ちよう。要するに、着る人が何をもってヨシとするかなんですよね。ちょっと良いもの着て満足に浸るか、「お得」をヨロコビとするか。もちろん良いものをリーズナブルに、というのが最高ですけどね!
 さて、超低価格のバジェット路線以外では、19,000円〜39,000円ぐらいでしょうか。デパートのオリジナル商品や、Dブランドが打ち出しているキモノ・ラインの仕立て上がり価格です。
 一方、反物は10,000円〜。作家ものや、手の込んだ高級品を覗けば、2万円以内でかなりステキなものはゲットできるはず。プラス仕立て代(1万〜15,000円)をプラスしても吊るしのお仕立て上がりとさほど変りません。それならいっそ、自分の寸法にピタリとあった着やすいマイ・浴衣を一枚…というのもアリですよね。浴衣は体の線がより出るので、体に会った寸法のものはキレイです。それに着付けもラクチン!
 花火に一回着るだけだから、という人は手頃なものでもいいし。或いはもうちょっとステップアップしたい、という人は仕立ててみる。さらに、もっと頑張って自分で作ってみるのもいいかも。まだ間に合いますよ。
 

2006年08月07日

浴衣事情…さらに

こないだ「浴衣事情」ということで、ユ○クロの激安・浴衣を取り上げました。記事を載せた後、書くからには自分で着てみないと…という気持ちがフツフツと沸きまして、試しに買ってみることにしました。う〜む、ツッコミどころは多々あります…が、この値段を考えれば何の文句が云えましょう。何よりも、和装を遠い世界のものと感じていた人たちが「着てみようかな」と身近に感じてくれるキッカケに成りうるということがイイですね。スタートがどうあれ、そこから徐々に本物の良さが見直されていくようになればステキですもの。


Pink
帯はさすがにペラペラです。でもそのペラペラがかえって軽くてイイ!という人がいるやも? 


Black
和装を楽しむ上で着物以上に大事なのが、実は帯なんです。どんなに上質な着物を着ていても、帯が安っぽいと全身が安っぽくなってしまう。反対に着物はそこそこでも、いい帯を締めていると全体がグレードアップする。試しに単衣の薄いものですが、正絹博多献上の浴衣帯をしてみました。


White
こちらは同じ正絹の博多献上でも浴衣用の単衣ではなく、小袋になっている(裏地あり)しっかりとしたものです。写真ではテクスチャーの違いまでは分りづらいですが、何となく雰囲気の違いを分って頂けるでしょうか。もし「なんか違うな」と感じて頂けたなら、それはきっと帯の配色による印象の違いではないと理解してください。


 元々、自然派ではありますがキモノに興味を持ち始めてからより環境問題に敏感になりました。まず季節の移り変わりを意識します。また、美しい染め物・織物は、それを形成する材料があってこそです。それらは全て自然界に存在します。自然が破壊されれば、どんどん作れなくなってしまいます。気候も大事です。各地には、その土地ならではの寒暖を利用した技法があります。温暖化や異常気象によって、長年に渡り培われた知恵と技術が途絶えてしまう可能性もあるわけですね。さらには「職人」という資源です。着る人・使う人=受け皿がなければ、どんなに優れた作品も意味をなくしてしまいます。技と心意気を後世に伝えてゆくためにも、受け皿である私達がもっとキモノはもちろん、地場のものを見直していきたい……そんなことを想う日々です。

2006年08月09日

リゾート No.1

暦の上ではもう秋。けれどまだまだ残暑は続きます。これから避暑に行かれる方も多いのでは? そこで今回の「洋服〜キモノ・翻訳」企画では、リゾートをテーマにスタイルを作ってみました。


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パイル地のワンピース。クシュクシュっとトランクに詰め込んでもシワの心配がないのが助かります。また旅先で汗をかいても、ザブサブっと洗ってタオルに挟むようにして絞っておけば、すぐに乾いてしまうのも重宝。


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綿麻のキモノ。このように一枚で気軽に浴衣っぽく着ると、グンとカジュアルに。縮織特有のシボが、肌にあたる面積を減らし、汗ばんだ体にもサラリとした着心地です。今回はカジュアル度をより上げるために履物はトルコ石をあしらったサンダルを着用。バッグはインドネシア土産のバスケットです。

派手な色柄の帯でもっと遊んでも楽しいでしょう。Suzunetsuke_1今回は帯をスッキリとシンプルにしたので、ベビーピンクの珊瑚で作った鈴の根付けをアクセサリーにしました。ワンピースに合わせているチョーカーは貝でできています。海のものを身につけるだけでも、気分はリゾート!

2006年08月11日

リゾート No.2

 ひとくちにリゾートと云っても、やはり様々なシーンがあります。昼間はTシャツと短パンでOKでも、夜になってラウンジでカクテルを…なんていう場合には着替えなければなりません。そんな時、キモノは同じでも、帯や小物をちょっと変えるだけで「ドレスアップ」することが出来ます。
帯をお太鼓結びにして、衿をつけ、足袋を履くだけでガラリとグレードが上がります。そうした装いのマナーはキモノだけでなく、洋服にも共通しているのが面白いですよね。
例えば「素足」。素足に下駄=とてもリラックスしたカジュアルなスタイル。洋服でも同じです。今でこそ「生あし」なんてもてはやされていますが、以前は「女の子がストッキングもはかずに出かけるなんて!」と小言を云われたものです。
 「衿」も同様。「衿を正す」という表現があるように、衿にはその人の気持ちが表れるようです。洋装のポロシャツ。スポーツをする時にTシャツは楽で便利ですが、やはりそこにもマナーやスタイルを重んじる気持ちがあったのでしょう。楽だけど「衿」がある…ポロシャツが誕生したそうです。今でもゴルフ場では「衿なし」はダメ。よって皆様ポロシャツ姿ですね。


Kappahassun
綿麻の浴衣感覚のキモノなので、ドレスアップといっても、さほどリキむこともないでしょう。帯は芯の入った「九寸」ではなく、芯もなく手軽に締められる「八寸」にしました。衿もサラリとした麻素材のものです。この場合、わざわざ長襦袢を着なくても、半襦袢や筒袖の先がレースになってるような肌襦袢でも良いでしょう。マナーは「ルール」ではなく「心遣い」…場に合わせた装いを楽しみたいですね。


Kappaheko
こちらはまた一段とカジュアル。
「気軽」「手軽」はもちろん、荷物も軽くなるのが兵児帯です。今年は大人の兵児帯スタイルがずいぶんと紹介されています。あまり「お子ちゃま」にならないように、色や質には要注意!

おまけ。(左)セパレーツの水着にパレオ。ならば浴衣も大胆に…!(右)インドネシアのスカーフをサッシュ風に巻きました。 Omakeおはしょりの上から巻いていますが、いっそ腰紐代わりに巻いて、あとはダランとブラウジングしたようなスタイルも面白いです。ハリウッド女優がキモノをガウン風に着ている…アレです。ただし、その場合はチューブトップなどのインナーが必要。

リゾート No.3

「どうだ!」と云わんばかりの頑張っちゃったオシャレも時にはいいですが、さりげないけども自分なりのコダワリがある…というのが好きです。みんなに気付いてもらえなくても、わかる人にはわかる、そんなのが楽しいと思いませんか。

Whitedress_1
パッと見はシンプルなワンピース。ジャージー風の素材は普段着っぽくなりがちですが、繊細な地紋と裾にあしらったアンティーク調のレースが甘過ぎないエレガンスを引き出しています。シフォンのスカーフで、レトロな女優気分。

Uminoie
キモノは白地に極薄の水色とベージュの縞がはいった夏塩沢。とても軽くて風通しが良いです。すくい織りの八寸帯も白ベースなので、あっさりとした夏スタイルになります。でもせっかく開放的な季節ですから、帯の柄は大胆に遊んでみるのもいいでしょう。お太鼓には昔ながらの海の家の様子が織り出されています。かき氷や焼そばなど、見れば見るほど凝ったディテールに笑ってしまいます。

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帯前は砂浜にパラソルと浮き輪。帯留めやブローチなど、アクセント次第でどこまでもイメージは広がりますね。

2006年08月13日

リゾート No.4

 お盆らしく、親戚と集まったり、お墓参りをしてる方。思い切りバカンスの方。いつもと変らない方。プラ〜っとしてる方。皆様はどんな過ごし方をしているのでしょうか。
私はいつも通りの毎日ですが、NY在住の友人が家族で帰国しているので、明日はみんなで食事会です。
何を着て行こうかな。
「洋服〜キモノ・翻訳」今回はちょっと「よそゆき」です。


Monotone
シルクのワンピース。アクセントのリボンがハイウェストなので、よりフェミニンな感じです。写真では分りにくいですが、ウエストの切り替えの下は細かいプリーツになっています。厳しい残暑の中でも風が遊ぶのが嬉しいです。デザインが凝っていても、白 x 黒のモノトーンは周囲とのバランスが取りやすいので便利。


Butterflyshiozawa
キモノは夏塩沢。全身が蝶々だと派手になりそうな気がするかもしれませんね。しかしトーンを変えただけで、基本は緑だけの一色使いなので、案外落ちついた着姿になります。
本羅織りに藍の濃淡の染めをほどこした帯をしめました。「羅」とは編み物のように、複雑に糸を絡め合わせながら織ったものです。何とも云えない奥行きや立体感が生まれ、無地でも充分に存在感があります。芯の入らない八寸でありながら、しっかりとした上質感/高級感が漂います。
緑 x 青のコーディネートはなかなか難しいもの。けれど今回は蝶々の部分、それと青のグラデーションの途中に浮かぶ「灰み(グレー)」がキモノと帯の共通点となって二つを結びつけてくれました。まさに「グレーゾーン」?…って、意味が違うか(笑)。

2006年08月17日

リゾートNo.5

 昨日は神宮の花火大会。たくさんの浴衣姿に出会いました。ゴミゴミした街中も、パーッと花が咲いたみたいに楽しくて良いですね。そんな浴衣の「野花」たちを見ながら向った先は歌舞伎座。八月納涼歌舞伎の第三部「南総里見八犬伝」。毎度おなじみの話ですが、久しぶりの舞台観賞で楽しかった。
 さて、歌舞伎座の楽しみは舞台のみにあらず。客席も思い思いのキモノに身を包んだ方々で華やかです。着物通の粋な着姿もステキだし、ビギナーさんたちの初々しい姿にもインスパイアされます。浴衣をはじめ、カジュアルな普段着も好きだけど、プレステージな雰囲気漂うキモノ・ワールドにもウットリ。浴衣が「野花」なら、こちらは庭園を彩る「牡丹」や「薔薇」といったところかしら? 
ドレスアップ〜ドレスダウン。女性はそんな装いのジェットコースターが大好きなのよね!

 「洋服〜キモノ・翻訳」今回のリゾート・シリーズも最後です。大人になっても気持ちのどこかに「お嬢さん」が潜んでいる…そんなイメージの組み合わせです。


Yellowxblack
ストレッチ素材にシャーリング加工を施したワンピース。これも洗って絞って、すぐ乾く便利品。バンバンのトランクにも小さく丸めれば押し込めちゃうし、シワしらず。面倒くさがり屋でスボラな私には大助かり。

Ojiya
少しあせたような色使いの絵絣がどこか少女らしさを漂わせる麻の小千谷ちぢみ。襦袢も麻なので、風がスーッと通り抜けていくのが気持ちいい。同じ日に普通の浴衣を肌着なしで着ましたが、かえってフル装備の小千谷ちぢみの方が涼しく感じられました。
帯はブドウの蔦を織り出した八寸。Ojiyaobifront
この帯は昔、着付けの師匠から頂きました。元々はオフホワイトでしたが、長年の使用で黄ばみがひどく困っていました。せっかくの頂きものを捨てたくないし…。そこで染め屋さんと相談して色をかけて(染め直す)もらうことに。模様はブドウの蔦だし、夏の清々しい植物の趣きに…ということで、こんな仕上がりに!ひどかった黄ばみもどこへやら。生地もくたびれてクタクタになっていましたが、シャキッとハリを取り戻して生き返ったのです!
Ojiyaobiback_2

2006年10月12日

キモノ体験

 10月10日。お仕事でお世話になったヘアメイクのMさん。全く着物とは接点のない生活をしているそうです。でも来年の年賀状には着物姿を、ということで引き受けさせて頂きました! スタイリングと着付け。和スタイリストの血が騒ぎました〜!

 どんな着物を着てみたいか尋ねてみたところで、全く分らない人には答えようがありませんよね。なので違う質問から始めました。好きな色は。普段の洋服の感じは。趣味は。そんな何気ないところから手かがりを探します。さらに髪の色、目の色、肌の色、全体の雰囲気などからパーソナルカラーを判断(今回は細かくチェックする道具が無かったので、あくまでも目測ですが…)。そして着付け。
 選んだ着物は墨色の小紋。キリッとした着物ですが、Mさんのやさしい雰囲気を生かすために帯にピンクを持ってきました。それによって全体がやわらかいトーンになったと思います。

 Pict6309
 思い切り雰囲気をだしての撮影会。「緊張する〜」というMさん。
「成人式でも着なかったし…着物は七五三以来かな? 照れますね」

無事に撮影も終えて 、、 ホッ。
「なんだか着物を着ただけで気分が変って楽しかったです」という一言がとても嬉しかったです!

2007年01月16日

春を想ふ

 早いもので、1月も半分が過ぎてしまいました。昨日のブログにも書いたように、これからどんどん私たちの目は「春」になってゆくのですね。あんなのがいいな。こんなのもいいな。春の装いへのトキメキは果てしなく広がります。
 今日は江戸友禅作家の小倉悟さんの作品を見てきました。小倉さんの作品の魅力の一つは色使いだと思います。でしゃばらない上品さと、すっきりが身上の江戸好みが意気投合した…とでも云うのでしょうか。あくまでも着る人が主役でいられる着物。着る人の個性を尊重してくれる着物。品物として見て「いいな」と思うものと、着てみて「いいな」と思うもの。その両方が叶うのが一番ですよね。
 春のモチーフはいろいろありますが、中でも一番人気なのが桜でしょう。同じ桜でも表現は限りありません。

Sakurayawa
 塩瀬の染め帯。地色と同じグレーのトーンをグッと落として陰を描くことで、とても立体的に仕上がっています。お太鼓にした時にさらに奥行きのある空間が生まれそう。赤く差した萼がアクセントになることで、地味にならず、意志をもった桜が咲きました。

Sakuratumu
 同じグレー地に桜の帯でも、こちらは紬地。輪郭を無くした花びらと生地の風合いがマッチして、実に「らしさ」を出しています。しっかり描かれた枝やつぼみが、より季節感を強調。その時だけ締めたい贅沢な一本。

Edokomon
 桜の型紙を使った江戸小紋。その所々に桜の花びらを散らしています。花びらにほんのり色を差し、美しいボカシを入れてるのがニクイねー。

Penguin
 ところで、こんなのも!
小倉さんのペンギン・シリーズはとても人気があります。

2007年01月19日

春の橋渡し

 楽しかったお正月の終わりを告げると共に楽しみなのが、年賀状のお年玉くじ。いえ、ハワイ旅行だのホームシアターセットだの、そんなのはいいんです。〒フェチの私としてはお年玉切手シートが当たればバン・バンザイ!…でも、今年は全滅。ガックシ。
 そんなガッカリ気分をお持て余してた矢先、ちょっとステキなことを教えてもらいました。節分までのちょうど今頃…冬の土用の期間を、冬から春の橋渡しと呼ぶそうです。同じ寒さでも、なんとなく楽しくなるような、ほんのりと希望が差し込むような気がしませんか。春を告げる節分。楽しみですね!

Setubun

 本日、ステキな帯留めに出会ってしまいました。まさに節分までの「今」楽しみたい逸品。見つけたお店は青山に新しくできた「東三季」。ステキな一軒家が丸ごと店舗&サロンになっています。呉服屋さんというよりは究極のセレクトショップです。反物、帯、バッグ、帯揚げ、紐類 etc.。こんなアンティークの帯留めもあったり、着物好きのためのワンダーランド。これから入り浸っちゃいそうです!
詳しくは→ http://silkandzen.co.jp/tousanki/

Umedayori     
 なにしろ居心地がよくておしゃべりも尽きません。ハッと気付けば、なんと3時間近くいたかも。ひぇ〜!
 たくさんステキなものを見せて頂いたうえに、美味しいお茶とお菓子までごちそうになりました。口の中に入れるとシュワ〜っと溶けてゆく優しい甘さ…そのお菓子の名は、梅だより。

2007年01月21日

初釜

 普段の生活の中からはとっくに過ぎてしまったお正月ですが、今日は初釜という新年最初のお茶会がありました。新年のご挨拶をし、みんなでお懐石やお茶をいただいてお祝いをします。もう一度お正月が来たみたいで得した気分。キリッと気持ちが引き締まるような心地よい緊張感と、また社中のみなさんとお会いできる嬉しさと、美味しい食事やお茶と、さぁまた頑張ろうというやる気に満ちた、充実の一日でした。

Hatsuobi
  着物という決まったフォルムでありながら、誰一人として同じ雰囲気にならないのが実に面白いです。その方の雰囲気、性格、体格、年齢…つまり個性が際立つからなのでしょうね。

Sohan
  お茶事の楽しみの一つはお懐石。粗飯を…なんて云いながら、出てくるものは大御馳走でした。美味〜!

Ro 
  炉淵(炉の周りにある枠=ろぶち)は鶴の金蒔絵。写真には写ってませんが、使用した香合は亀の形の清水焼でした。鶴亀に、みなさんの健康と長寿を願って、という心遣いが感じられます。おめでたい。

 Otsukare席入りから最後の片付けまで、6時間あまり。楽しかったけど、さすがに疲れました……沈没。

2007年01月25日

冷やかし? 勉強?

Musenpart
むっ、何じゃこりゃ?!

Musen2
わぁ、きれい。。。

Musen1
すご〜い。迫力ですね−!


 私はよく呉服屋さんを美術館兼憩いの場所にさせてもらいます。キレイなもの見て、お茶飲みながら楽しいおしゃべり。そしてちょっぴり元気になって帰ってゆく…。まぁ、これを「冷やかし」と云う人もいるかもわかりませんけれど。へへへ。
 また少々疲れ気味だったので、目の保養でもさせてもらおう、と呉服屋さんに立ち寄りました。その時に目の端がとらえたのが、どこまでも深くて吸い込まれそうな紫。梨地の絹を丁寧に染めてある逸品。反物を広げてみれば…おぉ、また柄の構図や色使いもたまりませんね。糸目をおいて、しっかりとした輪郭をつけたら、さぞキツイ印象になるでしょう。それを濡れ描き(無線友禅)で仕上げているので、ピシッとしていながら、ちゃんと優しさも内包しています。実に美しい。どんな方がお召しになるのか、着姿を想像するのも楽しいです。

 「遊んできませんか」
 ニコニコと着付けの準備をする店員さん。私が買わないのを百も承知で楽しませてくれる。懐が広い! 良い店の余裕と云いませうか、貫禄でしょうな。

Musentrial
うぁ〜、ステキ。でも私、完全に着物に負けてます。

 見て良いもの。実際に身にまとって良いもの。好きなもの。似合うもの。それぞれですよね。そのギャップをどう埋めてゆくか、というのも着物道楽の醍醐味の一つかもしれません。自分に似合うものだけで完結するのではなく、着たい着物のレベルまで、どう自分を高めてゆくのか。どう年齢を重ねてゆくのか。それはどう毎日を過ごすかという問いであり、つまりは生き方の選択でもあるのでしょうね。恐るべし、ザ・キモノ〜虎の穴!

2007年02月09日

CHICAGO

Chicago 2月8日〜3月4日、日生劇場にて上演のブロードウェイ・ミュージカル『シカゴ』。初日の今日、さっそく行ってきました。
 やたらと爆音を轟かせ、過剰演出された昨今のコンサートなどに慣らされてしまっているせいか、舞台の幕が上がったときは「こじんまりしてるな」という印象を受けました。ところがどっこい、生バンドの演奏と共に俳優たちが歌い踊る姿は圧巻。プロフェッショナルのプライドが炸裂しまくりで、アメリカン・ショービジネスの層の厚さに脱帽です。
 映画の『シカゴ』も面白かったけど、やはり生の舞台はいいですね。お鍋の中のスープがだんだんグツグツと音をたてて美味しくなってゆくように、演じる側も観客も熱が増すにつれて絡み合い、馴染み、一体となって深まってゆく。元来ミュージカルがすごく好きというワケではないんですが、これはアートです。
 ずいぶん昔に従姉妹に連れられて観に行った映画『オール・ザット・ジャズ』。まだ小学生だった私にはよく理解できなかったけど、何か興奮する「衝動」みたいなものを感じ取ったのを覚えています。その時に垣間見たボブ・フォッシーという人の怨念が今も力強く脈打ってるんですね。
 『シカゴ』は、スターを夢見る女が殺人を犯し、そのスキャンダルを利用してのし上がる…という筋。彼女は無罪を勝ち取るために正当防衛だったと主張するのです。
「あの男は拒む私に執拗に迫り、そして無理矢理キモノをつかみ…」と、そのときの様子を語るシーンでは何度となく【キモノ】という言葉を口にします。もはや【キモノ】は世界語(?!)なんですね。たぶん西洋人にとってはオシャレなガウンみたいな感覚なんでしょうけど、それでもなんだか嬉しいな。

2007年03月04日

花盛り

 3月3日。土曜日、晴天、うららか。好条件が重なったせいか、着物姿の女性をたくさん見かけました。渋谷、新宿、青山、目白…場所を移動しても見たということは、かなりの率だったのでしょう。まるで春の花が咲いたように、パッと周囲を明るくしていました。その方の年齢に関わらず、それぞれの美しさを楽しめるというのが素晴らしいですね。
 流行の兆しなのか、絞りの羽織が多く目につきました。それも、一時ブームになったようなゾロリとした長羽織ではなく、軽やかな、ちょうどお尻が隠れるくらいの丈のもの。もちろん『絞り』という性質上の理由。さらには絵羽の羽織用に作られたものに対して大柄の女性が増えたことなども、丈を決める要因なのかもしれませんが。
 私はといえば、忙しく駆けずりまわり、残念ながら着物はパス。花粉でグシュグシュになりながら、かなりミジメな心持ちで道行く女性たちを見遣っていました。すると雑司ヶ谷の路地裏でのこと。目立たぬ駐車場の片隅で満開の桜と遭遇。ソメイヨシノではないものの、自分だけの一足早いお花見だ!

Sakura

 これまた自分だけのひな祭り。朝食には菜の花ご飯を用意しました。我ながら美味でした〜。

Nanohana

さて、お知らせです!!
amamfwawaでもすばらしい腕を奮っているニット・アーティストの笠間綾がNHK[「おしゃれ工房」に登場します。ぜひお見逃しのないように
☆〜色で遊ぶニットストール〜  笠間綾
「おしゃれ工房」4月号 3月16日発売 定価500円(税込み)
☆また4月4日には教育テレビ 午後9:30〜9:55 放送予定

☆笠間綾 
 http://www.amamfwawa.com/about/
 http://www.members.aol.com/ayakasama/homegrown.html

2007年03月20日

キモノでゴジラ

 熱心にお稽古はするけど、なかなか着物で外出しない。そんな人も少ないようですね。たしかに始めの一歩を踏み出すまでは、勇気や気合いを要するものです。でも本当に最初の「えいっ!」という勢いだけなんですよ。一度馴れてしまえば何てことありません。
 …といっても着て行く場所もないし〜、なんて云わないで!
 いよいよお花見シーズンも始まります。大宴会でなくても、着物でフラリと春を愛でながらのお散歩もステキですよ。きっとお洋服で歩くのとは違った景色が見えるはず。

 Godzilla

 私のところに習いに来ているガールズも張り切っています。せっかくだから、ちょっと気分を変えてみようと、この日は帯を『つのだし』に結ぶ練習をしました。途中で疲れて、こんな姿のままウロウロぎこちなく歩き回っていると、ゴジラみたいで可笑しいやら可愛いやら。♪タララッ、タララッ♪って歌ってみて。ほら、背びれやシッポに見えてきませんか?

2007年04月01日

おしゃれ工房♪

 NHK「ミュージックプラザ」でも報告しましたが、3月28日(水)は朝から教育テレビでおなじみの【おしゃれ工房】の収録に立ち会ってきました。
 amamfwawaで一緒に活動しているニット作家&テクニカル・デザイナーの笠間綾(かさま・あや)がニットストールを提案するという企画。その中で、実は和のニットも作ってるんですよ…ってことで、amamfwawa製品も紹介されました。
 ボディ2体にキモノを着つけるために、amamfwawaスタッフの法眼&私も参加することに。みんなが打ち合わせやリハーサルをしてる横で、せっせと無言で着つけるのは楽しくも不思議な経験でした。いつも「しゃべり」を要求されるのに、その日は黙々とひたすら着付けに専念。自分の立ち位置が変ると、番組作りがまた違って見えてくるようでした。恋も仕事も…あらゆることに対し、視点を変えてことが如何に大事かを再認識。

Kitsuke
 人間に着せるよりもボディは難しい。人間の自然な凹凸や肉の弾力があってこそ、平面の着物は美しく仕上がるのですね。

Oshare1
 まずはこんな感じ!
左は桜と藤が咲き乱れる小紋。袋帯でちょっと重めの、よそ行きコーデ。
右は無地の紬に半幅帯。半幅でも丁寧に織ったものなので、カジュアルながらも安っぽくならず、ポップな大人の遊び心が覗きます。

Oshare2
仕上げにamamfwawaのニット羽織を着せて…できあがり!
 法眼&マユコが力をあわせ、二人三脚での着付け。いかがでしょうか。

この日の様子はamamfwawaブログにも載っています。

そしてこの日の主役、笠間綾のサイトかさま あやDiaryもチェックしてみてください。
                                                  

〜色で遊ぶニットストール〜  笠間綾  
NHKテレビテキスト「おしゃれ工房」4月号 3月16日発売 定価500円(税込)  
NHK教育テレビ「おしゃれ工房」 4月4日(水) 9:30PM〜9:55PM 放送予定

2007年04月10日

どうする? ポリエステル?

 「お花見2007」の記事に、ポリエステルの着物に関するコメントを頂きました。これは着物好きにとっては思案のしどころかもしれませんね。実は私も迷うところが無いわけでもありません。ポリか絹か。着物に何を求めるのかで、大きく受け止め方も変わります。
 着心地や風合い、職人の技、仕上がりの美しさ、伝統などを楽しみたいならポリはオススメできません。それよりも扱いやすさ、ランニングコストなどを優先するなら良いと思います。

●ポリの良いところ
1. メンテナンスが楽。洗濯機でガンガン洗えて、アイロンも必要なし。
2. 縮み、色あせの心配がない。
3. 安価なものが多くある。

●ポリの困ったところ
1. 夏は暑く、冬は寒い。
2. 静電気でバチバチになりやすい。
3. 本物の織りや染めに比べて深みがなく、ペタッと見える。

●正絹の良いところ
1. 身体に馴染み、着心地が断然良い。
2. きちんと洗い張りをするとパリッと新品同様に蘇り、長くつきあえる。
3. 何といっても、美しい!

●正絹の困ったところ
1. 洗濯は専門家に任せた方が安心。よってお金がかかる。
2. 濡れると縮む心配あり。天気予報は見逃せない。
3. 値段は、上を見ればキリがない…。

 日常的に着物で過ごしている、または着なければならない方は、用途や状況で素材を選べた方がよいでしょう。けれどたまの「おしゃれ」や「気分転換」で着るなら存分に良さを味わえる正絹よろしいかと思います。また、絹に限らず色々な天然素材を楽しんでほしいです。
 さて、ポリと絹の間でどうにも結論が出ない場合は、両方の良いとこ取りをするのはどうですか。川越唐桟、久留米絣、会津木綿…etc。木綿の着物も種類が豊富です。そして盛夏には麻。どちらも家で洗えて気軽に楽しめるのが良いですよ。ご参考までに、天然素材は他にも和紙、藤布、しな布、パイナップルの繊維など、もっぱら帯に使用されることが多いですが、いろいろあってビックリしちゃいます。
 ところで、最近はポリの着物も技術の進歩で以前の安っぽさはかなり解消されているようです。加えてポリエステルという素材に小さいころから慣れ親しんでる世代は、年輩者よりも抵抗感なく受け入れられるのかもしれません。ただし、同じポリでも善し悪しがあるようです。それが何であれ、「値段は正直」ということに変わりはないのですね。
 ちなみに私はポリエステルの冬用の袷、春秋用の単衣、夏用の薄物をそれぞれ一枚ずつ持っています。あまり使用頻度は高くありませんが、何かの時に持っていると便利です。

 最後になりましたが、コメントを下さったとみ徳さま。男性用の商品がどのぐらいあるのか、お値段の相場など、勉強不足で申し訳ありません。ただ、お客の気持ちも汲み取らずワーワー買え々々攻撃するようなとこは良いお店ではないと思います。シレッと下見をするならデパートが良いかも。買う買わないはともかく、ちゃんとモノを見て、説明を聞くなり、吟味するなら専門店がよいでしょう。本当に良い呉服屋さんは購入商品で客を値踏みしたり、無理に押し売りしたいしないはずです。

Ooura
Poly

 染め物風に仕上げたポリエステル素材と、本物の染めを施した絹物。2つの違い、分りますか? 写真では分りづらくても、肉眼ならすぐ見分けがつくと思います。さらに袖を通せば違いは歴然です。

2007年04月13日

夢の越後上布

 Rakufu_1

 今日から3日間は呉盟会のご奉仕展。字の通り、沢山の呉服屋さんからなる呉服連盟会。その呉盟会が年に2回、一同に会して売り出しを開催します。お店の枠を越え、一つの会場に在庫を大放出するのです。お店にはそれぞれの好みといいますか、カラーがあるので私たちは自分に合ったお店の顧客となります。けれどたまには気分を変えたい。イメージを一新してみたい…でもなかなか行き馴れないお店には入りづらい。そんなこと、ありますよね。呉盟会はたくさんのお店をチェックする良いチャンス。
 1、2万円の大特価〜高級品までいろいろ出品されています。うまく掘り出し物を掴めればラッキー!そんな中、一目で心奪われた品がありました。触ってみると、しなやかで、吸い付くようにしっとりしていて、それでいてベタつかずサラッとしている。
「それはお買い得ですよ。これだけの品はなかなか出ないんですけど、目玉といことで半値になってます」と、売り子さん。
 白地に茄子紺の絣が入った麻の反物。越後上布。お見事。半値かぁ。。。
うわっ、値札を見て思わず声が出ちゃいました。
 ¥2,550,000→ ¥1,200,000 …たしかに半値には違いない。
一体どんな方がお召しになるんでしょうね〜(嘆息)。

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Edokomon_1
呉盟会の前に仕事がありました。雰囲気的にあまり「ザ・きもの」じゃない方がよいかなと思い、スーツ姿の中でも馴染むような色合いの江戸小紋を選びました。パッと見はベージュの無地ですが、細い緑と小豆色の縞です。洋服感覚ということで、帯揚げはヒョウ柄のスカーフを使用。

2007年05月14日

出雲織

 「ビバ東北」にて、秋田・青森で味わった感激を書き綴っておりますが、どうもすぐに脱線してなかなか進みません。青池から藍染めを連想したので、今回もちょいと寄り道します。

 染織り作家・青戸柚美江さんの傘寿(80歳)を祝う集いが先月ありました。そこで出会ったのが【出雲織】と呼ばれるもの。藍染めを基調としたものは沢山ありますが、出雲織…正確には青戸さんの作品の優しくて強い魅力に夢中になりました。

Izumoori
 素朴で穏やかななのに、ずっと深いところにはグツグツと煮えるような激しさを内包してる作品の数々。中でも私が一番惹かれたのがコチラです。

 日本の歴史と知恵と美が濃縮された着物ですが、残念ながらその原料となる絹や綿のほとんどは輸入に頼っているのが現状です。しかし青戸さんは染めや織りだけでなく、綿花を育てるところから始められるそうです。収穫した綿から糸をつむぎ、それがやがて膨大な行程を経て反物に仕上がってゆく。実に気の遠くなるような話です。
 今回の集いで、青戸さんは結婚された当時のお話も披露してくださいました。親が勝手に決めてきた結婚。相手の顔さえ知らぬままに嫁ぎ、毎日を必死に生きてきたら、アッという間に月日が流れていたそうです。その「アッという間」の陰には並み成らぬご苦労もあったと想像します。でも日々を懸命に生きる姿は、作品を創る姿勢にも繋がっているように思います。
 生地を触ると、しっとりとやわらかく、フワッとしていながら適度な重量感もある。自然と人間の交わりの中で生まれた布は力強く呼吸をしているのですね。「出所」も「行程」も見えにくい「加工品」に埋め尽くされている現代生活を送る中で、青戸柚美江さん、及び作品に触れることができたのは大きな刺激になりました。

Hasuito
 ちなみに青戸さんは綿のみならず「藕絲=ぐうし」も手がけています。蓮の茎を折って引くと、蜘蛛のの糸みたいな細い繊維が出てくるそうです。藕絲はこれを紡いで作るのですが、40キロからわずか2gしか採れないとか。

2007年06月13日

夏だ、浴衣だ!

 Yukatamatsuri  パニーニ? ラザーニャ? いえ、ラニーニャでございます。このラニーニャ現象とやらで、今年の夏は猛烈な暑さに見舞われるとか。うぇ〜。これはしっかり根性をすえて覚悟をしておいた方が良さそうですね。
 そんな中、今年も浴衣市場は活気があるようです。毎年4月の半ばを過ぎると、ボチボチ新柄などをチェックしつつ夏の構想を練ります。とは云え、なかなか実感は伴わず、梅雨を過ぎてから慌てて仕立てたりするんですよね。ところが今年はもう着てもいいぐらい。実際ちょいとそこら辺までなら着てますし…。本来は7月8月に着る浴衣ですが、単衣の着物同様、今後は浴衣のシーズンも長くなるかも?!

Hanhaba

 おっと、見つけてしまいました。この麻の半幅帯はリバーシブルになっていてちょっと面白いかな、と衝動買い。それにしても¥3900のカットソーはすごく悩んでも、どうして¥15,000の半幅は迷わず買えるのだろう? 着物バカ。

2007年07月22日

着付けのポイント

 夕方、ちょっと外の空気を吸いに散歩にでました。渋谷の駅の方まで足をのばしたら、あらら、浴衣姿の女子たちで大賑わい。今日はどこぞで何かイベントでもあるのかしら?いいですね。華やいでますね。つっかけ姿でブラリの自分がちょっぴり寂しく感じたりして。…ま、いいか。どうせ今日はお出かけモードじゃないし。宿題たまってるし。

Eri Eriopposite_1


 
 ところで、せっかくのカワイイ浴衣姿なのに、左前の人がかなり多かったのがザ・ン・ネ・ン!!それ以外はステキに着こなしているのに…。要するに上前と下前を逆に着付けてしまってるんですね。左前は死人です。あえてタブーに挑むという気骨をもってしてるのならご自由ですが、そうでないなら気をつけたいポイントですね。カンケーないじゃん、細かいルールなんてウザイと片付けないで。どうせなら、縁起が悪いよりは良い方がいいじゃないかなー。

2007年08月11日

墨流しと職人魂

 「墨流し:すみながし」とは水面に染料を落とし、できた水のうねりのような模様を布に写し取る染めのこと。あまり最近では見かけませんね。青木玉さんの著書【着物あとさき】にも、お祖父様の紋付を墨流しに染め変えて生き返らせたというエピソードが綴られています。私もそれを読んで以来、ちょっと気になっていました。
 先日フラリと立ち寄った呉服屋さんで墨流しの反物を発見。生地は綿紅梅なので浴衣にするのが妥当ですが、せっかくなので広衿仕立てにして、ちょっとしたお出かけにも対応できるようにお願いしました。
 はっきり云ってバカですね。仕立て屋さんがハイシーズンにつき多忙であることと、お盆休みで作業が止まるために、出来上がりは8月の終わり頃になることを覚悟しなくてはなりません。こんな時期に浴衣地を買っても、着られる回数は限られます。
 ところが、なんと!!昨日「出来ました」との連絡がありました。うそっ、中3日ぐらいの突貫作業ですよ。せっかくなら何度でもお召し頂きたい、と職人さんがフル稼働で頑張ってくれたそうです。さっそく今日、品を受けとりました。どんなに急ぎ仕事でも丁寧な仕上がり。そのアッパレな職人魂に大感激です。プロフェッショナリズムとサービスと意地と真心のスクラム。すばらしい。

Suminagashi
そんなワケで、明日の観劇にはコレを着てゆきましょう。おニューの着物には、これまたおニューの粋な黒扇子。はて、帯も渋く攻めるか…それとも甘さをプラスするか…。

2007年08月25日

ハードルは高いのか?

 8月24日。諸用のためにamamfwawaスタッフと合流。つい先日開催された某パーティーに出席したR氏は、多くの女性たちが多大なる感心や憧れをキモノに対して抱いていることを確信したという。しかし何かが、彼女たちを「無理」という気持ちにさせているらしい。浴衣ぐらいならOK。でも「キモノ」となると話は別。ガラガラガラっと、現実が憧れの前でシャッターを降ろしてしまう。
一体その現実とは何なのか?
 先入観? 高い。面倒くさい。手間がかかる。不自由。大変。時間がない…。たしかに、どれも正しい。同時にどれも正しくない。洋服だろうが、車だろうが、家だろうが、食べ物だろうが、なんでも幅がある。その幅の中から自分サイズを選ぶだけのことなのに。実際に触れて、体験してみれば納得できることなのに。もったいない。朝、ワードローブの前で「今日はワンピースにしようか、それともジーンズかな」と迷う贅沢に、キモノという選択肢が増えたらもっと楽しいでしょうに。
 
 とある和装問屋の休憩室にて、そんなディスカッションに熱がこもった。そして目の前のポスターに気付く。京都の舞妓さんや、「いかにも」なハンナリ女性の写真。これもいけないんじゃないか?!キモノの良さを表現しようとするあまりに、イメージを限定してしまう。要はキモノ自体が不自由なのではなく、それを取り巻く人々の意識が不自由なのではないかしら。
 呉服業界だけでなく、音楽でも出版でも何でも、発展に向うテンションと同時に真逆に働くテンションとの引っ張り会いが生じるように思う。だからこそ、個人レベルでは限りなく自由でありたいのかもしれません。
 明日は久しぶりに夏塩沢でも着てみようか。それとも上布(麻)にしようか。ま、天気と気分で決めればいいか。
 discussion.jpg 夏衣を存分に楽しもう。いくら暑くても、夏は永遠に続かないのだから。  

2007年08月26日

晩夏

 浴衣が欲しいんです!と、Kさんが飛び込んできたのはお盆の少しまえ。職人さんたちは夏休みに入っちゃうし、仕立てるにはやや遅いかなと思いつつ、それでもせっかくなら後悔のないものを手に入れて欲しい。そんな思いを抱いて、いざ呉服屋さんへ!
 その時にお見立てしたのが、こちらです。夏が終わる前に出来上がって本当に良かった。着付けレッスンを受けて、そのまま「麻布十番のおまつりに行ってきます!」とハジける笑顔で出かけてゆきました。

kyukata.jpg

 色が白くて華やかなイメージの彼女は、くすみの無い色がよく似合います。軽さを大事にしつつも、安っぽくならないように注意しました。生地は綿絽(めんろ=ポツポツ穴があいたような、独特の隙間が織り目にできています)。淡いピンク地に草の藍色が生むコントラストを、黄色の花が和らげていてキレイですね。
 帯はあまり古典調にならないものを選びモダンに。しっかりと織った博多帯なので締めやすく、だらしなくならないのがポイントです。

 mukuge.jpg
 厳しい残暑のなか、セミたちが全身で鳴いています。死ぬまでを鳴いているのか。生きている間を鳴いているのか。
セミの形に編んだ花かごにはムクゲの花。廻る季節にハレルヤ。

2007年12月03日

東三季

 amamfwawaフェア@東三季は明日までです!
 
 東三季さんのセレクトによるステキなキモノや小物たち。冬のお洒落のアイディアが広がったら、そこにニットを足してみませんか。新しい楽しさと暖かさが見つかるはずです。
 今シーズン初登場のマントは男女兼用でお召し頂けるデザインになっています。
そこで男性用の着尺と帯に合わせて展示してあります。写真では色みや風合いがちゃんとお伝えできないので、ぜひ一度実物を見て頂きたいです。皆さまのお越しをお待ちしています!

        men%27s.jpg
BELL(マント)。色は写真のdeep brown の他、snow whiteがあります。

東三季:東京都港区南青山4−28-25
TEL&FAX 03-3498-5600

http://silkandzen.co.jp/tousanki/"

2008年01月10日

岩井先生に所作を習う

 1月10日

 晴れてよかった。今日は朝から靖国神社内にて雑誌用の撮影でした。寒かったけど、とても楽しくてはり切ってお仕事ができました。ご一緒したのは日本舞踊・岩井流家元であり、女優の岩井友見先生です。
 今回は美しい和の所作を岩井先生に習うという企画。こんなラッキーなチャンスはありません。思い切り「素」になって教えて頂きました。キモノの美しさを引き立てるのは、着ている人の立ち居振る舞いです。歩き方、座り方、おじぎ、車の乗り降り、バッグの持ち方、ふすまの開け閉めなど、あらゆるところに「美」は潜んでいます。それを引き出さない手はないですものね!
 ちょっと先生にアドバイスをして頂くだけで格段によくなってしまうんです。自分ではけっこうイケてるつもりでいましたが、「つもり」とは恐ろしいものです。詳しいことは紙面で!

 岩井先生にあれこれ教えて頂いたことも大きな収穫ですが、それ以上に目標にしたい憧れの存在に出会えたことが嬉しいです。妥協を許さず、お仕事に対する徹底した姿勢。ピシリピシリと的確な指示を出し、現場を導いてゆきながら、それは決してイヤな緊張を強いるものではないのです。場を引き締めながら和ませることを忘れない…なかなか出来ることではありません。そして現場にいる一人一人に気を配り、全員が「参加」しているという気持ちになれる。もちろんそんな先生の元には素晴らしいスタッフが集まるものです。皆さんがプロの仕事を見せて下さいました。本当に今日は高純度のエネルギーを注入して頂きました。先生、そしてスタッフの皆さん、有り難うございました。

 もう一つ嬉しかったこと。お昼に大好物、「八竹」の茶巾と穴子寿司が出たこと。実はこれも岩井先生が手配してくださったもの。先生のポリシーは「撮影のときは、ちゃんと食べて、しっかりいい仕事すること」。素晴らし過ぎますぜ!

主婦と生活社『40代から、もっときれい』Vol.13
2008年3月6日(木)発売予定

       iwai-sensei.jpg

2008年02月28日

ガールズ・パーティ

2月28日

 昨日(27日)NHKの生放送後、空腹を抱えたまま次の打ち合わせに。途中で何か食べようかとも思いましたが、お茶のお稽古に出席したかったのでグッと我慢の子であったのであります。と、と、と!神は我を見放しはしせなんだーっ!

 おひな祭りを前にお茶室はガールズ・パーティルームと化していました。床の間には可愛らしいお人形さんたち。そこには手作りの茶巾寿司や桜餅など、ごちそうも供えられています。お軸も、もちろんお内裏様&お雛様の仲良しカップル。そんなラブリーなしつらえの中でのお稽古。ルンルン♪疲れも癒されますね〜。
 そして。
「さ、さ。今日はこの辺にして、ご飯にしましょう」と、先生。
「ん? ご飯?」キョトンとしている私を尻目に、みんなはサッサと準備を始めました。うわー。ごちそうだ。

       gochiso.jpg
 仕事とはいえ、私が遅刻している間にこんなステキな宴の準備が整えられていたのです。あぁ〜、空腹に負けずに駆けつけてよかった〜。神様、先生、そして準備のお手伝いをしてくださった同朋よ。
さんくす、心から。

       hina.jpg
 先生と一緒にごちそうの準備をしてくださったSさん。お稽古を始められたのは、実は私よりずっと後…なのに。とても熱心にお勉強をなさっていて、もうすっかり先行く先輩です。
 羽子板、毬、ひょうたん、おもちゃなどの胸キュンなアイテムを散らした小紋のキモノがとてもお似合いです!無理矢理「鈴なり」に登場するのを承諾して頂きました。

2008年03月13日

富田林〜 雛めぐり

3月13日

 9日、日曜日。ちょうど12時ごろに新大阪に着く。御堂筋線で天王寺まで行き、さらに近鉄線に乗り換え富田林に向う。新幹線の速度に慣れた目に、ローカル線からの景色は心地よく流れてゆく。春の麗らかな陽射しがじんわりと体を温めてくれる。ふっと眠りの国に吸い込まれそうなるが、頭の半分は見知らぬ土地を行くときめきと緊張で、ピリピリと覚醒している。実にハイボールなサンデーアフタヌーンである。

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 富田林に降り立つと、細い道を挟んだすぐ向こうに雛めぐりを開催している寺内町がある。コースマップを配るお嬢さんたちのキモノ姿にテンションも上昇。

dolls.jpg あちこちに惜しげも無く、雛人形が展示されている。

 本屋さんの店先でも… bookstore.jpg

origami.jpg これだって立派なおひなさま。
      oshiruko.jpg
 甘味処も店を開放。他にも普通の民家が車庫にイスをならべて喫茶店をやっていたり、町内全体が学園祭っぽいノリに包まれていて楽しい。しかも安い!キャベツ焼き=100円、オムライス=400円、とかね。

mice.jpg 年男、年女?

 なんかモダン…。 ceramic.jpg

 番組でも報告しましたが、なんといっても町のおおらかさが嬉しかった。ほとんどの家の玄関は開け放たれたまま、訪れる人たちをほがらかに迎え入れてくれる。こちらが恐縮するほど自由。まったくノーガード。明日のジョー。散歩してるだけでもノンビリと気持ち良かったのは、春の暖かな陽射しやキレイなお雛様だけでなく、きっと人を信頼しているという空気と、そして地域の結束やプライドなのかもしれない。
 東京に住む私には、その無防備さがくすぐったくもあり、また懐かしい。子供のころ、わが家も開けっ放しだったのが思い出された。ご近所さんが「いる〜?」なんて云っては、勝手に入ってきたものだった。

    hina.jpg

 

2008年03月17日

白椿と白大島

3月17日

 去年はほとんど花をつけずに寂しい思いをしたけれど、今年の白椿は賑やかである。性格がいい加減なので、剪定や肥料の加減などは勘、或いは気分に頼りがちだ。植物にしてみれば、実に迷惑な話だろう。それでもしっかりとその美しさ、その生命力を惜しげもなく見せてくれると、ただただ心を深くするばかりである。

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 花の白さを眺めながら、何を着ようかと思いめぐらせてみる。凛とした紺色のキモノに、白地の塩瀬の染め帯でパチッとさすのもいい。あくまでも柄はすっきりとしたものに限る。反対にキモノを白くするのも潔い。そうだ、白大島にしよう。母が着ていたという大島。白地にうっすらと浮かぶ水色の絣は、まるで花びらにさす陰の深み。こんな具合に目は花を愛で、気持ちは箪笥の引き出しを開け閉めしてしまう。私にとっての贅沢かつ楽しい時間だ。
 ところで大島紬は花粉症の人にぜひオススメしたい。独特のすべりのよい風合いは花粉や黄砂を抱え込みにくいように思う。そしてせっかくキモノでおしゃれをするならマスク無しで歩きたいものだけれど、こればかりはどうにもこうにも…とほほ、なのである。
    

2008年03月23日

桜、開花とお召し

3月22日
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 ちょうど今年初めて桜の帯を締めた今日、東京では桜の開花が発表されました。濃紫の縮緬にたっぷりの桜が咲いた染め帯に、キモノは白地に黒の絣を配した白鷹お召しです。

 お召しといえば…。今日はなんだか心の中にも花が咲いたような、瑞々しい気持ちです。というのも、とてもステキなお話を聞くことができたからです。
 とあるお家で息子さんが急遽、結婚することになったそうです。「急遽」というのは、つまり結婚を早くしなければならない事態が発生したからです。そこで両家の初顔合わせとなる食事会が開かれることになりました。さぁ、困ったのは母親です。何を着ていけばいいものやら。あまりカジュアル過ぎてもいけないし、ドレスもどうか。ならばキモノか?それにしても相手方がどんな具合が分らないので、あまり華美なものも避けたがよかろう。そこで母親が選んだのは質の良い、上品な本塩沢でした。
 さて、着るものは決まったものの、やはり気持ちは重い。「おめでとうございます」と手放しに喜んでいいのか、それとも「この度は息子がとんだ失礼を」と謝るものなのか…どう切り出せばいいのかが分らない。しかし分らないまま、その時はやってきてしまった。
 すると思いがけず、先方の母親が気持ちよく場をリードしてくれて、両家仲よく式の段取りなどを決めることができました。ホッと安堵しながらも、どうしても気になり、別れ際に尋ねたそうです。
 「今日はどうご挨拶して良いのやら分らず、実はとても気重でした。それを快く計らっていただき感謝しています。それにしても、何故…?」
 「あなた様がお着物でいらしてくださったからです。お召しになっているものを拝見し、どれほど気を使ってくださったかが分りましたもの。これほどにお心遣いのある方なら、娘をお任せして大丈夫だと安心しました」
 この話を聞いたとき、私は深く胸を打たれました。母親同士の気配りのなんと行き届いたこと!息子さんのお母様も素晴らしいですが、その気持ちを瞬時に汲み取った相手方のお母様もまた立派ですね。
 キモノは単なる衣服だけでなく、また単なるファッションだけでもない。その人の内側を映し出す鏡。何を着るか、どう着るか…。奧の深さは果てがありません。

 

 

2008年04月04日

すてきな人

4月3日
 
 4月になりました。こんこんと沸き出る泉のように、降りしきる桜の花びらには果てがないような気がします。近くに木が見あたらなくても、風が吹いてなくとも、それでもどこからともなくヒラヒラ、ヒラヒラ、花びらが舞うのです。美しく、儚く、それでいてそこはかとない、したたかさのようなものを嗅ぎとってしまうのは何故か。正体不明。ひらひら、ひらひら。しなしなとしたピンク色の煙に巻かれる午後。夢見がちな季節。

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 キモノ美人に出会いました。型染めの総柄のキモノを上手に、うるさくならずに着こなされているのがステキでした。限りなく黒に近い、しっとりとした墨色の羽織とよく似合います。無地の黒でも暗くならないのは、品の良い赤い羽裏のせいでしょうか。袂(たもと)からチラリと覗くのがオシャレですね。この羽裏は祖母様が使っていたものだそうです。たいていは表地が先にあって羽裏を併せますが、裏からイメージを広げてゆくというのも楽しいですね。そして背中の洒落文がピリッと味の効いたアクセントに。

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2008年04月07日

遊び心

4月7日
 

 夕べは新月。月明りに邪魔されることもなく、春の湿りにモヤモヤした星がまたたいていました。のんびりと夜の散歩がとても気持ちよかったです。闇の中に顔を出したばかりの新芽たちが浮かび上がり、しなしなと柔らかな体で懸命に呼吸しているのが聞き取れるようでした。東京は桜もだいぶ葉っぱが目立ってきました。これからどんどん街は緑に染まってゆくのですね。

 さて、こんな手拭いを頂きました!
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 パッと見は、大胆な縞模様が粋だわね…と思うだけでしょう。でも、白い部分との境目のところで斜めに折ってみると……

 あら、不思議! まるで袴(はかま)をつけたみたい!
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 ピクニックはもちろん、いつものお弁当も公園のベンチで頂いたりするのが楽しい季節到来。ひざかけに、こんな手拭いを使うのも面白いと思いません?きっと会話もはずんで、お弁当タイムがさらに美味しくなるでしょう。

 *手拭いは、渋谷の道玄坂上にある、玉川屋さんのご提供です。

2008年05月25日

キモノ・スクランブル

5月25日
 
 まるで梅雨の只中のような蒸し暑い一日。風薫るさわやかな5月の心地よさをもう少し味わいたのですが… ふー。

 着付けのお稽古の後、生徒のKちゃんと坂の途中で信号待ちをしているときのこと。坂の下から結婚式帰りとおぼしきご夫妻があがってきました。ご主人は上着を手に持ち、奥様は黒留袖で汗を拭き々々、ごくろうさまです。すると坂の上から和装の男性が颯爽と歩いてきました。ドッシリと重たい袷(あわせ=裏地のついた冬もの)の黒留とは対照的に、男性は麻の着物で軽やかなことといったら…!

 本来、10月〜5月は袷の時季。麻は7.8月の盛夏の着物。その2種類が目の前ですれ違うさまを見て、Kちゃんはキョトンとしていました。着物ルールブックに忠実な方は混乱するかもしれませんね。でも、この場合はどちらも正解だと思います。
 
 正装の場合は基本ルールを守る。カジュアルな普段着やオシャレ着はTPOを優先。
 今日のような暑さなら、無理にルールを守るよりも、軽やかに麻を着ている方が周囲にも気持ちいいものですね! 結婚式に出られたご夫妻のようにフォーマルな場では仕方ありませんが、その日の様子と相談しながら自由にキモノを楽しみたいものです。
 ちなみにその直後、木綿の単衣のキモノに半幅帯を締めた女性とすれ違いました。季節のスクランブル交差点。キモノもとりどり、個性が表れます♪

 私はというと、単衣のキモノを製作中なんですが、これがまた大幅に遅れてます(焦っ!)。もう6月はすぐそこ。なのに、ようやく前身頃を縫っているありさま。袖もついてないので、超ロングベスト(?!)状態ぜよ。

これじゃ間に合わないこと確定じゃないのぉぉぉおお〜〜〜。
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2008年06月10日

足元を見る

6月9日 

 午前中から薄暗く、時間の感覚が曖昧な、実に梅雨らしい一日。蒸し暑いような、肌寒いような、皮膚感覚すらも曖昧で、まるで『今日』という水槽の中にゆらいでいる水草にでもなったみたい。ゆらゆら。ふわふわ。このカンジ、けっこう嫌いじゃない。

 お昼を少し回ったころ、空がたまりかねたように雨を放った。皆が傘をさしたり、慌てて駆け出したりするなか、濡れることなど気にもとめないふうで立っている人がいた。歳のころは30代後半だろうか。入り組んだ柄のシャツに履き古したブーツカットのジーンズ。足には、これまたイイ具合に熟れた下駄。太く黒い鼻緒が、女物にはない力強い安定感を示していた。サングラスの下の瞳は何を見ていたのだろう。おそらく遠く…この街ではない、どこか。それにしてもカッコイイ男だったな。

 雨はいよいよ本降りになった。大通りを逸れて路地に入ると、初老の女性が歩いてきた。何とも品の良い着物姿。薄紫の紗合わせが彼女のセンスを物語っている。紗合わせ(しゃあわせ)とは生地の上に紗(うすい透け感のある布)を重ね合わせて仕立てたもので、下になっている生地の模様が透けて見えるため、独特の繊細なエレガンスがある。特殊なだけに、とても贅沢な着物である。なのに雨コートもなしにスッと傘をさしたもう一方の手で着物の裾を持ち上げているだけ。下着の襦袢と足首が覗いている。本来ならば下品に成りかねないのに、その仕草は艶かしくもあり、また初々しくもあった。

『足下を見る』と云うけれど、今日は魅力的な足元に釘付けの日だった。下駄の男性も、着物をたくしあげた女性も、それぞれのスタイルが足に出ていた。自分の世界にしっかりと立ち、そして歩いてきた足。残念ながら二人の顔は思い出せないが、あの足元だけは鮮明に焼き付いている。

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もっと絵が上手だったよかったのにな〜…

2008年06月21日

あじさい見物

6月21日
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 先日、久しぶりに鎌倉を訪れました。友人とあじさい見物です。まず目指したのは王道中の王道、北鎌倉の明月院、別名「あじさい寺」です。梅雨の只中にも関わらず、頭がひび割れるほどの晴天のためでしょうか、平日だというのに大賑わいでした。あまりの人混みに、一瞬「やめようかな」とさえ思いましたが、境内に入った途端にそんな憂いは吹き飛びました。あぁ、やっぱり美しい!来てよかった、と全身に喜びが行き渡ってゆくのでした。雨なら雨で、それも風情があってよかったのですが…。

 実は明月院の奧に菖蒲園もあると、いままで気付きませんでした。友人に教えられて初めて入園しました。地元の人間ほど、その地域のことを知らないものかもしれません。実際私も鎌倉を離れてから、ここの本当の良さを理解した気がします。親のありがたみにも云えるかもしれませんね。これから人類が宇宙にどんどん出張る時代がきたら、あぁ地球はなんて豊かで美しかったんだろうと痛感するのかも…。

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 つい楽しくて、はしゃいでいたようです。知らないうちに走り回ってる姿を写真に撮られていました。ひひひ。


 北鎌倉から電車を乗り継ぎ、さらに足を延ばして極楽寺の成就院へ。私の生まれ育った家から程近い名所ですが、子供のころはこんなに賑わってなかったような…。いつからこんなに有名になったのだろう。両側にびっしりと咲いたあじさいの路の向こうには、遥か海が見渡せます。ステキでしょ!
 でもね、子供のころは怖くて仕方ありませんでした。ここは海から山に抜ける切り通しで、夕方には鬱蒼と茂る木々で暗く、路の両側にはお墓とお地蔵様と防空壕。深夜ともなれば魑魅魍魎のダンステリアだもの。

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 何年か前にもあじさい見物をしたのですが、なんと気付いたら、その時と同じ着物を選んでいました。きっと私なりの「和」への願いなのでしょう。あじさいの色や美しさを邪魔しないように。同伴者や景色と競うことなく、互いの味を活かす装い。そんな想いで選んだら、こうなりました。帯は海辺を飛ぶ千鳥です。

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 円覚寺の境内で出会った言葉。気持ちがブレたときに、きっと力強い味方になってくれる言葉だと思います。

2008年06月29日

夏越しの大祓いに向けて

6月29日
 
 あれよ、あれよという間に今年も半年が過ぎてしまいました。いいこと、そうでもないこと。その全てが私という綾をなしてゆく。
 紬(つむぎ)は屑繭や真綿などの糸で織られ、生糸から作られたものよりも太く、節がたち、ムラがあります。だからこそ独特の趣きがあり、着込むほどに味わいが増し、着る人とそのものになってゆく。そんな紬が大好きです。どこかとても「人間らしい」気がするからでしょうか。

 もっと若いころ、何かが欠けているのがイヤだった。できないのがイヤだった。いつも完璧、あるいはそれ以上を、自分にも周囲にも求めていた気がします。今も向上心を放棄したわけではありません。けれど、完璧でないからこそ持ち得る強さ、優しさ、暖かさ、そして無限の可能性に惹かれます。

 今朝の朝日新聞に細馬宏通氏による《「やり直し」こそが会話》という記事が載っていました。人の会話の中には「云い間違い」があるのと同じように、動作の「やり間違い」もあるというのです。そしてこの「やり間違い」は単に動作の修正ではなく、言葉と動作の組み合わせを調整しているそうです。

 『もし、完璧な言葉や動作しか許されなかったとしたら、わたしたちの会話はあっという間に途絶えてしまうだろう。やり直しを受け入れ、お互いを絶えず修正する能力もまた、人の会話の優れた特徴なのだ』 (記事から抜粋)

 言葉は人の行動を。行動はその人の生きる姿勢を支える。そしてそれは、その人そのものになってゆく。ならば人間は失敗や間違いの中にこそ存在し、輝けるのかもしれない。バカで臆病で足りなくて、毎度々々やらかして、傲慢で、性懲りも無く反省して、必死でお互いに関わろうとして、がむしゃらでカッコ悪くて、それこそが人間なのかもしれない。どうしようもないけど憎めない。不完全で愛おしい。
 つくづく世の中に嫌気がさすときがあるけれど、それでもどうか、いつまでも人間を好きでいられるよう願うのです。紬糸のように、ゴツゴツ、節がたち、生糸のようになめらかで雅やかではないかもしれないけれど、暖かくて丈夫で、一生大事にできる「人と人の綾」を作ってゆけたらいいな。

 明日、6月30日は夏越しの大祓。生活の中で知らず知らずのうちに犯した罪や穢れを祓い清める日です。誠の心に帰って正しく生きることを願って茅の輪をくぐったり、形代(かたしろ)を用いて罪穢れの消滅を祈願します。

 今年も上半期を無事に過ごせたことを感謝し、下半期に向けての誓いを新たにします。
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2008年07月05日

涼を求めて

7月5日
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 一気に暑さがやってきました。今までわりに過ごしやすかっただけに、こたえます。これからは見えない触覚をフルに働かせて涼しいもの、涼しいものへと寄り添ってゆくのでしょう。
 涼しさは目で見て、音に聞き、匂いたち、味わえるもの。エアコンだけに頼っていると、せっかくの夏の楽しみも半減してしまうかも。どうかいろいろな涼しさを発見できますように。

 今日のお菓子は「夕涼み」。羊羹で作った葉っぱが瑞々しい。中は白餡です。この形と菓銘から久隅守景(くすみもりかげ)の国宝・納涼図屏風が浮かびます。ほのぼのとした、やさしい涼しさですね。

 そしてダイナミックな天然エアコンと呼ぶにふさわしいお軸。力強く「瀧」と書かれた横には「直下三千丈」の文字。1丈は1尺の10倍なので、約3メートルとして9000m。どんだけぇ〜!!まるで天から降ってくるがごとく。そりゃ涼しかろうに。
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 今季はじめての夏キモノに袖を通しました。夏の幕開けは小千谷ちぢみ。水色地に花や蔦を織り出した、麻の気軽な一枚です。真昼の暑さの中では、直下三千丈とまではいきませんが、滝の汗。それでも風があると、スーッと抜けてゆく気持ちよさは麻特有の快感です。

2008年07月13日

和の精神で涼しく…のお知らせです

 7月17日(木)18:30〜20:00  
「普通の人のための連続エコ講座」で『和の精神で涼しく』をテーマにお話をさせて頂きます。どうぞ皆さん、遊びにいらしてください!
 詳しくは下記のチラシをご参照ください。

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2008年09月12日

9月11日 プレゼント

 JFN 毎週土曜日24:55 - 25:00 『Vintage Music』を担当するようになって、もうすぐ一年。今日は構成作家さんとお昼をご一緒しました。彼女は売れっ子なので、なかなか収録にも立ち会えず、原稿だけのやりとりが続いていました。2年目突入に向けて、いろいろ話し合うこともあろうかと出かけて行ったんですが……

 席について飲み物が出てくると、彼女はグラスを持って「おめでとう!!」

 ????? ポカンとしている私に「あれ、気付いてない? 少し遅くなっちゃったけど、今日はブナちゃんのお誕生日祝いなのよ」

 ふいを付かれた驚きと嬉しさで、不覚にも涙腺がゆるんでしまいました。私はしあわせ者です。
 元々は「お仕事」のつきあいですが、それだけで終わらない「人と人」とのつきあいがあります。なんでも利益・効率が優先されがちですが、割り切ったドライな弱肉強食のビジネスマインドを振りかざすよりも、結局のところ、こういう繋がりから本当のよい何かが生まれるのかも。Positively creative な高揚感が込み上げてくるんですよね。
 「食事」という箱をあけると、その中には友情、創造、モチベーション、ぬくもり、前進力…いっぱいプレゼントが詰まっていました。

 それにしても水炊き、おいしかった。食欲不審で弱った体に沁みました!

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 本来ならば夏物はおしまいにして、秋の単衣に変える時期ですが、残暑の中でドロドロと見苦しいよりは臨機応変にやりくりしたいものです。以前は9月の1週目ぐらいまで夏物…としていましたが、この頃は15日まではお天気によって幅をもたせています。
 今日は全体に蝶を織り出した夏塩沢。帯は見えませんが麻の紅型調。完全に夏の出で立ちですが、色目だけは寒々しくならないように、すこし気を配りました。

*お知らせ*
これまで『今日のしおり』というタイトルでしたが、新しく『蜻蛉日記』にモデルチェンジしました。また、『ブナの葉』は『ブナのしおり』に。各コンテンツ、これからもよろしくお楽しみくださいませ。

2008年09月18日

9月18日 詳細

 9月2日と11日に着ていた着物について、いくつかお問い合わせがありました。

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 2日は白地の夏塩沢に黒の名古屋帯。写真では分りづらいですが、着尺には細い縞が入っています。帯のお太鼓は、うちわ型に絞りで染め抜いたところに、萩やうちわの紐を刺繍してあります。前のお腹にはちょんちょんと楓が、やはり絞りで染め抜かれています。

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 11日も夏塩沢です。同色の濃淡だけで蝶々を織り出してる着物。麻の染め帯でカジュアル目にしました。

 場所やお天気などのTPOはもちろんですが、誰のために装うのかというのも大事にしています。特に着物の場合は「見せたい自分」よりも、相手のイメージや、その人がどう心地よく感じてくれるだろうか、ということを優先してしまいます。洋服でも同じことなんですが、何故か和服の方がより強く意識します。つまりが、和…なんでしょうかね。

 2日は「語感」の研究をなさっている感性アナリストの黒川伊保子さんとお会いしました。黒川さんはしっとりとした中にも、凛と筋の通った潔さを感じる方です。そんな強さとやわらかさを併せ持った黒川さんを想いながら、シンプルにこざっぱりとした白い着物を選びました。これに帯をあまり粋にしすぎると「芯の強さ」だけが強調されてしまうので、うちわの丸みや刺繍のふくよかさで優しさを演出。
 11日にご一緒した作家さんは実に行動力が豊かで、自分が求めているものがハッキリしているようです。楽しそうに飛び回りながら、ちゃんと自分が欲しい蜜の在処を知ってる蝶々みたいに。

2008年09月27日

9月26日 amamfwawa進行中

 「久しぶりにSMAPのライブに行った!」という元気いっぱいのメールが友人から届きました。さぞ楽しかったのでしょう。たっぷりとパワーを充電できたのがビシビシ伝わってきて、私まで元気のお裾分けを頂いたようでした。そしてSMAPの歌で ♪あの頃なりたかった自分に今の自分はなれているのだろうか♪ というのがあるけど、自分も同じことを考えてしまったと、綴られていました。
 
 かつてなりたかった自分になれていたら、それは一つの幸せかもしれない。だからといって、違っていたとしても=不幸せだとも思わない。なんでしょうね。幸せの意味はずっと分らないままだけれど、今の自分が好きか嫌いかは判断できるかな…? なーんてね。生まれてこのかた、一度も自分を不幸せだなんて思ったことないけど!

 何をしてるかよりも、どう向き合ってるか。何になったかよりも、何を望み、臨むのか。
皆がそれぞれのやり方でもがいていて、そんな姿にまた、私は元気をもらうのです。

 amamfwawaも3回目のシーズンを迎えました。新商品のリリースに向けてスタッフ一同全力で張り切っています。詳しくはamamfwawaブログをご参照くださいませ〜。

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 色目や柄のバランスなどを検討する際に、よく片方ずつ肩にかけて違いを比べたりします。下は浴衣とはいえ、何枚も袷のキモノを羽織らされると、さすがに汗だくです〜。

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 撮影用のキモノを選ぶのはサイコーに楽しいです。

2008年10月01日

10月1日 遊びに来てね♪

 温暖化の影響なのか、年々暑さは増し…と思っていましたが、今年はなんだか肩すかしを喰らったような思いです。
 いつもこの時期に冬物の撮影なんぞをしてると、汗だく地獄なんですが、今年は楽でした。かえって暖かくてホッとしたりして。冬支度も、リアリティ帯びてきましたね。ちなみに先日はイベントの広報用カットを撮りました。

             …って、ことは

はい!!! 
 amamfwawaのイベントが決定しました。内容など詳しくはamamfwawaブログに掲載、どうぞご参照ください。

場所 LAPNET SHIP
   渋谷区神宮前1-9-11-1F
   TEL 03-5411-3330
    http://www.lapnet.jp/
  
開催期間 2008年10月30日(木)〜11月3日(月・祝)
11:00〜20:00
最終日のみ 11:00〜18:00

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モデルは、PostPet や Momoko Dollなどで大人気のグラフィックデザイナーの真鍋奈見江さん。クリーム地に、絞りでネコを大胆に染めたキモノはお見事。上に羽織ったカーディガン・タイプの Fluffy(色=アクア)とニャンコの目の色がピッタリでした。

2008年10月03日

10月3日 Preparing for Halloween

 幼いころからハロウィンは大好きなイベントの一つでした。当日に向けて、今ごろから衣装作りに取りかかり、家族や友達とわいわいテンションを上げてゆくのです。学校でも仮装コンテストが催され、みんな気合い入ってましたよ。自慢じゃないけど(…いや、ちょっと自慢かな)わたしは受賞の常連でした。考えてみれば、その時から「かぶりもの」「コスプレ」「変身」「メタモルフォーゼ」に傾倒していたということでしょうか…むふふ。
  昔のアルバムを見ていたら、こんなのが出てきました。いつごろかしら。 
小6…中1…2?

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 さすがに今はここまでやりませんが、やっぱり「そんな気分」になるのは大好き。このオレンジ色の fluffy、ちょっとハロウィンにも活躍してくれるかも!

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☆ニットでキモノ あむあむふわわ展@LAPNET SHIP☆

2008年10月30日(木)〜11月3日(月・祝)
11:00〜20:00
最終日のみ 11:00〜18:00

 LAPNET SHIP
   渋谷区神宮前1-9-11-1F
   TEL 03-5411-3330
    http://www.lapnet.jp/

2008年10月11日

10月11日 ミノムシと十三夜

 この季節は何をいただいても美味しい。そのせいか、会食のお誘いも多く、味わうであろう滋養に心躍らせています。そして「何を着ようか」と悩むのも楽しみの一つであります。

 お寿司だったら、ちょいと粋なのがよかろう。すこし太めの縞はどうだろうか。
 イタリアンはトマトソースを気にせず、ラフに楽しみたいので濃い色目の紬。
 フレンチなら、少し光沢感がある綸子のやわらかいものが、ワインの艶に合うかもしれない。
 もつ鍋は…とびちる油と汁。そして臭い。ザブザブ洗える木綿がいい。

 選ぶ楽しみはもちろんキモノだけではありません。全体の雰囲気や季節にあわせて足元にもイメージを広げます。昨日は祖母から譲り受けたミノムシの草履を出しました。なかなか履く機会がなかったけれど、ようやく活躍です。祖母は細い茶色のエネメルの鼻緒を付けていましたが、私には地味なので好みのものにすげ替えています。秋口の気持ちいい時期、出番が多くなりそうな一足。

 ちなみに昨日、キモノは出雲絣でした。出雲は今、NHK朝の連ドラの舞台にもなってるので、タイムリーかな…と。前にも何度か登場しているキモノなので、気になる方は過去の記事を DIG してください。

 そうそう、今日は十三夜。十五夜のお月見をした方は忘れずに。片月見はよくないですからね!
雨でも、心に月の輝きを。

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ニットでキモノ あむあむふわわ展@LAPNET SHIP

2008年10月30日(木)〜11月3日(月・祝)
11:00〜20:00
最終日のみ 11:00〜18:00

 LAPNET SHIP
   渋谷区神宮前1-9-11-1F
   TEL 03-5411-3330
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2008年10月21日

10月21日 満ちる

 着物道楽である。別名・着物バカ。どれほど着物に散財してきたかしれない。それはそれで楽しんだし、学ぶことも多々あります。人間ときには「バカ」といわれるほど何かに熱中するのも悪くない。ただふと、ある思いの前で立ち止まりました。私はたくさんの着物に恵まれてきたけれど、一体そのうちの何枚を本当に手に入れられただろうか。本当に自分のものにできただろうか…。

 ステキな女性と遭遇しました。紺色の地に黒い絣がキリリとして、白い衿は眩しいほどに潔い。腰は曲がっているのに、姿勢の良さを感じるのは何故か。気骨という骨が、彼女を支えているのでしょうか。

 電車の中でたまたま居合わせただけなのに、気付いたら声をかけていました。
「塩沢ですか。いきなりごめんなさい。あまりにお似合いでらしたので…」色合いや、シボの感じから、そう尋ねました。

「いえ、そんな上等なもんじゃございませんよ。買ったのは銀座ですがね、もう何十年も前のはなしです。たしか結城…。あぁ、結城ったって、結城地方で作ってるだけで、あの結城じゃない。すごく安すく求めたんですよ」その方はとても気さくにお話して下さいました。東京の人間だとすぐにわかる口調で。

 「もう80年以上も着物で暮らしてるとね、今さら洋服もどうしたものか分らないもんで」と、軽く会釈をして電車を降りられました。

 着物がその人を雄弁に語る。着物がその人になっている。あんなふうに着たい。あの方は本当に、あの着物を手に入れられたのだなと思いました。

 ものが溢れている世の中。いそがしく情報が飛び交い、人々は正体の知れない孤独を埋めるように道連れを求める。けれど、どれほどの何かを手に入れているのでしょう。

 欲しいのは豪勢なフルコースではない。「おいしいね」と笑いあえる一杯のうどんだったりするのです。         
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2008年10月26日

10月25日 ニットさん

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2008年10月17日(金)〜28日(火) 「ニットさん」
主催者:a(スモールエー)/サイチカ/笠間綾
場 所:リトルコ
12:00〜20:00(最終日は19:00まで)水・木 定休
http://homepage2.nifty.com/littleko/schedule.html
〒114-0034 東京都北区上十条3-24-1
tel/fax:03-3900-3366

 ニットアーティスト、笠間綾さんの作品展を観に十条へ行ってきました。今回は3人によるグループ展ですが、それぞれの個性が光ながら、一つの空間の中で調和してた。会場のリトルコには、穏やかな時間が流れていました。思わず欲しくなっちゃうニットがいっぱいです。今日はうっかり持ちあわせがなく断念しましたが、後日お金を持ってゆきまーす♪皆さんもぜひ!

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 なんとなくドンヨリ。雨になってもおかなくない空模様の下、やっぱり活躍するのは木綿のキモノです。帯もざっくりした八寸。
 うしろの壁に飾られているのは笠間さんの作品です。顔みたいなのが見えますか? あれは顔ではなく、フクロウです。幸運を呼ぶフクロウが背中に付いたベスト。前には木の柄がさりげなく同色で編み込まれています。
カワイイ過ぎるぅー。

 そしてもちろん、あむあむふわわの展示イベントもお忘れなく!
2008年にスタートしたニット・ブランド「あむあむふわわ」も3回目の冬を迎えることになりました。
今年はこれまで以上に、キモノはもちろん、洋服にも使えることを意識したアイテムを作りました。ぜひ皆様にご覧いただきたく、原宿 LAPNET SHIPにて展示販売会を開催します。どうぞお気軽に遊びにいらしてください。
一同、お待ちしております。

ニットでキモノ あむあむふわわ展@LAPNET SHIP

2008年10月30日(木)〜11月3日(月・祝)
11:00〜20:00
最終日のみ 11:00〜18:00

 LAPNET SHIP
   渋谷区神宮前1-9-11-1F
   TEL 03-5411-3330
    http://www.lapnet.jp/

2008年10月29日

明日からです☆

 「ニットでキモノ あむあむふわわ展」がいよいよ明日から始まります。今日は荷物を搬入したり、ディスプレイの準備をしたりと、朝から大忙し。
 私の担当は主に着付け。MOMOKO DOLLにキモノを着せてあげました。これがなかなか難しくて大変!人間は「そこを押さえててね」とか「こっち向いてくれる」とか、注文すれば動いてくれますが、MOMOKOは静かに微笑むばかり…。むむむ。腕を試される場面でした〜。

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 当たり前ですが…何もないところからスタート。どんなふうに着せたいか、キモノとMOMOKOの個性が調和するポイントを探ります。衿合わせは印象を左右する要でもあります。

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 川越唐桟でカジュアル・スタイルのMOMOKO。超真剣…というか、わたくし必死です。

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 全員集合。入り口で、おめかししたMOMOKOたちが皆様をお待ちしております。

ニットでキモノ あむあむふわわ展@LAPNET SHIP

2008年10月30日(木)〜11月3日(月・祝)
11:00〜20:00
最終日のみ 11:00〜18:00

 LAPNET SHIP
   渋谷区神宮前1-9-11-1F
   TEL 03-5411-3330
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2008年11月01日

11月1日 あむあむふわわ展のようす

 このごろ男性からもキモノに関する相談や質問を受けることが多くなりました。街中でもキモノ男子を見かける頻度が上がっています。殿方にもキモノを楽しんで頂きたい!…と、常々思っていたので、とてもうれしいです。興味はあるけど、なかなか始めの一歩を踏み出せずにいる皆様、躊躇うほどハードルは高くありませんよ。
 ただいま原宿LAPNET SHIPで開催中のニットでキモノ・あむあむふわわ展にも男性のお客様が!こちらのお客さまは粋で気軽な木綿のキモノ、川越唐桟をご注文いただきました。
(イベントの様子はamamfwawaブログでもレポートしています。左のリンクからどうぞ)

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 今回は川越の呉服笠間さんも参加。若旦那が親切・丁寧にアドバイスしてくれます。もちろん女性の皆様もぜひ!

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 川越唐桟(写真・上)の他にも「綿ちりめん」や「ウール」も(写真・下)。お手入れもラクだし、初心者さんから着物の達人さんまで、幅広く重宝していただけるお品です。

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ニットでキモノ あむあむふわわ展@LAPNET SHIP

2008年10月30日(木)〜11月3日(月・祝)
11:00〜20:00
最終日のみ 11:00〜18:00

 LAPNET SHIP
   渋谷区神宮前1-9-11-1F
   TEL 03-5411-3330
    http://www.lapnet.jp/

2008年11月13日

11月13日 全一世界〜ホールワールド

 情は人の為ならず。好きな諺の一つです。情を人にかけるのは、その人を助けるためだけではなく、廻り廻って自分にもかえってくる。加えて云うならば、人のために何かできたときは、本当にしあわせな気持ちになるもの。己の欲を満たすだけでは、完全な満足には至らず、しつこい飢餓感から逃れられない。それはやはり、人は独りでは生きてゆけないという証しなのかもしれません。

 ところが「情は人の為ならず」を、情は人の為にならない。だから知らん顔してればいい、と受け止めている人も少なくないようです。言葉は生き物。時間の経過の中で、言葉の意味や使い方が変わってくるのは仕方ないことです。けれど、こんな変化はしてほしくない。言葉は言葉に過ぎず、言葉に意味を持たせるのがメンタリティーだとすれば、昨今の金融危機などよりも、よほど恐ろしい問題に思えてなりません。

 競い、蹴落とし、勝ち残った末にハーモニーは響かない。多様であるからこそ響く、美しい音色を聴きたいのです。私のテーマは相も変わらず「和→環→輪→話=ハーモニー」。
さぁ、私にできることはなんだろう。このフレーズがずっとリフレインしています。

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 先日の「あむあむふわわ展」で「キモノ体験」というコーナーがありました。普段、キモノを着ない方に「キモノの着たときの感じ」を味わって頂いたり、コーディネートの相談を受けたり。質問攻めにあいながら、私にも改めて気付かされることも!

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 タンスの肥やしになってるキモノを活かしたい…と、訪れたSさん。


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 洋服の上からですが、簡単に着上げていただきました。喜んでもらえて、私も嬉しいかったです。

2008年11月15日

11月15日 お茶会を味わう

 この時季はあちこちでお茶会が開かれ、街中でも着物姿の方々を見かけます。その方の装いを見ながら、どんな立場なのかを想像したりしながら疑似体験するのも楽しいものです。どこぞの先生がお正客として招かれているのかな…。お茶会に初参加で緊張気味の人かな…。これからお点前をするのかな…と。いろいろな人たちが集まってお茶会は成り立ちます。
 招く側も、招かれる側も、等しく最高の一期一会を願って心を配るのです。
 
 池上梅園で開かれたお茶会に、私も行ってきました。梅こそ咲いていませんでしたが、ところどころ紅葉した樹々が庭園に艶やかなアクセントをもたらし、とてもきれいでした。時折、薄陽もさし、本格的な冬を迎える前の、ほんの一時の穏やかな時間を味わいました。
今日という日を生きられるしあわせを感じます。

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 池上梅園の中にある茶室、清月庵の前にて。お茶会には少しハデかなとも思いましたが、この時季しか着られないキモノなので、ちょっと失礼して…


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 青海波の地紋に、たっぷりの菊を描いています。花だけなら「文様」として通年OKですが、茎や枝などがしっかり描かれているものは、その時季だけに着るというのがお約束。不便と感じる人もいるでしょうが、「だからこそ」の楽しみもなかなか良いものです。


☆「あむあむふわわ」は左のリンクからどうぞ☆

2008年12月13日

12月13日  イベント開催!

 白瀧「五代目好み
 2008年12月13日(土)〜23日(火・祝)

 多方面の着物ファンたちに注目されているのが白瀧呉服店さんです。立派な建物、うっとりするような室内、豊富は品揃え、そしてご主人のシャープなセンス…
そんな白瀧呉服店さんのイベントがいよいよ本日より始まりました。
 今回は、あむあむふわわもお取り扱いいただくことになりました!実際に手にとってご覧いただけるチャンスです。ぜひ、遊びにいらしてください。

 また12月末まで、ネットショップではOPEN記念価格でのご提供となっていますが、白瀧呉服店さまのイベント「五代目好み」でも、同価格にて販売いたします。


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2008年12月29日

12月27日 充実度、満点

 午前中に仕事を済ませ、午後は年内最後の和裁のお稽古へ。一緒に習っている笠間綾さんが順調に進んでる横で、私は怠けていたツケにほっぺたを叩かれ、静かな悲鳴をあげながらチクチク運針。何とか今年中には製作中の単衣を仕上げたい。
う”〜。

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 集中してガチガチに凝った肩をほぐしてくれるのは、甘いものです。先生が買ってきてくれた鯛焼きは、ヘリを落としていなくて、なんだか得した気分♪ 


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 夜はお笑いライブで大笑い。はとライブというチャリティーイベントなのですが、40組以上は出演してたかな…?6時間ぐらいの長丁場。レッドカーペット状態で、次々に芸人さんたちが登場しては笑わしてくれました。我々は遅れてって、最後の一時間ぐらいしか観られませんでしたが、席を探して通路を歩いてるうちから、すでにウケまくり。笑いのトップギアにすぐ入っちゃうんですよねー。それって、かなり シ・ア・ワ・セ !
しかも笑わせてもらった代価は、いいことに寄付されるんですから、とことんハッピー。

 

 洗顔料や歯磨き粉。残り少ないな、と思ってからが長かったりする。きっと大事にする気持ちが、自然とチビリチビリと使わせるのかもしれません。逆に云えば、豊富にあるときはなんと無駄の多いこと。
 時間もしかり。今年も残りわずかになるほど、毎日をより大事にしている気がする。この感覚を忘れずに、いつも日々を…瞬間、瞬間を大事にせんければ、と思うばかりです。

2009年02月08日

2月8日 針供養

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 2月8日は古くなったり、折れてしまった縫い針を供養する日。遅々として進んでいませんが、一応は和裁に携わる身なので行って参りました。浅草寺・淡島堂はキモノ姿の女性たちで大賑わい!

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 大きなお豆腐に針を刺すのですが、これはやわらかいモノに刺すことで、針に楽をさせてあげるんですって。そりゃそうですよね。今までどれほど酷使されたことか!特に私のようなヘタっぴな運針では、さぞ疲れ果てたことでしょう。ごめんね。そしてありがとう。針さん、ゆっくり休んでください。
 有機質・無機質を問わず、そこに命を見出してしまう感覚がなんとも好きなんですね。
究極のアニミズム。大いなる和合ではありませんか!

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 せっかくの浅草なのだから、梅園で粟ぜんざい…いや、揚げまんじゅう…うーん、亀十でどらやき? さんざん迷いながらも、結局は喫茶ブラジルのカツサンドに落着しました。

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竹に大小あられを散らした染めの小紋。帯は白の塩瀬に虎、猿、招き猫などを描いた名古屋帯です。

2009年03月01日

3月1日 お雛ティーパーティー

 久しぶりにゆっくりとお茶を楽しみました。雛祭りも近いので、いつにも増して華やぎを感じながら、いくつになってもガーリー気分を味わえるしあわせに感謝です。

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 フランスからの留学生、エイドリアンも参加。ただでさえ、見るものすべてが初めてのオドロキなのに、女子に囲まれて小さくなってたかな…?それにしても、思い切りジャパニーズな空間に、英語やらフランス語やらが行き交う面白さ。これぞ本当の「和」だと嬉しくなりました。

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 毎年、先生が用意してくださる雛祭りのお膳は5感の全てに美味しいのです。
むほほ。食べ過ぎとわかっちゃいるけど、茶巾寿司をおかわりしてしもたー。そして白酒でホロハレヒラレ〜。お猪口たった一杯で…おそるべし、白酒。要注意。

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 おみやげは、これまた先生のお手製ひなあられ。たっぷり時間と手間をかけられた絶品です(過去のブログにくわしく書いてるはず)。

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帯のお太鼓です。まんま雛人形ではないので、春の間はずっと締められますが…まぁ、3月3日を過ぎないのが粋ってもんでしょ。

2009年03月08日

3月8日 鎌倉彫展@溝口

 今年も川崎市生活文化会舘で鎌倉彫の展示をしました。ここは技能振興を目的とし、手工芸などの教室も多く開かれています。私が属している会の他にも、創作帯、人形作り、お料理、陶芸など…いろいろな団体が参加。あちこち覗きながら、人間の「手」と「想像力」のすごさに感心しきり。

 人間関係にしばられ、時間にしばられ、重力にしばられ、欲望にしばられ、感情にしばられ、がんじがらめの日々。その中に完璧な自由があるとすれば、それはきっと「想像力」。そして「手」は想像力のよき相棒。

 この手が。その手が。どうか誰かを殴るためのものではなく、抱き合うための手でありますように。

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キモノは紬地にロウケツの縞。帯はすくいの八寸。柄は回転木馬です。ちょっと春先には重たい配色かと思いましたが、うすら寒い曇天なので少し暖かみを持たせてみました。

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外の広場ではお餅をついて、あんこ&きなこ各3コ=6コ¥200で販売してました。当然、買うでしょ〜。あまりのおいしさに一気食いしてしまいましたが、後からお腹の中でお餅がふくれて…
う”〜ん、ぐるじぃぃ〜〜〜〜〜〜〜。また太るな。

 

2009年03月20日

3月20日 観劇@国立劇場

 今週は久々に歌舞伎を楽しむ機会に恵まれました。演目は「新皿屋舗月雨暈〜お蔦殺しと魚屋宗五郎」。ご存知、河竹黙阿弥の怪談「皿屋敷」をベースに、新たに書き下ろした世話物です。
 旗本へ妾奉公に出たお蔦に、主の家来がちょっかいを出しますが相手にされなかったことから可愛さあまって憎さ百倍。さらには、お蔦に横領の悪巧みを知られてしまったために、彼女に不義密通の罪をきせて陥れます。そして主は無実のお蔦を手打ちにして……

 誤解や悲劇はドラマを盛り上げる重要なファクターです。それが無きゃ、そもそもドラマにならない。わかっちゃいますけど…けど、けど。殿様も、どうしてもっとお蔦を信じてあげないのか。手打ちにするぐらい立腹するのは、好きだからじゃないか。ならば、殺す前に真相を調べりゃいいのに。

 お蔦は主の刃よりも、むしろ信じてもらえなかった哀しみに殺されたような気がしました。あぁ、やるせない。口惜しや。

 終演後、舞台裏を見学させてもらいました。国立劇場の舞台上で客席をバックにパチリ。想像以上に客席がはっきり見渡せます。うっかり居眠りなんかしてたら、役者さんから丸見えだわね。

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 キモノは濃紺の結城紬。帯は淡いピンクに雲の柄の織り名古屋。紺とピンクは調和しやすい配色なので、あえて黄色の帯揚げと紫の帯締めという反対色でアクセントを強めにしてみました。

2009年03月23日

3月23日 MY SWEET DECONIKI

 3月21日、ガーリィ・ドール「おでこちゃんとニッキ」が3歳のお誕生日を迎えました。
現在、「第3回 でこニキおたんじょうかい 〜MY SWEET DECONIKI」開催中。

渋谷パルコPART1 B1 ロゴスギャラリー
3月20日〜4月1日 10:00〜21:00(最終日は17:00終了)

 なんと今回は3周年を記念して、一つ一つ色柄が違う三毛バージョンの「ニッキ」と、ヘアスタイルや目の色などが違う「おでこちゃん」の合計300体がズラリ!展示&抽選販売します。見れば見るほど迷っちゃいますよー。

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う”〜ん、私が選ぶなら……  かな? ダメ、やっぱり選べない〜。


 会場の真ん中には大きなバースデーケーキも!
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 でこニキの絵本「はじめまして おでこちゃんとニッキ」も先行発売しています(フォイル刊1575円)。ときのりようこさんの超ラブリーなイラストで綴られるストーリー。原作はあむあむふわわのデザインも手がけている、アートディレクターのまなべさんです。

http://www.deconiki.jp/

2009年03月25日

3月25日 春便り

いつもの眩しい笑顔と一緒に大きな風呂敷包みをもって、富山で自然農をしている友人がやってきました。

わくわく!積もる話とともに、包みから何が出てくるのだろう。

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 「あんまり可愛かったからさ」と、取り出したのはキャベツ。直径20cmぐらいのその姿に、そこに集まった全員から「きゃ〜っ」という感激の声があがりました。

そして次に出てきたのは…???

 「昆布じめを作ってきた」

摘みたてのお野菜を昆布でしめただけのゴ・チ・ソ・ウ!! 
昆布の塩気だけで、他には何も味付けしてないのに、どうしてこんなに深みのある味わいなのでしょう。やはり「自然農」という生命エネルギーをリスペクトした究極農法によるものか(笑)?!

 「はい、ブロッコリー。それから、これが菜の花…カブと白菜」

えっ?菜の花じゃないの?どうして菜の花なのにカブなの? え? え? え?

混乱していると、同席していた先輩が教えてくれました。
 「一般に菜の花というのは、菜種の花。それ以外にも、薹(=トウ)が立って花をつければ【菜の花】でしょ」

なるほど…だから白菜でもカブでも菜の花か。。
普通にお店に出荷される野菜は菜の花(薹が立つ)の前に収穫されてしまうから、お目にかかれないんですね。知らなかった。
それにしても美味しい! 口の中いっぱいに春が広がる〜ぅ♪

 「よく年齢を重ねた女性を「トウが立つ」なんて言って蔑むけど、トウが立つって悪いことじゃないわね。この良さが分らないなんてもったいない。本当の美味しさを知らない可哀想な男たち」うふふ、と茶目っ気たっぷりに笑った先輩に、私も同感!

 「あ、もう一つあった」さらに出てきたのは紅心大根(=コウシンダイコン)。おぉ、噛み締めれば甘みと一緒に、乾いた体を潤してくれる瑞々しさ。そして味もさることながら、見事な色彩。美しい。大地の神様はなんという芸術家なんでしょう。

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かつて平安の人々は装束の色をかさね、無限の表現を楽しみました。この配色は3月に着用した、表に淡紅、裏に萌黄をかさねた【桃】という色目といえそう。

2009年04月08日

4月7日 北鎌倉、円覚寺

 今日は法事。午前中からの仕事を済ませ、新橋から横須賀線に飛び乗り、いざ北鎌倉へ。戸塚を過ぎたあたりから、だんだん景色も風の匂いも変わってきます。メタモルフォーゼ。自分の細胞も少しずつ変わってゆくのがわかる。何かが漲ってくるような、裸になってゆくような…不思議な感覚です。

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北鎌倉は名残りの桜の間から新緑が芽吹きはじめ、追いかけるようにレンギョウや山吹の黄色が走っていました。

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そしてお寺の庭には見事な「のりこぼし」。この椿はまるで糊をこぼしたように、赤いところに白が交じってるから「のりこぼし」というんだよ、と管長さんに教えていただきました。奈良の東大寺の辺りでは、季節限定で「のりこぼし」というお菓子も売られるとか。ぜひ味わってみたいなー。

 まばゆい季節の到来にワクワクします。キモノのオシャレもますます楽しくなりますね。あむあむふわわでは、ニットだけでなく、新たに小物も展開しています。ブレスとしても使える可愛い羽織紐やヘア・アクセ。お役立ち間違いなしの半衿、帯締めなどもあります。また期間限定、一部プライス・ダウン商品もあるのでぜひチェックしてみてください。ネットショップはコチラから。

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昼間の気温は高くても、陽が落ちると途端に冷えることも。塵除けを兼ねて、ちょっとした羽織ものがあると便利ですね。「透け感」が軽いモヘアのニットを持参。

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お寺の庭から眼下を見下ろすと、ピンクの海。雲海ならぬ桜海です。

 


 

2009年05月08日

5月8日 できた!

 始めは余裕をかましてるくせに、いつもギリギリになってバタバタするのがお決まりのパターンです。こればかりは大人になっても…きっとこれからも治らない性分なのでしょう。

 今回も滑りこみ!やっと縫い上がりました。次の単衣の時期には着たい、と去年から仕立てはじめた反物。大胆な縞が、太陽が近い季節には映えるだろうと、夢ばかりが広がっていました。ところが思うようには進まず、途中で何度投げだそうと思ったことか。でもようやく思い描いた景色に身を置くことができて嬉しいです。

 私の場合、ほとんどの物事は、単に己の努力と忍耐…つまり自分の怠惰との戦いなのですが。だが、しかし。自分の努力だけではどうにもならないこともあったりして。そんなときは深い部分でイメージしてみる。考えるのではなく、広がる景色を眺めてみる。もしそれが心地よければ GO! 渋滞にハマっていても、道は夢へと続いているのだから。必ず。

 そんなわけで、私の「単衣の道」もようやく大渋滞を抜けて、目的地に到着です。夏に向う単衣のキモノ。さぁ、どんな帯を合わせようかな。また楽しみが広がります。

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2009年05月22日

5月22日 古代織

 5月26日まで《古代織展》が池袋にある伝統工芸品センターで開かれています。古代織の6産地があつまり、しな織 葛布 藤布 芭蕉布 手紡木綿布といった織物たちを紹介しています。普通、呉服屋さんの奧の棚に鎮座してることがほとんどの古代織物たちは、ちょっぴり遠い存在かもしれません。今回はそんな織物を近くで眺め、手にとって、その感触や味わい深さを実感するよい機会だと思います。
 天然素材が糸に紡がれ、織られ、そして布が様々な製品になってゆく…。キモノだけでなく、身近なあらゆるところで、私たちは布と共にあります。その布を通して、人間の手のちから、想像と創造力、自然との歩みなど、多くの感動がありました。
 
 なかでも葛布の軽やかさに心奪われました。手に持つと、フワッと肌に寄り添ってくれるようなしなやかさ。それでいて、まとわりつくのではない独立感。キモノはもちろんですが、ストールや日傘もステキ!

 これから暑さも増してきます。先人達から受け継がれてきた知恵と技術を取り入れ、高温多湿の日本の夏を楽しんでみるのもいいな〜…と、また夢をふくらませ、わくわくしました。

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http://texinfo.web.fc2.com/

2009年06月07日

6月5日 雨キモノ

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 あむあむふわわの新作サンプルがあがったのでミーティングへ。フィッティングをするため、雨降りの中、キモノで参上。雨コートを着ればいいだけのことだけれど、なんとなくそんな気分ではなかったので、濡れても大丈夫なように木綿の出雲絣を選びました。帯は大胆に傘を刺繍した名古屋帯です。ディテールはどこまでも繊細なのに、全体の印象はザックリとしているんです。そんなところが気に入っているキモノと帯。

「極上のやさしさとは、相手にそれを気付かせないものだ」という知人の言葉が思い出されます。

 ミーティング場所となったK宅では、蒔いた様々なタネが元気に芽吹いています。その中からトマトの苗を分けてもらい、かわりに私は持参した朝顔のタネをあげました。互いに交換したプランツはどんな実りをもたらしてくれるのか。
 そして私たちは仕事と友情を通して、あらゆる可能性のタネも交換しています。大事に育てなくちゃ!

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2009年07月01日

7月1日 カッコイイぜ、浴衣!!

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 お蕎麦を食べに行ったのかって? いいえ、違いますよ〜(笑)。これは浴衣です。それにしても大胆な柄ですね!

 浴衣の新作展示会が開催されました。主催したのは練馬に古くからある白瀧呉服店。店主である五代目が、呉服の良さと、現代という時代の接点をするどい感性で伝える老舗です。今回は練馬のお店ではなく、築地の趣きある喫茶店を利用。これもまた面白い試みですね。椅子やテーブルも、よく見ればいかにも「純喫茶」という雰囲気が漂っています。

 小倉染色図案工房さんや、Rumi Rockさんが手がけた作品などが紹介されていました。このダイナミックな「蕎麦」浴衣の他にも、白地に黒いカラスが飛び回ってるもの、全身にバッファローが配置されたもの…とにかく遊び心とデザイン性の合致がすごかったです。
  なんだか「和」の世界に程遠いように思われるかもしれませんが、実はそれこそが江戸好みであり、また浴衣ならでは楽しみでもあります。夏という限られた期間だからこそ出来る遊び。
「和」って、実はすごーくラジカルでパンクな要素があるんですね☆

 7月。いよいよ浴衣シーズン到来。この夏もいっぱい楽しみましょう♥

2009年07月05日

あむあむふわわ 2009AW 新作 展示受注会 の お知らせ

お待たせいたしました。今年もあむあむふわわの新作が登場します。今年もキモノのオシャレをもっと楽しくするアイテムをご用意しました。今回は冬のニットだけでなく、春秋や夏の冷房の中でも活躍してくれるものも登場!
ぜひご覧いただければと思います。


あむあむふわわ 2009AW 新作 展示受注会
2009年7月25日(土)・26日(日)・27日(月) 12時〜19時
入場無料
会場:ROUROU play room Harajuku
東京都渋谷区神宮前3-27-15 HIサンロード原宿
tel:03-3408-6600(会期中のみ)

おとな可愛いキモノを楽しくする!ニットウエアブランド「あむあむふわわ」が、2009年新作受注展示会を開催します。

●特典その1
 新作をご注文いただいた個人のお客様には送料無料でお送りします。
 ※ご注文時のお支払いとなります。お届けは10〜11月の予定です。

●特典その2
 在庫商品やサンプルを赤札大放出!

●特典その3
 浴衣・着物姿でいらした個人のお客様は、全商品5%OFF!

●あむふわメンバーの着物フリマも!掘り出し物もあるかも??

皆様のお越しをお待ちしております。

アクセス地図や詳細はこちらをご参照ください→  画像の確認

2009年07月17日

あむあむふわわ 2009AW 新作 展示受注会 もうすぐだ〜

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 7月25日から始まる、 あむあむふわわ 2009AW 新作 展示受注会。ただいまスタッフ全員、準備に走り回っております。今回は、より楽しいイベントになるように、キモノ周りの小物もご用意いたします。

例えば…   こんな♥♥♥な履物とか。 他にもラブリーがいっぱいです。乞うご期待!
皆様のお越しをお待ちしております。
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あむあむふわわ 2009AW 新作 展示受注会
2009年7月25日(土)・26日(日)・27日(月) 12時〜19時
入場無料
会場:ROUROU play room Harajuku
東京都渋谷区神宮前3-27-15 HIサンロード原宿
tel:03-3408-6600(会期中のみ)

おとな可愛いキモノを楽しくする!ニットウエアブランド「あむあむふわわ」が、2009年新作受注展示会を開催します。

●特典その1
 新作をご注文いただいた個人のお客様には送料無料でお送りします。
 ※ご注文時のお支払いとなります。お届けは10〜11月の予定です。

●特典その2
 在庫商品やサンプルを赤札大放出!

●特典その3
 浴衣・着物姿でいらした個人のお客様は、全商品5%OFF!

●あむふわメンバーの着物フリマも!掘り出し物もあるかも??

詳しいご案内はこちらから→画像の確認

2009年07月25日

7月24日 あむあむふわわ展示会、、 いよいよです

 学生さんたちが夏休みに入ったせいでしょうか。街の空気が気のせいか、いつもと違うように感じられませんか? そんな中、あむあむふわわの展示会が明日に迫りました。会場のセッティングなど、準備も整い、皆さまのご来場をお待ちしております!

 どんな雰囲気なのか、あむあむふわわのブログ http://amamfwawa.blog84.fc2.com/ でご覧いただけます。ぜひチェックしてくださいませね。

2009年07月26日

7月25日 あむあむふわわ展示会 スタート♥

あむあむふわわの新作展示・受注会が本日から始まりました。原宿BEAMSの前の路地をちょっと覗けば、すぐに会場の「PLAYROOM ROU ROU」があります。ぜひ、遊びにいらしてくださいませ。
 あむあむふわわニットだけでなく、草履やバッグなどの小物類も楽しいモノがいっぱい☆

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楽ちん&かわいい兵児帯。でも大人に合うものがなかなか無い…。そう感じてる方にオススメしたいのがコチラです。ラメも入って、さりげなくゴージャス。このホワイトXベージュの他に、セピアXピスタチオグリーンもあります。

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momokoもお揃いの兵児帯。そして羽織っているのは、ちょっと肌寒いときなどにも大活躍してくれるカーディガン・COTTON CANDY。

7月26日 ひと目惚れ♥浴衣で…

 今日は「瓜づくし」の浴衣デビュー。もう浴衣は作らない、と決めていたのに… 出逢ってしまったのです。一目で恋に落ちて、とても拒絶することなど出来ませんでした。くぅー。こうなったら徹底的に着倒すしかありませんね。この夏、何回着られるかなー。
花火デートとか……なんちゃって。夢っス。

 あむあむふわわの新作展示会2日目。猛暑の中、ご来場くださった皆さまに心から感謝いたします。なんと!遠くは仙台から足を運んでくださった方も!!ありがとうございました。
 明日は早くも展示会の最終日です。フリマ・コーナーにも掘り出し物ありますよ。最終日につき、いいことあるかも?!

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2009年07月29日

7月28日 新作カタログ・ウェブ用撮影

 あむあむふわわ、今年の新作商品の撮影を無事に終えました。

 このところ東京は異常なほどの暑さと湿気に襲われていたので、冬物の撮影はさぞ地獄だろうと覚悟していました(袷のキモノ+冬物の上着ですからねー)。ところが今日は暑いなりに、まだ耐えられる暑さ。時折、雨もパラつきましたが屋外の撮影のときは、ちょうどいい具合にやんで。まさに天が味方してくれたような一日でした。そして何よりも、カメラマンのY氏、ヘアメイクのM女子、本当に大活躍してくださいました。お二人のプロ魂に脱帽です!

 写真の整理が尽き次第、新作商品があむあむふわわのWebにもアップされると思うので楽しみにしていてください。

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初対面とは思えないほど、私のツボを鷲掴みにしてくれたヘアメイクのM女子が、どんどん私を完成させてゆくのです…

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羽織っているのは新作・COTTON CANDYです。人気のカーデFLUFFYはモヘアなのですが、真冬以外にもぜひ!ってことで、コットンで作りました。他にもカラーバリエがあるので、ウェブを楽しみにしていてください!
ちなみに着用している紺色の紬は真鍋さんの私物です。前から可愛いキモノだなって憧れていたので、今日着せて頂いてすごく嬉しかったです♥


 

2009年08月13日

新作のお知らせ

あむあむふわわの新商品がウェブでご覧頂けるようになりました。


あむふわブログでは、商品ごとにカテゴリー分けしたので、見やすくなっているかと思います。
ぜひ!http://amamfwawa.blog84.fc2.com/


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まだ先の話ですが、寒い日には大活躍まちがいなしのコート、NOBUNAGA。超ぬくぬくです♥
撮影が行われたのは7月の末。はい、体中の血液が沸騰しました(汗っ)。

2009年08月19日

8月19日 夏の帰り支度 〜&あむふわからのお知らせ

 お盆を過ぎて、そこはかとなく秋めいてきたような…。陽射しは暑くても、風が心地よく身体を抜けてゆきます。先日ゴルフに行ったら、コースは赤とんぼだらけでした。でもね、過ごしやすいのはいいけど、ちょっぴり名残り惜しいような、さみしいような。
お約束、8月のメランコリーですわね。

 あぁ、あと何回スイカを「おいしい!!」って頬張れるんだろうか。。。

 なーんてね。おセンチに浸ってる場合じゃございません。季節の移ろいはオシャレが一段と楽しくなるときでもあるのです♥♥♥
気持ちを豊かにして、ガールズはいつだってキラキラ輝いていたいもの☆☆☆

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男物の反物で仕立てたコウモリ柄の浴衣(真鍋さん私物)。本来トッポイものなので、帯はゆるやかなラインが女性らしい兵児帯(GOLDFISH・ピスタチオ)を使用。

あむあむふわわ・ネットショップで、代金引換選択できるようになりました。
どうぞご利用くださいませ。
http://amamfwawa.cart.fc2.com/

2009年09月05日

9月4日 普段着きもの百反百柄展


普段着きもの百反百柄展
9月17日(木)〜22日(火)に川越の呉服笠間さまにて開催される「普段着きもの百反百柄展」にて、あむあむふわわの商品もごらんになれます。
普段着のきものにぴったりのあむあむふわわニットウェア。この機会にぜひお手にとってごらんください。
詳しくは、呉服笠間さまのサイトをごらんください。
http://park10.wakwak.com/~kasama/

2009年09月17日

9月16日 あむあむふわわ・イベントのお知らせ

 いよいよ明日から川越唐桟でお馴染みの老舗、呉服笠間さんの催事が始まります。ステキな唐桟の反物と一緒に、あむあむふわわのニットも並びます。今回はいち早く新作の受注も致します。サンプルをご用意しているので、ぜひ手触りや着心地をお試しください!

 そして呉服笠間さんにつづいて、毎月イベントを予定しています。10月は白瀧呉服店さん、11月は新宿伊勢丹です。


2009年9月17日(木)〜22日(火)
川越 呉服笠間「普段着きもの百反百柄展」

2009年10月24日(土)〜11月8日(日)
白瀧呉服店 (東京メトロ地下鉄赤塚駅)

2009年11月11日(水)〜17日(火)
新宿伊勢丹7F呉服売り場

どうぞ、気軽に遊びにいらしてください。お会いできるのを楽しみにしています!

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今年の新作、FAIRY マント(色/雪兎)です。アームウォーマーも付いて、防寒もばっちり。フードに余裕を持たせてあるので、お団子スタイルでもOK。

2009年09月28日

9月28日 妖怪好き…なんです

 今日の東京は暑かったけれど、やはり夏物では落ち着かないもんですね。それが季節感というものなのでしょうか。選んだ着物は単衣の塩沢。せめて襦袢は麻にでもすれば良かった。衿を付け替える手間を惜しんだばかりに(決して律儀だからでは無く)、襦袢も単衣にしたら、暑いのなんの!
…まぁ、そこを涼しい顔でいるのオンナのやせ我慢の美学ってやつかな(笑)。

 あむあむふわわのメンバーと一緒にキモノ雑誌の編集部を訪ねてきました。すぐに何が決まるというわけではないけれど、いろいろ楽しいことを企画して、もっともっとキモノの面白さをお届けできたら嬉しいです。何か決まったらお知らせします。お楽しみに。

 さて、面白さと云えば、キモノはかなり自由にカスタムが楽しめるところ。今日の帯は誂えたもの。ごとく、釜、鍋、団扇、納豆、ろうそく…すべて身近な生活用品の付喪神(=つくもがみ)です。

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 お陰さまで呉服笠間さんの催事は無事に終了いたしました。足を運んでくださった皆さま、どうもありがとうございました。
 次に決定している催事は以下の通りです。こちらもヨロシクです♪

2009年10月24日(土)〜11月8日(日)
白瀧呉服店 (東京メトロ地下鉄赤塚駅)

2009年11月11日(水)〜17日(火)
新宿伊勢丹7F呉服売り場

2009年10月05日

10月5日 雨に歌えば♪ マトリョーシカ

 かつてのゴム長は、今や「レインブーツ」と名前を変えて、すっかりオシャレさんたちのマスト・アイテムとして定着しましたね。ちょっとブルーな雨だからこそ、明るく楽しくしたい! もちろんキモノでお出かけの時も!

 今日は朝から怪しい空模様。案の定、夕方から本降りになりました。でもバッグの中に忍ばせておいた爪革で、セーフ!下駄にひょいとゴムをひっかけて……あっという間に雨対策ができてしまいました。

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 以前は無地の藤紫っぽい爪革を使っていたのですが(デパートで「どんな着物にも合いますから」と勧められて)、どうも足元が老けてしまうというか、ワクワクしなかったんですよね〜。そして一目惚れしたのが、このマトリョーシカの爪革!それから雨がちょっぴり楽しみになりました。皆さんもいかがですか?
あむふわネットショップには他のカワイイ柄もあります。

 今週の天気予報は傘マークが並んでます。キモノででかけるのを諦めるよりも、キモノならではの雨ファッションも楽しみたいですね。
ちなみに今日の着物は木綿の川越唐桟なので、濡れてもヘッチャラ。

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 履いてるときはもちろん、脱いだ後もカワイイでしょ?

2009年10月09日

10月9日 季節の香りと装い

 まるで時限装置が作動したみたい。あちらも、こちらも。どこもかしこもキンモクセイ。台風一過のさわやかな空気は胸キュンな香りでいっぱいです。

「あぁ今年もまたお会いしましたね。こんにちは」って、キンモクセイのご挨拶のよう。いつも足早に歩いているセッカチな私も、立ち止まっては大きく息を吸ったり吐いたり、再会の喜びにひたっています。毎年のことなのに、なんて新鮮なのかしら!
嬉しさと、そこはかとない切なさ。この匂いは… まるで恋のはじまりみたいだ〜♥

 今日は思いがけず、友人との濃密なランチタイムとなりました。仕事のこと、恋のこと、カラダのこと、親のこと…およそ女性誌が網羅しそうなトピックは全部しゃべった!って感じ。ようするに、みんなシアワセ探検隊なのです。そんでもって、いろいろあるけど、こうやってざっくばらんに話し合える友人がいるだけでも幸せだね〜、と感謝するのです。

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浴衣に合わせていた、あむあむふわわの兵児帯GOLDFISH。夏が過ぎても、木綿のキモノや紬に似合います。
そして洋服のときはストールに! 一年通して、私のお助けグッズです。

2009年10月16日

10月16日 見えないオシャレ♥

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 あむあむふわわのデザイナーであり、アートディレクターの真鍋さんからプレゼントを頂きました。包みを開けると、中から出てきたのはカワイイ腰ひも!

 腰ひもはキモノを着つけるときに、バラバラにならないように結ぶ、いわゆるガウンの紐のようなものです。ただガウンと違うのは、腰ひもの上から伊達締めやら帯やら、いろいろ重なって、腰ひもが人目に触れることはありません。

 そんな「見えない」ものなのに、ちゃんと柄まで入ってるなんて… そうかぁ〜。そうよねぇ〜……
うん、うん。

 極端な話、荷物を縛る麻ひもでもビニール紐でも、何でもいいんですよ。でも見えないところにも、ちゃんと気を行き渡らせる。これ、大事。かくいう私の祖母も下着はもちろん、人のいない場所での立ち居振る舞いにうるさかったっけ。わかっちゃーいるけど、つい手を抜いてしまう。そこを、あえて頑張る。そしてその頑張りが「楽しみ」「よろこび」になったとき、女性の魅力は本物になるの…かも?
はぁ〜、まだまだ未熟者です。 

 ってなことを、真鍋さんから頂いた腰ひもを握りしめながら思いめぐらせていますが。

 そんな真鍋さんがやってくれました! さすがです! ながれいし!

 真鍋さんが作っているビューティフルなお人形さんの momoko がランジェリーをまとって勢揃いします。詳しくは真鍋日記(10/13付)をご覧下さい。

Miniature Lingerie Apartments by momoko DOLL
〜モモコ・ドールによる「手のひらランジェリー」の世界〜

会期:2009年10/29(木)〜11/10(火)
時間:10:00AM-9:00PM(最終日は5:00PM終了)
場所:渋谷パルコ PART1 B1F ロゴスギャラリー
〒150-8377 東京都渋谷区宇田川町15-1 パルコパートB1 
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2009年10月18日

10月18日 初めての袷で着物トークショーへ

 日本橋三越で開催された「大久保信子・栗原貴子きものdeトーク」に行ってきました。まず圧巻は、会場が男女ともに、100%キモノ!ステージ上のきものスタイリスト・大久保先生も「こんなに沢山の着物姿を見られるなんて、着付け学校の卒業式ぐらい」と喜ぶほどでした。開演前、キョロキョロしっぱなし。どんなコーディネートしているのか… 着物とヘアスタイルのバランス… バッグや履物など小物まわり… 皆さんの着こなしはとても勉強になります。

 そしてトークの中で、大久保先生が「着物は動きの美学」とおっしゃっていたのが印象的でした。たしかに雑誌の写真を観察したり、手持ちの着物を床に並べてコーデを考えたり。たいていは「静止」した状態です。でも着物は着て、着てる人が動いて初めて、その本領を発揮します。ということは、いかに美しく動くのかが要になります。立ち居振る舞い。気を抜けませんな。

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今シーズン初の袷を着ました。単衣の軽さに慣れた体にズシッと季節の重みがかかりました。上に羽織ったのはあむあむふわわ’09の新作GRACY(色=黒百合)。
写真では見づらいかもしれませんが、デリケートなレース編みになっています。
帯付きでは心もとないけど、まだまだ軽さがほしい時期に最適です。

2009年10月23日

10月23日 白瀧呉服店・大創業祭

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白瀧呉服店さんの大創業祭がいよいよ明日から始まります!

あむあむふわわも出品させて頂けることになり、今日は準備をしてきました。どうやったら品物の特徴を生かしたディスプレイができるか…。あーでもない、こーでもないと大騒ぎ!
たくさんの方に来ていただけますよう、願いを込めて作業してきました。

そして大騒ぎは設営だけではありません!
白瀧呉服店さんは嘉永6年に創業した老舗です。ペリー黒船来航と同じ年だそうです。建物はすばらしく趣きがあり、お庭も溜め息もの。そこにいるだけで気分が盛り上がってくるというのに、今回は創業156周年の大セール。真鍋と鈴木の2人は、明日から売り出される品々を見せて頂きながら、いちいち「きゃー、すてき」「うわー、安い」と悲鳴をあげっぱなしでした。もう皆さま、ぜひぜひコレを見逃す手はありませぬよ〜。
白瀧呉服店さんは有楽町線/新副都心線・地下鉄赤塚駅4番出口前。

詳しくはあむふわブログにも載ってますので見てね♥
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2009年10月26日

10月25日 店頭に立つ@白瀧呉服店

 白瀧呉服店さんの大創業祭。パッとしないお天気ではありましたが、スタート早々にいらしくださった皆さま、本当にありがとうございました。

 そしてまだの皆さま、お忙しいとは思いますが、いちキモノ好きとして云わせて頂きます!絶対に行ってみてください。大きな広間にドドドォ〜っと積まれた反物の数々。見ているだけで血行が良くなりますよ!ステキな品にドキドキして、「特」という文字が丸で囲まれている値札に仰天して… もう新陳代謝ガンガン促進です!かくいう私めも、目をつけているものがアレと、コレと、ソレと…あぁ〜、キリがないのが悩ましい。キモノ・バカは究極のドMではないかと、つくづく思う今日この頃です。

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 私が着ていたGRACY羽織は、前日に笠間も着用していました(色違い。詳しくはあむふわブログをご参照ください)。私は身長166cm。笠間は156cm。体格にかなりの違いがありますが、それでも心地よく着られるのがGRACYのスゴイところ。上質の糸を使用したデリケートな編み地だからこそ実現するフィット感ですね。

 袖口はバッサリ鋭角ではなく、緩やかに波打っているので、裄の長短にも対応します。

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 さて、今回は私の手作り石けんも置かせてもらってます。白瀧呉服店の若女将ブログでもご紹介いただきました!
女将さんのやさしい眼差しが感じられる日記、こちらも是非チェックしてください☆

 

2009年10月30日

10月30日 見えないオシャレのランジェリー

「モモコ・ドールによる《手のひらランジェリーの》の世界」に行ってきました。
もう入り口から「かわいい!」の連呼です♥

1/6スケールのmomokoたちの、なんて生き生きしてることでしょう。それは細部にまで気持ちを込めたディテールならでは!そしてその心配りは「見えないところ」にだって届いています。今回はランジェリー…つまり、「見えないオシャレ」である下着のコレクションです!

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イイ女だぜ… こんな風になってみたいという、憧れなのか。それとも男目線になってるのか。自分でもよくわかりませ〜ん。

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周りからはどう思われているか知らないけど、ホントの私はこんな世界が好きなのよ… まぁ、誰もわかっちゃくれないだろうな〜。

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おぉ、キモノの下着と云えば、長襦袢! いーねっ!
なかなか見る機会も少ないと思いますが、長襦袢姿の女性って、色っぽいのよぉ。

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最後に。これはランジェリーじゃないけど、あむあむふわわのLacy Hug(ポンチョ)のmomokoサイズ。momokoとお揃いで、一緒にいかがですか?

Miniature Lingerie Apartments by momoko doll
〜モモコ・ドールによる《手のひらランジェリーの》の世界〜
2009年10月29日〜11月10日 (10:00〜21:00)
場所:渋谷パルコPART1 B1F ロゴスギャラリー
お問い合わせ:03-3496-1287

2009年11月08日

11月7日 残すところ一日、白瀧呉服大創業祭

白瀧呉服店の大創業祭にお越し下さいましたお客様の一人ひとり、それぞれの個性とキモノへの想いがあって、改めてキモノの奧の深さに感嘆しています。形は決まっているのに、どれだけの種類があって、どれだけのコーディネートができるんだ?!…と、無限の広がりですよねー。

そして皆さまと接するたびに見えてくるのが「絆」です。
先日、GRACY羽織を買ってくださったのは義理の母子。お姑さんがお嫁さんに和装一式を揃えてあげながら、家のことやキモノのことを楽しそうに話されていました。
「おねえちゃん、私にも使わせてね」とLACY HUGポンチョを姉妹で買ってゆかれた方もいらっしゃいました。
友達同士でワイワイ見立てる方や、恋人同士でイメージを共有しあう方…

キモノは自分のための物であって、自分だけのモノじゃない。どう言葉にしたら良いのでしょうか。何か、人と人の間にしっかりと存在するもの。やはり「絆」なのでしょう。

大創業祭もいよいよ明日が最終日です。特選品から小物まで、一日中たのしめる品揃えです。ぜひ、おでかけください。あむあむふわわの新作も勢揃いしています。今回は特別にサンプル大特価セールも開催中です!

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このところGRACY羽織(色=牡丹)ばかり着ています。キモノを選ばす、主張していそうで、実はコーディネートしやすい「おたすけアイテム」です。キモノは鈍色に近い灰色をベースにした型染めの小紋。鬼縮緬なのでドッシリとした発色です。帯は鬼面を刺繍した洒落袋。手に持った反物は大津絵の写しで… あら、なんだか鬼づくしだ〜。

2009年11月11日

11月10日 伊勢丹フェアの準備完了! 

あむあむふわわも参加させて頂いた、白瀧呉服店さんの大創業祭が終了いたしました。白瀧さん、そしてお越し下さった皆さま、本当にありがとうございました。
実物を見て、触って、どんな商品なのかを知って頂けるというのは、とても嬉しいことです。残念ながら、今回は行かれなかった…という皆さまにも、次回は必ずお会いしたいなと、とても楽しみにしています!

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そして明日からは、いよいよ新宿伊勢丹7Fにてのフェアが始まります♥
今日はその準備で大わらわ。momokoマネキンにも登場してもらって、売り場を仕上げてゆく様子は…なんというか…戦場? 
不慣れな私はテンパったり、ときめいたり、走り回って息が切れたり、いろんな意味で心臓がバクバクしました〜。

催事期間中は、あむあむふわわだけでなく、他にもステキなお店が参加します。キモノのベテランさんも、ビギナーさんも、みなさん楽しめると思うので是非いらしてくださいね!
真鍋奈見江さんのmomoko doll、笠間綾さんのニット小物、私の手作り石けんもあります。

粉に挽いたユズとひのきの精油を加えた石けんは「冬の森」という銘をつけました。つばき油や米ぬか油を使用した和風石けんです。他にも「ミニ大福」「栗蒸し」「草餅」「草だんご」などの和菓子風石けんもご用意しました☆
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新宿伊勢丹、本館7F呉服売り場にてのフェアは11月11日〜17日まで開催。

11月11日 amamfwawa@新宿伊勢丹

はじまりました!
初日の今日はあいにく朝から大雨。どうなることかと心配しましたが、女性のオシャレ魂の炎は豪雨にも消せないみたいです。お陰さまで、沢山の方々がお立寄りくださいました。みなさま、本当にありがとございます。

私はNHK FMの生放送もあったりで、現場に駆けつけたのは夜になってからでした。それでも短い時間のなかで、「キモノが好き!」な皆さんとお会いできて楽しかったです。ときめくモノに出会った時の女性の顔って、ホントにキラキラってするんですよね。これから一週間、そんなキラキラにいっぱい出会える事でしょう。
皆さまにお会いできるのをとても楽しみにしています☆☆☆

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2009年11月14日

11月14日 あむあむふわわ・トークショーのお知らせ

 11月15日(日)14:00からトークショーをやります。テーマは「着物と音楽」です。キモノって、ちょっと敷居が高いな、とか。何か特別な日のもの、とか。そんなふうに思ってる方も少なくないはず。でも、日々の中に音楽があるように、着物を自由に、そして気軽に楽しめたらいいなという気持ちを込めてお届けします。

場所は新宿伊勢丹本館7F(呉服売場)

 久しぶりに人前に出るので今から緊張しています。
いっそ、誰にも見られたくない…なんて思ってみたり。誰も来てくれなかったらどうしよう…と、不安になったり。なんかもう支離滅裂。いつになってもアガリ症は治りませんねー。
 でも、あら不思議。会場でみなさんの顔を見ると、途端に楽しくなっちゃうんですよね。どうか明日も、皆さんとステキなひとときを過ごせますように。
がんばりまーす。

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2009年11月23日

11月23日 晴天の新宿御苑

 伊勢丹での「あむあむふわわフェア」も無事に終わり、ようやく日常に戻りつつあります。ご来場くださった皆さま、本当にありがとうございました。会期中、たくさんの方々との出会いがあり、とても楽しく、また勉強になりました。みなさんとキモノの世界をシェアすることで、私ももっとキモノが好きになっちゃいました!
 フェアは終了いたしましたが、GRACY羽織NOBUNAGAコートFAIRYマント等の一部商品は引き続き新宿伊勢丹7Fにてお取り扱いいただいています。
いよいよ寒さも本格的になって参りましたので、あむふわでオシャレに暖かくお過ごしください。

 今日は新宿御苑にて、お正月用の撮影をしました。お天気にも恵まれ、御苑は気持ちのいいTHE・休日の空気に包まれていました。途中、園内の東屋でお弁当をいただき、私もひとときの休日気分! はぁ〜、手作り弁当持参でまたゆっくり遊びに行きたいなぁ。

 はてさて、できあがった写真はどんなふうにお目見えするのか楽しみにしていてください(実は私も見ていません)。全てはカメラマンのヨネヨネと、アートディレクターの真鍋氏の手の中に…… どきどき。

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雪輪の中に花を描いた黒ちりめんのキモノは大の気に入りで、今年はヨーロッパ旅行にも着てゆきました。プラハで雪道を歩き、すっかりドロドロになったので、思いきって洗い張りをしたついでに八掛けも新しいものへ交換。ピンクだったのを鮮やかな黄緑にしたら、とても新鮮になりました。袖口からチラリ覗いているの、わかりますか?
お正月用の写真なので、帯は羽子板やら犬張り子など、おもちゃをあしらった袋帯にしました。

2009年12月05日

12月5日 五代目好み はじまる

今日から白瀧呉服店にて「五代目好み」展が始まりました。今回は若手から熟練の作家さんまで、それぞれの個性と技がおもしろい染帯がズラリと並びました。若手作家さんたちは工房で修行を積みながらも、なかなか作品を発表する機会がなかったり、そもそも自分の作りたいものを作れない状況にあったりします。そんな彼らと私たちを繋ぐ「場」を白瀧五代目が整えてくれました。

現代の感性を取り入れながら古典を継承しているものから、「えっ、こんなものが帯のモチーフになっちゃうの?!」という斬新なものまで、一本ずつ広げてゆくほどにワクワクします。
中でも気に入ったのがコチラです↓

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色目を抑えながらも濃淡でインパクトをつけた竹林。色目を抑えてるからこそ、さし色に使われているエメラルドグリーンにハッとさせられます。そしてなんといってもパンダさん。垂れの部分に座り込んだパンダ。前腹には丸っこくて愛くるしいパンダがさりげなくいます。生地はしっかりとした縮緬で、絵の奥行き感をたっぷり表現しています。うーん、欲しいなー。

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店内に入ってすぐのところには、私の手作り石鹸があります。うわー。こんなに可愛くディスプレイしてくれてるんだぁー。うれしーっす。

白瀧「五代目好み」展は12月5日(土)〜13日(日)まで開催しています。
染帯の他にも、きものでつくるオリジナルバッグと小物や、また「伝の会」ライブや「白瀧寄席」などのイベントもあります。
ちなみに明日は「お線香・制作体験」ができます。今日、ちょっとだけ準備しているところを見せていただきましたが、いい匂い〜〜〜♥

■お線香 制作体験 12月6日(日)11時・14時半・16時半
■「伝の会」白瀧編 12月10日(木)19時開演
■白瀧寄席「古今亭志ん五の会」 12月13日(日)15時開演

さて、白瀧さんからの帰り道…
副都心線のつもりが、間違えて有楽町線に乗り、池袋で気付いて急いで降りました。乗り換えのために一度改札を出るのですが、改札の機械でしくじり駅員さんにSOS。駅員さん、おもむろに取り出したは…チョー懐かしい!キップとハサミ!まだこんなものが使われていたのですね。パチパチとキップにパンチ穴を開ける手さばきにウットリ〜。

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キップを握りしめ副都心線を目指す途中には構内アーケード。へぇ、池袋駅って楽しい〜、とキョロキョロしてるとお菓子屋さんが。そして目に飛び込んできたのが映画「チャーリーとチョコレート工場」でお馴染みのWONKAチョコ。しかもGOLDEN TICKET CAMPAIGN だって!ゴールデンチケットが入っていれば、等身大のウンパルンパが当たる!!そりゃ、買うでしょ。2コ。

ふー、盛りだくさんな一日でした。う””ぅ〜、チョコ食い過ぎてキ”モ”チ”悪いぃぃ。

2010年01月06日

1月6日 おととい、ガレット

 年賀状なり、年賀メールというのは面倒だけれど嬉しいものであります。日々の忙しさを言い訳に疎遠になりがちな人たちと再会のきっかけを与えてくれる。友人の某とも前の大晦日以来なので、ゆっくり会ったのは一年以上ぶり。一年の間にはいろいろあって、いつ尽きるともなく、ひさしぶりにおしゃべり三昧の夜を楽しみました。
 舞台となったのは笹塚にあるガレット屋さん、Maison Bretonne。美味しいらしいよー、という情報を頼りに行ってみたら大正解!メニューの上から下まで味見したいくらい。あんなに薄っぺらいのに、すごい満足感。そしてお腹いっぱいなはずなのに、なぜかどんどん追加できるデザート。うーん、クセになります。

 私が着ていたキモノに反応してくれて、いつの間にか店員さんたちともおしゃべりの輪が広がりました。要するに、食事というのは食料を胃に詰め込む作業ではない。地球の恵みと、人の手から伝わる愛と、分かち合う時間。それらが一体となり「おいしさ」や「滋養」を頂くことができるのですね。
ごちそうさまでした。

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 いい夜は、何故かいつも歩きたくなるのです。この晩も、約40分の道のりを星見ウォーキング。ニットのNOBUNAGAコート(只今セール開催中!)侮るべからず。かなり冷え込んだ夜でしたが寒くなかった。

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NOBUNAGAの下は、濃紺の紬です。お正月気分を出そうと、白いおもちゃ柄の塩瀬の名古屋帯を締めました。前腹には干支のトラくんもいます。

2010年01月16日

1月15日 森ガール meets キモノ のお知らせ

今、新宿伊勢丹7Fにて「森ガール」をテーマにして呉服売り場が楽しくなっているようです。 …と、云いつつまだ自分で確認していないんですが。ごめんなさい〜(汗っ)

聞いたところによると、森ガールセレクトのリサイクル着物がかなり可愛いとか。
そして、私の手作り石けんも参加させて頂いてます。初おめみえの新作石けんもありますので、よかったらチェックしてください。
ステキな着物momokoドールもありますよー。

2010年01月22日

1月21日 さよなら公演

歌舞伎座の建替えに向けて「さよなら公演」が行われています。皆さん、今の歌舞伎座を心に焼き付けておきたいのでしょうね。かく言う私もその一人ではありますが、チケットは争奪戦状態で、はなから諦めていました。

ところが!

友人が急に行かれなくなったから…と、ご近所の方が私に声をかけてくださったのです。おぉ〜、なんと恵まれていることか。しかも当日はカウントダウン100日というキリの良い数字で、なおのことラッキー感が増しました☆

「春の寿」という美しい舞踊に始まり、「菅原伝授手習鑑」、「京鹿子娘道成寺」「与話情浮名横櫛」という演目でした。

「道成寺」は清姫が安珍を追いかけて日高川を越えてゆく場面が印象深いですが、今回はその後のストーリー。かつて焼かれてしまった撞鐘が再興されるところに、白拍子がやってくるが、実は彼女は清姫の怨霊だったのです。白拍子を演じる中村勘三郎さんの見事な舞いと、ヘビの脱皮のごとくに次々と衣装が変わる引き抜きにドキドキしました。どうしても踊りは船漕ぎタイムになりがちなんですが(ごめんなさい!)、今回は目が釘付けです。

そして「与話情浮名横櫛」の恋話にすっかり引き込まれました。お富と与三郎は激しく恋に落ちるものの、お富にはコワイ旦那がついています。引き裂かれた2人は互いが死んだものと思っていたところ… 

う〜ん、人は何故に恋をしてしまうのだろう。いっそ誰も好きにならなければ、こんなに苦しまなくていいのに。それでも、胸に灯る火を消すことができない。それどころか、その苦しみさえもが喜びのように思えてきてしまう。
はぁ〜。悶々。

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2010年02月01日

2月1日 雪を見ながら振り返る、、、初釜

お昼から降り出した雨が雪に変わって、頭の中には季節外れの「クリスマス・イブ」がヘビロテしております。この寒暖の差は一体なのぞや?! 先週はあんなに暖かだったのにー。まぁ、このお天気が初釜にぶつからなくて良かったです。

今年の初釜は1月24日、晴天に恵まれた日曜日に行われました。初釜とは新年最初に行う茶事。さぁ、これから今年もお茶をやりますよ〜、というお茶の世界の新年会とでも言うのでしょうか。引き締まる気持ちと、ワクワクする楽しさが入り交じる特別な日です。

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まず客たちは「寄付き」という場所で待機します。合図の後に、露地を通って手水鉢で手と口を清めてからお席入りします。そういえば、去年だったか、一昨年だったか…?雪が降ってました。そりゃ〜寒かった。今年は水が気持ちよく感じられるくらいでした☆

世間的にはすっかりお正月も過去となっていますが、お茶室の中はまさに「ザ・NEW YEAR」!初春を告げる掛軸やお花に迎えられて頂くお茶は、ありがた〜い気持ちにさせてくれます。
 
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お茶やご飯も頂き…う”、睡魔。いやいや、居眠りしてるのではありません。実は足が痛くて、痛くて。ジッと耐えているのです。去年の暮れから不摂生が続き、急激に体重/体脂肪が増えました。足にキテるのは、そのせいか?!
そろそろマジで拡張した胃を縮めねば〜。

何はともあれ、今年も切磋琢磨の茶の道です。

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2010年03月01日

2月28日 桃の節句に向けて

お茶の席はいつだって良いものですが、この時期は特別です。毎年の恒例となっている雛祭りは、通常のお稽古に加え、先生お手製の桜餅やお膳を頂くのが何よりの楽しみです。お料理はハマグリの汁物に茶巾寿司など、桃の節句を存分に味わいます。そしてお土産に、お正月のころから仕込み始める、ひなあられを頂いて、今年も無事にこうしていられることを深く想うのです。

…ってな感じにジンワリと幸せを噛み締めながら帰宅して、ガックシ。
さっきまでの麗しい空間とは大違い。わが家の乱雑なこと、まるで嵐でも吹き荒れたよう。忙しさを言い訳に散らし放題。
うわっ、いけねー。お雛様も出してないじゃん!お雛様が泣いちゃうよー。

慌てて大掃除!    で、頑張りました。

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この雛人形さんたちは、私が生まれるずっと前からわが家にあるものです。伯母に聞くところによると、少なくとも60年以上は前のものだとか。よくもまぁ、こんな状態で残ってくれているなと感心します。  
         
さすがにお人形さんのおべべは古くなってる箇所もありますが、お道具類は見事に健在です。蒔絵などもキレイなままで、まさに漆と職人技の底力。
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この箪笥なんぞ、私が使ってるものより使い勝手がよさそう。ミニチュアにしておくのがもったいない。


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帯もお雛様。花を雛人形に見立てた春らしい一本で、毎年この時期だけ登場します。

2010年05月03日

5月3日 両国にぎわい祭り

真夏のような日差しに恵まれた土曜日、両国にぎわい祭りに石けん屋として参加しました。日傘をさしながらの商い。直射日光は大敵の石けんたちを守れば、己はジリジリと焦げてゆく。

さぁ、どっち? 

そりゃ、石けんを守るっしょ。人はいつでも何かの狭間で揺れながら、ときにはキツイ選択を迫られることもありますが、何が大切なのかを見失わなければ、結果はどうあれ後悔はさほど大きくないのかもしれませんね。(…って、別に日除けのことは、そんな大げさな問題じゃないけど)

今年お初の単衣に袖を通し、その軽さに懐かしい心地よさを覚えました。帯はせっかくなので、時季ものの「桃太郎」。両国という土地柄なのか、「ぴったりね」とたくさんの方に声をかけて頂きました。おだんご、ちゃんこ、かき氷。練り歩きたいのをグッとこらえて、石けん屋。帰りは両国堂に立寄り、

                        あ・ん・み・つ!

むむむむぅ。美味しさに全身がとろけそう〜。

お土産に名物の「あんこあられ」を買い、帰る道々いまは亡き祖母を想うのでした。おせんべいに舟和のあんこ玉をつぶすように乗っけて食べるのが大好きだったおばあちゃま。そうして嬉しそうにテレビでお相撲中継を見ていたな。

「こんどお相撲見に行こうね。間近で見ると、取り組んでるお相撲さんの肌がパーッと赤く色づいて、そりゃキレイなもんだよ」と、いつも話してくれたのが昨日のことのよう。

そういえば、私の着物の着方は祖母にそっくりらしい。一緒にお相撲見物は叶わなかったけれど、いつも私はおばあちゃまのそばにいるのです。

余談ですが、最近の力士の肌は昔に比べて色気が減ったという話を聞くことがあります。
本当のところはどうだか知りませんが、一説には日本酒よりも洋酒を飲むことが多くなったからだとか。祖母が云ってた「肌がパーッと赤くなって、吸い付くようだ」というのは、日本酒パワーなのかしらん。

私の石けんにも日本酒で仕込んでいる「トラ」というのがありますが…
日本酒、あなどれませんね。

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「薄色X濃色」がだいたい間違いない組み合わせですが、汚れるのを気にして「濃色X濃色」にしてみたら、けっこう新鮮な気持ちで楽しめました。帯揚げと帯締めはアクセントになるように赤を効かせて。
(蚊絣の塩沢、江戸友禅の名古屋帯)

2010年05月04日

5月4日 和で遊ぶ、布の祭典@赤プリ

赤坂プリンスで開催の『和で遊ぶ、布の祭典』へ。

40人の職人さんたちが1年半かけて制作した、絞り染めによる竹取物語の絵巻をはじめ、キルトで表現した「和」の世界など、布を使った作品がズラリと並んでいました。
中でも「つまみかんざし」にクラクラしましたが、いかんせん買って帰るにはお足が足りない。あまり現金を持ち歩く習慣が無いのも、こういう時に困ります。またどこかの催事で出会うか、工房を訪ねるより仕方ない。
まあ、これもご縁ですな。

人がものを作ること。道具を娯楽や芸術に発展させること。
終わりのない快楽地獄だわね。
と、作品を見てるうちに、気づけば次に何を作るか…などと、己もまた快楽地獄の住人になっているのです。

催事を楽しんだ後、素麺屋さんで食事を済ませて出ると、店の前に「ご自由にどうぞ」と、素麺の輸送に使う木箱が積んである。おぉ!制作した石けんを保管するのに最適。缶やプラケは通気性が悪くてイマイチだし、段ボールは湿度調整が難しい。よって、木箱を好んで使っているのだけれど、これはこれは。
天からの贈り物! (いや、素麺屋さんからの贈り物)

しっかり良いもの作れよ〜、というメッセージとして受け止めました!

在庫の関係で今回はパスったけど、暮れのデザインフェスタにはオリジナルの手づくり石けんを持って参加しようと思ってます。

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右:今井麻美子さんは「香司」という香りのプロ。彼女が一本ずつ手づくりしているお線香を焚くと、鍼灸のような心地よい深みに全身心がほどけてゆくのです。
新緑のまぶしさの中、淡い若葉色の着物がとてもステキ!
ちなみに5月15、16日のデザインフェスタに、今井さんは出るそうです。
皆様、どうぞ魅惑の香りを体験しにお出かけてくださいませね〜

2010年05月05日

5月5日 根津のにぎわい、胡萩堂

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日差しはもう夏の様を呈してます。(今年の初氷は、あずき)
根津神社つつじまつり最終日の今日、谷根千界隈は大勢の人でごった返していました。早く用事を済ませようと思うのに、自然、気持ちは休日モードに引き込まれ…

あっちで「あ、亀すくい」
             こっちで「30円コロッケ!チーズドッグ!」

フラフラ、ジグザグ。落語で云うところの上げ潮のゴミ。
あっちこっちで引っかかる。
てゆーか、引っかかり過ぎだろっ! と、自分にツッコミ入れてみたり。

そしてまた目に飛び込んできたのが「小萩」という文字。それは小さな一口サイズのおはぎ。

「つかぬ事を伺いますが。ここは以前新橋にお店を出してた胡萩堂さん?』

恐る恐る店の人に尋ねると、満面の笑みで「えぇ、そうですよ! あっちはもう閉めましたが、こちらが本店で変わらずやってます」

おぉ、ついに再会叶ったか。
新橋にあった「胡萩堂」のそれは実に美味しい思い出のお菓子。ところがいつだったか、気づいたら店舗がなくなっていて、その後に移転したという話も聞かず。
もはや出会えぬ味と諦めていたのです。

さっそくに用事を済ませ、急いで帰宅して食してみれば、思い描くものとは別物。
包み紙をよく見れば、屋号は「こはぎや」とある。うぅぅ”ー。
ここで店の主人を恨んでも仕方ない。互いの思い込みが誤解を生んだだけのこと。
それにしても希望の光が差していただけに、ふたたび戻った暗闇はいっそう深い。

どなたか、かつて新橋にあった「胡萩堂」をご存知ありませんか?
そこで働いていた職人さん、どこかにいませんか?
どうか死ぬまでにもう一度だけでいいから、あの味をお願いします!!

                 ☆〜〜☆〜〜☆

あむあむふわわ2010春夏ものが好調です。去年、人気のFLUFFYシリーズの夏バージョン Cotton Candyを制作したところ「これは使える!」という声がたくさん届きました。そこで今年は新色に、さらにバージョンアップで麻を混紡した Ice Candy が登場。(写真:色=入道雲。着物は夏の紋紗)
その他、綿麻の羽織もあります。ぜひ、あむあむふわわブログネットショップ
併せてチェックしてください!

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2010年05月22日

5月22日 バラが咲く  〜ゆかた〜

まるで真夏のような暑さに見舞われた東京。梅雨を前にして、ほんのちょっと来る季節の予告編というところでしょうか。店頭にならんだ浴衣もリアルな「欲しいものリスト」に入ってきますねー。

…とはいえ、欲しいがままに買いまくるわけにもいかないのが  現・実

そんな時は帯の結び方などを工夫してみるだけで、かなり印象が新鮮に変わることでしょう。

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着付師のKちゃんが「なんとなくやってみた〜」と見せてくれたのが、バラの花みたいな帯結び。普通に結んで、適当に結び目の周りにぐるぐると巻き付けるようにして、ヘアクリップなどで固定するだけだとか。

ま、そこはプロの仕事。彼女の「なんとなく」や「てきとう」は、私には ????? だったりしますが、どうやってるんだろと悩むのも、また楽し。

失敗しながら格闘してるうちに、だんだんヒントが見えてきたり、上手になったり。何よりもやってみること。着付けも人生も同じですね。 
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2010年05月26日

5月26日 銀座 やまと屋さんの草履

今日の放送でもお話ししましたが、大好きな草履がもう手に入らなくなってしまいました。
ここ最近では一番ショックな出来事です。
本当に残念でならない。
それはかつて大好きだった胡萩堂が店をたたんでしまった時以来の傷心です。

問題の草履というのが、写真のコレです。

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写真の撮り方が巧くないので分かりづらいかもしれませんが、カカトの何とも美しい曲線。
私は背が高いので、特別に一段減らして低く誂えているのですが、本来は高さがある分、もっとカーブがはっきりとしています。
スタイルだけでなく、これが最高の歩きやすさと履きごこちを実現させているのです。

たいていの草履は上から見た場合、左右の形に差がありませんが、これは台にも特徴がありますね。同じ寸法の草履にくらべ、足をすっきり華奢に見せる上に、足裏に吸い付くように、一歩ずつエスコートしてくれます。
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こうした草履を作るには熟練の職人技を必要としますので、職人さんがいなくなれば当然、草履はできません。
どんな精巧な機械も作れないのです。


次は何色にしようかな…
空色…
いや、若草色もいいな…


そんなふうに楽しみにしながら、欲しい気持ちを大事に育てていたのに。かなしい。

物が手に入らないことだけが哀しいのではありません。

安さばかりが幅をきかせ、町並みも、人と人との繋がりも、歴史も、未来を育てるという願いも踏みつけられてゆくような事態が残念なのです。

安いのけっこう。いいものが安く手に入れば、それは嬉しい。私も100yenショップにも行けば、ユ☆クロにだって行きます。

けれど、それだけが価値基準ではないだろうに。

多少高いと思っても、その値段には何が含まれているのか。その「モノ」と「値段」の後ろにあるものは何か。支払った代価が、未来に何をもたらすのか。お金を使うことの責任を実感しました。

2010年06月01日

5月31日 天気予報とGRACY

雨の季節が忍び寄るころ、特に着物で出かけるときは天気予報とのにらめっこです。

雨具一式を持って出るなんて荷物多すぎるし…
始めから着て出るのも、降らなかったらバカらしいし…
雨の心配はなくても、やっぱり帯付きじゃ不安だし…
気温は上がったり下がったり、でも何となく蒸してるし…

どうにも定まらない陽気に、着るものも迷う!!
                 
で、手放せないのがBright Gracy

高級超長綿スーピマコットンと麻をミックスした上質な糸を使用し、袷の終わりの時期から単衣、薄物、浴衣、と用途も広くて便利です。何より、サラッとして着心地がいいです(背中のお太鼓柄がチラリと透けてるところに、お洒落のしがいもあるってもんですぜ)。
先日も銀座をブラついてて、何人かの方から「それいいわね」って声をかけられました〜(うきっ!)  

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アンリ・シャルパンティエではいつもフィナンシェをお土産に買って帰るのですが、この日は珍しく空いてたので、カレーのパイ包みをランチに頂きました。


もっと気軽でカジュアルに…という方にはカーディガン・タイプのICE CANDYもおすすめです。


そして!今秋に向けて、新しくグラデーションが美しいGRACY羽織のニューバージョンも製作中です。(あむふわブログをチェックしてください)   
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*お取り扱い店に【きものサロンけいたに】さんが加わりました!
きものサロンけいたに
 〒668-0084
 兵庫県豊岡市福田1887-1
 TEL 079-624-9239

2010年06月12日

6月12日 夏のイベント@浅草  〜お知らせ〜

あやや…蒸し暑い。きましたねー、夏っ! という感じ。

「どう思う?」
「もういいんじゃない?」
「そうよね〜。礼装じゃないし。無理して暑苦しいより…ね」
「◎◎さんは紗を着てたわよ」
「あら、そう!とりあえず下だけは麻の襦袢にしたんだけどぉ」


本来ならば、裏地のついてない「単衣」を着る時季ですが、こう暑いとやってらんない。盛夏用の薄物や麻で出かけたい。…いや、すでにその気である…が。誰かに肯定してもらわないと、独断でルールを破ることを躊躇する人も多いのでしょう。

着物好きが顔を合わせれば、決まって交わされるこんな会話も季節の風物詩と云えるかもしれませんね!

イエイ! 夏!


そんな夏を目一杯楽しめるイベントのお知らせです!

きものフリマ、和のおやつ&軽食カフェ、手作りワークショップ(和綴ノート、絵はがき、がま口、半襟)、寄席、着物映画の上映会、あなたの着物姿をパチリと撮影会…   と、「和」満載の企画でございます。

『浅草お着物さんぽ』
日時:7月10日、11日 11:30~19:00
場所:ライオンビルスタジオ
   東京都台東区雷門2−11−10
   TEL:03-6412-9797
www.another-day.co.jp

お問合せ・ご予約:ニキータプラス 
03-5784-4405 nikit@yanesen.net

ファイルをダウンロード


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2010年07月10日

7月10日 わーい@浅草

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今日は「浅草お着物さんぽ」の初日。開場前は売り場の準備で嵐のよう。そして開場時間が近づくと、入り口前にはお客さんの列が!お陰さまでお天気にも恵まれ、終日たくさんの方々で賑わいました。
ご来場下さった皆様、ありがとうございます。
まだの方は、明日も開催しますので、ぜひ遊びにいらしてください。

1F:アンティーク、リサイクル、デッドストック、新品のきものフリマ。
   バッグ、帯留め、ヘアアクセ、お香、和風せっけんetc.の展示販売。

2F:カメラマンに撮ってもらった写真をその場でプリントアウト!写真館。
   ほおずきビールなどの限定メニュー他、おいしい&和みの「ほおずきカフェ」
   
3F:寄席(落語)、映画上映

屋上:ビアガーデン

私は売り場に張り付いていたので行かれませんでしたが、ほおずきカフェのメニューはどれも美味しくて、すごく評判でした。落語も聞きたかったなー。

せっかくの楽しいイベントなので、おめでたい方が良いだろうと、今日は鯛が踊ってる帯を締めました。
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お太鼓にはタコがいっぱい。やっぱり踊ってます。皆さんから「タイムリーね!」と声をかけられ、何だろうと不思議がっていたら、パウロ君というタコが話題になってるらしいですね。タコ帯、大人気でした。

イベントが終わって、ほおずき市へ。今年も無事にお参りすることができました。こうして元気に夏を迎えられることの有り難さが、お祭りの賑わいの中でジーンとこみ上げてきます。
観音様側の130番で、いつも通り「千成」ほおずきを購入。おにいさん、気持ちよくオマケしてくれました。ありがとう!また来年も会いたいね。

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明日も引き続き「浅草お着物さんぽ」は開催します。ワークショップ、飛び入りOKなものもあるようなのでトライしてみてください。
プログラムの詳細はこちら→画像の確認

2010年07月12日

7月12日 浅草の次は出石に注目!

ご来場くださった皆様、本当にありがとうございました。
「浅草お着物さんぽ」2日間ともに盛況で、とても充実した週末でした。

お陰さまで、うずまき堂のせっけんも沢山の方々に興味を持っていただき、益々せっけん作りが楽しくなりました。また新しいアイディアもモヤモヤとしてきましたので、早く新作発表したいです。
手作りせっけん「うずまき堂」のサイト、ぜひチェックしてみてくださいね!
http://www.uzumakido.jp

さぁ、そして夏のイベントが目白押しです。
すごく気になっているお祭りの一つがコレ! 出石藩・夏祭り!!

            x007.jpg       http://www.izushi.co.jp/natumaturi2010


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谷山川親水公園に約1000個の出石焼風鈴の音が鳴り響くなんてステキ。どんな音色なんでしょう〜。


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そして、行灯約1,000基と竹灯籠約1,000本に照らされた出石の町並み…ロマンチックだわ〜。

その他、街には美しい着物姿も溢れるような企画もあるとか!夏の思い出を作りたい方は、ぜひ行くっきゃないですね。
行きたいなー。う”ー。スケジュール、何とかならんのかなー。

             natumaturi2010_f.jpg

2010年08月11日

8月10日 Cigogne Summer Garden 

お盆休み直前。周りは何をする人ぞ。帰省の準備をする人、イベント関係で忙しい人、いろいろですねー。

で、あなたはどうしてます?
もしチャンスがあるなら兵庫へGO! しませんか?


          きものサロンけいたに X うずまき堂


いつもお世話になっている kimono salon keitaniさんが、地元のイベントで私の石けんも扱ってくださることになりました。

Cigogne Summer Garden  8月15日(雨天決行)


楽しみでーす♥

とてもステキな美人若女将のいる「きものサロンけいたに」は↓コチラ。

〒668-0084
   兵庫県豊岡市福田1887-1
   TEL 079-624-9239 FAX 079-624-0185
   mail kimonosalon-keitani@live.jp

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2010年08月27日

8月27日 うずまき堂~お取り扱い店のお知らせ~ 


立秋とは名ばかりで、酷暑の連続… それでもふと秋を感じる時がありませんか?

風の中に。
そして自分の目の中に。

ふと気づくと、真夏とは違う色合いのものに目を奪われていたり… なんてことが。
去り行く季節、訪れる季節の交差点ですね。

さて、古くから呉服屋として小町通りにお店を構えている「せいた」さんが、現店舗のお隣に和装小物の「セイタ プラス」を9月1日オープンします。

その中に、うずまき堂も参加させていただくことになりました。
鎌倉散策の折には、ぜひお立ち寄りくださいませ。


セイタ プラス:〒248-0006
       鎌倉市小町1-7-3
       (電話)0467-84-7766
         http://www.city.kamakura.kanagawa.jp/sangyou/omise2006/data/0514.html

2010年09月03日

9月2日

まだまだ暑い。ノドが乾く。体も潤いを求めている。飲めども、飲めども、水分を欲してしまう。けれどもスポーツドリンクはイヤ。だめ、飲めない。美味しくない。だからスイカが必要。なのに売ってない。やっと見つけても、高い。高すぎる。買えない。ひー。暑さだけ残して、季節は秋。スイカの時季は終わりなの?じゃ、秋の味覚。うっ、これまた不作だとか。はー。

と、ぐるぐる苦しんでいても始まりませんね。
それよりも良いことを考えよう。
楽しいことに胸を踊らせよう。

新しいせっけんを作ろう。
みんなの疲れを洗い流せるように。
いらないものを、さっぱり落とせるように。
お風呂上がりの気持ちのいい自分になれるように。


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帯留めを眺めながら、どんな着物にしようか。どんな帯に合わせようか想いを巡らせてみる。それも季節の移ろいの楽しみ方ですね。

*誕生日。今年もたくさんの「うれしい気持ち」を頂きました。
 改めて、、、

                 ありがとうございます♥♥♥

2010年11月09日

11月9日 あむふわ@伊勢丹 の 設営


 amamfwawa in コンフォートきものコレクション
11月10日(水)〜16日(火)
              @伊勢丹新宿店本館7F=呉服/着物語

まだまだ先だと思っていても、あっという間にその日は来るものですね。いよいよ明日から伊勢丹新宿店にて、あむあむふわわのフェアが始まります!
今日は閉店後にスタッフ全員で設営。嵐のような作業でなんとか完了! ふ〜。

今回、一緒にタッグを組んでくださったyamamotoyumiさんも駆けつけ、お馴染みのmomokoマネキンをステキに着付けてくださいました。もちろん、yamamotoyumiさんのお着物や小物も販売します。さくらんぼ柄の着物、めっちゃカワイイ〜♥

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その他、今では国内での製造が2カ所だけとなってしまった天然樟脳【日向しょうのう】が宮崎県日向市から届きました。
よくある防虫剤はニオイが染み付いてしまうことばありますが、天然樟脳はさわやかなメントールで、臭さはありません。クスノキの成分そのままに、清涼感あふれるさわやかな香りは衣類の防虫剤としてだけでなくお部屋の防臭・芳香にもおすすめです。
http://www.hyuganokaori.net/商品/日向しょうのう-国産天然樟脳/

amuayaの羽織り紐も揃いました。実はこれ、ブレスレットにしてもいいんですよね〜。一本ずつ手作りの逸品です!
【うずまき堂】せっけんもありますよ〜。皆様、ぜひ!

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2010年12月07日

12月7日 七緒vol.24 発売

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七緒 vol.24(プレジデント社)本日発売。
これからやってくる本格的な寒さに向けて今回はコート特集。あむあむふわわのアイテムも掲載されました!(p.64)


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サラリと羽織ってよし、衿を閉じればバッチリ防寒のNOBUNAGA コートをはじめ、便利なFLUFFYカーデ、サイズが合えばメンズにもオススメのBELマントをご紹介しています。
ぜひ、ご覧下さい!


2011年01月04日

1月3日 新年・お江戸探訪

東京にいながらにして、意外と知らない東京。そんな東京をブラリと歩いてみるのも乙なお正月の一日。快晴に恵まれて、いざ!

何を隠そう、これでも私めは受験生なのであります。某試験を2月に控え、笑顔を必至でこしらえながら、実は胃の中に重たい石を抱えてるような日々。そこでスタート地点に選んだのは湯島聖堂。湯島聖堂といえば、その昔、徳川五代将軍綱吉は儒学の振興を図るため、元禄3年に湯島の地に聖堂を創建し…
な〜んちゃって。実はよく知らないのです。湯島聖堂を訪れたのも初めて。今まで、なんか建ってるな〜…ぐらいで、気にもとめてませんでしたが、今回は学問関係ってことで。(おい、おい。そんなんじゃご利益あるわけないだろ!)いひひ。

孔子さまに軽くご挨拶してから目指すは天神様。どうか私にお力を…と思いきや。こ、こりゃ何じゃ?!湯島天神に通じる道がまるで国鉄のストライキ(古っ!)を彷彿させるラッシュ。考えるこたぁ、みな同じ。神頼みは私だけではなかった。しかもこの群衆、明らかに平均年齢若い!故におばちゃん受験生はピチピチ受験生に気圧されてシッポを巻いて退散。
大丈夫。私の気持ちは京から流刑の地に飛んでいった梅の樹のごとく、道真さまのもとへ届いたに違いないのだから。

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江戸を愛する身でありながら、未だ訪れたことがなかった神田明神。おぉ、かの甘酒や納豆で有名な天野屋さんもある〜。デパートなどで商品は買えるけど、やっぱ本店で買うのがいいような気がするのは何故かしらん…と踊る♥を抑えてまずはお参り。
参拝を済ませてから参道わきを通ると…やや!銭形平次の碑。思い出すは大川橋蔵の艶姿。

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こんなアトラクションに歓喜していると、通りかかりの若いお父さんが子供に話しかけていた「銭形警部ってのがいてね。ルパンを追いかけてるんだよ」
おい、違うだろ!!
まぁ、時代ですかね。
一方、私が大川橋蔵を平次に重ねているとき、きっと諸先輩方は「違う。長谷川一夫だろ!!」と思ってるのやも。

さぁ、こんなふうにはじまった新年の江戸探訪ですが、長い一日はまだ続きます。

1月3日 続・新年・お江戸探訪

おっと!銭形平次で盛り上がっていると、負けじと賑やかなな音が境内の方から聞こえてきました。んん?戻ってみれば、獅子舞。わーい。私も子供に混じって頭を突き出せば…?
はい、【神田】だけに……カチカチ。頭を咬んでもらいましたーっ!
こいつぁ、春から縁起がいいや。

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大満足で目指すは上野。途中、ふと路地を覗くと、そこは下谷神社。寛政10年に江戸で初めて寄席が行われた所縁の地だそうで、境内には「寄席発祥の地」の碑。昨年は五街道弥助改め、蜃気楼龍玉さんの真打昇進披露のお手伝いをさせていただくご縁に恵まれたこともあり、ここに導かれたのも偶然とは思えませんぜ。
どうぞ、よしなに。パンパン(拍手)
 
きらびやかな賑わいは無いけれど、下谷神社には地元密着型で長きに渡り営まれてきた風格があります。何気なく下がっている絵馬が横山大観によるものだったり、そこに暮らしてきた人や土地の歴史がさりげなく息づいているのです。
ここ、かなり好きだなー。

近代化した街並の中に「ここだけ焼け残ったのか?」と思うようなタイムスリップゾーンに想像力は恋のルフトバルーン。そしてキョロキョロしてるうちに気づけば上野。

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売店の「パンダ焼き」によろめきながら公園を抜けてゆきます。
志ん生師匠に云わせれば、さしずめ私は「引き潮のゴミ」。あっち引っかかり、こっち引っかかり…

そして、ドーン!
スカイツリーが出現すれば、ここはもう浅草。
天神様では怖じ気づいたけど、もう後には引きませんぜ。いざ覚悟!

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浅草寺に通じる仲見世は一方通行に規制され、もし後で「やっぱ揚げまんじゅう食べたい」なんて思っても引き返せないのです。たしかな企画力と判断力を要求される道であります。

ふー、ようやくお参りを済ませ舟和でホッと一息。

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この帯、わかりますか?獅子舞の帯です。お腹のところのグルグルした模様、獅子舞の体と同じ。お太鼓はこんな感じです。

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いやはや、よく歩き、よく食べて、充実の一日でございました。

2011年02月27日

2月27日 東風ふかば、匂いおこせよ梅の花

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うららかな春の日曜日。

先日の資格試験合格のお礼参りをしに湯島の天神さんへ。
鳥居に近づくにつれ、賑やかな声が聞こえてくる。わぉ、フェスティボー!!
ちょうど御神輿がお宮入りするところに遭遇したというわけであります。

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こぼれんばかりの梅の花。祭り装束の男たち。嗚呼、なんという麗しさ。
それにしても、ノープランで出かけた先の偶然に、不思議な引きの強さを感じます。
これから先、見えない大きな手は私をどこに導いてくれるのかしらん。

偶然と必然の道をまっすぐに歩いていけるよう、強い心と足腰でいなければと想いを新たにした一日でした。

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日本のパッチワークともいうべき「切り嵌め」を染めで表した小紋。反物で見るとかなり激しい印象ですが、仕立て上がれば決して派手ではない…これが着物の面白さですね。
百足さんの刺繍が気に入ってる鬼面の袋帯とコーデしてみました。

2011年05月30日

5月30日 うずまき堂が「和もっちゃ箱」に初参加します

明日から「和もっちゃ箱」がスタート!

アクセサリー、着物リメイクバッグ、かんざし、和装小物、ウッドビーズ小物、つまみ細工、小箱、帯留め、せっけん…etc.。

東京下町、根津にあるギャラリーカフェ「りんごや」にて、和テイストの作家作品が大集合します。
フラリとお散歩を楽しみつつ、ステキな出会いを見つけてみませんか?

参加作家など、詳細は和もっちゃ箱のサイトへGO!


☆和もっちゃ箱☆
開催日:5月31日〜6月5日  12:00ー19:00
    (初日は14時より/最終日は17時まで)

場所:根津りんごや
   地下鉄千代田線・根津駅A1出口、徒歩3分


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*また今回は東日本大震災の被災者の皆様へ、心ばかりの支援としてチャリティ作品も並びます。

2011年07月13日

7月13日 ほおずきレポ

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7月9,10日は東京浅草のほおずき市でした。四万六千日。この日に観音様をお参りすれば46000日分の功徳になります。大好きな行事の一つなのですが、特に今年はいろいろあったので、余計に震災で辛い思いをされた方々の分もお参りするのだと張り切って出かけました。

いつもですと境内いっぱいのホオズキ。夜になれば電灯に照らされて、パーッと朱色に浮かび上がり、青臭いような、甘いような、独特なほおずきの香りが一面に充満して、実に幻想的な夏の夜のひととき…

ところが今年はかなりいつもと様子が違っていました。まず人出が少ない。そして、境内が暗い。ほおずき屋さんは出てるんですけど、どこも青白いLEDライトをポツンと1つぶるさげて、ほおずきの赤い色も映えず、何やら沈んだ雰囲気。節電対策としてLEDの導入は良いですけど、あの華やぎが無いのはちょっぴり寂しかった。

それでも、またこうしてこの日を迎えられた幸せを喜び、感謝します。
さぁ、いよいよ夏本番ですね!

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友人の笠間綾さんは自身のお手製浴衣を着用。水玉が可愛かった〜。
私は獅子舞の柄の浴衣です。
ちょっと写真がボケちゃった。

2011年10月20日

10月20日 日焼けとキモノ

もみじ市から4日。続けざまにバタバタしていたせいか、ようやく今ごろになって余韻を感じてきました。あんなに沢山の笑顔をいっぺんに見る機会なんてそうそうあるもんじゃないですからね。楽しかったなー。

そして首のうしろの日焼け!まさか、こんなになってるなんて… 他の部分に比べて、首のうしろは何故か肌が回復しにくいようです。小さいときから祖母に「女の子は首のうしろを焼くんじゃないよ」と云われてきました。なので、普段からかなり気にしています。。。気にしてるのにぃ〜。
あぁ。クッキリ!!!

昨日から始まった新宿伊勢丹の催事「モダンきもの in ISETAN」、できればキモノ着用がベターってんで、私も着ました。がっ!!衿を抜くと、クッキリ跡が…
これ、お正月までには落ちるかしらん。

さて、その伊勢丹ですが…すごいです。各地から個性あるお店が集結しています。着物・和ものファンにはたまりません。私も初日にウールの着物を一枚買っちまいました(お前が買ってどーする!?!!)

例年ですと7F呉服フロアですが、今回は6Fの催事フロアに初出店ということで!!
あむあむふわわ、一部新作を除いて、赤字覚悟の大セール価格になってます!
色違いで欲しかったもの、迷っていたもの、スペアが必要なもの…すべて、この機会にどうぞ〜。

モダンきもの in ISETAN→コチラをクリック

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                 今回もmomokoがあなたを迎えます♪

   


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  いよいよ始まるもみじ市。ドキドキ、ワクワクの朝。

               

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楽しいぃ〜! この気持ち、伝わりますかね〜。この時はまだ、自分の首が地獄のヒリヒリになるとは知りません。


2011年10月21日

10月21日 打ち上げみたいな

着うた、着うたフルを提供しているケータイサイトでランキング番組を担当していましたが、10月からはリニューアル。私はめでたく卒業ということで、昨日は「打ち上げみたいな」を開催しました。

実は2年もやっていながら、スタッフと顔を合わせたのは3回目ぐらい。一回目は「こんな趣旨でやっていきます」という説明会を兼ねた顔合わせ。2回目は作業の流れの確認。それ以後は、プロデューサー、ディレクター、編集、プログラマーなど、それぞれが作業を各々個別にやり、それをネット上にアップしながら共有する… つまり従来のように、いちいちスタジオに行って一緒に何かをしなくてもいい。テクノロジーの進化ですね〜。

そんなわけで対面はしてないけど、それでも毎週欠かさず2年もお付き合いしてきた仲間たち。会えば一気に和みます。何を話したか覚えてないぐらい話題は尽きず、盛り上がる…盛り上がる…。
そして初体験。

うに? 別に大キライじゃないけど、自分から手を伸ばすことはないな〜、って感じでした。ところが昨日の、うに!うそ!うぉ!うぅ〜、うまい。
渋谷にこんなに海鮮ものが美味しいお店があったとは。いいとこ教えてもらっちゃった☆

そしてもう一発、初体験。

メニューに「沼津の小学生が好きなやつ ¥450」

なにコレ?

もちろん、気になりますよね。そこで大人たちは注文することに。


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「昔はさ、食べる前に写真を撮るヤツの気がしれなかったのよ。それが今じゃどうよ。エヘヘ」と、笑うプロデューサーを筆頭に、注文した品が出てくるたびに写メする野郎ども。なんでそんなに嬉しそうなの?


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…んで、これが「沼津の小学生が好きなやつ」
アジの干物を素揚げしたもの。ほんのり塩味で、たしかに美味しい!いや〜、美味しいけどさ。沼津の小学生、渋すぎじゃない?


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はい、全員集合!右端が私。着ているのは、うっかり「モダンきものin ISETAN」で買ってしまった着物です♡

2012年06月10日

6月10日 なないろの虹、終了

Gallery KOMPISさんの「なないろの虹〜いろとりどり展」が無事に終了しました。
今回も多くの方にお越しいただき、本当にありがとうございました。残念ながらお会いできなかった皆さんには申し訳ない限りです。
これからも楽しんでいただける作品を増やしてゆきたいと思っています!

なお神楽坂temameさんの「豆展」はまだまだ絶賛開催中ですので、引き続きよろしくお願いいたします☆

こちらはテーマが「豆」ということで、あんな豆、こんな豆のせっけんをご用意しております。

例えば…
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そら豆、とか。

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                    豆しぼり、とか。…他にもアレコレ。

それから、父の日にオススメというのはコチラです。
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2012年07月22日

7月21日 もっと着物を楽しもう

書き記すことで、出来事はしっかりとした輪郭を持ち、より色あせない想い出として自分の中でしっかりするのだから、やはり日記はつけたいと改めて思うのに…。
思うのに。
日記は毎日つけるから「日記」。
つい日記が週記になり、月記になり、やがては無紀になってしまう。いかん、いかん。

忙しいを言い訳にしているけれど、振りかえればアレコレ時間を作っては楽しいことをしているわけで、けっして忙しいが言い訳にならないことは、自分が一番よく知ってるはずなのだから、
平たく云えばダラしない自分であって、そろそろ軌道修正しなくてはと本気で思うのです。

気付けばアジサイは盛りを過ぎ、サルスベリの花がわしゃわしゃと咲き誇り、夏はペースをあげて走っています。
「あぁ、もうこんな時期か…」と袖を通した、アジサイ柄の単衣の着物もとっくに片付けられ、来年の出番までお休み。
ボンヤリしていると、アッという間に夏が過ぎてしまいそう〜。いやだ〜。
まずは、もっと着物を満喫したいぞ〜。

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先月、浅草公会堂にて梅沢富美男さんの公演を観に行った際に来ていた着物。
かなりしっかりとした縮緬の着物なので、始めは袷にしていましたが、どうも気温と時期のバランスが取りづらいので、単衣に仕立て直しました。フォーマルな席でなければ5月から着ることも。


2012年08月06日

8月6日 お茶事を振りかえって

暑い。
云っても始まらないのは分かっちゃいるが…口をついて出るのは「あぢぃ〜」。

そういえば少し前のこと。7月21日を前後して、東京はびっくりするほど涼しかったですね。
あの涼しさはどこへ消えたのか。今のテクノロジーをもってすれば、少しは保存できても良さそうなのにな。
(逆に冬のために、この暑さをキープできないものか?)

と、そんなことを考えながら、7月21日に参加したお茶事の楽しかったのを思い出しています。
バタバタしていてお茶のお稽古も休みがちですが、この日は久しぶりに詫びの世界を堪能しました。
中でも何が良かったって…ご飯の美味しさです(笑)

お茶事で出される懐石は、いわゆる旅館で出るような豪華な善ではありません。一汁三菜を基本にしながら、一品一品を丁寧に用意し、そのご飯の美味しいこと!普通に焚いた白いお米が、たったそれだけでこんなに美味しいのかと、改めてお米のチカラに脱帽します。
きっと「もてなしの心」をしっかりと注入されているからなのでしょう。そして、お料理、お酒、お菓子、お茶…さらには花やお軸などのしつらえ、そのすべての味わいを最大限に生かす工夫があればこその美味。
時間を味わう…ということですね。

バタバタと生活していますが、たまにはこうした時間を儲けたいと思います。
お芝居ひとつにしても「面倒だな」とか「もったいないかな」なんて思っていると、何もできないまま。
お金をかける、ということではなく。気持ちにゆとりを忘れない、という意味で。

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この日のお菓子は「あゆ」
見た目はあっさりしていますが、食べてみると意外と濃厚でした。あゆを象った羊羹がしっかりしているせいでしょうか。


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少し節目の聞いた紗に、金魚と朝顔の模様を配した団扇を描いた夏の小紋。帯は黄色の絽綴れです。
頭をもうちょっと可愛くすればよかったな〜。


2012年08月19日

8月19日 夏、後半

お盆休みも終わると、途端に夏の残りわずかなことに気付く。
ついこないだ始まったばかりだと思ったのになんと足の早いことか。暑い暑いと文句が云えるのも、或いは幸せなのかもしれません。

電車にゆられながら外を眺めていると、過ぎ行く景色と夏の想い出を重ね合わすように蘇ります。

去年は一人で部屋の中から眺めた隅田川の花火を今年は友達と一緒に楽しめたのがよかった。
それというのも、近くに大きな建物ができて視界を遮られることになったため。
まったく邪魔なビルだぜ、と恨めしく思っておりましたが、それ故に友達を誘って外で見物する次第になったわけです。来年はちゃんと浴衣にでも着替えて、もっともっと満喫しなくちゃ…なんてすでに来年が待ち遠しいという気の早さ。

浴衣といえば、久々に着付けのお稽古をさせてもらったのも楽しかった。
ひょんなご縁から講師を引き受けることになり、集まったみなさんはバラバラの分野で頑張っている方々。着物談義のみならず、女の人生いろいろを語り合い、たくさんの元気とインスピレーションを交換しました。
何歳になっても新しい出会いを喜べるというのは本当に幸せなことですね。

釣りの方はというと、この夏はパッとしませんでした。去年はそれなりの釣果があったのに。今年はどうしたものか、坊主につづく坊主。
でもそれもまたよし。秋の数釣りの楽しみが増すというものです。

良き事は枚挙に暇がない。
日々いろいろあるけれど、その先はわからない。描かれた未来と、描く未来。
どうせ使うなら、どうか光の筆を。
Future Is Unwritten

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着付けレッスンの仲間と。


2012年10月18日

10月18日 ハマりもの…トミー

今年の6月に浅草公会堂で行われた梅沢富美男さんの公演に初めて行きました。
色っぽさと、おトボケと、下品ぎりぎりの絶妙なユーモアと、義理人情。芸人魂を熱く感じさせる舞台に大いに楽しませていただきました。

あれから早4ヶ月。今度は場所を明治座に移してのお楽しみ!
行って参りました、トミー・オン・ステージ♡
今回は中村玉緒さんを特別ゲストに迎えての舞台です。最初のお芝居「ひと粒の奇跡」では富美男さん扮する新三の親分がカッコイイし、思わず涙がこぼれてしまう場面も…

中間の歌謡ショーは聴かせつつ、笑わせる、さすがのパフォーマンス。
お約束の物販紹介コーナーがあり、セールストークもお見事!
浅草公会堂の時はこらえたのですが、今回は辛抱しきれず、休憩時間にTシャツ&マイクロファイバー富美男さんのプリント付き手拭いを(まんまと!)買ってしまいました。

エンディングはもうエンターテインメント総決算みたいな舞台。
華やかさの大盤振る舞い!
最後には「ねぶた」になった富美男さんまで登場します。なんでも今年の青森のねぶた祭りで使われた山車だとか。ねぶた祭りの山車になるのは歴史上の人物だとか、架空のヒーローだとかで、まだ生きてる実在の人がねぶたになったのは初めてなんですって!

10月2日に始まった公演は、この後28日(日)まで続きます。
これまで座長を努めてきたお兄様の武生さんから代替わりして、新たに座長になった梅沢富美男さんの座長公演、めっちゃ楽しいです〜。
創業140周年を迎えた明治座。これからも大衆娯楽の伝統と文化を支えてゆくのでしょうね。


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2012年10月24日

10月24日 志の輔師匠の中村仲蔵

元来の出不精ではありますが、やはりこれが「秋」というものでしょうか。芝居見物やら食事会やら、このところ調子にのって遊んでばかりおりまするぅ。

行って参りましたは立川志の輔さんの独演会。たまたまご近所の方にお声掛けしていただき、ポンと波に乗ったわけですが、これがすごいの、なんのって、アナタ…。
会場に行ってポスターを見て、初めて「あぁ、今夜は中村仲蔵を演るんだな」と分かったぐらいなものでして、全く何の前情報も先入観もなく、ただひたすらに「楽しみぃ〜」なんて無責任に座っておりました。

いざ始まると、笑う、笑う。引き込まれる、引き込まれる。あげくに落涙。
元々「中村仲蔵」は落語の中でも特に好きな噺で、いろんな中村仲蔵を聞いておりますが、ひょっとすると志の輔さんのが一番かも!

ネタバレになるので詳細は伏せておきますが、独演会だからこそ出来る演出で本編を盛り上げる術には脱帽。そして客席の中の誰一人として置いていかない気配り、さすがです!「中村仲蔵」を知らない人も、「忠臣蔵」を知らない人も、はたまた歌舞伎も文楽も、あるいは落語でさえ知らない人だってきっと楽しめたに違いない。

ラジオはいろんな方が聞いています。そして見えないものを伝えなければならない。
師匠の高座にはハッとさせられるとこだらけ。そしてそんなことも忘れるぐらい、理屈抜きで楽しませてくれます。
次も絶対に行きたい。ちゃんと自分でチケット取れるよう頑張らなくちゃ!

大好きな「中村仲蔵」が、さらに、もっともっと好きになりました。
志の輔師匠、ありがとうございました!

ところで話は変わって、番組に「CS放送で山下達郎さんの特集を見ましたが、ナレーターは万由香さんですか」というご質問がありました。
はい、そうです。私です。ご覧いただき、ありがとうございます!

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ちょっとピンボケになっちゃった〜(T-T)
あまり出番がない赤い着物。帯は洛風林のふくれ織り(菊の柄)。
涼しくなって、着物熱がガンガン上がってるんですよね。明日の食事会は何を着ようか、今から迷い中。

2012年10月28日

10月27日 ウッドビーズ帯留めを作りました!

ウッドビーズ作家のyumiutsugiさんのワークショップに参加しました。
http://mamamangosteen.blog86.fc2.com

ユミさんが作るウッドビーズのクマちゃんに惚れ込んで以来のファンなのですが、この度ワークショップ開催の情報を知り、出不精&面倒臭がり屋の自分にフタをして、思い切って申し込みました。

他の参加者たちは全員バッチリ着物での参加。
手を動かしながらも着物談義に花を咲かせ、わいわいキャーキャーの楽しい時間でした。
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みなさんリサイクルショップを上手に利用したり、端切れをしっかり生かしたり。
着物=贅沢とか「高い!」というイメージが強いかもしれませんが、本当に楽しむというのは、決してお金をかけることじゃないんですよね。

ちなみに参加者の一人は全身トータル2000円だそうです。それはそれはキレイに着こなして、そのままお茶会にも出られそうなほど「きちんと」してましたよ!


それにしてもハマります。
作ってるそばから、こんなの作りたいとか、こんな配色どうかな…と、体の中から盛り上がってくる感じ。これはハマるときの感覚ですよ〜。
こんなことじゃいくら時間あっても足りないぜ。ますます引きこもりか?!(笑)

ユミさんは11月3日に神楽坂で開催される着物フリマにも出店するそうです。
私も久しぶりに遊びにいく予定なので、楽しみ!

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最初はこんなイモ虫みたいな状態。
ホントに私にできるか?…と、不安になりつつ。

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これが完成品!
間のガラスビーズの配色を変えるだけで、まったく違う趣になって、アレコレ試したくなります。
はぁ〜、めっちゃ楽しかった♡

2012年12月08日

12月8日 振りかえり… 酉の市のこと

早いもので今年を振りかえるころになりました。
余裕を持った暮らしを…などと思いながら、気がつけばバタバタしているのは相も変わらずですね。
それでもただ忙しいというわけではなく、お陰さまで楽しい時間を沢山過ごすことができました。本当にありがたいことです!

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11月は酉の市。ここから本格的な冬のスタートといった感じでしょうか。今年もここまで無事にやってこられて本当によかったぁ、という想いが沸き上がります。

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近所の友達とブラブラと。
冷やかしが多い中(むろん、我々も)、大きな熊手を買っている人がいると私たちも一緒になって「いよ〜』と3本締めに加わります。えへへ。ちょっとはご利益のおこぼれに預かれるかしら?
 
お参りを済ませると、列からしぼり出されるように、夜店のアーケードへ流れ込みます。
最近は屋台の風景も変わりましたね〜。実に国際色豊です。

そんな中に、こんな素敵な光景を発見!
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かるめ焼き自体あまり見かけなくなった昨今。たまにあっても、すでに出来上がってるものを袋詰めにして売ってるだけ。ところが今夜は昔のように、その場で焼いてる屋台が出ておりました。見たところかなり年期の入ったおじいさまです。
子供のころ、祖母が作ってくれたのを思い出すな〜。火にかけたお砂糖がボワァ〜っと膨らんで、まるで魔法のように思いました。そしてまだ熱が抜けきらないのを口に入れると、ジュワッと甘さが口いっぱいに広がるのです。

おじいさま。どうか、どうかお身体に気をつけて。そしてこれからも美味しいかるめ焼きを作って下さいね。

*着物は黒黄八丈。朱色の羽織は縮緬地に小さなおもちゃの柄を散らしたものです。
作ったものの、当初はあまり似合わないような気がして袖を通しませんでしたが、近頃になってずいぶんと映りが良くなった気がします。きっと若いころは、若さと羽織の色柄がケンカしていたのかもしれません。しかし、自分が年をとった分、羽織が色を添えてくれる…そんないいバランスが生まれたのかな?

2012年12月19日

12月19日 ケーナとアルパの響きの中で

デュオ・ケーナルパのCDが送られてきました。
TBSインターネットラジオ番組「OTTAVA foresta」を担当していたときにお会いしたお二人のCDです。さっそくかけてみると、冬の澄んだ空気にとけてゆくような心地よい音が溢れ出てきました。

ケーナルパはケーナ奏者の八木倫明さんと、アルパ奏者の池山由香さんによるユニットです。
ケーナというのは南米アンデス地方先住民の縦笛。そしてアルパはヨーロッパから伝わったハープを模して、先住民が生み育てた楽器です。二つのシンプルな音色は美しく混ざり合いながら、この年末の疲れをほぐしてくれるようです。

ケーナには、どこか「はかなさ」や「もののあはれ」といった、胸の奥に眠る何かを呼び覚ます響きがあるように感じます。
八木さん曰く、日本では篠笛とお琴があるように、こうした楽器は元来相性がいいはずなんです。故に、我々日本人にはとても(深い部分で)馴染みのあるものじゃないだろうか。たしかにそうですね。

また、八木さんに興味深い神話を教えていただきました。

遥か昔、神々の時代にパンという半獣人が妖精のニンフに恋をしました。けれど、ニンフはパンには見向きもしません。あんな毛むくじゃらな野蛮なもの、イヤだわ!…と、まるで愛想がありません。袖にされればされるほど恋いこがれるパン。
ある日パンは「もうガマンができない!」とばかりにニンフに無理矢理せまります。驚いたニンフは息を切らせて逃げ、神様に助けを乞います。
神様は「そんなにイヤならばお前を葦に変えてやろう。すればパンも諦めるだろう」と、ニンフを葦に変えてしまいました。
後を追ってきたパンは姿を変えたニンフを見て心から嘆きました。そしてその葦を刈り取り、笛にして吹きました。その笛こそ、今に伝わるケーナだそうです。ケーナがどこか哀しげな音色を帯びているのは、そんな切ない物語があるからだと伝えられているそうです。

そこまで嫌われちゃうパンは可哀想。そこまでイヤな相手に吹かれてしまうニンフも辛かろう。
神様はもうちょっと気のきいた計らいができなかったのか?…あれこれ考えてしまう語ではありますが(笑)楽器一つにも歴史や物語があるんですね。

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ケーナルパの二人と一緒に横浜センター北駅横・ヨツバコにあるYotsubakoの森にて。
着物は久留米絣です。古くから伝わる人々の暮らしの知恵が詰まっている久留米絣は、どことなくケーナルパの世界と重なるようです。そして帯は付喪神(つくもがみ)を描いたもの。これもまた道具を大事にしてきた日本文化の芸術でしょう。


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ケーナは一本の縦笛ですが、こうして連結したものもあるとか。


ケーナルパのブログはコチラ↓
http://ameblo.jp/duo-quenarpa/

2012年12月26日

12月26日 うずまき堂が出店します

久しぶりにうずまき堂が寅Belleやります!

スケジュールの都合により、各地の手作り市などイベントに出店する機会がなくなってから一年近く。とても残念で寂しく思っていましたが、この度、神楽坂きものフリマの皆さんにご縁をいただきました!

いつもは神楽坂での開催ですが、今回は中野。
何せ初めての会場なので、どうなることやら…
ぜひ、みなさまで盛り上げていただきたい!!!

基本的にイベントは「きものフリマ」です。
状態がよく、すぐに使えるアンティークやリサイクルの着物や帯、履物、小物、リメイク用素材にぴったりの古布などが超リーズナブルプライスで見つかります。
また私のうずまき堂はもちろん、手作り作家さんたちの小物も多数参加。

出店者やスタッフたちは着物好きばかりなので、着物初心者さんたちのご相談にもよろこんでお応えします。着物デビューのチャンスにしてください。
もちろん上級者さんたちも掘り出し物に大満足していただけるかと思います。

開催日時: 2013年1月13日(日)
      午前11時〜午後4時半(最終入場4時)
      入場無料・雨天決行(会場は室内です)

会場  :呑処ひろし(中野区中野3-34-16 2階〜4階)
     http://www.nomidokoro-hiroshi.com/

アクセス:JR・東西線「中野駅」南口徒歩4分

詳細  :居酒屋きものフリマ・ブログ http://ameblo.jp/izakaya-kimonofm/

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2013年01月01日

平成25年1月1日 謹賀新年

明けましておめでとうございます!

今日の東京は快晴。素晴らしい朝日に照らされて新年がはじまりました。
毎朝のお勤めとしている神拝詞も、元旦はことさらに清らかな心持ちがいたします。

そしてご挨拶の後はお待ちかねのお雑煮。お雑煮は地方によってずいぶんと内容が違うようですが、うちは至ってシンプルです。鳥の出汁をベースに、青菜と大根の薄切りを少々。お餅は四角い切り餅。ゆずをちょっと添えるといいのですが、今年はうっかり…ということで、省略。
以上。
はぁ〜、体が温まる。
元旦の澄んだ空気の中で、お雑煮をハフハフする息が白い(暖房つけてなかったので…)。
改めて、新しい一年が始まったのだなと実感します。

「いいわねぇ。きれいよ」
お墓参りに向かう途中、すれ違いざまに声をかけられました。声の主は60代後半ぐらいのとても品の良い女性でした。軽く会釈をして微笑む姿…
「いえいえ、あなたこそ素敵です!!」思わず心の中で叫んでしまいました〜。

それにしても褒められるって、やっぱり嬉しいですね(えへへ)。お陰で新年の空気が余計に気持ちよく感じました。そしてこんなちょっとした交流がなんとも云えず温かく、嬉しかったです。一期一会。深く浅く、広く狭く、いろいろに人と人が心を通わせながら、今年も時を紡いでゆくのでしょうね。

新年が皆様にとって素晴らしい一年でありますように。


          今年もどうぞ、よろしくお願い致します!!
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今日は緑の濃淡を市松に染めた着物に、深緑の帯。帯には獅子舞の柄があしらわれています。
お正月らしく「松」を色で表現してみました。黒の羽織は本当に便利な一枚。何かと活躍しています。

2013年01月07日

1月7日 初詣レポ〜1月3日を振りかえって

2年前のお正月に、いつもお世話になっている出版社の方と下町ツアーを楽しみました。
去年はタイミングが合わず見送りましたが、今年は「やりましょう!」ということになり、特に狙った訳でもないのに同じ日になりました。

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まずは浅草で待ち合わせ。雷門通りは歩行者天国になっていて、混雑しているにも関わらず「休日のゆったり感」があるのは浅草ならではでしょうか。渋谷や新宿じゃこうはいきませんものね。
風は冷たいけど、晴天に恵まれ気分上々です!%E6%BC%94%E8%8A%B8%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%AB13.jpg  


浅草演芸ホールもお正月の装い。(ちなみに写真は暮れに撮ったものです)
路地にも「お正月」が満ちていました。繭玉があちらこちらに飾られ、松や竹の青さが清々しさを誘います。  1.3.13.jpg

して、いざ観音様へ! …と、皆様向かうところでしょうが私たちは浅草神社で初詣。
こうして再び元気に参拝できる幸せに感謝を込めて、三社様に新年のご挨拶です。

そのまま仲見世の「助六」に行きたかったのですが、観音様をお参りする人たちで一方通行の列ができていて、とてもじゃないけど無理!
仕方がないので観音裏の方に抜けると、あらこんな所にスペイン料理屋さん。ものは試しと入ってみると、これがなかなか当たりでした。冷えた身体に魚介類の雑炊みたいなのが嬉しかった〜。これは穴場かも。    %E3%82%B9%E3%83%9A%E3%82%A4%E3%83%B3%E6%96%99%E7%90%86%E3%83%95%E3%83%AC%E3%82%B9%E3%82%AB.jpg


さぁお次はどうしようかと考えながらブラブラしてるうちにまた寒くなり、再び雷門通りに出て甘味処でお汁粉を。あれ、さっきデザートはきっちり食べたはずなのに… まぁ、いいか。
ところで御前汁粉と田舎汁粉。どちらがお好みですか?いつも迷うんですよね〜。
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ちょっと浅草の喧噪を逃れて、箕輪から都電に乗ることに。始めはとげぬき地蔵を目指すつもりが、電車に揺られているのが心地よく、結局足を伸ばして雑司ヶ谷の鬼子母神を参ることに。
まるで「ちぃ散歩」ですね。鬼子母神に到着した頃にはすっかり日が落ちていました。
初めて来ましたけど、趣のあるところでステキでした。
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流れ、流れて辿り着いたのは新宿。「もう寒いっ!!」てんで、副都心線からそのまま直結で伊勢丹の中にある「とらや」へ飛び込んで暖をとる…てゆーか、また食べてんじゃん!(笑)
花びら餅とお抹茶。初春ですわ〜。牛蒡も少し塩気を効かせて、しっかり煮てあります。美味。
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充実の一日、最後は紀伊国屋にて半藤一利さんの新刊「日本型リーダーはなぜ失敗するのか」を購入して幕を下ろしました。ふー、楽しかった。

2013年01月10日

1月10日 寅belle、張り切って準備中!

1月13日に中野にある呑処ひろしにて開催の「きものフリマ」に、うずまき堂が久しぶりに出店します。久々の寅belleで超ドキドキしています〜。

お天気マークは今のところビミョーな感じですが、大丈夫!会場は室内なので万が一の時でもOK!
みなさんとお会い出来るのを楽しみにしています。
イベントの楽しさって、普段なかなか会えない方々と直にお話したり、いろんな人の作品を見たりできて刺激がいっぱいなんですよねー。
当日は有り得ないような掘り出しものもいっぱい見つかるはず!!

ぜひ、やる気満々で遊びにいらして下さい。
風呂敷やエコバッグ(小物もいっぱいあるので)、メジャーをお持ち頂くと便利です。アンティークやリサイクル着物は寸法を計りたいですものね!
もちろんスタッフもいますので、なんでも尋ねてください。

うずまき堂は未発表の新作せっけんもお披露目しまーす。

着物フリマの詳細は→http://ameblo.jp/izakaya-kimonofm/

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2013年01月13日

1月13日 居酒屋きものフリマ、無事に終了しました

久々の寅ベル…イベント出店で夕べは緊張気味でしたが、お陰さまで盛況のうちに「きものフリマ」も終了いたしました。

うずまき堂のせっけんを初めてご覧になる方も多く、「かわいい!」と、たくさん声をかけていただきました。
お嫁入りしていった、せっけんたち…
「いい働きをして可愛がってもらうんだよ」と、見送くるのは嬉しいものです♡
お立ちより下さった皆様、本当にありがとうございます!

今回は居酒屋さんを借りての開催だったため、2階が小物フロア、3と4階が着物フロアでした。
うずまき堂は2階の小物フロアに出店。いわゆる半個室のような隔離感があるところで、まるで占いでも始まりそうな雰囲気で面白かったです。
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それにしても「きものフリマ」は本当にお宝の山!着物がびっくりプライスで買えるのはもちろん、どれもとても状態のいいものなので、家に帰ってガッカリ…みたいなことがありません。
これからも定期的に開催するようなので、着物好きな方、これから着物を着てみたい方、ぜひ遊びにいらしてください。
http://ameblo.jp/izakaya-kimonofm/

2013年01月18日

1月18日 【女のほむら】

昨日は友人のアーチが出演している舞台を観てきました。
池袋の芸術劇場で上演中の「女のほむら」です。

江戸末期から明治にかけて実在した高橋お伝という女性の物語です。
彼女は男に翻弄され、男を深く愛し、そして殺し…毒婦と呼ばれ、やがて日本の歴史上最後の斬首刑に処せられました。
類希なる美貌を持って生まれたばかりに見舞われる不幸の数々。
しかし、もしまた生まれ変わったとしても、やはり彼女は「女」であることを選んだのではないかな…? あくまでも私の想像ですが。そんな気がします。

誰かと愛し合うとはどういうことなのか?
夫婦とはどんなものなのか?

ある人が昔「忘れられるぐらいなら、私はいっそ殺されたいんだ」と云っていたのを思い出しました。

〜ピープルシアター公演〜
『女のほむら』高橋お伝、切なき愛のものがたり
脚本/演出 森井睦
舞台美術  假屋崎省吾
出演:小山明子/白石奈緒美/磯村みどり/市川博樹(ARCHE)ほか 
2013年 1月16日(水)〜20日(日) 東京芸術劇場にて公演!
【チケット】 全席自由席 前売:4,000円 当日:4,500円

ちなみに主人公のお伝を3人の女優さんが同時進行で演じているのですが(観ないと、意味不明ですよね…笑)、それぞれの着物の味があって面白いです。当時の時代感を出しつつ、よく見ると帯なんて思いきり「今」だったりして。絶妙なマッチングに、着物を着たい熱がまた上がりました。
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2013年01月30日

1月27日 祝言

どんな時も、おめでたい席というのは良い。
幸せのお裾分けとはよく云ったもので、周りまでしあわせな気分になるものですね。
日曜日に親類の結婚式に出席しました。

「祝言」という言葉がぴったりハマる結婚式。
それは当人たちの希望でもあり、「いつの時代ですか?!」といったタイムスリップ感でした。
大広間の上座に金屏風をたて、その前に鎮座する新郎新婦。

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新郎からの一言に次いで、観世流シテ方の山本順之さんが紹介され、「高砂」を謡ってくださいました。映画やお芝居ではお馴染みの「高砂や~♪」ですが、本物の祝言にて生歌!かっこいい~!
初めての体験でした。

そして三三九度。普段は緊張とは無縁に思える男が、ガチガチになっている姿は思わず応援したくなります。いざとなると女性の方が肝がすわってるというのは本当なんでしょうね。花嫁さんが余裕で盃を空けている一方で、新郎は手を振るわせ、危うく盃をひっくり返しそうになってアタフタ…(笑)。

それにしても人の顔は変わるものですね。
あのやさぐれ男は一体どんな余生を送ることやら…と心配していましたが、いい妻を娶りすっかり表情も明るくなって。我が親類ながら、あんなに柔和な顔つきをしているのを見た事がありませんでした。
もっちゃん、はなこさん。心からおめでとうございます!

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はじめは白無垢で登場した花嫁さんは、お色直しで華やかな打ち掛け姿に。
最初の「決め事」を済ませた後は、存分にくつろいで飲めや歌えの自由な宴でした。
私は白と水色をぼかしに染めた着物に玩具尽くしの袋帯。
この水色の着物は最近のヘビロテです。


1月30日 川越まで遠足

川越にある呉服笠間さんにて、以前購入した長襦袢がとてもいい。
もう一枚欲しいと思っていた矢先、友人のあやちゃんも「やっぱいいよね!」と意見があったので、久しぶりに川越に行って参りました。

呉服笠間さんといえば「川越唐桟」のお店。木綿でお手入れが楽だし、お値段も手頃なので着物入門者にはもってこい!逆に普段からガシガシ着るというベテランさんにも重宝です。
今回はあやちゃんのご主人も唐桟の着物を作りたいということで同行することに!
そこにもう一人加わって、思いがけず賑やかな遠足になりました。

もちろん、一番の目的は呉服笠間さんなのですが…
まずは腹ごしらえ、ですよねー(笑)
川越名産の芋づくし料理を堪能しに、以前一度行ったことのある「エプロン亭」へ……
Ouch!臨時休業?!こんなことってあるのかい?
さぁどうしよう、と途方に暮れたのも束の間。すぐに「山屋」さんが良さそうだという情報入手。
残念ながら芋尽くし料理はお預けとなりましたが、山屋さん、入り口からステキじゃない♡

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味のあるお庭に囲まれた古い建物。中に入ると火鉢が置いてあって、なかなかいい雰囲気です。

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ご飯はカゴ入りのお弁当スタイルで楽しいです!パッと見ちょっと足りないかと思いましたが、意外にもお腹パンパンです〜。

すっかり満足したご一行、お店の方に記念写真を撮ってもらって、はいチーズ!
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2013年02月12日

2月11日 針供養を振りかえって

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2月8日は針供養の日。
針仕事をする人たちが折れた針を持ち寄り、お豆腐に刺して供養します。
すっかり和裁もサボり…てゆーか、ドロップアウトしている私ですが、久しぶりに行ってきました。

この日はことさらに風が冷たく、浅草寺の淡島堂に集まったたくさんの人たちも一様に身を震わせていました。寒いなか、それぞれに頑張って働いてくれた針に感謝し、またお針の上達を願って手を合わせるのです。

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友達が撮ってくれた写真ですが、自分で見てびっくり。
手が祖母にそっくり。似てると良く云われますが、こんな細部まで似るものなんですね〜。


和裁をしている人が多いせいか、境内には着物姿が目立ちます。それを見るのも楽しい行事。
お手製らしきニットのケープをまとった人。ゴージャスな毛皮のコートの人。中にはレザーコートのイカしたおばあちゃんがいたり…。着物用のコートでもこんなに色んな種類があるのかと驚きます。
本当に着物が好きな人は、オシャレの追求に個性があっていいですね!

お参りを済ませ、集まった女性4人はすっかり冷えてしまった身体を抱えて腹ごしらえ。
まずは浅草の「むぎとろ」でランチバイキング。
 
「で、どうする?」
「せっかくだから覗いてみようか」

ちょうど開催していた呉服屋さんの催事に顔を出し、目の保養(見ただけ〜)。
そして外に出るや否や、
                「あったまろうかぁ」
と、迷わずくぐる甘味屋さんの暖簾。
冷えた身体に、おしるこがシミるぅ。はふ〜。

2013年04月01日

4月1日 @KITTE 有意義な昼食

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人の縁というのは本当に不思議です。
以前、歌舞伎を観に行ったときにたまたま知り合った方が、実は20年以上も前にある放送局でご一緒した知人と学生時代に同じ寮で過ごした友人同士だったのです。

かくして今日、奇妙な繋がりの3人が食事をすることになりました。
出身地も、職場も、年齢も、趣味も、それぞれバラバラの3人がグラリと動いた宇宙の歯車に乗せられて集合したのであります。

場所はオープンしたばかりの東京駅前KITTE。
実際に会って何を話すのか、皆目見当もつかないまま出向いたところ…
数分後には実に有意義な情報や意見交換の場になっていました。

おかげで、何年も休んでいた朗読会の開催に意欲が湧いてきました。
(まだ具体的なことは未定ですが)
朗読会に限らず、自分の中にくすぶっていた様々なモヤモヤの輪郭がハッキリしてきました。

今日の出会いの意味深さは近い将来、何らかのカタチになってゆくと思います。
機が訪れたらご報告するので待っていてください。

KITTEを後にして、ブラブラ銀座へ。
途中、国際フォーラムの前にチューリップ畑ができていました。散りゆく桜を惜しむ間もなく、次々と春が押し寄せてきます。

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細い縞を織った結城に、獅子を刺繍した帯。着物と帯が同系色なので、帯揚げと帯締めでメリハリをつけてみました。
           〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
うずまき堂・出品情報


「さくら*hana-bana exhibition」2013.4.9(火)~4.21(日)
                11:00~18:00(最終日は17:00まで)
場所:GALLERY KOMPIS http://gallery-kompis.com/
info@gallery-kompis.com 
   東京都目黒区中根 1-9-1-103(東横線・都立大学駅より徒歩3分)
TEL: 03-3725-3467
休廊日:4.15


2013年05月11日

5月11日 出店のお知らせ

来る5月18日(土)「きものフリマ」に、またまた出店することになりました!

着物や帯が並ぶなかに「せっけん?」と不思議な気がしないでもないですが(笑)…
和の世界が好きな方ならきっとキュン♡してくれそうな作品をご用意して待ってます!

詳細は下記をご参照ください。

では、うずまき堂せっけんをいくつかご紹介しまーす。

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【夏の庭2013】オリーブオイルをベースにした、使いやすいせっけん。

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            【星に願いを】米ぬか油をベースにした、しっとりせっけん。

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【紫陽花2013】アーモンドオイルを贅沢に使ったせっけん。

               〜〜〜〜◎◎◎〜〜〜〜
◆開催日時:5月18日(土)午前11時~午後4時半 
(最終入場午後4時) 
 
入場無料・雨天決行(会場は屋内です) 





◆会 場 :呑処 ひろし(東京都中野区中野3-34-16)http://www.nomidokoro-hiroshi.com/


◆アクセス:JR・東西線「中野駅」南口徒歩4分


◆道 順 :ざっくりと、丸井の裏側です。 
 南口改札(サンプラザとは逆の出口)を出て 
 すぐ右へ進み信号を渡る 
 (パン屋さん“サンジェルマン”の前へ)。 
 そこを左側、丸井の方向へ進む。 
 丸井の2軒手前 
 “薬の龍生堂”と“三菱UFJ信託銀行”の間の坂を上る。 
 上りきったところは、右がTSUTAYA、 
 左が佐世保バーガーののぼりが立っているカフェです。 
 そこを左へ10軒ほど進んだところが 
 会場の“呑処 ひろし”です。 
 東京CPA会計学院の向かい側、進行方向の左側です。 
  




単衣や薄物など、夏物メインのきものフリマが、もう間もなくです!
どうぞふるってご参加&ご来場くださいませ~





“居酒屋きものフリマ 2013 初夏の陣” 


状態が良く、すぐに使えるアンティークやリサイクルの 
着物、帯、お履物、和装小物、 
そして半襟やバッグ、洋服、アクセサリー、小物等の 
リメイク用素材にピッタリの古布など、 
和布のあれこれがリーズナブルに手に入る絶好の機会です!

手作り作家さんたちの 
ポップでオリジナリティあふれる小物も魅力!! 


着物に興味はあるけど敷居が高くて… 
と感じてる初心者の方は 
こちらで気軽にひと揃えして、着物デビューしちゃいましょ!

出店者やスタッフも着物好きが集まっているので、 
着こなしの相談も出来ますよ。

着物フリークな方は 
お手持ちの着物や帯に似合うお気に入りを見つけて!


初めての初夏開催となる今回は、 
お単衣はもちろん、薄物、浴衣などの夏物も放出しますよ~。


ひやかしも大歓迎! ぜひ遊びにいらしてくださいね♪



 
  

◆お持ちになると便利な物 
風呂敷やエコバッグ(お買い物用)/メジャー 


◆お客様へのご案内&ご注意 
・試着室のご用意はございませんが 
 お召し物の上から羽織れるように 
 姿見を配置したスペースを作ります。 
 
お座敷スペースもありますので、 
 脱着が楽なお履き物でお越しください。 

・フリマ開催中、場内での飲食は不可です。  
 
また、お店の1階&5階への立ち入りはご遠慮ください。 

・お店へのお問い合わせはご遠慮くださいませ。 




お誘い合わせの上、ご来場お待ちしております。 





居酒屋きものフリマ・ブログ 
http://ameblo.jp/izakaya-kimonofm/ 



お問い合わせ 
izakimonofm@yahoo.co.jp

2013年05月12日

5月12日 草鹿をふりかえって

いま、たくさんの提灯が至る所で浅草の街を彩っています。三社祭が来週末に迫り、なんとなく街全体がソワソワした雰囲気になっています。実行委員のみなさんを始め、深く関わっている方々は「ソワソワ」なんてもんじゃなく、おそらく「メラメラ(炎)」でしょうけれど(笑)。

ここは本当に毎日、何かしらのドキドキワクワクがある街。少し前に遡りますが、4月20日に初めて「草鹿」なるものも観に行きました。クサジシと呼ぶそうです。

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昔の装束に身を包んだ弓の使い手たちが鹿を射るのです。

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  会場は隅田川沿いの広場。晩春の気持ちいい風に吹かれて、のぼりがヒラヒラ。

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どのぐらいの距離だろうか? かなり遠くの的を狙います。

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勇ましい姿で弓を引いていますが、その先には木でこしらえたカワイイ的が据えられています。
矢も突き刺さるものではなく、先が丸められていて、当たると「ボ〜ン」という優しい音を立てて跳ね返ります。矢の当たりどこ、跳ね返り方、跳ね返った距離など、数々の採点ポイントがあって技を競うようです。
もっとちゃんとルールを分かって観戦したら、さらに面白そう!

この草鹿は、流鏑馬が開催される同日に行われました。流鏑馬はテレビカメラが入ったり、見物客も大勢で賑わっているのに、こちらはのんびりムード。そこがまたイイ感じなのです♡

2013年05月23日

5月23日 日本の伝統技術を滅ぼさないために…


中央公論から出ている「失われた手仕事の思想」著・塩野米松を読んでます。
2000年に書かれた本なので、登場する人たちの何名かはもういないかもしれない。(2008年、文庫化)

日本で数少なくなった、あるいは最後の一人という様々な職人さんたちを紹介してる本です。
野鍛冶、船大工、葛布織り、竹細工、杮屋根葺き、手作り釣り針、炭焼き、シナ布…etc
ジャンル問わず、興味深いものばかり。

世の中が変わることは仕方がないけれど、
あまりに失われてゆくものが多く、またそれらが素晴らしいので
なんともやるせなくなります。

この問題は単純に「ある職業」が世の中から消えるというだけではありません。
世の中全体の仕組みであり、動植物の命であり、人間の精神構造や価値観であり、環境におけるすべての軸に関わる問題なのだと思います。

ちょうど、そんな折り、ステキなニュース!!

温野まきさんがfacebookにアップしてくださった内容をシェアさせて頂きます。↓

「日本の伝統技術 麻糸産み後継者養成講座」の映像がアップされていました。

祝!

昭和40年初期に流通が途絶えた国産大麻糸が、いよいよ「麻糸績み後継者養成講座」のなかから誕生したプロによって復活します。

彼女たちはこれから「よりひめ」と呼ばれ、よりひめたちが績んだ国産麻糸「よりひめ」きっと日本の古くて新しい伝統技術として継承されていくことでしょう。

麻糸「よりひめ」は6月から販売開始です♪

「日本の伝統技術 麻糸産み後継者養成講座」日本語版
http://www.youtube.com/watch?v=OlsM9gDqDR4

日本の伝統技術 麻糸産み後継者養成講座」英語字幕入り
http://www.youtube.com/watch?v=ncb_SaCJjR8」

麻糸産み後継者養成講座 http://www.salon-angeli.com/

2013年06月02日

6月2日 明治神宮・桃林荘にて

明治神宮の中にある桃林荘にて、久しぶりのお茶会に参加してきました。
本日は江戸千家と裏千家がそれぞれ一席ずつ受け持ちました。
…が!ずっとお手伝いで「お運び」ばかりだったので、お茶席には入れずじまい。
それは残念なことではありますが、それ以上に「裏の仕事」をお手伝いすることで学ぶことが沢山ありました。
基本的な取り決めはあるものの、お茶席は生き物ですからすべてセオリー通りには進みません。その中でどう目鼻を利かせ、周囲に気を配りながら振る舞うべきか。
気を利かせてるつもりでも、実際にはまったく動けていない自分のボンクラぶりに凹みながらも、学べることに喜びを覚える一日でした。

加えて、足腰の弱まりを痛感!
お茶は道具を持ったまま、立ったり座ったり、膝の屈伸も激しい動作の連続。
一見優雅な「静」の世界のように思われるお茶の世界ですが、これがなかなか実はハード。
長くお茶を続けるために、お年を召してもスクワットや筋力トレーニングに励む先生も沢山いらっしゃいます。
うぅ~、私も鍛え直さねば!!

精神と肉体の調和。
集う人々との調和。
しつらえの調和。
和の世界はどこまでも深くて心地よいものです。

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今日は加賀友禅の単衣に、唐織りの夏帯です。着物は季節の花々。帯は水辺のオシドリ。
今年初の夏帯に「あれ、こんなに軽かったっけ?」と、衣の軽さに夏の到来を感じました。

2013年08月15日

8月15日 うずまき堂、再開

ものすごい暑さが続いておりますが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
ようやく仕事場の移転も終わり、ボチボチ作業も再開しております。実はボチボチなんて言ってられる余裕はないのですが…(@_@)

この秋はイベント満載です!

まずは9月21~22日に開催される「ハンドメイドマルシェ Button home party」
四谷三丁目から徒歩8分に位置するステキな一軒家 La Keyakiを会場に、沢山の作家たちが各々ボタンをイメージした作品を持ち寄ります。
http://l-amusee.com/lakeyaki/

続いて、アサクサ・コレクション
浅草は今やアートなエリアとして賑わっています。アート展時あり、ファッションあり、小物雑貨のお宝アリの楽しいイベント。
うずまき堂は9月23日(月・祝)に参加します。
http://asakusacollection.com

そして2年ぶりに帰ってくる「もみじ市」!
残念ながら去年は開催を見送った恒例の「もみじ市」が再び多摩川に帰ってきます!
今回のテーマはカラフル。
うずまき堂もカラフルなせっけんはもちろん、様々なせっけんを準備しています。
http://momijiichi.com

みなさまにお会い出来るのを楽しみにしながら、ワクワク、頭の中グルグル、頑張ってます♪
そんな作業場では…
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部屋に入ってくるなり、友達は「えっ、お餅? 焼いてた…の?」と。
あはは。違いますよ~。
これは「だるま」の顔の部分。こうやって一つずつ段階的にこしらえてゆくのです。
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完成した「だるま」です。
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各イベントに関する詳細はまた追ってアップしまーす!

2013年10月14日

10月14日   もみじ市が戻ってくるぜぃ♪

9月のハンドメイド・マルシェ〜Button Party」と「アサクサ・コレクション」が終わってホッとする間もなく、次なるイベント「もみじ市」の準備に追われています。
各イベントにお越し下さった方々に心より感謝すると共に、いらっしゃれなかった皆様にレポートをせねば…と思いつつ、なかなか取りかかれずにいます。
いまの制作と準備の目処がつくまで、今しばらくお待ち下さいませ。

さて、次なるお楽しみは「もみじ市」です!
去年は、もみじ市を根本から見直し、より良いイベントにするために…ということで開催が見合わされました。
その、もみじ市が今年も多摩川の河川敷に戻ってきます!

今年の出店者数は100組以上!
無料ライブ、ワークショップの数々、美味しいもの、&ドキドキしちゃう様々な作品たち…
ただ、ブラリするだけでも最高に気持ちのいい時間を過ごせるはずです♡

うずまき堂ももちろん参加します♪
今年のもみじ市のテーマは「カラフル」。うずまき堂もカラフルなせっけんを着々と準備しています。もみじ市のためのスペシャルセットもありますよ〜。
ぜひみなさん、遊びに来てくださいね。

開催日:2013年10月19日(土)、20日(日)
時間 :11:00~16:00(19日)、10:30~15:30(20日)
会場 :調布市多摩川河川敷(第1会場)、東京オーヴァル京王閣(第2会場)
交通 :京王線「京王多摩川駅」付近

                 雨天決行・入場無料!!!

詳しくはサイトをご覧ください→http://momijiichi.com
各参加者からのメッセージなどもお楽しみいただけます。

さて、うずまき堂の工房をちょっぴりご紹介しますと…

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こんな季節限定のせっけんも作ってまーす♡
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2013年11月03日

11月3日 もみじ市も終わって…

怒濤のイベントラッシュも無事に終わり、しばらく抜け殻になっておりましたが、うずまき堂は再び制作の日々に突入です!
オンラインショップが空っぽ状態になっていたり、ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。
随時、在庫補充をしていきますのでお楽しみに。

今回の「もみじ市」はお天気に恵まれませんでした(@_@)
土曜日は雨まじりで激寒むっ!
日曜日は大雨!

やっぱり「もみじ市」の一番の醍醐味は河原でイェ〜イ!!って、いい空気を吸いながらお店をハシゴすることだと思っています。
だからお天気が悪いと本当に残念。

それでも!
それなのに!

たくさんの人が来てくれました。
スタッフもいっぱい、いっぱい頑張ってくれました。
感謝、感謝です。

また来年も参加できるといいな〜。
残念ながら今年はお会いできなかった皆さんと会えるといいな〜。
もっともっと腕を磨いて、ステキな作品をたくさん作れるようならねば!


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10月19日(土)、紫の生地にコスモスの柄の着物で出陣。。。雨が降っても大丈夫なようにポリエステルの着物にしたんですけど、これがメチャ寒!
なので、、翌日20日(日)は赤チェックのウールの着物でぬくぬく〜、でした!

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今年のテーマはカラフル。みなさん、思い思いの「カラフル」でパレードに参加していました〜。

2013年11月11日

11月11日 秋を振りかえって

秋のイベントラッシュも終わり、年内はペースを落して少し自分の時間を充実させてみよう。
10月の終わりに、まず手始めに幼なじみと久しぶりに会いました。
無性に鍋焼きうどんが食べたくて、人のいい彼女を無理やり観音裏のお蕎麦屋さんに連行して、二人してハフハフ。美味しかった〜。

浅草は初詣のみという彼女のために、少し浅草のいいところを…と思ってみても、夜はほとんどのお店が早じまいなんですよね。
人がいないからお店を閉める、のではなく「お店が閉まっちゃうから人も引き上げている」という事実に地元商店街の皆様は気付かないのか?
これは由々しき問題なのである!!! (と、私が鼻息を荒げても始まらないけど)

そんなわけで、せめて夜景のきれいなスポットへ。
隅田川沿いのカフェ・ムルソー。
ここの景色だけは最高です。
あ、ケーキも美味しいけど。にゃはは。

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紬地にロウケツのよろけ縞を描いた着物は私の気に入りです。
ちょうど浅草寺境内で菊花の展覧会をやっていたので、帯も菊の柄にしてみましたが…
見えないですねー。


2014年02月18日

2月18日 『落雁と季節の会』 住所の訂正!

いよいよ近づいて参りました。
『落雁と季節の会』ですが、先日お伝えした住所が間違っておりました。
申し訳ありません。

会場となる一欅庵の正しい住所は
東京都杉並区松庵2-8-22 です。(JR西荻窪駅南口より徒歩8分)

歴史を刻んだ、美しい日本家屋で「和」なお時間をお楽しみいただけるイベントです。

主宰するのは『落雁と季節の会』。
「オリジナル落雁作り」より日本の季節のカタチと味を美味しく可愛くマニアックにお伝えする会です。
落雁を作り、お茶を頂きつつ… 着付けを学んだり、きれいな和小物に触れたり…

◆参加作家◆

* 鈴木陽子(陶芸)
* 姫コ(つまみ細工)
* うずまき堂(天然素材を使った和のせっけん)
* 野庵(着物と四季の和小物)
* 和キッチュ(手刺繍半衿と和小物)

*2/21・22
11:00~18:00 いつもは非公開の「一欅庵」にご自由に入場できます。

■ 場所: 一欅庵( 東京都杉並区松庵2-8-22 JR西荻窪駅南口より徒歩8分)

+++

『落雁と季節の会』春のワークショップ

*2/21・22 両日とも 14:00~17:00 開催(要予約)

季節の「オリジナル 落雁を作る」
(ツクシ、タンポポ、午などのカタチをカモミールとうぐいす(きなこ)のお味で作ります。

和の「お包み」
(そのままプレゼントできるように、丁寧にお包みします)

茶会形式による「季節の設えと基本のお抹茶の頂き方」
(茶席で困らない基本のお菓子とお抹茶の頂き方の作法をお伝えします)

パワーアップした 「作る・包む・頂く」のフルコースです。

*お申し込み、詳細は、下記へ。
http://sukiraku.exblog.jp/19367238/

2014年02月23日

2月23日 落雁と季節の会、無事に終了

「落雁と季節の会」が無事に終了いたしました。
足を運んでくださった皆様、関わってくださった皆々様、本当にありがとうございました。

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お陰さまで2日間とも晴天に恵まれ、とてもいい雰囲気を満喫することができました。
庭にはまだ雪が残り、季節ならではの風情がありました。お庭には四季折々に表情を変える草木が植えられ、5・7・10月の会も楽しみです。

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「落雁と季節の会」では落雁の手作り体験も人気。みなさん本当に夢中になってやっていました。

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廊下の向こうにはお茶室があります。手作りした落雁をお菓子に、お茶会にも参加できるんですよ。

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お茶室はこんな感じ。写っているのは出店メンバーたちです。

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一欅庵は昭和8年築。とても美しく丁寧で贅沢な造りになっています。2階の階段脇にはこんな円窓が。欄間の細工、電灯の傘、今では姿を消したゆがみのあるガラス…もう全てが愛おしいです。

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今回は春をイメージした落雁が登場しました。うずまき堂も落雁と同じ形のせっけんを作ってみました。初午とお花です。

「落雁と季節の会」次回は5月23・24日(金、土)に開催します。
テーマは「夏を過ごす、夏を寄せる」
立夏を過ぎ、一欅庵のお庭も新緑がキラキラしていることでしょう。
夏をイメージしたせっけんも作りますよ!!
ぜひ、お楽しみに♪

2014年03月06日

3月6日 着付けのお稽古

今日は久々に着付けのレッスンをしてきました。
参加者のみなさんのご要望で名古屋帯びの結び方をやりましたが、あっという間の2時間半。
頼りない先生なのに、みなさん汗ばみながら一所懸命に頑張ってくれました。
昔、私の着付けの恩師が云っていました。
「教えるのは、教わること」
本当に同その通りだと思います。教えながら、ものすごく自分自身も復習になってるんですよね。

みなさんのお陰で勉強になったうえに、着物の楽しさを改めて満喫しました♡
心から、ありがとうございました。

生徒さんの一人から思いがけないプレゼントを頂きました。

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うぉー、にゃんこ先生のペンケースっ!
超うれしいッス。うぃっす。(湯けむりスナイパー風)


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