樟(くす)しょうのう
子供のころ嗅いだナフタリン。衣替えの時期はしばらく臭ってました。今となっては、懐かしような気さえしますが、当時はイヤだった。頭は痛くなるし、くさい、くさいと、衣装箱から出したばかりのセーターやコートを着るのを愚図ったものです。
20世紀はじめまで、日本は世界最大の天然しょうのう生産国だったそうです。それがプラスティックや化学合成品にとってかわり、今では天然しょうのうは絶滅の危機に瀕しています。私も生まれたときから化学薬品しか知らず、防虫剤は「そういうもの」だと思いこんでいました。近ごろは臭わないタイプのものもあり、時代の進歩を痛感します。とはいえ、化合物であることには変わりません。できることならナチュラルなものを選びたい。そして出合いました。樟しょうのう。
天然のしょうのうは、クスノキの幹や枝などのチップを蒸すことで発生した蒸気を精製して作った結晶です。古くから防虫・防腐・防臭剤として使われていました。
思わず深呼吸したくなるようなスーッとする感覚で、気分もリフレッシュします。天日や風にさらすとニオイが消えるも嬉しいです。長期保管した衣類も「あ、引っ張りだしたのね」という生活感も気になりません。私は衣装箱だけでなく、家のあちこちで使っています。下駄箱に入れておけば、外から入ってくる人をさわやかな香りが出迎えます。他にも洗面所や寝室などでも使っています。しっかり個性を持ちながらもツーンとくるキツさがないので、生活の邪魔にならなくて気に入っています。また、天然しょうのうは日本の林業や地域の産業などについて考えるきっかけになりました。
商品名:日向のかおり 樟しょうのう
原材料:宮崎県産のクスノキ
生産地:宮崎県日向市
URL : http://www.yuukihongyo.jp
