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2008年08月 アーカイブ

2008年08月03日

元気便り〜キャッチボール

 ある人からキャッチボールの素晴らしさについて聞いたことがあります。相手と向いあって、徐々に互いの距離感を理解し合ってゆく。単純にボールを投げて、受けて、投げて、受けて。それだけなのに、不思議と気持ちが通じ合う。人間関係の基本があるという。
 そういえば、子供のころ父親とキャッチボールをした。二人の間にボールが描いた弧は、今でも忘れられない感触を残している。
 いつからか、キャッチボールする子供の姿をあまり見なくなってしまった。外で遊ぶよりも家にこもって個々にやることがあるのか。外で遊ぶ場所がないから、家にこもるのか。理由は一つではないでしょうが、外に子供(大人も含めて)がのびのびと遊べる場所はたしかに少ないでしょう。公園も「禁止事項」だらけ。
 「節度を守る」「臨機応変」「マナーを持って」などの隙間がなく、「OK」か「NG」だけで決められることがよくあるように思います。それは、なんだか人間を信頼してないな、と感じる瞬間でもあります。
 朝日新聞8月1日、掲載記事。
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2008年08月23日

『お金』崩壊

 お金があれば助かる。お金は「チャンス」の一つである。品物を買うチャンス。どこかへ行くチャンス。学ぶチャンス…etc.。でもそれがすべてじゃない。無ければ無いで、他の方法だって考えられるはず。むしろお金ではどうにもならないものが沢山ある。そのどうにもならないものこそ、我々にとって大事なものだったりする。分っているはずなのに、いつのまにか「お金」そのものが「目的」になり、お金に振り回され、お金によって崩壊してゆく。そして、その「お金」もまた崩壊するとしたら?

 青木秀和さんの『お金 崩壊』(集英社新書)は興味深い一冊である。

 《社会でモノやサービスを購入するお金と、バーチャルな金融市場を行き交うお金とが乖離してしまったのである。私たちの社会は、そんなお金の暴走に翻弄されている。「お金とは何か?」という根源的な問いかけから出発し、財政赤字、年金制度、グローバリズム、エネルギー問題など様々な論点に迫る》
                
                             =表紙の袖から抜粋。

 政治経済が苦手分野の私には、正直ちょっと頭が痛くなる内容ですが、面倒だからと知らん顔できる事態ではないことに衝撃を受けます。「うへっ!」と何度、トンマな声をあげたことか。中でも資源やエネルギー問題に関する記述は乞う必読。
「グリーン・シフト」という言葉も定着してつつあるが、それはつまり「価値観のシフト」なくしてはならないのだと思う。

          okanehoukai.jpg

中日新聞の書評→http://www.tokyo-np.co.jp/book/shohyo/shohyo2008051802.html


           

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