喪主になったけれど、葬儀屋をどのように選べばよいのか分からない」
「生前に自分の葬儀を手配しておきたい…葬儀社はどうしよう」
人生において葬儀を手配する立場になることはめったにありません。
そのため、葬儀業者の種類や選び方が分からず戸惑う人も多いでしょう。
そこでこの記事では、葬儀業者の種類や選ぶポイントを解説していきます。
葬儀業者の種類
葬儀に関するサービスを提供する葬儀業者は、特に国の認可は必要なく営業できます。葬儀を執り行うために必須の資格もないため、どのような企業でも葬儀会社を経営することが可能です。さまざまな種類の葬儀業者があるので、葬儀業者を選ぶ際は迷ってしまいがちです。
そこでここからは、葬儀業者の種類について解説していきます。
和泉市で家族葬を行いたいといった希望に沿った形で葬儀を執り行うためにも、葬儀業者はどのような種類があるのか把握しておきましょう。
一般葬儀社
葬儀サービスの提供を専門にしている業者は、家族経営の小規模な葬儀屋から全国展開している大規模な葬儀会社まで存在します。葬儀社によって特色があるので、会社の規模だけで判断せずにサービスの内容をよく確認することが大切です。
葬儀専門業者は葬儀に関するサービスをトータルで任せられるので、忙しくて葬儀の準備に時間をさけない人や、自分で葬儀に関することを手配するのが不安な人に向いています。
JA・生協
JA・生協といった共同組合で、冠婚葬祭事業を行っている場合があります。
基本的に会員に向けたサービスですが、葬儀の事前相談をしたり出資金を払ったりするなどの条件を満たすと非会員でも利用できる可能性があります。気になる方は、近くのJA・生協に利用する条件を確認してみましょう。
共同組合の葬儀は組合員向けのサービスとして出資金で運営されているため、料金が抑えめに設定されています。比較的低価格で葬儀を行いたい人に向いているでしょう。
冠婚葬祭互助会
互助会とは、割賦販売法に基づき生前から前払いで葬儀費用を積み立てる方式の葬祭業者です。月々数千円から積み立てられるため、一度にまとまったお金を用意しなくても葬儀ができます。また、互助会の特典として、割引した会員価格が設定されているのも魅力といえます。
運営するには経済産業大臣の許可が必要で、規模が大きな業者が多いのが特徴です。
生前から計画的に葬儀費用を準備しておきたい方に向いているサービスです。
葬儀仲介サービス
自社で葬儀を行わず提携する葬儀社を紹介して、成約した際に葬儀社から仲介手数料を受け取るスタイルの業者もあります。利用者は紹介してもらっても紹介料がかからない業者がほとんどです。
全国一律のプランを提供している業者が多いため、分かりやすい料金設定で一般的な内容の葬儀を行いたい人に向いています。
葬儀業者の選び方
葬儀会社にはいろいろな種類があると分かりました。ここからは、どのように葬儀業者を選んでいけばよいのか解説していきます。
どのような葬儀にしたいか決める
どのような形で故人とお別れしたいのかが明確になっていると、依頼する葬儀業者を選びやすくなります。
事前相談や事前見学などを利用して、その葬儀社で希望する葬儀ができるか確認しておくとよいでしょう。
葬儀の費用
葬儀業者を選ぶ際、費用に関してきちんとした説明があるかどうかが重要なポイントとなります。セット料金には何が含まれ、オプション料金はいくらなのかを確認することで葬儀代金に関するトラブルを回避できます。
葬儀に関する用語は普段目にする機会が少ないため、見積もりの明細に記載されている項目がよく分からないということもあるでしょう。担当者に納得のいくまで説明してもらうことが大切です。
葬儀業者の対応
大切な家族の葬儀で不快な思いをするのは絶対に避けたいものです。また、葬儀後は各種手続きなどがあり忙しいため、スムーズな対応が期待できる葬儀社を選ぶに越したことはありません。
葬儀業者の資料や見積もりは分かりやすいか、問い合わせには丁寧に対応してくれるかをしっかりチェックしておきましょう。
意向を反映してくれなかったり、契約をせかしたりする葬儀業者は選ばない方が無難です。
葬祭ディレクターが所属しているか
葬儀に関する十分な知識と技術があるか、「葬祭ディレクター」という資格で判断できます。葬祭ディレクターは、厚生労働省の規程に基づいた葬祭ディレクター技能審査協会が実施する試験の結果により認定される資格です。
繰り返しになりますが、特に資格が無くても葬儀業者を開業できるので、葬祭ディレクターは必須の資格ではありません。しかし葬祭ディレクターを取得したスタッフが在籍しているかは、葬儀を依頼するか判断する材料の一つになるでしょう。
葬儀業者を決めるタイミング
葬儀業者は生前に選んでおくか、遺体安置後に決めるのが一般的です。
病院でお亡くなりになった場合は葬儀社に遺体の搬送を依頼しますが、遺体を安置した後に別の葬儀社に葬儀を依頼しても問題ありません。
葬儀業者にお礼は必要?
葬儀業者の料金にはサービス料が含まれているため、心付けという形でお礼を渡す必要はありません。
担当者がとても良い人だったのでお礼をしたいという場合は、お礼状を送ると感謝の気持ちが伝わるでしょう。
まとめ
葬儀業者はたくさんあるため、いざ選ぶとなると迷ってしまいがちです。ぜひこの記事を参考に葬儀業者を選び、最期のお別れの準備を進めてください。